昨日サッカー部の合宿から帰ってきた息子。活躍ぶりはサッカー部ブログで確認済みですが、一応尋ねました。
「どうだった?」
「2日間はだめだったけど、3日目からBに落とされて、それから調子出た。でも全部で6得点しかできなかった。」
奴の目標は7得点だったのです。2日間無得点に終わり、Bに落とされたら、Bのコーチの指導が息子にフィットしていきなり多量得点できたようです。人生塞翁が馬、であることが学べたことでしょう。
さて、今日から5日間はオフだそうです。明日は俺も休みだけど、なんか用事ある?
「ないよ。カヌー行きたいな。行ける?」
行けるさ、いこうぜ。と急遽決まった今日の朝。仕事前に荷物をそろえ、キャリアバーにカヌーアタッチメントを装着、そしてカヌーを積みました。
よくある質問が、
「あんなに大きなカナディアンカヌー、どうやって積むの?」
ですから、ここで写真で解説しましょう。ちなみに艇はマッドリバーカヌーの、エクスプローラー16Ft(488㎝)ビニールガンネルです。
まず、保管庫から出します。丈夫を売り物にしているロイヤレックス艇ですが、やはり紫外線は避けたいのでガレージの上のラックで保管しています。
ラック下の父の車を移動します。カヌー前の固定紐を外します。艇の底に回してある紐は外しません。
艇のスターンを持ってラックから後ろだけ降ろします。前は紐がかけてあるので転げ落ちることがありません。
この状態になります。
センターヨークに肩を入れ担ぎます。重量バランスの取れているところにヨークが付いているので、意外なほど簡単に担げるのです。担いでいる自分では写真撮れないので、過去写真から。
そのまま後ろに下がり、今度は車の後ろから立てかけます。
フットを増やしている上、縦バーを入れてさらに後方に延長してあるのでこの状態でも車に当たる事はありません。立てかけてある時に、風に吹かれると簡単に落ちてしまうのでとっとと積み込みます。スターンを持ち上げて前方に押せば、アタッチメントのローラーがころころまわって簡単に積み込めます。正しい位置まで押し込んだら、ストラップを掛けます。ラチェットタイプなので簡単確実、丁度良い長さに切ってあるのでストラップの末端処理も必要ありません。
安全のために前後も引っ張ります。カヌー、カヤック積載用に下回りのがっちりした部分のねじを利用して金具を付けてあります。それにカラビナをかけます。カラビナはこういう使い方をしたものはもはやクライミングには使えませんから、専用に鉄のカラビナを用意しました。
細引きは自在結びで固定します。これなら休憩のときにゆるみが出ていても簡単に調整できます。艇がゆがむほど引いてはいけません。ほどほどに。
リアも同様にしますが、視界の問題がほとんどなく、かつリアゲートを開け閉めする時に簡単なのでストラップを使用しています。支点はバンパーに付けるヒッチバーを利用するか、今日みたいに荷物を積んでから気が付いて工具袋を取り出すのがめんどうくさい時にはシュリンゲを利用して支点を作ります。
リアは2本取っています。
センターヨークの部分がほぼカヌーの最も膨らんだところになっています。2本のストラップ、両方ともヨークの後ろ側を固定するのは危険です。ブレーキを掛けた時に艇が前に滑っていきます。後ろの飛び出しをなくそうと思うともっと前に積みたいところですが、それをするには縦バーをさらに長いものにして、横バーをもう一本追加しなくてはなりません。キャリアの重量がかさむと積載重量を減らす必要も出てきますし、後ろへの飛び出し量は交通法規で定められた「車両全長の1割以内」に収まっているのでいいことにしています。
カナディアンカヌーは楽しい乗り物です。シングルパドルで操るのは熟練を要するように思われるかもしれませんが、乗るだけなら案外簡単なものです。もちろん大変に奥が深い世界ではありますが、難しそうだからと最初から敬遠するのはもったいないことです。そして、運搬、保管にも食わず嫌いを生む要素があるようです。運搬はある程度の長さの車があれば全く問題なし、保管はこれは住宅事情によりけりでしょうが、私のように狭小気味の住宅でも高さを使って保管すれば何とかなっています。どうしても駄目な場合はファルトカナディアン(アリーとか)という手もあります。
もし、興味はあるけどやる前から考えすぎてためらっている方がいらしたら、背中を押してあげられますよ。
デカいですね~(^_^;)
ウチも、カヤックは駐車場の屋根下に吊るして
保管してますよ(^_^;)
以外と軽そうですが、重量は
何キロぐらいですか?