三毛ジャガーの物欲日記

オートバイ、自転車、登山、カヌーカヤック、スキーなどアウトドアレジャーを楽しんでいます。物欲にまみれていて欲しい物は買う、戴く、無い物が欲しければ作ってでも手に入れております。

カテゴリ: 中型免許(8トン限定)の限定解除



ついにこの日が来ました。社用でマイクロバス運転の命が下ったのです。いや、正確には「運転させておくんなまし。」という感じですが。

昨日は散歩の送迎に、近所のポニーちゃんのいる公園へ行きました。帰園すると、職員総出でお出迎え、拍手の中へ戻ってきました。何か照れますね。
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今日の午前中はご利用者様ご一同様の買い物送迎です。10時開店の店に到着したのが9時55分。店が開くまでドアの前で皆様待機しています。その間に車庫入れをしました。全員の目が私の車庫入れに注がれています。みっともない車庫入れなんてできませんね。でも大丈夫、教習所で鍛えた技で一発で入れられました。またまたここで拍手。いや、もう止めておくんなまし。
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午後は俳句の会の為、先日予約した向島百花園への送迎ももちろんこのバスです。駐車場を持たない百花園ですから、予約していた隅田公園大型バス駐車場を利用しました。そこから百花園までは自転車で往復します。車椅子スペースはこんな時でも便利です。
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運転すると大きく感じるマイクロバスですが、実はこんなに小さいんですね。幅2mちょっと、長さ7m程度ですから、中型教習車に比べれば本当に楽に運転できます。よほどの狭小路でなければまず困ることはなさそうです。
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少し遅れて会場入りします。ここで、あの茶屋のお姉さんのダメっぷりが再現されていました。水羊羹を注文していたのは下見の時(東京下町タンデムツーリングII)のブログに書いてある通りですが、くろもじはあっても皿がないのです。水羊羹は箱に入ったまま。これ、どうやって食べるのよ。同僚が声を掛けに行くと、皿を持ってきました。ほー、持ってきてもくれないのか、と思ったらそれ以上、何と
「皿、使うんですか?そこにあるからどうぞ。」
とのたまったとか。なんてところなんだろう。でも、水羊羹はおいしかったです。
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窓からの景色はきれいですよ。
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無事に予定時刻に俳句の会は終了しました。

私の俳句
「林檎箱義父の癖字の手紙入り」

俳句の会が終わったら、庭園の散策を皆様に楽しんでいただきました。
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ころ合いになったら一人自転車に乗りマイクロバスまで走ります。
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狭い路地へリバースで入れます。そして予定時刻ぴたりに百花園正面へマイクロバスをつけます。もうこのバスは私の手足のごとく動いてくれるようになっています。ニーリング(前サスのエアを抜いて乗り降りしやすくすること)をしてドアを開きます。前の日に車両の取扱説明書を熟読したので完璧に使いこなせています。ちなみにこの説明書、明らかな日本語間違いや図示間違いがありました。
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夕暮れの中、童謡のCDをかけながら帰園しました。参加された皆様は楽しんでいただけたでしょうか。私は俳句の会も楽しかったし、実は運転も楽しかったのですよ。そして担当行事が終わって一息つけた感じでしょうか。いや、帰ってから各種記録と清算、写真整理と、持って行った物品の返却などまだまだやることが山積みです。そして明日出勤すると、さらに違う担当行事が待っているのです。

中型免許限定解除をして、ついにこの日が来ました。
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マイクロバスの運転です。会社の車には違いはないのですが、正式には他部署の所属車両なので、来週2日間の使用許可を取りました。そして今日、習熟運転をさせてもらいました。人を乗せてスムーズに運行できなくては困りますから。

そして車椅子リフトの使い方を覚え、調子を見ます。
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こっちはダメですね。故障していました。困ったことに出せたけど、仕舞えないという最悪のパターンで、男三人で油圧に逆らって力で押し込み何とか事なきを得ました。修理してもらいたいのですが、三菱自動車の販売店から、ドイツ製のリフトで部品が手に入らないのでもう保守は無理と言われているのだそうです。

さてどうするかなあ。会社の、しかも他部署の所属車両だからお願いはできてもこちらから何とかすることもできないし。リフトだけ入れ替えてもらえないかなあ。しかし老人福祉はとにかくお金がないので、難しいでしょうね。

