2026年8月6日
今日もテントは張りっぱなし、アタックザックのみの軽身で立山周遊をしてきます。3時30分、テントから顔を出すと空には冬の星座が輝いていました。ご飯を食べているとやがて空が白みだしてきます。今日も雲一つない好天のようです。

正直、長いコースではないからもう少し遅く出てもいいのですが4日間連続して夕立にあっていないこともあり、さすがに今日は降るだろうと4時42分に雷鳥沢キャンプ場を出発します。
キャンプ場から橋を渡ってすぐ、雷鳥坂と一の越方面の分岐があります。非常にわかりやすくなっていていいですね。

黄色い丸を追って歩きます。登山道というよりは涸れ沢ですね。

ん、なんか方向が違うぞ。これ大走り方面じゃないのか?振り返るとキャンプ場がまだ近くに見えます。地図とコンパスを出して確認します。
引き返すと、ああ、そういうことだったのか、先ほどの涸れ沢の続きが道ではなく、ここから草原に登るのでした。

そして分岐。ここが大走りとの分岐でした。

道はテント場のすぐそばを通ります。これであっているのか?地図を取り出し確認します。なるほど、合っていますね。この先迷いやすいとされているので地図は短パンのポケットに、コンパスは胸ポケットにそれぞれ入れて確認しながら進むことにしました。

ここに橋掛けたら、テント場からすぐ行けるのになあ。

高山植物をかき分けて進む大変贅沢な登山道です。なんかこれでいいのか、という気持ちにさえなってしまいます。

コンクリートで守られた、あるいは檻に入れられたお地蔵さんたち。

一の越は見えちゃっているけど、これがなかなか近づいてきません。

5時31分、分岐通過。この道昭文社の地図に載っていないんですよね。地図が古いからかもしれませんが。調査年が2003年とあります。

「迷」と地図に記されていますが、なるほどこれは。この先行する方を追い越させていただきましたが、その時になかなか着かないと言うと、
「一の越の小屋は逃げてはいないでしょうから、いつかは着きますよ。」
と教えてくださいました。

本当に逃げていないのか、怪しいなあ。まだまだあんなに遠い!

6時20分、一の越山荘到着。

続いて着たさっきの方に、
おっしゃる通りでした。一の越は逃げていなかったみたいです。
というと、
「そうでしょう、そうだと思いましたよ。」
と返してくださいました。
ここで山座同定を楽しみました。
「あの、はるか遠くに見える山はずいぶん高いけど、あれなんだかわかりますか?木曾御嶽かなあ。」

はいはい、それは私の得意とするところでして。広域地図とコンパス、そしてもう一つ必要なこれがあれば。
「え、もう一つ何が必要なんですか?」
じゃーん、老眼鏡!
で、結論から言えば八ヶ岳ですね。

6時37分、一の越出発。ここからは登山者というか、参拝者が多いようで登りと下りでそれぞれ登山道が付けられていました。

室堂平にも日が射すようになってきました。

軽身ではあっても、さすがに3000m級の高山ですから息が切れてきます。

後ろからくる学生パーティーの声が聞こえて来るようになりました。
「AIはさ、自分の専門分野のことを尋ねると答えが薄いし微妙に間違っていたりするから、きっとその他の分野でもそうなんだろうからあんまり信用しちゃいけないことが分かるよ。」
なんて声が聞こえました。
追いついてきたし、そろそろかな。
先どうぞ。AIが譲れって言っているから。あんまり信用しちゃいけないけど。
「あれ、お恥ずかしい会話聞かれちゃって。」
先行してもらったパーティーについて行きましたが、やはり歳の差なのか普段のトレーニングの差なのか、だんだん差が開いていきます。
これが雄山の神社か?いや違うよね、まだ上があるんだから。

7時22分立山雄山到着。あれ、ここ山小屋ではなく神社?しかも一番高い所はここじゃないんだね。

参拝料を支払って、、、8時前だと集金なし、雄山の頂上3003mに登りました。先ほど先行してもらった学生パーティーと写真を撮りあったりしました。

今日も最高の眺望!


