今日は当直明け、寝ていました。するとラインの着信音が。お、三毛ジャガーツーリングクラブのメンバーからじゃん。どれどれ。
「バンディットメンテナンスしています。」
とNちぇぶさんから。
「今、2輪館でオイル交換中。3時間待ち。」
と料理長から。
え、どこの?そっちか、今から行くよ。シャワーを浴びて大急ぎでライディングスーツに着替え、CB250Fに火を入れます。
到着。あ、いたいた。ちょうど作業が終わり、車両が引き渡されたところでした。しばらく料理長と歓談します。昨年のツーリング以来だから1年以上空いちゃったんだね。積もる話をして、色々と情報交換。
彼の車両はST250Eタイプでしたが、引き渡し以来ツーリングはもとより、買い物や通勤の脚としても酷使されていました。しかし、ここ最近はエンジンの不調に悩まされるようになり数回に渡る修理でも対応できないほどの劣化が認められたので、ついに車両の乗り換えを決断、今月納車されたばかりの車両で来ていました。
その車両はヤマハMT25です。右上の方にちらりと映る黒い車両がそれです。
しばらく話し込んだ後、店でお別れしました。もう一箇所、立ち寄ってみますか。Nちぇぶさんがメンテしているというのですから。
しかし、作業は終了、カバーが掛けられていました。それじゃあ仕方がないな。さらにもう一箇所、立ち寄りたいところがあるのでそこ寄りましょう。
そこはここ、スズキワールドです。店長さんには大変良くして頂き、なんと!新車のV‐Strom800DEに跨がらせてくださいました。また、V-Strom650にも。色々とお話を聞かせてくださり、大変参考になりました。カタログも頂いてしまいました。本当にありがとうございました。
家についてからカタログを広げ、検討しました。
さて、この2台ですが、どちらにしようか悩まれている方は私だけではないと思います。さらにヤマハのテネレ、ホンダのトランザルプも候補であるかもしれません。どれがいい?
まず、足つき性から。V-Strom800DEは855mmと短足キラーでして、ズボンの長さを820mmにしている私には到底乗りこなせないと思っていました。ところが、跨がらせて頂きびっくり、両足ついても拇指球はしっかりと着くではありませんか。少し尻をずらせばかかとべったり。シートの幅が狭めなこと、シートの沈み込み、サスの沈み込みが大きめであるので数字よりかなり低くなることが要因でしょう。身長172cmでもいける!これは新しい発見でした。
次にV-Strom650にも跨がらせて頂きました。こちらは835mmのシート高で20mmm低いのだから、楽勝でしょう。ところが跨ったら800DEとの差がない、、、。というのも、シート幅が広めであることとサスの沈み込みが小さいからのようです。
「お客様の体格でしたらどちらもそのままお乗りいただけますね。数字だけ見ると え と思われますが、特に800DEはサスストロークがたっぷりあるし、柔らか目のサスなので沈み込みの量が多いのです。」
なるほど、見た目と数字だけではわからないことがたくさんありますね。
「どうですか。どちらが気になりましたか。」
実物を並べてみると、全く違う車種ですね。650は普通に乗れそうな感じですが、800はフロントセクションの幅の広さと圧倒的な巨体の感じ、ひとつひとつの部品のグレード、所有しての満足感は800の方ですね。
「800の方は発売されたばかりですべてが新しいのですが、だから全てが良いとも限らないですよ。サスもストロークが長い分、高速道路などでは柔らかすぎてしまうかもしれないし、風防も小さめですから風除け効果もかなり違います。シートとフロントセクションの高低差を見ていただければよく分かるのですが、650はかなりシートが低めです。その分風を受けずに済む設計になっているのです。設計の根本がオンロードなのか、オンオフ両方なのか、その違いはかなりあります。」
「エンジンは800は完全新設計で、バランサーを2本搭載することで振動に有利な650のVツインよりむしろ静かに回ります。もうコストの掛かるV型は要らないんじゃないかって開発の人が言っていました。でもVツインならではの味わいもあります。おそらくV-StromシリーズとSVシリーズがVツインエンジンを積む最後の車種になると思います。今のうちの乗っておいたほうがいいとも言えます。」
「650は設計されてから年数が経っているので、灯火類が白熱球だったりと古さを感じるデザインですが、走る上では何も困ることはないのでそこは好き好きで良いと思います。ただ、惜しむらくはクイックシフターで、これは800にしかついていません。これはやはりいいんですよね。値段的には、小型車ならもう一台買えちゃうくらいの差があるのでそれくらい当然といえば当然ですが。」
「800のホイールはチューブ式、650はチューブレス、これはパンクに対する考え方の違いからそうなっています。」
よりパンクリスクの高いグラベルでこそプラグで直せるチューブレスがいいのではないのですか?