とりあえず、人間起重機(つまり人力)で担ぎ上げるしか手はないですね。

さて、なんとかリフトを仕舞えたところでその辺を走ってきました。車両自体は全く問題なく、よく走ります。そして私もこの車を持て余すこともなく、普通に運転できました。トランスミッションはオートマチックなので教習車よりずっと楽に扱え、ブレーキもエアブレーキではないので普通に踏めました。長さも短いので楽に交差点を曲がることができました。

車両は三菱ふそうトラック・バスのローザです。三菱自動車の車は何度も運転したことはありますが、ふそうトラック・バスの車両は初めてです。教習車の日野レンジャーとはハンドルの大きさも違うし、それにどういうわけか左にステアリングコラムがオフセットされています。シートが右に寄り過ぎという見方もできますが、やや違和感を覚えるポジションです。ただ、路上を走るとほとんど気にならなくなりますけど。

やや狭い道へ進入してみました。教習所で練習した隘路ほどではないので、もちろん楽々です。たった5時間の教習でしたが、内容が活きていますね。

そして会社へ戻り、リバースで車庫入れです。ゆっくりゆっくりと慎重に入れ、チョど真ん中へ一発で入れられました。

これから仕事で大いに活用することでしょう。応援してくださった皆様、ありがとうございました。

この中型8トン限定の限定解除シリーズも最終回です。最終回以後も特番で帰ってきたりはしますが、とにかくシリーズは最終回にします。

自動二輪なら無料で駐車させてくれる江東試験場ですから、CB250Fで行きました。
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入り口にバイクはエンジンを切って、と書いてあるので押していくと、なぜか最徐行の文字が。押していく分には文句ないでしょうが、これが交通法規を司る公安委員会の施設かと思うとがっかりしてしまいます。

総合案内で申請方法を尋ねると、3番記載事項変更窓口へ行けと教えられます。大きな行程表が掲げてあり、記載事項変更の場合は用紙に記入して窓口へ出すとあります。3番窓口には行列ができていました。まずは記載事項変更届を記入します。変更箇所を下に書くように買いてありますが、住所、氏名、などばかりで限定解除の欄がありません。不思議なことがある物です。違う用紙だったかと探しますが、見当たらないのでそれをもって並びます。

ようやく順番が来て、記載した記載事項変更届と免許証、それと技能審査合格証明書を窓口へ出しました。
「これ用紙が違うよ。限定解除はこっちです。この場合は窓口でもらうんです。」
道理でおかしいと思ったぜ。
、、、、、、。
ん、まてまて、総合案内では「3番窓口へ行け」しか言われていないが、この場合「3番窓口です。限定解除の場合の記載事項変更届は窓口でもらうので、かかなくてもいいです。」というべきではないのか?用紙を置いておく机に、「限定解除の方は直接窓口へ来てください。」と書いておくべきではないのか!

まあいいか、次から覚えておけば。、、、、、。次なんてあるか!例えば大型とか、大型自動2輪とか、大型特殊とか取ることがあっても、限定解除じゃないじゃん。くそ、無駄手間取らせたうえまた並ばれて時間まで無駄にされてしまったぜ。不愛想な窓口のおじさんでしたが、その後の手続き方法は教えてくれました。

「記入したら、次は0番で料金を払い、それから7番、8番で視力検査、それが済んだらまた3番へ来てください。」
そして回るべき窓口番号順を書いてくれました。

もらった用紙に記入したら、0番窓口で料金の支払いをします。料金は1,450円でした。0番窓口、「次は3番です。」とまたうそを言います。次は7番だよ!さっき3番でちゃんと聞いてきているよ!

