2025年1月12日

８時に集合といえば7時58分に出発できるのがこのクラブのいい所。そう、三毛ジャガーツーリングクラブ（おそらく誰もクラブ名を覚えていないだろうけど）の定例ツーリングの今年1発目なのです。参加メンバーはバンディット250Limitedに乗るNチェブさん、ボルティに乗る九太郎さん、そしてV-STROM650に乗る私三毛ジャガーの3名です。

今回たまたま全員がスズキ車に乗るメンバーの訳なのですが、まだスズキワールド葛飾は開店前だし用事も特にないので素通りいたします。


寒波来襲で激寒、また雨や雪という予報さえ出ていましたが、前日辺りから回復してきた予報に変わってきたのでツーリングは決行することにしました。いくつかの天気予報サイトを確認していて、千葉県西部は曇りというところがほとんど、唯一ウインディだけは千葉市周囲に0.6㎜程度の降雨と予想していました。

松戸ICから外環道に乗ります。


千葉市に入る辺りからぽつぽつと降ってきました。うーんウインディさすがですね。でも昨日買った（そのうちにブログに記載します）コミネ フルイヤーツーリングジャケットJK-5744ラーマIIIを着ているし、電熱グローブ、電熱ソックス、電熱ベストを着ているから寒くもないし、小雨なんかへっちゃらなのです。


でも膝辺りに寒さを感じていますが。防風インナー付きライディングジーンズは穿いて来ていましたが、保温においては能力不足でした。やはり防寒ライディングパンツは必要だなあ。

走り始めてから50分ほどで市原SAに到着です。まだ疲れてはいませんが、計画に入れていたのでちょっと休憩しましょう。渋滞なくここまでこれたのは久しぶりです。雨はここまで来ても止んでいませんでした。


電装系にトラブル発生、グリップヒーターの電源が落ちる人、そもそもはいらない人、この時間を使って復旧に取り組みます。


ボルティのグリップヒーターに電源が入らないのは、ヒーターに給電する端子が錆びていることでした。カッターナイフでカリカリと錆を落として導通の回復を試みました。それか端子をいっそ交換しちゃう？
「うーん電装系工具のない状態で無理にやると漏電しちゃうかもしれないから、地道にこっちでやります。」


こちらはタンク下にいれたＤユニットからの電源が不安定で、アイドルなら通電するけどエンジン回転数が上がると落ちちゃうという不思議現象が発生しているとのこと。ふつう逆なんだけどね。電圧が低くてバッテリー保護回路が働いてスタンバイになってしまい、エンジンが高回転になると十分な電力が得られて稼働するということなら理解できるんだけど。配線やヒューズなどを丁寧に見ていきます。テスターがないと断線や導通不良を確認できないから厳しいですね。こんなことなら持ってくればよかった。


万全な修理とはいきませんでしたが、とりあえず機能回復させたところで出発します。
市原SAからすぐの、姉崎袖ケ浦ICで高速を降りました。小雨とはいえ、しつこく降っています。


通いなれた亀山湖を目指して走ります。途中赤色回転灯が遠くに見え、いやな予感がしていましたが、緊急車両ではなく工事用クレーンを積んだ車でした。

いや、違う、事故車両を撤去するクレーン車だった！こんな見通しの良い直線でなにゆえにガードレールに正面からぶつかっているんだろう。


通いなれたはずの道ですが、新しくなっていたりして道を外し、アップルマップのナビゲーションを受けながら本来のコースに復帰しました。ここ、そういえば11月のカヌーの時にも通ったよ。同じ間違いをしてしまったんだなあ。


笹地先はこの先を左ですが、今日はカヌーではないので素通りします。


そしてここに。右にきみつふるさと物産館、左は片倉ダム記念館です。


雨も上がったし、気持ちよくダム記念館へ行きましょう。


アルファロメオのオーナーズミーティングでもやっているのでしょうか、2列に渡って並んでいました。


が、しかし片倉ダム記念館は扉が施錠され、中に入れません。また入ったとしてもわざわざ来るほどの展示もなさそうです。残念。


でもその先にはきょんのはく製や、


イノシシのはく製、


さらに不気味な展示物が所狭しと陳列されています。これ、子供連れで来ると怖がって泣かれるかも。


棚の奥にいたのは無表情のマグマ大使～！夢に出できそう。


それではそろそろ次へ行きましょう。


一旦少し亀山ダムの方に向かって戻り、房総スカイラインへ入ります。そしてその途中で左折。


狭い道を慎重に進むと、奥米地区に出ます。そしてそう、ここの通過が目的の一つ、奥米隧道に到着です。さあ行きますよ。


素掘り感覚満載のトンネルが楽しめますよ。


トンネルの中にカーブが続きます。左右は溝が掘ってあるのがいいのでしょう、路面は乾いていて案外走りやすかったです。


トンネルの中に90度Vツイン、並列4気筒、そして空冷単気筒の排気音がこだまします。


出口が見えました。


が、出てすぐまたトンネルに入り、しかし今度のは短かったです。


トンネルから出るとそこは三島湖でした。


Ｒ465を走り、県道182へ入ります。


もみじロードは何回も走っていますが、それでも飽きない、いい道ですね。お仲間も結構は頻度で出会います。


もみじロードの終点からは長狭街道へ。あれ、工事で片側通行になっているぞ。今日はここ3回通るんだけどな。


そして、そこにあるお蕎麦屋さんへ。残念ながらブログ掲載の許可は得られませんでしたので、入口の写真だけ掲載いたします。中はストーブが焚かれ、暖かい座敷でアツアツの天ぷらそばを、残り二名はカレー南蛮うどんをいただきました。大変美味しいうえにリーズナブルでまた立ち寄りたいですね。


