笠山登った次の日は当直で、その明けたその次の日から2連休でした。さすがに中二日で山登りも何だし、当直の疲労もあるし、公休2日目に山登り、1日目は母の三回忌の準備などに当てようと思っていたのです。しかし天気が、、、。

もうこうなったら1日目に行くしかないでしょう。というわけで2024年6月17日朝5時起床、計画通り6時に家をでました。

外環道の混雑が予想以上だったようで、アップルマップの経路が外環大泉経由だったのが=東北道=圏央道=関越道に変わりました。それでも川口までがかなり渋滞していて遅れが出ました。

関越道に入る頃には7時20分になってしまっていました。8時30分には登山口である日向大谷には到着することになっていたのですが。このまま直接向かう手もあるのですが、渋滞にはまったことと早朝から動いていたこともあり、疲労感が出てきていたので安全を考えて高坂SAで休憩することにしました。

今回は登山靴を使用するし、夏アルプスの予行でもあるのでサイドケースを使用しています。その向こうに見える女性が乗るのは400Xです。やはりアドベンチャーバイクは美男美女が乗るケースが多いのかと。(?)
改めて確認ですが、HONDA400Xですよ。九太郎さんとの会話で、10年前にモーターサイクルを購入する時に検討した1台に400Xを上げたら、
「GSX400X インパルス”東京タワー”ですか、それはまた思い切ったことを。」
と言われて、なるほどそっちも400Xか、と思った思い出があります。結局購入したのはCB250Fだったのはこのブログ読者皆様の知るところでありますが。
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高坂で休憩したこともあり、日向大谷到着は9時を10分以上過ぎてしまっていました。大急ぎで出発の準備をします。

9時33分、歩き始めました。バス停まで登ってきたら、その反対側の階段を登ります。ガイドブックで確認していたのでスムーズです。案内はしっかりしていますが、感覚的には逆方向に感じられますからね。
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登山者数カウンターの人数を一つ増やして、登山届を記入、提出しました。
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登りだしてすぐ、鳥居をくぐります。
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道は崖に作られていて踏み抜くと転落しそうではありますが、手入れはよくされているようで安心して歩けました。深田100名山なのでたくさんの登山客が来るからでしょうか。両神山は樹林の急登と岩場が続くと思っていましたが、そのおかげで案外歩きやすくペースよく登ることができました。
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最初の鎖場に来ました。鎖はまあなくてもいいくらいですね。ガイドブックには鎖やロープは長さが不足している物もあるので、下りで使うときには注意が必要と書かれていますが、なるほど中途半端な長さですね。特に下りでは使わない方が安全かもしれません。
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よく手入れされていると思ったのもつかの間、崩れているところがありました。これ誰か落ちたんじゃないの?下をのぞいても誰もいなかったので通過しました。
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10時12分、会所まできました。ここでバイパスの七滝沢コースと分岐しますが、現在は通行止めになっています。山と高原地図でも破線なので難路扱いですけどね。
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会所を通過してすぐ、丸木橋を渡ります。セルフシャッターで撮影してみましょう。そんな余裕あるのか、予定より出発が45分ほども遅れているんだぞ。それでもやっちゃうんですよ、私は。
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写真好きの老人に、「紅葉もいいんだけど新緑はまた違った良さがあって、俺なんかむしろ春の方が写欲が湧いたね。」と言われ、ここを登っていると何となくその感覚が理解できた気がしました。
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さすがは信仰の山、しかしこれここまで担いできたのでしょうか、歩荷さんの苦労がしのばれます。
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沢沿いの道ですから景色の変化はとてもいいのですが、道は踏み抜くと奈落の底へと一直線ですから気は抜けません。
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沢の渡渉点は大体こんな感じでした。帰路に増水されたらひとたまりもありませんね。
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ケルンの上の方はロックバランシングで積まれていました。風が強ければ落ちるでしょうから、ごく最近に積んだ人がいるのでしょうね。
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沢の音と鳥や虫の声がずっと鳴り響いていました。騒々しさを感じるほどでした。
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さてもうすぐ小屋かな、いやまだ800mもあるのか。結構疲れてきたな。
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弘法の井戸に来ました。地図にここがあるので持ってくる水を少なくしようかとも思ったのですが、枯れていると悲惨なのでハイドレーションで1.5L担いできました。よってここは素通りします。井戸は十分な水量が出ていました。
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弘法の井戸からわずかで清滝小屋に到着。11時40分です。歩き出して2時間を超えたのでさすがに休憩しましょう。
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しかし残念なことに、大変虫が多くてぶんぶん顔の周りを飛び回っています。こりゃたまらん、休憩はなし、そのまま登るぞ。