7番に並びます。そして私の番に。

「中型限定解除ですね。深視力検査があります。まずは普通視力からです。」

箱を覗くと、Cが並んでいます。大型、中型はやや小さい方を使う様ですが、もちろん一発通過。次は深視力です。一度のぞき窓がブラックアウトされ、再び中を覗けるようになるとCはなくなり、3本の棒が見えました。実はこの検査、恐ろしいことに不合格になると中型限定解除に失敗するどころか、8トン限定中型さえ失って現行の普通免許にされてしまうということです。でも、それっておかしくないですか?総重量8トン車には検査していないから乗ってOK、中型の練習はしてきたけど、検査してだめだから乗れない、なんて。

文句はともかく、ここを通過しなくては今までの苦労は水泡と帰するのです。さて、始めるぞ。ハンドルに手をかけ、ボタンに指を添えます。立体視だろうが何だろうが、老眼になりかけとはいえ目だけは異常に良い私には全く問題ない検査です。一発通過です。多めに言っても、前後5mm以内には絶対3回ともまとめられています。

8番窓口は7番のすぐ奥です。視力検査の結果を見て判を押すだけです。そして3番窓口へ再び提出。待つこと20分、名前が呼ばれました。

「お疲れさまでした。表には8トン限定と書かれたままですが、裏書がありますので今日からもう中型車に乗ることができます。次の免許更新の時からは深視力検査を行いますので、合格できるような準備をしてきてください。」

どんな準備なんだかなあ。まあ、大丈夫でしょう。そして、言われたとおりに免許証の表は全く変更はなく「(8t)に限る」と書かれたままですが、裏には「中型車限定解除」の文字がスタンプされていました。
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おしまい。

中型(8トン限定)免許は、2007年の法改正以前に普通自動車免許を取得した人は自動的にこれに切り替わりました。じゃあ、中型にするにはどうすればいいのでしょうか?

普通から中型にステップアップするのだから、中型免許を取り直すのかと思っていました。調べてみると、なんと限定が付いているのでそれの解除をすればOKとのこと、つまり玉造さんおすすめの「限定解除」で済むのでした。

限定の解除なので、乗車時限数はたったの5です。これはお得な制度ですね。ちなみに、普通からだと15時限必要で、さらに学科1時限、料金は倍もかかります。

たった5時限の教習で取れる!のは魅力ですが、その裏返しにたったの5時限でこの巨体を扱えるようになり、審査に合格しなくてはならないということです。その点では15時限も乗れる普通免許の人たちがうらやましい感じもします。

この巨体!でも、問題はサイズではないのです。
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普段から仕事で4トン積み乗っているような人なら問題ないでしょう。私のように、普段トラックに乗っているわけではない者にとって(ハイラックスはトラックのうちに入れられないよ、この場合!)やはり、厳しいと感じることでしょう。それにMTもほとんど乗っていません。

ところで、ブログにも書いてきましたが、何より難しいのはブレーキです。エアブレーキの癖を理解して扱えるようにならないと思ったところで止められないし、減速も十分に出来なくなってしまいます。これさえ何とかなれば、大型の通れる道をずっと短い車体で走れるのだから案外楽に扱えます。それに想像以上に小回りが利きます。幅は2.5mもありますが、これはあんまり問題にならない感じです。

とにもかくにも、5時限でエアブレーキをマスターすること。これさえ何とかなれば、きっと中型8トン限定の限定解除はストレートでできるでしょう。

普段乗用車、乗ってもハイエースという私がぎりぎりながらなんとかストレートで取れたのです。挑戦する方、頑張ってみてください。

ポイント解説

エアブレーキ:構成図が教科書に載っていますから、まず読みましょう。ブレーキペダルが動かすのはバルブです。液圧式のように、ペダル踏力で圧力をかけるわけではないのです。だから、踏む強さでブレーキの掛かりを変えるのではなく、ストロークで調節します。そっとかけるのも、強くかけるのも、踏むペダルの踏み込み具合だけです。踏みごたえには変わりはありません。その具合を体に覚えこませればいいのですが、そこまでは私は行きませんでした。

かかとを床から離し、そっと押さえるように踏むとうまくいくようです。

シフトダウン:シンクロメッシュが付いていますが、やはりシフトダウンは苦手なようです。ギアの入りが良くありません。そんな時にはダブルクラッチを踏むといいのですが、エンジンブレーキに頼ると教官からフットブレーキ主体で、と指導が入ります。ノッキング寸前までフットブレーキで減速し、シフトダウンすると褒められます。ギアの入りが悪かったらニュートラルでクラッチをそっとつないでコクッとギアを入れるといいでしょう。

