三毛ジャガーの物欲日記

オートバイ、自転車、登山、カヌーカヤック、スキーなどアウトドアレジャーを楽しんでいます。物欲にまみれていて欲しい物は買う、戴く、無い物が欲しければ作ってでも手に入れております。

2014年04月

朝5時起床します。電子レンジにご飯と餃子、両方とも昨夜の残り物ですが、突っ込んで温まるのを待つ間、タブレットで天気予報を確認します。んー、やはり雨か。南の海上に低気圧が通過中、湿った空気が流れ込み、、、、。
 
南房総は5㎜程度の降雨?本当か???でも、館山まで行かなければ基本大雨になる感じはしないので、決行しよう。
 
6時、家を出ます。乗るはエスティマハイブリッド。穴川~貝塚の渋滞は毎度のこと、今日はむしろましな方でした。
 
そして、8時丁度、保田の海岸に到着しました。
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駐車場はガラガラ、天気は曇り、時々小雨。そして寒い!まず着替えましょう。ネオプレンのロングジョンに、ラッシュガード、アノラックを着込みますが、まだ寒いくらいです。
 
着替えが済んだら艇の組み立てです。グリーンランダーの場合、車でアクセスの時には間違いなく前日組み立て、カートップで運搬なのですが、クルーソーなら躊躇せず、現地組み立てを選択できます。組み立てやすさはそれほど違いますね。
 
でも、バタフライの組み立て動画の様に7分30秒ではできません。よくよく見ると、初期型で現行モデルとは違いもあるし、センター確認もしていないし、シートも付けていないし、、、、。で、普通に組めば16分でした。
 
さらに私は、浮力体を入れてみました。その分時間はかかります。コックピットポッド艇でもこれを入れるのは、なんといっても単独行だからです。万が一、沖合でスキンがざっくり避けて多量の海水が艇内に入っても十分な浮力を得られるように、という配慮です。特に今日は南東の風、本線航路へ流されてしまうでしょう。
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リアにはさらに50lの防水バックパックも入れて浮力体としています;。
 
組みあがったら艤装します。事前にやっておいたのですいすいできます。予備パドルはコックピットから取り出せるように差し方を変えてみました。
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カヤックワーゲンで波打ち際まで持って行きます。
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バウハッチから荷物を積み込みます。グリーンランダーには自作のハッチを付けていましたが、手がやっと入るだけのサイズで、とても荷物を積み込むことなどできませんでした。コックピットの足元から入れて、奥へ引くために必要だったのです。
 
ところが、クルーソーにオプションのラージバウハッチにすれば、10ℓドライバッグを飲み込むのです。しかも、中も広くて、Lサイズ浮力体、10ℓドライバッグを二つ、メスキットなどを詰めてもまだ余裕があります。
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これは便利!
 
いよいよ進水式です。アルコールを飲まない私ですから、艇にも付き合ってもらいましょう。私の大好きな飲み物、東京都の水道水で航海の安全を祈願します。
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式が済んだら、早速乗り込みましょう。コーミングは広くて乗り込みは楽です。シーソックの防水性も完璧で、安心して濡れた足で乗り込めます。スプレースカートを装着します。木製コーミングのグリーンランダーより、かかりが多くて楽に、しかもしっかりとかけられます。ただし、スカートが外れなくなると怖いので、パニックループは確実に外に出ていることを確認します。今回、スカートは純正の物ではなく、モンベルのファスナーで前を開けられるやつにしてみました。もちろん、ばっちり装着できることは事前に確認済みです。
 
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さて、それでは漕ぎましょう。目指すは南の方角に浮かぶ、浮島です。この島は個人所有だそうで、やたらと上陸できないようです。椎名誠のエッセイにも登場するのですが、その時には所有者がカネにがめつい偏屈な人だったと記されています。書かれてからもうふた昔以上経ちますから、世代交代しているかもしれませんね。
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時々雨が降ってきます。アノラックのフードを被っていれば済む程度です。
 
 
浮島を過ぎたら、岩井海岸へ入って行きました。ここは子供たちが小学5年生の時に、臨海学校で来たところです。楽しかった話をたくさん聞きましたが、私がここに来るのは初めて、なるほど、ここがあの話の現場か、というところが何カ所かありました。伝説の肝試しもこの辺のはずだな。
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上陸して、トイレを済ませたら、時刻は11時、昼食調理を開始します。
 