食べたらそこからわずか10分、をくずれ水仙郷へ行きました。今、まさに水仙まつりの真っ最中なのです。

駐車場は自動2輪についての記述がWeb上では見つからず、また民間駐車場が普通車一台300円、公民館駐車場は無料とと記されていましたので、公民館を目指しました。

無料じゃないよ、こっちも300円取るよ。駐車枠1台分に3台停められたのでまとめて全員分として300円支払おうと思ったら、私以外の二人が300円ずつ料金箱に投入しました。なんてこと、仕方がないなあ、俺も300円入れるか。まあね、これだけの水仙郷を維持するのもただじゃないし、ライダーはケチだからオートバイお断りの看板立てるか、なんてことになっても困るしね。


をくずれ水仙郷の標柱を守る社がありました。さぞ歴史や名のある標柱なのかと思いきや、何も説明書きがないという面白さ。


水仙はあちらこちらに群生しています。


物販している女性に水仙郷の見どころはこの先ですか、と尋ねたら、
「まあそうかもしれないね。でもどこ行ってもこんな感じだよ。」
なんてことを言われました。

神社があったので、階段を登りました。石段が摩耗しているので案外気を使いました。

そして参拝。


水仙と菜の花、さらに寒椿まで咲いていますので、季節感がバグってしまいそうです。冬？春？


道路わきで記念撮影。


すれ違った女性に、この先どうなっているのか尋ねたところ、水仙ではなくやぎ小屋のカフェに行ってきたとのこと。動物好きのＮチェブさん、もちろん行きたがりました。やぎ小屋ね、おそらく人骨山登山の時に私が藪漕ぎして着いた、太陽光発電所の所にあるあそこでしょう。ちょっと遠いかも。でも急ぐ必要はないから、行ってみようか。

歩き出しましたが、やっぱり遠いね。一旦車両に戻ってそれに乗っていきましょう。で、来た道を戻ります。


ミカンが生っていました。


それぞれの愛車に跨り、やぎ小屋を目指します。ここを右に入ると、一旦下って激坂を登ります。


駐車場コッチの矢印に導かれて、そこへ停めました。


そしてカフェへ。まずはチーズケーキをいただきました。これがまたおいしい！


Ｎチェブさん、やぎにエサをあげたいので売ってくださいとカフェオーナーさんに直訴、オーナーさんのご厚意でなんと無料でいただけました。


たまたま戻ってこられた奥様から、あんまりエサは食べないよ、と言われたのですがここのやぎはイケメン好きなようでNチェブさんの手からむしゃむしゃ立て続けに食べていました。

カフェの下の方にいるやぎにもあげてきましょう。


こっちのやぎさんもイケメン好きな様子。


さて、あとは帰るだけです。集合してから160㎞も走行しているので、キャブ4気筒のバンディットはちょっと心配になってきました。大丈夫、長狭街道にガソリンスタンドあるから。

げげ、お休みじゃん。さらに西へ進むともう保田鋸南ICが。どうする？ここで高速乗るのはさすがに危険なので、行き過ぎて海沿いでガソリンスタンド探そうよ。

東京湾フェリー乗り場のすぐ近くにガソリンスタンド発見。バンディットとボルティは給油へ。V-STROM650は6本ある燃料ゲージが一つ消えただけなので給油は見送りました。さすがの低燃費、さすがの20Lタンク。


ところで、さっき高速入口に「アクアラインで事故渋滞」と掲示してあったけどどうなんだろう。いくつかの地図ソフトやサイトで検索をかけます。アクアラインは絶望的、そしてそちらを忌避した車で館山道、京葉道もいつも以上の渋滞。さらに内房は小雨ながら雨が断続的に降る予報も。

じゃあさ、フェリーで久里浜行って神奈川ルートで帰るというのはどう？としらべる東京湾フェリーの時刻表。次は、え、16時30分発だよ。まだ45分もあるじゃん。なら、渋滞捕まっても走っちゃった方が早いよ。

とR127を北上します。しかし、そこで再び高速の電光掲示板がありました。
「渋滞7㎞30分」

え、さっきの情報より酷いじゃん。どうする？

Ｎチェブさんの声がインカムから流れます。
「もし、フェリーなら決断は早く。」
よし、フェリーにしよう。

ターンしてフェリー乗り場へ。出航まで35分もあるよ。係員に導かれて自転車、オートバイの列へ。
「チケットは持っていますか？まだなら、購入してきてください。購入したらすぐに戻ってきてください。」

え、まだ35分もあるし、それに船がまだ来ていないじゃん。でも言われるままにチケット売り場で乗船券を購入し、車両に戻りました。そのタイミングで船が入港してきました。

わずかなスペースですが、サイドスラスターで見事に180度旋回、静かに接岸しました。


16時05分、乗船開始です。なるほど急がせた理由がわかりました。2輪車は先に乗せなければならないからでした。


ハンドルを右に切って停車、あとは係員が固定してくれます。


前回はデッキで過ごしましたが、気温が低くとてもじゃないけど外にはいられないので船室へ入りました。船室は乗客でいっぱいになりました。

そうそう、お土産買ってないよ。ツーリングクラブメンバーだけど参加できなかった料理長へ、会社のライダースへ、娘へ、息子へ。


久里浜からは渋滞もなく、雨にも合わず快適に走りが楽しめました。


駒形IＣで降りて流れ解散しました。参加者の皆様、楽しい一日をありがとうございました。


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