コースの走り方をまとめてみました。むしろ普通免許から取った人が書いたものがあれば、そっちの方が良い内容になっているでしょうけどね。

S字:入る時に、なるべくまっすぐに入るように、ステアリングを切るのを遅らせて、曲がる時にはフルロックまで切って進入します。角度が浅いと後輪が白線を踏みがちです。入ったら、左カーブは右ミラーで白線を前輪が踏まないように、添わせて走り、右カーブになってもそのままのステアリング位置を保ちます。左白線に前輪が近づいたら右へ切り、前輪が白線内側に沿うようにします。内側後輪は時々ミラーで見て確認しますが、前輪が白線から離れすぎていなければ後輪はかなり余裕があるはずです。

方向変換:ゆっくり方向変換所前を通過します。方向変換所がキャブの横に来たら中を目視、障害物がないことを確認。後輪が方向変換所の入る側の壁ポールの延長線に来たら、ステアリングを変換所の逆方向に半回転し、すぐに戻します。そして少し直進。停車。後方目視、全ミラー確認。ギアをリバースに入れ、ゆっくりと後退。後輪をコーンに添うように曲げていきます。この時に、前輪が鋲の列を踏まないようにアンダーミラーで確認。方向変換所に対して車体が真っすぐになったらステアリングを真っすぐに戻します。そのまま下がり、十分出られるようになったら一旦停止。教官の合図でウインカーを出して出ます。出る時も。後輪がコーンに当たらないように添わせ、前輪が鋲の列に触れないことを確認します。

縦列駐車:縦列場所を通過し十分前まで行ったら停止。ハザードランプ点灯。ゆっくり後退し、後輪が縦列場所の前部にきたらステアリングを左へフルロックまで回します。右ミラーで後方ポールを確認。車体右側面延長線が後端左角が見えたらステアリングを中央に戻します。まっすぐ下がり、前バンパーが縦列場所前端まで来たらステアリングを右へフルロック。ミラーで縁石に乗り上げないことを確認しながらゆっくり下がり、車両が真っすぐになったらステアリングを中央へ。そのままゆっくりと下がります。適当なところで停止。
左確認、右前後方確認、右ウインカーを出して1,2,3、もう一度右後方確認してゆっくりと縦列から出ます。いきなり右へフルロックまでステアリングを回すと左リアオーバーハングを壁にぶつけるので注意して下さい。右へ動き始めたら左後方を後部窓から確認することを忘れずに。

隘路進入:中型の線に乗らないように、でもなるべく寄せて侵入。前輪が隘路の中央付近に来たら、一気にステアリングをフルロックまで回します。ミラーに隘路の枠線が見えてきたら、それの中央に位置するようにステアリングを調整します。隘路の線の前端よりフロントバンパーが出ないぎりぎりで車両を止めます。一発でできなくても、とりあえずサイドブレーキを引き、ニュートラルへ入れて終了しましたと宣言しておきます。線を踏んでいる場合などはやり直しの声がかかるので、入れなおすならそれから。前に書いてある線にバンパーが出ないように、後ろはリアアクスルがサイドの線の後端から出ないようにして、姿勢を整えます。ただし、後から調節するには前も後ろも、横も寸法がつまっていて難しいです。できれば一発で入れられるようになっていた方がいいです。

路端停車:左にポールが並んでいるので、そこへ添わせるように進入します。縁石に車輪を添わすように行けばいいでしょう。30㎝以内ですが、案外30㎝は長いので(物差し1本分)無理に頑張らなくてよいようです。ミラーがポールをこする位まで寄せると寄せすぎ、出る時にオーバーハングでポール接触を起こしかねません。路端と並行になったら、断続クラッチで速度を極めてゆっくりにします。ごく低速なら急ブレーキでも問題ないからです。途中で止めてはいけないので、ごく低速を継続します。先端のポールが近づいてきたら、ブレーキペダルに足を乗せ、用意します。歩くより遅い速度にします。そしてポールが左Aピラーに隠れた瞬間にブレーキを踏みます。サイドブレーキを引き、ニュートラルへ。終了しましたの宣言。出る時には右ウインカーを出し、右前後方向と左後ろオーバーハングの確認と忙しく首をふります。