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今日のメニューはポトフおじやです。ご飯は昨日の残り、ポトフは山行の予備食の残りです。
やや風が強く、EPIの火が飛んでしまってなかなか温まりませんでしたが、何とか完成しました。うん、うまいよ。
 
 
帰り道も、時々雨に当たります。風はますます強くなってきます。ウェザーコッキングは弱いながらも現れるので、片側を強く、反対側を弱く、そしてリーンをかけて対処します。シートの位置をもう少し後ろにすればいいのかな?でも、海の上だと移動できません。一番いい解決方法は、ラダーの装着でしょう。ラダー不要を謳っていますが、ジョン・ダウドは「ラダーがなくても問題ない艇に、ラダーが付いていれば完璧。」といいますから、ここは自作するかなあ。
 
赤いボートを前方に発見、挨拶するかと近づけば、ブイでした。この辺りは岩礁が多く存在します。その先に見える岩礁はディズニーシーの火山の様にも見えますね。
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海藻がびっしり生えています。内房も実は、豊かな海なのですね。
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港から大型船舶が出て来ました。進路を見極め、確実によけます。カヤックは大型船舶からはなかなか見えないものらしいです。赤い艇だといくらかは見つけやすいでしょう。見つけてもらえるまでのわずかな時間の違いが、結果の大きな違いになることもあるでしょう。
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追い風、追い波状態ですから、疲れる前に車が見えてきました。でも、尻が痛い!
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上陸しました。
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着替えたら、艇の解体です。驚くべきことに、バウもスターンも、船体布の中に全く海水が入っていません。こんな艇は初めてです。船体布の防水性、縫合部(高周波溶着)、開口部の処理、そのすべてが高いレベルである証でしょう。グリーンランダーでは、かなり丁寧に水を拭き取ったのに、帰りの電車の中で水がしみ出してきて困ったことがありましたが、この艇では外側とシーソックの中だけ拭き取ればもうそんなことはないはずです。
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艇のインプレッションをしておきましょう。
 
速度ですが、意外なほどの速さで巡航できます。パドルタッチも軽めで、素直な動きをします。グリーンランダーと比べても、巡航速度は速いくらいです。しかし、猛烈に漕ぐとグリーンランダーより早く白い引き波が出てしまい、速度上昇は頭打ちになってしまいます。
 
左右のロール安定性はかなり高く、初めてカヤックに乗る人でも不安は感じないでしょう。傾けても戻ろうとする力が大きく、安心して傾けられます。外傾ターンもスムーズにできます。ただし、グリーンランダーなどの上部が張り出した形状の艇と比べれば限界は早く訪れます。でも、比べる相手が悪い感じですね。その分、ロールはやりやすいでしょう。
 
波を越える時、ややしなる感じがします。不安定になるほどではないので、問題はないでしょう。むしろその時に底のスキンがばたつく方が気になります。横方向のスキンテンションが弱めだからでしょう。エアチューブの容量を増やしてスキンテンションを高くするか、キールサイドストリンガーを設置すれば改善されると思います。でも、組み立て時間は長くなりますから、「○○分組立」にこだわると無理でしょうね。私的には少々組み立てに時間がかかってもいいのですが。
 
ただし、乗ったことのない艇ですから何とも言えませんが、アルフェックのエルズミア480も「高速型フレーム」と称していますが、これもキールサイドストリンガーがありません。もしかしたら、下手にスキンテンションをあげるより抵抗が減るのかもしれません。私には流体力学の知識がありませんので、「底のバタつきが感じられた。」だけにしておきましょう。
 
コックピットはやや深めですが、漕ぎにくさを感じることはありません。ただ、コーミングの内側に膝を当てるところが付いてはいますが、まだ高さが不足です。私の場合はニーブレイス等を付けるフィッティングをしたくなりました。
 
シートは私には合いませんでした。座面は硬柔2種の発砲ウレタンを入れた凝った作りなのですが、私にはまだ硬すぎました。1時間半で尻が痛くて仕方がありませんでした。柔の方を抜いてエアマット入れてみようかと思っています。心配された「キールフレームを尻が感じる。」は、水上ではほとんど問題ない程度でした。バックレストは良い作りです。良い角度になるように、しっかりとストラップを調整しておけば腰痛にはなりにくいでしょう。
 
座面の中です。白が硬いフォーム、灰が柔らかめのフォーム。製作者の引いた切り取り線が見え、その苦労が忍ばれるところでもあります。
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丁寧にやっても15分ほどでパッキング終了しました。水が艇内に入っていないので、本当に楽です。帰るころになって日がカンカン照りです。暑い暑い、水を飲みながら作業しました。
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帰りにグローボのクリアウォーターカヤックスに寄り、17時帰宅しました。帰宅したら艇の手入れをします。普通のファルトボートだとスキンの中まで海水が入り込んでいるので、砂抜き、塩抜き、水抜きが大変ですが、この艇はそれがないので楽ですね。濡れぞうきんで拭くだけですみました。(済ませました、かな?)
 
