昨日の朝。妻と一緒にバケバケを観たあと、そのままあさイチを見ていました。そこで取り上げられたのが大内宿。明日、一緒に休みだから行ってみない?
「だって福島県でしょう。遠いよ。」
と妻。でもさ、福島県でも一番南だし、羽鳥湖は日帰りスキーで行っていたじゃん。大丈夫、ちょっと朝早く出れば。
ということで、自宅を5時45分に出発しました。
朝食は上河内SAで。

チャーハン食べようと思ったら間違えて半チャーハンセットになってしまいました。ま、いっか。これはこれでたいへん美味しかったです。でも昼は蕎麦の予定なんだけどね。

白河ICで降りたら甲子道路へ。長い長いトンネルを抜けたら道の駅しもごうがありました。ちょっと休憩していこう。何しろ今回ドライバーは私一人なのですから。

ブルーベリーソフトクリームをいただきました。

食べ終えたら再び運転。気持ちの良いワインディングを楽しくドライブしました。
そして大内宿駐車場へ。一日500円とリーズナブルです。あ、帽子忘れた、と妻。それ貸して、と登山用の傘を日傘として使いました。

まだ10時30分です。昼ご飯には早すぎるから、大内宿観光を楽しみましょう。

おお、いきなり茅葺きの屋根の民家がありました。

コスモスの咲く大内宿の街道は青空と相まって雰囲気抜群。やはり来てよかったでしょう?

屋根の上にもう一つ屋根がかかっていますね。

洋服着て歩くのがもったいないね。着物着て下駄履いて、髷を結っていても浮かない感じです。

これこれ、あさイチで見た風景。いやー本当に来ちゃったんだね。

手書きの詩の書かれたカードを販売していました。この奥で店主が考えながら書いていました。文言はご自分で考えているのですか、と質問したら、自分で考えたのもあればお客さんから聞いて書いたのもあります、とのこと。オーダーもできるのか、じゃあ俺なら何がいいかな。
「それを言っちゃおしまいよ。」
がいいな。

紅葉にはちょっと早かった、けどそうでもないところもあり。

民宿もあり。この蔵に泊まれるのでしょうか、今度泊まってみるか。

竹馬があり、撮影の小道具としてどうぞ、とのこと。それじゃあ乗るから乗ったところ撮影してよ。
「はい、撮ったよ。」
え、乗っている所じゃないじゃん。高くなりすぎて撮れなかった?じゃあ離れて撮ればよかったのに。もう。

各々の家は商店になっていて、会津の物産を販売していました。驚くのはその安さ、観光地価格ではなく実用品として販売しているようです。桐の下駄買っていこうかな。でも履くところないか。家もコンクリート舗装しちゃっているしな。

なんと!茅葺の屋根の葺き替え作業中でした。リアルな作業を見られるのはラッキーでしょう。

更に奥の家も葺き替え作業中。

1番端まで来ました。この階段登ると何があるのでしょうか。

子安観音と、あ、大内宿の全景が見える展望台。超リアルなジオラマを見ているかのような錯覚を覚えます。これが模型でなく本物だとは。

そのまま進むと道路へ降りました。

さて、右側のお店を見てきたので、反対側から右側(入り口から見て左側)を見ていきましょう。

名主 阿部家

一人200円で5部屋見られるとのこと。1部屋40円と格安ではないですか。これは見なくては損でしょう。早速隣の販売店にいる美人のお姉さんに見学の申込みをしました。
まずは最初の部屋。欄間がなんと!本物の矢でできているという変わり種。これどういう意味があるのでしょうか。矢には悪霊を追い払う霊力があるとされているから、入り口すぐに設置されているのか、なんて想像しました。そして天井が高い!お姉さんお話では名主の家なので他の家より天井が高く、立派に作られているのだとか。築年数は200年ほど、江戸末期の建築だそうです。

江戸時代には名主、明治維新後には郵便局として使われていたのだとか。

奥の間には年季の入った屏風がありました。下部にやや傷みが認められますが、名主様の家にあるのですからさぞかし高名な人が書いた屏風なのでしょう。

一番奥の部屋には囲炉裏があり、また桐のタンスなど調度品も展示されていました。おそらくすべてが当時物で、また一級品だと思われます。

もしかして今でも使っているのでしょうか、ちっとも古びている感じがなく、道具が生き生きと感じられます。

仏壇には位牌が。なるほど、それならうちも200年ぐらい経ったらお金取って家の中公開しよう。俺の位牌もみなさん、見られるかもしれませんよ。

流石にこれだけの展示ですから、テレビでも紹介されているのでしょう、サインも展示されていました。

入り口の間に戻ってきました。戊辰戦争のときに使用された弾丸が展示されていました。こんな大きくて重たいのが撃ち込まれたらたまったものではありません。戦争経験のない人生が尊く感じられました。

