三毛ジャガーの物欲日記

オートバイ、自転車、登山、カヌーカヤック、スキーなどアウトドアレジャーを楽しんでいます。物欲にまみれていて欲しい物は買う、戴く、無い物が欲しければ作ってでも手に入れております。

タグ:アルバネオ

河川敷や公園などで練習を繰り返してきたアバランチビーコンですが、せっかく雪国に来たのだから雪の上でもやってみました。
アルバネオ 最新型のアルバネオ+は下記からどうぞ


私の見ていない所でオルトボックスF1フォーカスを妻に埋めてもらい、離れたところで待機します。合図があったら、アルバネオを受信モードに切り替えてスタート。
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電波を受信していません。かなり離れていることを示しています。
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まずはジグザグに歩いて電波を探します。
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なかなかつかまえられない!
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音が鳴り、液晶画面に表示が出ました。41m先遭難者1名受信。
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アナログのF1フォーカスは電波誘導法で接近していくので直線ではなく電波の向きに沿って弧を描くように進むことになるのですが、デジタルのアルバネオは発信位置を解析してくれるのでほぼ真っすぐに誘導してくれます。向きをずらしてみたら、ちゃんと矢印が正しい方角を示してくれます。
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音が高くなり、いよいよ接近していることを示します。
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クロスサーチをする様にネオから指示があり、実施します。本来雪のすぐ上で行うのですが、雪が浅すぎるので1mほど上で行いました。まずは前後に動かして数字が最も小さくなる場所を探します。最小1.4mと出ました。その位置でビーコンの向きを変えずに左右に動かし、最も小さくなる数字を探します。左右どちらに動かしても1.4mより大きくなります。さすがの解析力、最初の誘導でほぼ真上に持ってきてくれていたようです。
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その位置へマーキングしたら、プローブを取り出します。
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寒くなかったので素手でやっていましたが、ここで失敗に気がつきます。アルミの棒でできているプローブはキンキンに冷えていて痛さを感じるくらいです。
「冬のフィールドではどんな時も手袋を外すな。」
天の声が聞こえてきそうです。
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やや手間取りながらもプローブを組み立て、まっすぐに立てます。そして、マーキングを少し外して差します。いやだってさ、F1フォーカス刺して壊しちゃうと困るからさ。
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さあ掘るぞ。
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掘れ掘れ掘れ!
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おっと、早くも姿が出て来たぞ。
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見つけた、救出成功!
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その後オルトボックスF1フォーカスでもやってみました。やはりアルバネオに比べて早く電波をとらえることができるのですが、その後の接近が難しく、3m走っては電波を探しの繰り返しになること、弧を描く電波に沿っていくこと、などで時間はかかってしまいます。また、雪の上はやはり行動に時間がかかるので、無駄な距離を歩かずに済むデジタルはその点でも優れていると思いました。

しかし、解析した数字と矢印、音で表示するアルバネオとは違い、発信している電波を直接可聴域に直しているF1フォーカスは、電波を拾った時に「遭難者がこの先にいる!」感があってその緊張感はなかなかにリアルなものです。また、見つけた時のうれしさはアナログタイプならではで、練習を繰り返したくなります。電波を拾うのがデジタルより遠くから可能なので、慣れればトータルではもしかしたら同じくらいにできるかもしれません。

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ひとつ持っているだけでは練習もできない!のがアバランチビーコンです。二人で雪のフィールドに入るなら、二つ必要なのも道理です。ということで、もう一つ買いました。

買ったのはアルバ(arva)ネオ(NEO)です。

中古で買ったのですが、今はネオ+に進化しているようなので新しく買う方はそちらの方がいいようです。モーションセンサーが付き、二次遭難の際に自動的に発信モードに戻ることができるようになったようです。



さて、私のネオです。
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中古ではありますが、使用感がありません。雪山で使う物なので汚れや傷などがあってもよさそうですが。ほとんど使っていなかったのでしょうか。
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電源はストラップを留めるプラグを入れて回すタイプで、電源の入れ忘れがなくてよいですね。もう一つ持っているオルトボックスフォーカスF1と同じタイプなので迷わないのも私にとっていい点です。
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フォーカスF1はロック解除をしてダイヤルを回して受信モードに切り替えますが、こちらはこの灰色の大きなスライダーを上にずらすことで切り替えます。万が一捜索中に雪崩に巻き込まれた時、簡単に発信モードへ戻すことができます。
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電池は単4電池3本です。蓋はコインも使えるのマイナスネジで留められています。
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フォーカスF1と並べてみました。大きさはネオの方がやや小さく感じますが、たいした違いではありません。
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裏を比べてみましょう。デジタル、アナログの違いはあれど捜索の仕方は一緒ですね。ちなみに、デジタル、アナログといういい方は不正確で、解析型、非解析型と呼んだ方が正しいそうなのですが一般的と思われるデジタル、アナログという呼称を私のブログではいたします。非解析型は解析するのは人間という事になりますね。
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フォーカスは運搬、保管用ケースが付いていますが、ネオのケースは体に付けるタイプです。
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早速使ってみました。電源を入れると電池の残量を示します。60%ありますね。
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そして、発信モードへ移行します。
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次にフォーカスF1の電源を入れます。
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今日は北風が強い!河川敷でこのように探索をしました。
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GPSを使い、奇跡がどうなるのか見てみました。
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ある程度離れたところで、受信モードに切り替えました。探索開始です。まずはジグザグに歩くように指示が出ます。体の向きを変える場所の間隔は40mくらいにしたつもりですが、目測なのでどうかな。
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ある程度近ずくと、アラームが鳴って表示が変わりました。遭難者1名、56m先!
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だんだん近ずいていくと数字が減っていきますが、時々増えたり迷ったりすることもあります。
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10mを切ると音が変わり、かなり近いことが伝わってきます。
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直前に来るとクロスサーチ法をする様に指示が出ます。
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GPSの軌跡は、うーん分かりにくいなあ。ジグザグ歩いた後はほぼ真っすぐに誘導されています。さすが!
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フォーカスF1でも練習してみましょう。こちらも同じくらい離れてから受信モードに切り替えます。そしてジグザク歩くとかなり早い段階でパルス音が聞こえました。やはりアナログの方が遠くからキャッチできるようです。しかし、電波の方向を探るのが難しかったです。ゆっくり向きを変えてみるのですが。差がほとんど感じられません。

歩いてみると、強くなってきました。間違ってはいないようです。しかし電波強度の差があまり感じられず、方角に自信が持てません。やがてどの方角を向けても3つのLEDが光りっぱなしになってしまいました。感度を一段下げました。35m~15mのモードになります。
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段々近ずくにつれ分かりやすくはなってきますが、それでもかすかな差を神経を研ぎ澄ませて感じているような使い方になります。

いよいよ8m~2mのモードでの探索です。ここまで来てもやはりゆっくりと向きを変えながらかすかな違いを見つけて進むのです。
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最終的にはどちらも遭難者を見つけ出すことはできますが、やはりデジタルの方が圧倒的に早く探しだすことができました。しかし、アナログはかなり遠くからでも電波を拾うことと、解析の迷いが無いので操作する人間が慣れればもっと早く正確に接近でるようになる余地があるように感じました。デジタルは機械の性能がもろに差となって出てくるようなので、やはりしっかりとした製品を選ぶ方が良いように思いました。

しばらく公園や河川敷で練習を重ねて行こうと思っております。

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