パノラマで

あれ、通行止め?
「そちら側は大丈夫です。これからヘリが来るので、神社の方には行けません。」

巫女さんですか?
「はい、巫女です。」
山小屋の従業員ではないのですか?
「いえ、ここは純粋に神社なので、山小屋としての機能はありません。」
そしてヘリが来ました。さすがの技術、ぴたりと定位置でホバリングしていました。

さあ、先へ行きましょう。7時42分、雄山出発。
7時50分、大汝山到着。

ここで先とは別の大学生パーティーの写真を撮ることに。あ、法政大学か。俺も受験はしたぞ、落ちたけど。
どっと笑うその瞬間に撮影しました。そしてスマホを返すと、おお、という感嘆の声が。その声を合図に数名の方から写真撮影をお願いされました。
「写真上手ですね。いいカメラ持って来ているんですか?」
うーん今回は持って来ていないね。このコンパクトだけ。あれ持ってくる気力がなくなってきているからね。
この辺り、一眼レフで撮ると違う作画ができるんだよね、なんて思いながら。

8時04分 大汝休憩所通過。

雪渓を渡る風がひんやりしていてとても気持ちが良かったです。

富士の折立に来ました。登山道は巻いていて、頂上に立つにはここから上る必要があります。その入口付近にたくさんの人が休んでいました。

「さっき若い人たちが登って行ったけど、岩場だし登らないでここで休んでいます。」
そうですか、若い人が行くところなんですね。若い人3人分の私登ってきます。
確かに、大汝山と比べても岩場のレベルは上ですが、それでも昨日の剱と比べるまでもなくあっさりと登頂しました。
ここ、登った方がいいよ。この景色が360度だよ。これから行く別山方面と、

おお、剱岳が良く見えるじゃないですか。

そろそろ降りるか、というタイミングで一人登ってきました。シャッター押しますよ。
「それではそのお返しに。」
お願いしまーす。

富士の折立を降りてから先に進むと、だんだん山の様子が変わってきます。真砂山はまさにその名前のごとく大きな岩がない山でした。

ガスが出ていると道を失いそうですが、ケルンがあるのでそれを頼りにするとよいでしょう。

9時03分真砂岳登頂。

立山連山はテント場からよく見えていましたが、その中でもこの真砂岳は正面に見えているのでとりわけよく見えていました。ですからこちらからも雷鳥沢キャンプ場がよく見えます。この山の巻道から大走りが分岐しています。テント場で出会った人から、大走りを下るのはかなりの重労働であると伝え聞きました。

9時15分真砂山発。ここからはMTBでも走れそうな道になっています。もちろん本当に走ってはいけません。別山にガスがかかっているのが気にかかります。剱の好展望地とされていますからね。

別山と巻道分岐で一休みしました。お腹が減ってきて登る気がうせてしまっていたのです。

レーションにパクついたら再び登行開始。10時01分別山登頂。

写真だけ撮影したら、別山北峰へ向かいます。うーんガスが次々湧いてくるなあ。

10時12分、別山北峰登頂。

せっかくだから、ガスが晴れるのを待ちましょう。剱岳がこの迫力で目の前にあるのですから。

東側には後ろ立山連峰が。白馬、不帰の嶮、唐松、五竜、鹿島槍、それらがガスの切れ目から出たり消えたりしていました。そこは私の高校生の時の合宿コースでもあり、大学ワンゲル部の卒業記念ルートでもあります。

