久しぶりに引っ張り出したナノック マナティトレイルです。実はこの艇、昨年十和田湖での撤収時にストラップを持って運搬中にデッキ布が裂けてしまったのです。今日はこれを修理します。
ストラップを針と糸で縫います。高周波溶着機で縫合されているファルトが多い中、この艇はデッキとハルの接合部は糸を使ったミシンで縫合されています。ハルの補強などは高周波溶着機なんですけどね。
無事に縫い終わりました。次はデッキの修理です。
用意したのはおなじみDufixスーパークリアです。この接着剤はファルト乗りならだれでも持っていることでしょう。それとナノック純正のデッキ布です。
補修布を形に切り出して、あるこーるで脱脂します。
接着面両面に薄く塗り、1分ほど乾燥させたら圧着します。手で押しただけでは心もとないので、プラハンマーでさらに加圧。あとは1時間以上乾燥させれば完了です。
エアスポンソンのパンク修理もやり直しておきました。どうも空気が漏るようになってしまっていたのです。4本すべてのスポンソンに空気を入れて、抜けないことを確認すれば完了です。
この艇の購入は1999年です。買った秋に、会社の同僚と那珂川下りを楽しみました。下はその時の写真です。元は紙焼き写真で、スキャナーで読み込みました。'99 10 12の年月日が記されていますね。
19年目となりますが、直しながらでもまだまだ使いますよ。もし、更新ということになれば何にしようか?ということは頭のどこかに有ったりしますけどね。