ここしばらくエスティマのスライドドアの電動を切って手動で動かしていました。というのも、電動でスライドドアを動かすとギギギギギギという嫌な音がするからです。今日は天気も良いし絶好のお出かけ日和ではありましたが、今年に入ってからまともに体を休める休日はまだ2日しかとっていないし、昨日は当直明けで出かけていたので、このスライドドアに取り組むことにしました。
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異音はこのステップボードの下から聞こえてきます。また、隙間をのぞくとコッグドベルトが見えます。これがモーターの回転をドアの開閉に伝えているのでしょう。これは電源を切っていてもドア開閉で動くので、異音の原因はここではないと思われます。

まずはステップボードのトリムを外します。すべてクリップで留めているだけなので、上向きに引っ張れば外れました。
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さてさて、どこが悪いのかなあ。
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太いコルゲートチューブが見えますが、これはバッテリーから引っ張ってきている自作アクセサリー電源のケーブルです。車内から見えないようにトリムの内側を通していたのです。
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ここにモーターなどがあるようです。ここのどこかの部品に潤滑不良があるのでしょう。このカバーを外してみましょう。
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手前はビスですが、奥側はクリップでした。
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アクセスするのにこれを外さなければならないのですが、蓋を開けないとねじが取れない仕組みのようです。
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端子が集まった樹脂パーツを外し、それが留まっている金属カバーを外すと円柱が見えてきました。その左にはモーターが見えます。
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この円柱隙間が見えますね。
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なるほど、こういうことか。上に引っ張ると抜けました。円柱はクラッチになっていて、モーターの回転は下側の薄いプレートに伝わります。上側のプレートには摩擦で力を伝達しているので、ここが滑って嫌な音を立てていたのかもしれません。ただ、滑ってできたような同心円の傷はないんだよなあ。
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モーターの軸に付けられているウォームギアが見えます。ここもグリス切れていますね。それと円の中央のベアリングにも油を入れておきましょう。回転自体は悪くはなさそうですけど。
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グリスは何を使えばいいのかわからなかったので、万能グリスを使用しました。なんていったって万能ですから。また、円柱のシャフトにもグリスを塗布しました。その他、ベアリング類にもメンテルーブを差したりしてみましたが、どうなんでしょうね。
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組み立てます。そして自動開閉してみました。おお、見事に異音が消えてる。
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一応完了かな。また異音がしたら、ベアリング類を交換してみようかな。
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