「いや、海外では日本では考えられないような悪路を走行します。リム打ちパンクなんてしたら、リム自体の変形もあるかもしれません。その状態でもチューブさえ交換すればとりあえず乗れるようにできます。しかしチューブレスでは、リムが変形したらもうどうしようもないのです。また、タイヤが裂けちゃったりしたらプラグでは修理不能です。」
そこまで考えられているのですか。日本では、というより私には完全にオーバーコンセプトですね。正直、800は私には役不足な車両のようです。
その他にも裏話的な話を伺いましたが、とにかく悩みはかえって深くなってしまいました。
店長さんの話をちょっとまとめてみました。
高速巡航 650◎ 800◯ (サスの設定と風防効果)
グラベル 650△ 800◯
荷物積載 650◎ 800◎(ただし、純正用品使用の場合。社外品は800にはまだ殆ど無い)
脚付き 650◯ 800◯(実質対して変わらず、私にはどちらも困らない程度)
燃費 650◯ 800△(800はハイオクガソリン)
所有感 650△ 800◎
価格 650◎ 800△
デザイン 650◯ 800◎
どっち買う?ん〜ワカンナイ!
ちなみに、デリバリーは案外いいようで来週あたりに800DEのマットグレー/イエローも入荷するそうです。マットカラーは手入れ大変そう、と思って訪ねてみたら、最近のマット塗装は優秀でスプレー式ワックスが使えるしゴシゴシやらなければ案外大丈夫とのことでした。
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「バンディットメンテナンスしています。」
とNちぇぶさんから。
「今、2輪館でオイル交換中。3時間待ち。」
と料理長から。
え、どこの?そっちか、今から行くよ。シャワーを浴びて大急ぎでライディングスーツに着替え、CB250Fに火を入れます。
到着。あ、いたいた。ちょうど作業が終わり、車両が引き渡されたところでした。しばらく料理長と歓談します。昨年のツーリング以来だから1年以上空いちゃったんだね。積もる話をして、色々と情報交換。
彼の車両はST250Eタイプでしたが、引き渡し以来ツーリングはもとより、買い物や通勤の脚としても酷使されていました。しかし、ここ最近はエンジンの不調に悩まされるようになり数回に渡る修理でも対応できないほどの劣化が認められたので、ついに車両の乗り換えを決断、今月納車されたばかりの車両で来ていました。
その車両はヤマハMT25です。右上の方にちらりと映る黒い車両がそれです。
しばらく話し込んだ後、店でお別れしました。もう一箇所、立ち寄ってみますか。Nちぇぶさんがメンテしているというのですから。
しかし、作業は終了、カバーが掛けられていました。それじゃあ仕方がないな。さらにもう一箇所、立ち寄りたいところがあるのでそこ寄りましょう。
そこはここ、スズキワールドです。店長さんには大変良くして頂き、なんと!新車のV‐Strom800DEに跨がらせてくださいました。また、V-Strom650にも。色々とお話を聞かせてくださり、大変参考になりました。カタログも頂いてしまいました。本当にありがとうございました。
家についてからカタログを広げ、検討しました。
さて、この2台ですが、どちらにしようか悩まれている方は私だけではないと思います。さらにヤマハのテネレ、ホンダのトランザルプも候補であるかもしれません。どれがいい?