このガスが抜ければ、と思うと下から湧いてくるありさまでこりゃだめだな。

それに比べて立山のなんとクリアなことか。

30分粘りましたが、そろそろあきらめましょう

別山北峰と南峯の間はちょっとした楽園気分が味わえます。

10時52分別山南峰通過。

この右の尾根を行きます。

傾斜もゆるく、道も歩きやすくどんどん歩けます。天空の散歩道といった風情です。

あれ、なんかガスが晴れて来たな。もう15分待っていれば、別山北峰で格別な剱が見られたかもしれなかったなあ。

テント場は今日も花盛りですね。よーく見ると私のテントも見ることができました。

もう一山超えて剱御前の鞍部が別山乗越、もうちょっとだよ。

11時15分別山乗越到着。剣御前小舎前通過。

ここから、昨日の下りでも、一昨日の登りでも苦しめられた雷鳥坂に3度目の通行をします。

いくら歩いてもなかなか近づかない!でも今日は軽身だから、やはりペースは圧倒的に速いのです。

12時17分、雷鳥沢キャンプ場自分のテント前到着。昨日ほどは疲れていませんでした。やはり気温は高く、管理小屋の日陰でレーションと水分を摂取して休みます。

さて、これからどうしようかな。明日はもう帰宅だけだから、上原の湯に浸かって帰るだけ。嫌なことが一つ、風呂に入る前に乗車用ヘルメット被るのか。それなら、ここの温泉入ってからアルペンルート乗るとか。いや、明日の時短を考えるのなら、明日の入浴は帰宅後、今日この後そこの山小屋で入浴するっていうのはどうだろう。着替えは非常用に一式持って来ているからそれ着ちゃって、明日の分はそもそも室堂までだから替え衣類要らないし。
そうと決めたら行動は早めに。着替えの入ったスタッフバッグと財布などの貴重品を持って温泉のある山小屋に向かいます。
テント場から一番近いのはこの雷鳥沢ヒュッテ。まるで廃屋のように見えますがもちろん営業中です。学生の団体利用など多くの入浴客が入っている模様。

せっかくだからさらに奥の、ロッジ立山連峰に行ってみましょう。こちらもなかなかの荒廃ぶりを見せていますが、やはり営業中です。

受付でお金を支払い、浴室へ行きます。無料で使える貴重品ロッカーも管理人の目の届くところでとても安心感があります。
風呂もなかなかワイルドな設計で、カランは水しかなく、二つある浴槽は地獄谷から湧き出る湯をそのまま引いてきているだけというすばらしさ。浴槽は水を適度に入れて入浴するしくみで、シャワーの代わりはその熱い湯を洗面器で汲んでカランの水で割ってかけるという方法のようです。もしかしたらもっといい方法がるのかもしれませんが。たまたま浴室には私一人だったので、片方を水で割って長めの入浴をいたしました。
入浴後、気になることがあったので尋ねてみました。
地獄谷からの火山性有毒ガスはこちらに来ることはないのですか?
「風向きによっては来ます。ここに住んでいますが、今のところ大丈夫です。」
建物の傷みはやはり火山性ガスのせいですか?
「そうなんです。金属はあっという間になっくろに変色しちゃうし、穴が開いちゃうし。」
それは大変です。しかし、石鹸が使える入浴ができる所なんて、登山のキャンプ場至近にあるところなんて本当に貴重ですから、長く営業を続けていただきたいところです。

雷鳥沢ヒュッテからは若い声の笑い声が聞こえてきました。やはりあっちにしてよかったかも。

テント場に戻ってきました。ん、そのネイチャーハイクのテント、フライが裏返しだぞ。

若い中国人のパーティーでした。話しかけて、フライが裏返しであることを英語中国語交じりで伝えると、
「ありがとうございます。そう、裏返しに間違えて張っちゃった。今日雨降らないからこのままで明日から直します。」
と答えていました。ネイチャーハイクのブランドロゴの印刷は、裏から透かして見えるようになっているので、間違えちゃうことがあるかもしれませんね。でもポールを固定する面ファスナーが表に出ちゃうのだからすぐ気が付きそうなものですが。
日が出ていたので濡らしてしまった衣類を干します。

いよいよ明日が最終日か。あっという間の4日間だったなあ。

18時頃から食事のつもりでしたが、周りのテントがワーキャーと食事で盛り上がっていたので私も17時には食べ始めました。夕食はクリームシチューと揚げ茄子の味噌汁です。


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今日もテントは張りっぱなし、アタックザックのみの軽身で立山周遊をしてきます。3時30分、テントから顔を出すと空には冬の星座が輝いていました。ご飯を食べているとやがて空が白みだしてきます。今日も雲一つない好天のようです。

