ドロボウさえいなければこんな苦労はしなくて済むのに。

ワンキー化と言えば、本来車両の鍵でケースの鍵が開け閉めできるようにすることなのでしょう。しかし車両に付属していたケース用のキーシリンダーはそもそも寸法的に奥行きがありすぎてトップケースやサイドケースのバックルに収まりません。

現状何が不便かと言えば、サイドケースとトップケースの鍵、それぞれが必要だということです。別々で購入したし、違う販売店からの購入だし、それは仕方がないことなのですが、サイドとトップ一緒に買ってもどうやら違うカギになるようなのです。

これ、何とかならないかな?と考えているうちに、あることに気が付きました。

「2つのサイドケースは共通の鍵、そしてサイドケースには蓋のロックとキャリアへのロックと2つずつ同じキー番号の鍵がついている。つまり4つが同じキー番号のロックである。」

キャリアへの固定用ロックは一度付ければ旅の終わりまで外すことはないので、これが違うカギ番号でもよいのではないか?

つまり、サイドケースのキャリア固定ロックのキーシリンダーをトップケースに移植すれば、一つの鍵でサイドケースもトップケースも開け閉めできることになります。

そんなにうまくいくかな。だって違うブランドのケースだぜ。それにキーシリンダーが簡単に外れるかどうか。

まずキーシリンダーを外すことを考えなければいけません。まずは現状の確認から。このU字型金具を外してみましょう。ちょっと固めですが、ペンチで引っ張ってみました。
IMGP1745 (カスタム)

すると、コロン!と表側にシリンダーが転げ落ちました。これはいけそう!
IMGP1746 (カスタム)

サイドケースのキャリア固定用ロックのキーシリンダーも同様に外しました。
IMGP1742 (カスタム)

それを入れ替えれば、あれ、もう完成?
IMGP1743 (カスタム)

なんかできちゃったみたいです。この後、トップケースのベース固定用のロックのキーシリンダーも反対側のサイドケースから移植しました。そうしないと左右のケースの固定用キーが違うことになってしまいますからね。この作業、全部で5分くらいでした。
IMGP1744 (カスタム)

鍵番号00A=トップケースのベース固定用ロックの鍵、トップケースの蓋、サイドケースの蓋

鍵番号00B=サイドケースの固定用ロックの鍵

こうなりました。鍵番号00Aは4つあるので、車両の鍵のキーホルダーにつけ、それ以外にトップケースの蓋裏のポケットに入れておく、予備は財布と家の中、など便利に使えそうです。00B は2つしかありませんが、持ち歩く必要のないのでこちらもトップケースの蓋裏ポケットに入れておけば済むでしょう。

このキーシリンダー、6個別売してくれないかなあ。そうすればさらに便利になるんだけど。もちろん鍵も4つはつけてほしいです。さらによいのは、V‐STROM650車両付属のキーシリンダーがポンづけできること、ですけど。一番いいのはこの世から泥棒がいなくなること、ですが、これはさらに望み薄だからなあ。




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