阿部家の一角は売店になっています。お姉さんがきれいだからでしょうか、多くの男性客が来ているようです。

大内宿はまだまだ続きます。

あれ、ここも入れるようですね。大内宿町並み展示館でした。

こちらは250円と阿部家より高額ではありますが、入らずに帰って後悔するより入ってしまったほうが精神的に良さそうなので思い切って入ってしまいました。

大型の機織り機、 とうみ、脱穀機などが展示されていました。

建物の中にもう一つ建物が!そしてそこに茅葺き屋根の材料、作り方、保守の仕方などが書かれていました。

大きなかまどと蒸籠がありました。

小さな部屋には農機具などの鉄器が展示されていました。

木製歯車で増速した糸巻き機(かな?)。これも興味がつきません。じっくり見てしまいました。

床の上にも上がれます。靴を脱いで上がりました。部屋には甲冑が一式飾られていました。

隣の間には2段になった間が続いています。床の間の前に殿様が、その左右に重臣が座り、下の間には謁見する客人や家来が座るのでしょう。すると先程の甲冑の間は従者が控えていて、手を打つと参上するのでしょうね。

更に奥には雪隠が。
「これだから古い家は嫌なのよ。」
と妻。これ展示だよ、現在はここで排泄するわけじゃないんだから。

かなり古い足踏みミシンが。
「これ、実家にもあったよ。」
と妻。その手前の白い物体は何に使うのでしょう。

馬屋の前に階段を登ると2階に上がれます。しかし2階は天井が低く、特に梁は私の背でも頭が当たるほどの高さでした。物置として使用しているようです。

2階からは眺めも楽しめます。

さて、そろそろお昼時。それじゃあ蕎麦食べに行きましょう。

大きな鳥居!この先に神社があるのでしょう。いや、そばを食べさせる店はどこももう並ばなくてはいけない盛況ぶり。神社よりまずは蕎麦、と妻。

ちょっと会社の同僚におみやげ買わして。ライダースにもね。

なんとこの席は美人専用、妻はともかく私は座れません。

三澤屋に来ました。ここでしょう、昨日NHKで放送された店は。

この歴史を刻んだ建物とは裏腹に自動受付機で、順番が来るとラインやメールが来るという現代的な設備が整えられていました。これは便利。

他の店には列ができていたのですが、この店は列ができていないのですぐかと思ったら、要するに携帯電話に入る連絡待ちで店の前にいる必要がないからの様で結局30分ほどの待になりました。
注文したのは貝柱などで出汁を取った汁に野菜がたくさん入ったおづゆ

天ぷら、それに高遠そばです。ご存知でしょうが、この大内宿の名物は箸代わりにネギを使うなんとも変わった蕎麦なのです。

挽きたてのそば粉を使った十割蕎麦、打ちたて、茹でたてという鮮度にこだわっている蕎麦だそうで、これがそばとは思えないコシの強さと十割ならでは蕎麦の香りが楽しめます。つゆは醤油ですが、鰹節が山盛り、そして下の方には大根おろしがてんこ盛りとすべてが豪快でした。天ぷらは抹茶塩でいただくスタイルで、野菜の下から揚げ饅頭が出てきます。とにかく全てが美味しかったです。
お腹いっぱいになってしまいました。そろそろ次行きましょう。右にはまだ刈られていない稲が実っていました。この景色もヤラセでももちろん模型でもなく、リアルな米の生産現場というところがこの大内宿の魅力の一つでしょう。紅葉よりこの季節の方が原風景っぽさがより濃く味わえていいかもしれません。