交通法規走行:踏切は雨でもなんでも、とにかく1/3以上の窓開けです。一時停止後、左右確認、踏切へ進入。踏切通過中はシフト厳禁。運転台が踏切から出ても、長い荷台が踏切から出ない間はシフトしないように!
左折時は、左右確認と、さらに左巻き込み確認を忘れずに。右へ振り出して曲がってはいけません。左の道反対車線に車がいると曲がれないので、曲がり始める前によく確認を。
右折時は交差点内では最も優先度が低いことを意識して右折します。左リアオーバーハングの振り出しに注意。

最後に一言。審査では、コースは覚えなくても大丈夫、検定員が教えますと言われますが、やはり覚えていた方が間違いが少ないと思います。何番右、と言われても、たった5時間しか乗っていないのでどこだったか覚えていられない部分も出てきてしまうでしょう。それと次にやることが分かっている方が心に余裕が出てきます。

これから挑戦される方、頑張ってください。

「三毛さん、緊張していましたね。気持ちは分かりますが、接触してはダメです。はい、スタート地点へ戻って。」

「!」

時計は午前5時。あ、夢か。嫌な夢を見たなあ。そうだ、今日は審査の日じゃないか。深層心理には、やはり中型トラックが上手に扱えないコンプレックスがあるんだなあ。

家事をこなし、シャワーを浴びたら早めに家を出ました。審査終了後に、そのまま出勤するのでモーターサイクルで行きました。
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ホンダストリーム!4輪のストリームもありますが、こっちの3輪が元祖です。
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さて、行きますか。
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集合15分前に到着。荷物を置いたら、視力検査をします。もちろん一発通過。他には普通MTの人が3人いました。机の上にあるコース図を見て審査コースを覚えます。あれ、縦列駐車ないじゃん。坂道発進も。あれとこれ、得意なんだけどなあ。げげ、隘路進入があるぞ。でも右からだから、何とかなるだろうな。
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11時30分より、説明が開始されます。

「コース内は全て一般道路とみなします。道路交通法規に沿って運行してください。一時停止は線を越えないように、また確実に停止してください。ここがあいまいな停止だと一時停止不停止になってしまいます。」

「縁石乗り上げは、減点ですが、検定中止ではありません。そこで止まってバックして戻ってください。そのまま前へ進むと検定中止です。時々、そのまま行っちゃってから、「今乗っちゃいました?」と尋ねてくる人がいますが、その時にはもう手遅れです。」

「信号が変わって交差点に進入する時の先頭の左右確認、これをお忘れなく。」

「外周路は優先道路です。他の検定車も一緒に走るので、通行の妨害をしてしまうと大きな減点の対象、もしくは一発検定中止の場合もあり得ます。十分注意して進入してください。」

「走行中、検定員から指示が入ったら、減点です。例えば、ウインカーを出していないとか。」

質問は、と言われ、葉っぱへの接触は減点対象か、を尋ねました。トラックは路端停車があるのですが、左に並んだポールから葉っぱが飛び出ているのです。

「基本的にはOKです。しかし、葉っぱに隠れて枝などが出ていることもあります。ミラーの角度が変わったとなると接触とみなされますから、注意して下さい。」

もう一つ質問は、方向転換の時に後ろ50cm以内に寄せるのですが、リバースしてそのまま寄せるのか、それともいったん前に出てから寄せるのか、です。

「それはトラックの方だけなので、後で説明します。」

普通の方はここで休憩に入り、中型の私だけトラックならではの説明がありました。

方向転換後の50㎝ですが、結果的には、コースを回ってから、検定員と運転を変わり、方向転換に入ってから運転を交代、ここで改めて後ろ50㎝以内に寄せる審査を行うということでした。

説明終了後、私も休憩に入ります。実は持ってきたボールペンのインクが出ないということに気が付き、外へ出て買いに走りました。

ここが方向転換です。うまく入れるだろう、これだけ大きいんだからね。

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だってこの大きさだって入れるんだぜ。
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再び教室へ戻ったら、荷物をまとめロッカーへ貴重品類を預けます。教官が入ってきました。いよいよ審査です。