正直、長いコースではないからもう少し遅く出てもいいのですが4日間連続して夕立にあっていないこともあり、さすがに今日は降るだろうと4時42分に雷鳥沢キャンプ場を出発します。
キャンプ場から橋を渡ってすぐ、雷鳥坂と一の越方面の分岐があります。非常にわかりやすくなっていていいですね。

黄色い丸を追って歩きます。登山道というよりは涸れ沢ですね。

ん、なんか方向が違うぞ。これ大走り方面じゃないのか?振り返るとキャンプ場がまだ近くに見えます。地図とコンパスを出して確認します。

引き返すと、ああ、そういうことだったのか、先ほどの涸れ沢の続きが道ではなく、ここから草原に登るのでした。

そして分岐。ここが大走りとの分岐でした。

道はテント場のすぐそばを通ります。これであっているのか?地図を取り出し確認します。なるほど、合っていますね。この先迷いやすいとされているので地図は短パンのポケットに、コンパスは胸ポケットにそれぞれ入れて確認しながら進むことにしました。

ここに橋掛けたら、テント場からすぐ行けるのになあ。

高山植物をかき分けて進む大変贅沢な登山道です。なんかこれでいいのか、という気持ちにさえなってしまいます。

コンクリートで守られた、あるいは檻に入れられたお地蔵さんたち。

一の越は見えちゃっているけど、これがなかなか近づいてきません。

5時31分、分岐通過。この道昭文社の地図に載っていないんですよね。地図が古いからかもしれませんが。調査年が2003年とあります。

「迷」と地図に記されていますが、なるほどこれは。この先行する方を追い越させていただきましたが、その時になかなか着かないと言うと、
「一の越の小屋は逃げてはいないでしょうから、いつかは着きますよ。」
と教えてくださいました。

本当に逃げていないのか、怪しいなあ。まだまだあんなに遠い!

6時20分、一の越山荘到着。

続いて着たさっきの方に、
おっしゃる通りでした。一の越は逃げていなかったみたいです。
というと、
「そうでしょう、そうだと思いましたよ。」
と返してくださいました。
ここで山座同定を楽しみました。
「あの、はるか遠くに見える山はずいぶん高いけど、あれなんだかわかりますか?木曾御嶽かなあ。」

はいはい、それは私の得意とするところでして。広域地図とコンパス、そしてもう一つ必要なこれがあれば。
「え、もう一つ何が必要なんですか?」
じゃーん、老眼鏡!
で、結論から言えば八ヶ岳ですね。

6時37分、一の越出発。ここからは登山者というか、参拝者が多いようで登りと下りでそれぞれ登山道が付けられていました。

室堂平にも日が射すようになってきました。

軽身ではあっても、さすがに3000m級の高山ですから息が切れてきます。

後ろからくる学生パーティーの声が聞こえて来るようになりました。
「AIはさ、自分の専門分野のことを尋ねると答えが薄いし微妙に間違っていたりするから、きっとその他の分野でもそうなんだろうからあんまり信用しちゃいけないことが分かるよ。」
なんて声が聞こえました。
追いついてきたし、そろそろかな。
先どうぞ。AIが譲れって言っているから。あんまり信用しちゃいけないけど。
「あれ、お恥ずかしい会話聞かれちゃって。」
先行してもらったパーティーについて行きましたが、やはり歳の差なのか普段のトレーニングの差なのか、だんだん差が開いていきます。
これが雄山の神社か?いや違うよね、まだ上があるんだから。

7時22分立山雄山到着。あれ、ここ山小屋ではなく神社?しかも一番高い所はここじゃないんだね。

参拝料を支払って、、、8時前だと集金なし、雄山の頂上3003mに登りました。先ほど先行してもらった学生パーティーと写真を撮りあったりしました。

今日も最高の眺望!