屋根の上の屋根、これは町並み展示館で勉強したから知っています。ケムダシです。排気筒ですね。

赤ベコの根付が欲しいと妻。あれ、自家焙煎珈琲もあるよ。

ベンチに座っていただきました。

ススキが生い茂っていますね。ススキも茅の一種で、屋根材として使われていることを覚えました。

車に戻ったら次に向けて出発。次は塔のへつりです。
塔のへつりに続く
「だって福島県でしょう。遠いよ。」
と妻。でもさ、福島県でも一番南だし、羽鳥湖は日帰りスキーで行っていたじゃん。大丈夫、ちょっと朝早く出れば。
ということで、自宅を5時45分に出発しました。
朝食は上河内SAで。

チャーハン食べようと思ったら間違えて半チャーハンセットになってしまいました。ま、いっか。これはこれでたいへん美味しかったです。でも昼は蕎麦の予定なんだけどね。

白河ICで降りたら甲子道路へ。長い長いトンネルを抜けたら道の駅しもごうがありました。ちょっと休憩していこう。何しろ今回ドライバーは私一人なのですから。

ブルーベリーソフトクリームをいただきました。

食べ終えたら再び運転。気持ちの良いワインディングを楽しくドライブしました。
そして大内宿駐車場へ。一日500円とリーズナブルです。あ、帽子忘れた、と妻。それ貸して、と登山用の傘を日傘として使いました。

まだ10時30分です。昼ご飯には早すぎるから、大内宿観光を楽しみましょう。

おお、いきなり茅葺きの屋根の民家がありました。

コスモスの咲く大内宿の街道は青空と相まって雰囲気抜群。やはり来てよかったでしょう?

屋根の上にもう一つ屋根がかかっていますね。

洋服着て歩くのがもったいないね。着物着て下駄履いて、髷を結っていても浮かない感じです。

これこれ、あさイチで見た風景。いやー本当に来ちゃったんだね。

手書きの詩の書かれたカードを販売していました。この奥で店主が考えながら書いていました。文言はご自分で考えているのですか、と質問したら、自分で考えたのもあればお客さんから聞いて書いたのもあります、とのこと。オーダーもできるのか、じゃあ俺なら何がいいかな。
「それを言っちゃおしまいよ。」
がいいな。

紅葉にはちょっと早かった、けどそうでもないところもあり。

民宿もあり。この蔵に泊まれるのでしょうか、今度泊まってみるか。

竹馬があり、撮影の小道具としてどうぞ、とのこと。それじゃあ乗るから乗ったところ撮影してよ。
「はい、撮ったよ。」
え、乗っている所じゃないじゃん。高くなりすぎて撮れなかった?じゃあ離れて撮ればよかったのに。もう。

各々の家は商店になっていて、会津の物産を販売していました。驚くのはその安さ、観光地価格ではなく実用品として販売しているようです。桐の下駄買っていこうかな。でも履くところないか。家もコンクリート舗装しちゃっているしな。

なんと!茅葺の屋根の葺き替え作業中でした。リアルな作業を見られるのはラッキーでしょう。

更に奥の家も葺き替え作業中。

1番端まで来ました。この階段登ると何があるのでしょうか。

子安観音と、あ、大内宿の全景が見える展望台。超リアルなジオラマを見ているかのような錯覚を覚えます。これが模型でなく本物だとは。

そのまま進むと道路へ降りました。

さて、右側のお店を見てきたので、反対側から右側(入り口から見て左側)を見ていきましょう。

名主 阿部家

一人200円で5部屋見られるとのこと。1部屋40円と格安ではないですか。これは見なくては損でしょう。早速隣の販売店にいる美人のお姉さんに見学の申込みをしました。
まずは最初の部屋。欄間がなんと!本物の矢でできているという変わり種。これどういう意味があるのでしょうか。矢には悪霊を追い払う霊力があるとされているから、入り口すぐに設置されているのか、なんて想像しました。そして天井が高い!お姉さんお話では名主の家なので他の家より天井が高く、立派に作られているのだとか。築年数は200年ほど、江戸末期の建築だそうです。

江戸時代には名主、明治維新後には郵便局として使われていたのだとか。

奥の間には年季の入った屏風がありました。下部にやや傷みが認められますが、名主様の家にあるのですからさぞかし高名な人が書いた屏風なのでしょう。

一番奥の部屋には囲炉裏があり、また桐のタンスなど調度品も展示されていました。おそらくすべてが当時物で、また一級品だと思われます。

もしかして今でも使っているのでしょうか、ちっとも古びている感じがなく、道具が生き生きと感じられます。

仏壇には位牌が。なるほど、それならうちも200年ぐらい経ったらお金取って家の中公開しよう。俺の位牌もみなさん、見られるかもしれませんよ。

流石にこれだけの展示ですから、テレビでも紹介されているのでしょう、サインも展示されていました。

入り口の間に戻ってきました。戊辰戦争のときに使用された弾丸が展示されていました。こんな大きくて重たいのが撃ち込まれたらたまったものではありません。戦争経験のない人生が尊く感じられました。