1階ロビーで待つと、私の審査を受け持つ検定員が現れました。運転免許証を確認します。質問は、と言われます。
「先ほどの説明で、ドアを開けるところから、降りるまでが検定、と言われました。ドアを開ける前の、車両の下や後部を確認する部分は審査の対象外ですか?」
「本来そこも審査対象ですが、教習所内では安全が確認されている状態ですので審査の対象に入れていません。そのまま乗り込んで大丈夫です。」

トラックへ乗るように指示されました。後ろを確認し、ドアを必要な分だけ開け、さっと乗り込みます。もう審査が始まっているぞ。気を付けなくっちゃね。乗るのは私と検定員、その間には教官が乗ります。適切に審査が行われているのかを第3者が見なくてはいけないのだそうです。本来他の受験者が乗るのですが、今日はトラックは私一人なので、かわりに教官が乗ることになったということです。

まずはシートの前後位置を調節します。バックレストをもう少し立てた方が私の好みですね。そこも調節。次はミラー。あれ、サイドミラーが変な方向向いているぞ。直していいですか?どうぞ。

直していると、いやいや、それ教官ミラーだから。
ええ、そうだったの!アンダービューミラーかと思っていました。これ見て後輪の位置決めていたからなあ。えー困ったなあ、は心の声。

シートベルトを締め、クラッチを目いっぱい踏み込みます。なんか重いな。実はこの車、今まで教習で使っていた112号車ではなく、111号車なのです。同じく日野のレンジャーなのですが、やはり固有の癖があるので感覚的に違いを感じます。

ギアをニュートラルに入れ、キーを回します。一発で目覚めるディーゼルエンジン。プレヒートとかもういらないんですね。

まだ前の時間の教習車が路上にあるので、待ての指示。やがて車がカープールへ入っていき、コース内は検定車両だけになりました。検定員の合図を耳に、さあ、行くぞ。

左ミラー、左目視。右ミラー、右目視。右ターンシグナルランプ点灯。1,2,3。右ミラ、右目視、サイドブレーキ解除、クラッチ接続、発進!

巨体がぐらりと揺れ、動き始めました。

「18番、右折してください。その先の16番も右折です。」
「はい。」

右ミラー確認、右ターンシグナル点灯。中央のひし形を踏まないぎりぎりを通過して曲がっていきます。うん、うまくできたぞ。

「16番も右です。」
重ねて指示が入ります。ウインカーは出しっぱなしです。そっと外周路へ近づき、一時停止。そう、ここは一時停止の指定です。線の手前で止まっていることをアンダービューミラーで確認します。丁度良い感じです。いいね、いい感じ。

「右ウインカーを出してください。」
しまった、戻ってしまっていたか!減点だな。でも大丈夫、他が大丈夫だったら。

外周を回ります。校舎前は35㎞/h指定です。しかし、うまくスピードを乗せられず30㎞をわずかに上回る程度。これはやばいかな~。そしてブレーキ。あれ、効かない。もうちょっと踏んで、あ、クラッチ踏むの早すぎた、空走してしまっているぞ。

何とかブレーキを効かせてシフトダウンさせ、コーナーをやり過ごしました。おかしい、何かがおかしい。緊張しているんだな、俺。大丈夫、この先やり過ごせればさ。

障害物は対向車もなく、楽々抜けて1番右折です。そして12番、S字へ入ります。ここへ入る時には右はみ出しに注意と、内輪差で白線を踏むところを注意すれば、後は楽々です。最初に乗ったときはここが狭くて困ったけど、今日は広々と感じます。でも油断はするなよ。

S字を抜けたら左折、外周を走って3番左折、不得意な隘路進入です。外周路から左折し、ピンクの線に沿って走ります。あれれ、線からちょっと離れちゃったなあ。そっと寄せますが、無理して踏んでもいけないし、止まってもいけないのでほどほどで。

キャブが隘路中央に来る頃、一気にステアリングを右へ回しますが、一瞬遅らせた方がよかったっけな。よし、いくぞ。ん、ちょっと遅らせ過ぎたか?そうだ、遅らせ過ぎている!パワーステアリングのバイパス音を鳴り響かせながら、重機のような車体はぐーんと回頭していきます。しかし、曲がり始めの遅れはどうにもなりません。

さてどうする?止まることは許されていないので、速度を極めてゆっくりにします。一度右へ向け、右に寄せます。あっという間に車両を止めるラインの先端が迫ってきます。ここだっと、左へ戻し、何とか車両を枠の中へ。サイドブレーキを引き、ギアをニュートラルへ。
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「終了しました。」