七滝沢コースとの合流地点に来ました。もちろんこちらも閉鎖されていました。
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そのすぐ上に鈴が坂の標柱が立っていました。なるほどここは急坂です。でも九十九折れになっているので厳しさはあまり感じませんでした。
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そして尾根に出るとこの看板が。もうわずか1.4㎞で山頂か、今は疲労感もそれほど感じていないし、水はハイドレーションで十分に取れているし、休憩無理にしなくてもいいな、行っちゃおう。
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鎖場は時々出てきますがかなりぬるめですので使わなくても大丈夫でしょう。
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階段がかけられていました。これだけの資材を担ぎ上げた歩荷さん、組み立てた作業員さんには本当に感謝いたします。
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巨大な岩の横を登山道が抜けています。この岩の名前は横岩だそうで、まあ横にある岩ですね。動物などに見立てた名前はよく見かけますが、横岩というのは珍しいのではないでしょうか。
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なだらかな尾根に出て間もなく神社が見えてきました。
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狛犬ではなく狼が守っています。口をわずかにしか開いていませんが、こちらがアとウンのアです。
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神社の奥にももう一つ建物があり、こちらにも狛狼がいました。
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さあここまでくればもう一登りです。上が見えています。ここが最後の登りでしょう、あれ、ハンディGPSではまだ先になっているぞ。位置精度が低いのかな?樹林の中だからね。
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頂上到着!あれ、山頂標柱がないぞ。
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くそ、まだ100m先か。GPSは間違っていなかった。
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そういえばガイドブックにも山頂直下に鎖場と書かれていたっけね。
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今度こそ、本物の山頂に到着。12時47分でした。
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真の山頂はこっち!
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遠景は霞がかかってしまっていましたが、富士山は何とか見ることができました。なかなかいい眺望が楽しめました。
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おにぎりやレーション、スポーツドリンクなどを摂取していると女性が登ってきました。
「日向大谷までは車ですか?」
いえ、もぐもぐ、オートバイもぐもぐ、です。すいません、もぐもぐ、口に入っていて。

さらにもう一人あがってきたところで、狭い頂上ですから場所を開けるためにも出発することにしました。かなりゆっくり過ごしていたので13時30分になってしまいました。

登りでも休憩を取らずに上がってきたのだから、下りもそのまま下ってしまいました。下りは速度が上がると崖のトラバースでは踏み外してしまいそうなのでなるべくゆっくりと慎重に下りました。

それでも2時間足らずで着きそうです。ここまでくればもう安心。
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駐車場着は15時23分とYAMAPには記録されています。
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水分とタンパク質、それにミネラル、糖質の補給をとコンビニに立ち寄りました。
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疲れを感じ、片頭痛の兆候も出てきたので嵐山PAでも休憩しました。さすがに当直勤務を挟んだ連日の登山にライディングですから、体が悲鳴を上げているのでしょう。
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さらに蓮田SAでもうたた寝をするなどして頭痛のケアをして、外環道の渋滞にはまりながらも19時30分頃自宅到着しました。荷物を片付けたり洗濯や2足のブーツを干したりはしましたが、疲労していたのでブログの記入は今日に回して早めにベッドに入りました。

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