阿部家の一角は売店になっています。お姉さんがきれいだからでしょうか、多くの男性客が来ているようです。

大内宿はまだまだ続きます。

あれ、ここも入れるようですね。大内宿町並み展示館でした。

こちらは250円と阿部家より高額ではありますが、入らずに帰って後悔するより入ってしまったほうが精神的に良さそうなので思い切って入ってしまいました。

大型の機織り機、 とうみ、脱穀機などが展示されていました。

建物の中にもう一つ建物が!そしてそこに茅葺き屋根の材料、作り方、保守の仕方などが書かれていました。

大きなかまどと蒸籠がありました。

小さな部屋には農機具などの鉄器が展示されていました。

木製歯車で増速した糸巻き機(かな?)。これも興味がつきません。じっくり見てしまいました。

床の上にも上がれます。靴を脱いで上がりました。部屋には甲冑が一式飾られていました。

隣の間には2段になった間が続いています。床の間の前に殿様が、その左右に重臣が座り、下の間には謁見する客人や家来が座るのでしょう。すると先程の甲冑の間は従者が控えていて、手を打つと参上するのでしょうね。

更に奥には雪隠が。
「これだから古い家は嫌なのよ。」
と妻。これ展示だよ、現在はここで排泄するわけじゃないんだから。

かなり古い足踏みミシンが。
「これ、実家にもあったよ。」
と妻。その手前の白い物体は何に使うのでしょう。

馬屋の前に階段を登ると2階に上がれます。しかし2階は天井が低く、特に梁は私の背でも頭が当たるほどの高さでした。物置として使用しているようです。

2階からは眺めも楽しめます。

さて、そろそろお昼時。それじゃあ蕎麦食べに行きましょう。

大きな鳥居!この先に神社があるのでしょう。いや、そばを食べさせる店はどこももう並ばなくてはいけない盛況ぶり。神社よりまずは蕎麦、と妻。

ちょっと会社の同僚におみやげ買わして。ライダースにもね。

なんとこの席は美人専用、妻はともかく私は座れません。

三澤屋に来ました。ここでしょう、昨日NHKで放送された店は。

この歴史を刻んだ建物とは裏腹に自動受付機で、順番が来るとラインやメールが来るという現代的な設備が整えられていました。これは便利。

他の店には列ができていたのですが、この店は列ができていないのですぐかと思ったら、要するに携帯電話に入る連絡待ちで店の前にいる必要がないからの様で結局30分ほどの待になりました。
注文したのは貝柱などで出汁を取った汁に野菜がたくさん入ったおづゆ

天ぷら、それに高遠そばです。ご存知でしょうが、この大内宿の名物は箸代わりにネギを使うなんとも変わった蕎麦なのです。

挽きたてのそば粉を使った十割蕎麦、打ちたて、茹でたてという鮮度にこだわっている蕎麦だそうで、これがそばとは思えないコシの強さと十割ならでは蕎麦の香りが楽しめます。つゆは醤油ですが、鰹節が山盛り、そして下の方には大根おろしがてんこ盛りとすべてが豪快でした。天ぷらは抹茶塩でいただくスタイルで、野菜の下から揚げ饅頭が出てきます。とにかく全てが美味しかったです。
お腹いっぱいになってしまいました。そろそろ次行きましょう。右にはまだ刈られていない稲が実っていました。この景色もヤラセでももちろん模型でもなく、リアルな米の生産現場というところがこの大内宿の魅力の一つでしょう。紅葉よりこの季節の方が原風景っぽさがより濃く味わえていいかもしれません。

屋根の上の屋根、これは町並み展示館で勉強したから知っています。ケムダシです。排気筒ですね。

赤ベコの根付が欲しいと妻。あれ、自家焙煎珈琲もあるよ。

ベンチに座っていただきました。

ススキが生い茂っていますね。ススキも茅の一種で、屋根材として使われていることを覚えました。

車に戻ったら次に向けて出発。次は塔のへつりです。
塔のへつりに続く
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