枠の中へ、入ったなあ。ん、入っているかな?いるよな、え、ミラーで見るとボディの左後が、、、、、。いや、見ようによっては入っているぞ。少なくともタイヤは踏んでいないし。

検定員、じっとミラーを見ています。大丈夫かなあ。
少し考えた後、
「はい、OKです。次の1番交差点を右です。」
おお、一発通過だ。やり直し喰らうかと思った。危なかった。

1番右折の後、すぐさま3番右折、16番左折。外周内回りを走り、22番方向転換へ入っていきます。
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後退を始めると、これもなぜか右後輪がコーンにぎりぎりになってしまいました。一度わずかに左へ切って何とか接触を避け、その後大きく右へ切って何とか方向転換へ車両を入れました。

さて、ここまで来ればもう踏切と路端停車だけです。外周路から10番左折、踏切へ入ります。ウインドーを下げることも忘れず、一時停止もばっちり。路端停車へ進入します。

まず気を付けることは、進入の角度を浅くしてミラーとポールの接触を、、、
「はい、左ウインカー出して。」
ああ、またやっちゃったか。これ戻るの早すぎるよ。微妙なステアリング操作で戻っちゃうんだもん。いやまだあきらめるな、最後まで一応頑張ってみようぜ。

30㎝以内は確実、ミラーもポールには当たらず、そしてほぼ車体を真っすぐ進入できました。あとは止めるだけだ。ゆっくり近づく先端のポール。ブレーキを踏み始め、遊びを取ります。エアブレーキが効きまじめたらゆっくり抜いて停止。完璧!いや、ちょっと手前過ぎだったか???でもいいや、サイドブレーキ、ニュートラル、そして終了しましたの発声。
「はい、いいですよ。」
おお、危ない危ない。まあ30㎝以内には収まったとは思うけど、運転台からだと丁度Aピラーの死角になるのでよくわからないのです。

そして1番右折、左に寄せて停止します。ギアをリバースへ、エンジン停止、シートベルトを外したら、これを忘れちゃいけない後方確認。車から降りました。しかし、まだ終わりではないのです。助手席へ乗ったら方向変換へ。

変換路へ入ったら、再び運転手交代。後方50㎝以内までの寄せです。
「あんまり無理しないで下さいよ。」

よし。後方を覗きながら、ゆっくりと接近します。そろそろと行き、ここで50㎝くらいかな、というあたりからさらにクラッチもうひとつなぎ。サイドブレーキを引き、ギアをニュートラルへ。そして終了の宣言をします。

「終了です。ここで50cm以内です。」

検定員が車両から降り、メジャーで計測に向かいます。私も降りようと思ったら、教官から「降りないでください。」と言われました。

検定員、
「いいですね、35㎝でした。ばっちりです。」

そして、ここで終了、車両を降りました。終わったら、教室で待つように言われました。誰もいない教室で一人待ちます。だんだん不安になってきました。
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減点のポイントは、ターンシグナルランプ不点灯が2回、隘路進入が怪しい、そして35㎞/h指定でそこまで速度を上げ切れていないこと。安全確認だって、どこか忘れているかもしれないし。

やがて検定員がやってきました。
「おめでとうございます。荷物をまとめて、こちらの部屋へお越しください。卒業式を行います。」

ああ、合格だったのか!

「運転はお上手でしたよ。最初の発進の時、ミラーに気を取られ過ぎて前方の確認が遅かったのは減点ですが、あとは何とか大丈夫でした。ウインカーは指示を入れましたが、自然に戻ってしまって気が付かなかった場合には減点対象とはしないのです。」

「ああ、そうだったんですか。2回もあったから、ちょっと不安でした。それと隘路はひやひやでした。」
「そうでしたね。ハンドルの切り始めが遅すぎでしたが、何とか一発で入れましたね。もう少し出ていると入れ直しになるところでした。」

そして卒業式です。所長から技能審査合格証明書を頂きました。私は普通自動二輪に続き、2度目です。半年前には息子が卒業しています。次は、娘か、あるいは大型自動二輪でまたまた私か?どうなるでしょうね。
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すこし遅くなってしまいましたが、そのまま出勤しました。そう、今日は半休させてもらっていたのです。会社の皆様、本当にありがとうございました。