パノラマで

あれ、通行止め?
「そちら側は大丈夫です。これからヘリが来るので、神社の方には行けません。」

巫女さんですか?
「はい、巫女です。」
山小屋の従業員ではないのですか?
「いえ、ここは純粋に神社なので、山小屋としての機能はありません。」
そしてヘリが来ました。さすがの技術、ぴたりと定位置でホバリングしていました。

さあ、先へ行きましょう。7時42分、雄山出発。
7時50分、大汝山到着。

ここで先とは別の大学生パーティーの写真を撮ることに。あ、法政大学か。俺も受験はしたぞ、落ちたけど。
どっと笑うその瞬間に撮影しました。そしてスマホを返すと、おお、という感嘆の声が。その声を合図に数名の方から写真撮影をお願いされました。
「写真上手ですね。いいカメラ持って来ているんですか?」
うーん今回は持って来ていないね。このコンパクトだけ。あれ持ってくる気力がなくなってきているからね。
この辺り、一眼レフで撮ると違う作画ができるんだよね、なんて思いながら。

8時04分 大汝休憩所通過。

雪渓を渡る風がひんやりしていてとても気持ちが良かったです。

富士の折立に来ました。登山道は巻いていて、頂上に立つにはここから上る必要があります。その入口付近にたくさんの人が休んでいました。

「さっき若い人たちが登って行ったけど、岩場だし登らないでここで休んでいます。」
そうですか、若い人が行くところなんですね。若い人3人分の私登ってきます。
確かに、大汝山と比べても岩場のレベルは上ですが、それでも昨日の剱と比べるまでもなくあっさりと登頂しました。
ここ、登った方がいいよ。この景色が360度だよ。これから行く別山方面と、

おお、剱岳が良く見えるじゃないですか。

そろそろ降りるか、というタイミングで一人登ってきました。シャッター押しますよ。
「それではそのお返しに。」
お願いしまーす。

富士の折立を降りてから先に進むと、だんだん山の様子が変わってきます。真砂山はまさにその名前のごとく大きな岩がない山でした。

ガスが出ていると道を失いそうですが、ケルンがあるのでそれを頼りにするとよいでしょう。

9時03分真砂岳登頂。

立山連山はテント場からよく見えていましたが、その中でもこの真砂岳は正面に見えているのでとりわけよく見えていました。ですからこちらからも雷鳥沢キャンプ場がよく見えます。この山の巻道から大走りが分岐しています。テント場で出会った人から、大走りを下るのはかなりの重労働であると伝え聞きました。

9時15分真砂山発。ここからはMTBでも走れそうな道になっています。もちろん本当に走ってはいけません。別山にガスがかかっているのが気にかかります。剱の好展望地とされていますからね。

別山と巻道分岐で一休みしました。お腹が減ってきて登る気がうせてしまっていたのです。

レーションにパクついたら再び登行開始。10時01分別山登頂。

写真だけ撮影したら、別山北峰へ向かいます。うーんガスが次々湧いてくるなあ。

10時12分、別山北峰登頂。

せっかくだから、ガスが晴れるのを待ちましょう。剱岳がこの迫力で目の前にあるのですから。

東側には後ろ立山連峰が。白馬、不帰の嶮、唐松、五竜、鹿島槍、それらがガスの切れ目から出たり消えたりしていました。そこは私の高校生の時の合宿コースでもあり、大学ワンゲル部の卒業記念ルートでもあります。