まず、足つき性から。V-Strom800DEは855mmと短足キラーでして、ズボンの長さを820mmにしている私には到底乗りこなせないと思っていました。ところが、跨がらせて頂きびっくり、両足ついても拇指球はしっかりと着くではありませんか。少し尻をずらせばかかとべったり。シートの幅が狭めなこと、シートの沈み込み、サスの沈み込みが大きめであるので数字よりかなり低くなることが要因でしょう。身長172cmでもいける!これは新しい発見でした。
次にV-Strom650にも跨がらせて頂きました。こちらは835mmのシート高で20mmm低いのだから、楽勝でしょう。ところが跨ったら800DEとの差がない、、、。というのも、シート幅が広めであることとサスの沈み込みが小さいからのようです。
「お客様の体格でしたらどちらもそのままお乗りいただけますね。数字だけ見ると え と思われますが、特に800DEはサスストロークがたっぷりあるし、柔らか目のサスなので沈み込みの量が多いのです。」
なるほど、見た目と数字だけではわからないことがたくさんありますね。
「どうですか。どちらが気になりましたか。」
実物を並べてみると、全く違う車種ですね。650は普通に乗れそうな感じですが、800はフロントセクションの幅の広さと圧倒的な巨体の感じ、ひとつひとつの部品のグレード、所有しての満足感は800の方ですね。
「800の方は発売されたばかりですべてが新しいのですが、だから全てが良いとも限らないですよ。サスもストロークが長い分、高速道路などでは柔らかすぎてしまうかもしれないし、風防も小さめですから風除け効果もかなり違います。シートとフロントセクションの高低差を見ていただければよく分かるのですが、650はかなりシートが低めです。その分風を受けずに済む設計になっているのです。設計の根本がオンロードなのか、オンオフ両方なのか、その違いはかなりあります。」
「エンジンは800は完全新設計で、バランサーを2本搭載することで振動に有利な650のVツインよりむしろ静かに回ります。もうコストの掛かるV型は要らないんじゃないかって開発の人が言っていました。でもVツインならではの味わいもあります。おそらくV-StromシリーズとSVシリーズがVツインエンジンを積む最後の車種になると思います。今のうちの乗っておいたほうがいいとも言えます。」
「650は設計されてから年数が経っているので、灯火類が白熱球だったりと古さを感じるデザインですが、走る上では何も困ることはないのでそこは好き好きで良いと思います。ただ、惜しむらくはクイックシフターで、これは800にしかついていません。これはやはりいいんですよね。値段的には、小型車ならもう一台買えちゃうくらいの差があるのでそれくらい当然といえば当然ですが。」
「800のホイールはチューブ式、650はチューブレス、これはパンクに対する考え方の違いからそうなっています。」
よりパンクリスクの高いグラベルでこそプラグで直せるチューブレスがいいのではないのですか?
「いや、海外では日本では考えられないような悪路を走行します。リム打ちパンクなんてしたら、リム自体の変形もあるかもしれません。その状態でもチューブさえ交換すればとりあえず乗れるようにできます。しかしチューブレスでは、リムが変形したらもうどうしようもないのです。また、タイヤが裂けちゃったりしたらプラグでは修理不能です。」
そこまで考えられているのですか。日本では、というより私には完全にオーバーコンセプトですね。正直、800は私には役不足な車両のようです。
その他にも裏話的な話を伺いましたが、とにかく悩みはかえって深くなってしまいました。
店長さんの話をちょっとまとめてみました。
高速巡航 650◎ 800◯ (サスの設定と風防効果)
グラベル 650△ 800◯
荷物積載 650◎ 800◎(ただし、純正用品使用の場合。社外品は800にはまだ殆ど無い)
脚付き 650◯ 800◯(実質対して変わらず、私にはどちらも困らない程度)
燃費 650◯ 800△(800はハイオクガソリン)
所有感 650△ 800◎
価格 650◎ 800△
デザイン 650◯ 800◎
どっち買う?ん〜ワカンナイ!
ちなみに、デリバリーは案外いいようで来週あたりに800DEのマットグレー/イエローも入荷するそうです。マットカラーは手入れ大変そう、と思って訪ねてみたら、最近のマット塗装は優秀でスプレー式ワックスが使えるしゴシゴシやらなければ案外大丈夫とのことでした。
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