  • お疲れ様です。おめでとうございます。

    ところでストリームとはまた懐かしいものを見ましたね。ロードフォックスなんて仲間もいましたね。

    「スクーターじゃないよ。スリーターだよ」ってキャッチコピーはE電並に普及しませんでしたが。 削除
    九太郎 ]
    2016/9/10(土) 午後 2:17
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    > 九太郎さん
    ありがとうございます。本当に疲れました。

    ストリームは懐かしいですね。スリーターというキャッチコピーもよく覚えていましたね。だってかなり年少だったでしょう?
    運転教習所はその手のマニアが集まる所でもありますね。 削除
    2016/9/10(土) 午後 8:53
    返信する
  • そうでもないですよ。カタナ(80年発表81年発売)、ガンマ(83年発売)と同時期の車両なので小学校2〜3年生位ですね。
    UFOみたいな形のバイクということで強く印象に残っています。 削除
    九太郎 ]
    2016/9/10(土) 午後 10:05
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    > 九太郎さん
    ふつうそれを年少というのでは?私もようやく中学生、それでも免許年齢まではまだまだ日がありました。

    マニアは寸にしてその身を表す、ですね。

    UFOみたいな形のバイクですか、私は3輪自転車みたいだけど、せっかく広げた後ろに荷物が積めないのが不思議でした。

    積めるようにすると荷台が狭いからもっと広く、もっと広くとだんだん広げてオート三輪になっていき、2t積みまでくるとなんで3輪なんだ?4輪の方がいいじゃん、となって、3輪の意味を失っていくのでこれでいいのかもしれません。 削除
    2016/9/10(土) 午後 11:01
    返信する
  • 言葉のイメージ的に年少って幼稚園児くらいだと思ってました。
    とは言ってもおぼろげにしか覚えてないですよ。
    この頃のホンダのスクーターで印象に遺ってるのはビートでしょうか。大人になってからとんでもなく珍車だった事を知りました。
    カタナとガンマは別格ですね。子供の頃の自分に「こんなカッコいい乗り物があったのか」と強烈な刷り込みをしてくれました。 削除
    九太郎 ]
    2016/9/11(日) 午前 8:44
    返信する
  • 顔アイコン
    > 九太郎さん
    ビートは見た目もメカもとんでもない車でしたね。ガンダムのホワイトベースのような形、可変排気デバイス搭載と先進的なようにも見えるけど、暗い2眼ライトとタコメーター見ながら「踏む」排気デバイスコントローラー、荷物が入りそうで何も入れられないコンソール、これぞホンダでしたね。

    スズキはインパクトを市場に与え、おいしい所をとられ、流行が去ってから一番すごいのを出すという悪循環でしたね。しかも、次の流行をスズキ自体が作り出しているという事実。マーケティングがうまいんだか、下手なんだか。

    カワサキは真逆でしたね。時流に乗ろうとしたものは失敗が多く、昔気質の物だけが売れるという不思議。しかし今は逆転している感じがしていますね。250ccクラススポーツを盛り上げたのはカワサキ、そこへホンダ、ヤマハが乗っかり、スズキは独自路線で参入せず。うーん、斬新な展開だ! 削除
    2016/9/11(日) 午後 6:45
    返信する
  • 顔アイコン
    おめでとうございます。やるき十分、最短で合格でしたね。

    それにしても、細かいところを、どうしてこんなにも記憶できるのですか。 削除
    2016/9/13(火) 午後 10:38
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    > 山のmochiさん
    何とか最短で卒業させてもらえました。ぎりぎりであったのは自分でもよくわかっています。

    教習所ない交差点番号などは自動2輪の時にもらったコース図を見ながらブログを書いているからですし、そもそもこれを覚えていないとコースを指示通りに走れないのです。細かく書いていれば、次に挑戦する人の参考になるかな、と思って必要以上に書いてみました。

    中型トラック運転は普通乗用車のそれとはまるで違う不思議体験でした。場内での乗車経験はこれから先も忘れることはないでしょう。 削除
    2016/9/13(火) 午後 11:08
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