このガスが抜ければ、と思うと下から湧いてくるありさまでこりゃだめだな。

それに比べて立山のなんとクリアなことか。

30分粘りましたが、そろそろあきらめましょう

別山北峰と南峯の間はちょっとした楽園気分が味わえます。

10時52分別山南峰通過。

この右の尾根を行きます。

傾斜もゆるく、道も歩きやすくどんどん歩けます。天空の散歩道といった風情です。

あれ、なんかガスが晴れて来たな。もう15分待っていれば、別山北峰で格別な剱が見られたかもしれなかったなあ。

テント場は今日も花盛りですね。よーく見ると私のテントも見ることができました。

もう一山超えて剱御前の鞍部が別山乗越、もうちょっとだよ。

11時15分別山乗越到着。剣御前小舎前通過。

ここから、昨日の下りでも、一昨日の登りでも苦しめられた雷鳥坂に3度目の通行をします。

いくら歩いてもなかなか近づかない!でも今日は軽身だから、やはりペースは圧倒的に速いのです。

12時17分、雷鳥沢キャンプ場自分のテント前到着。昨日ほどは疲れていませんでした。やはり気温は高く、管理小屋の日陰でレーションと水分を摂取して休みます。

さて、これからどうしようかな。明日はもう帰宅だけだから、上原の湯に浸かって帰るだけ。嫌なことが一つ、風呂に入る前に乗車用ヘルメット被るのか。それなら、ここの温泉入ってからアルペンルート乗るとか。いや、明日の時短を考えるのなら、明日の入浴は帰宅後、今日この後そこの山小屋で入浴するっていうのはどうだろう。着替えは非常用に一式持って来ているからそれ着ちゃって、明日の分はそもそも室堂までだから替え衣類要らないし。
そうと決めたら行動は早めに。着替えの入ったスタッフバッグと財布などの貴重品を持って温泉のある山小屋に向かいます。
テント場から一番近いのはこの雷鳥沢ヒュッテ。まるで廃屋のように見えますがもちろん営業中です。学生の団体利用など多くの入浴客が入っている模様。

せっかくだからさらに奥の、ロッジ立山連峰に行ってみましょう。こちらもなかなかの荒廃ぶりを見せていますが、やはり営業中です。

受付でお金を支払い、浴室へ行きます。無料で使える貴重品ロッカーも管理人の目の届くところでとても安心感があります。
風呂もなかなかワイルドな設計で、カランは水しかなく、二つある浴槽は地獄谷から湧き出る湯をそのまま引いてきているだけというすばらしさ。浴槽は水を適度に入れて入浴するしくみで、シャワーの代わりはその熱い湯を洗面器で汲んでカランの水で割ってかけるという方法のようです。もしかしたらもっといい方法がるのかもしれませんが。たまたま浴室には私一人だったので、片方を水で割って長めの入浴をいたしました。
入浴後、気になることがあったので尋ねてみました。
地獄谷からの火山性有毒ガスはこちらに来ることはないのですか?
「風向きによっては来ます。ここに住んでいますが、今のところ大丈夫です。」
建物の傷みはやはり火山性ガスのせいですか?
「そうなんです。金属はあっという間になっくろに変色しちゃうし、穴が開いちゃうし。」
それは大変です。しかし、石鹸が使える入浴ができる所なんて、登山のキャンプ場至近にあるところなんて本当に貴重ですから、長く営業を続けていただきたいところです。

雷鳥沢ヒュッテからは若い声の笑い声が聞こえてきました。やはりあっちにしてよかったかも。

テント場に戻ってきました。ん、そのネイチャーハイクのテント、フライが裏返しだぞ。

若い中国人のパーティーでした。話しかけて、フライが裏返しであることを英語中国語交じりで伝えると、
「ありがとうございます。そう、裏返しに間違えて張っちゃった。今日雨降らないからこのままで明日から直します。」
と答えていました。ネイチャーハイクのブランドロゴの印刷は、裏から透かして見えるようになっているので、間違えちゃうことがあるかもしれませんね。でもポールを固定する面ファスナーが表に出ちゃうのだからすぐ気が付きそうなものですが。
日が出ていたので濡らしてしまった衣類を干します。

いよいよ明日が最終日か。あっという間の4日間だったなあ。

18時頃から食事のつもりでしたが、周りのテントがワーキャーと食事で盛り上がっていたので私も17時には食べ始めました。夕食はクリームシチューと揚げ茄子の味噌汁です。

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コメント
コメント一覧 (2)
山小屋(ホテルとよぶべきかも)が、ずいぶん老朽化が進んでいますね。僕が最後に見た十五年ほど前はまだこんな感じではありませんでした。コロナの45年が経営余力をかなり奪った結果かもしれません。
三毛ジャガー
が
しました