天気は晴れている時には全く乗れなかったのですが、午後の天気では紫外線が気になりますから、塞翁が馬、ということですね。良い進水式となりました。


バタフライ高いレベルでクラフトマンシップが生きてますね! 私のカサラノも家来てからシーソックスを新調して、ロールしなければ浸水はゼロなので撤収が早いです。
これって、ファルトで旅するの結構キーワードですね! 削除
沢味家
2014/4/15(火) 午前 0:16
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進水式おめでとうございます!
インプレを聞くだけで、とても良い艇だと言う事が
わかりますね~(*^_^*)
組み立ても以外と時間がかからないのは
驚きです。
一日違いだったら、海の上でお会いしてたかも(笑) 削除
2014/4/15(火) 午前 6:05
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進水式おめでとうございます。
私もバタフライカヤックス(タンデム)オーナーなので
楽しく拝見しています。
内房は重油が心配ですが問題なかったようですね。
東京住みなのでどこかでお会いすることがあれば
そのときはよろしくお願いいたします。 削除
[ wasshoi ]
2014/4/15(火) 午前 9:39
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沢味家さん、kikuさん、wasshoiさん、コメントありがとうございます。

沢味家さん、フェザークラフト カサノラ、いい艇にお乗りですね。友人3人が所有しておりますが、 組み立て、漕行時のじゃじゃ馬ぶり、そしてなんといっても価格が問題なので、とても私には手にできません。

Kikuさん、私もフィッシングカヤックの人を見かけると、ついkikuさんを探してしまいます。いつか海の上でばったりということもあるでしょう。その時にはよろしくお願いします。ちなみにスズキは大好物です。

wassyoiさん、はじめまして。バタフライカヤック新参オーナーの者です。重油は私も気になっていましたが、私の漕いだ辺りでは全く問題はなかったようです。機会があれば、ご一緒させて下さい。 削除
2014/4/15(火) 午前 10:50
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丁寧なレポートをとても興味深く拝見しました。
なるほどなるほど・・・いろいろ参考になります。予備パドルのホールドは結局そこに落ち着きましたね(^^)。
シートの位置やバッグの位置を動かして、トリムを変えていろいろ試してみてもよさそうですね。
船体布の張りの弱さは計算されたものなのでしょうか?。よく、モーターボートのボトムに直進性の向上やスプレーカットのために線状のストライプがついていますが、ファルトのボトムも水圧で押されるとキールとチャインがはっきり浮き出てきて何かいい働きをするのでしょうか・・・?。
とにかく、進水おめでとうございます。 削除
[ viento ]
2014/4/15(火) 午後 8:58
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vientoさん、コメントありがとうございます。

予備パドルは、考え方によりますが、漕行中にパドルを交換したいと思った時に出来るようであってほしいので、ブレードを手前側にしてみました。逆だとドリップリングがバンジーコードに引っかかってうまく取り出せなかったのです。コックピットすぐ後ろのバンジーコードはショックコードではなく、細引きを自在結びで付けました。全部ショックコードだと猛烈な波を食らった時に、ゴムがのびて荷物が落ちてしまうことを警戒しての装備です。パドルブレードはこれで締め付けて固定しています。

何が正解ということはないので、いろいろ試してみているうちに、落ち着くことでしょう。

スキンテンションが低いとキールが浮き出る→直進性が増す、はおっしゃる通りだと思います。それをねらいとして設定しているのかどうかは尋ねてみないと分かりません。個人的には、もう少しテンションが高くてバタつきのない方が軽快に動けるように思うのですが。

文句もないわけではありませんが、海旅には良い艇でした。vientoさんも、早く納品されるといいですね。 削除
2014/4/16(水) 午前 11:07
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無事、進水式完了オメデトございます。
乗ってみてワカル事が色々ありますね。
今後の改良が試されますね(・∀・)
東京湾は船舶が沢山運航しているので安全確認が大事なのかな。 削除
2014/4/16(水) 午後 6:31
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くまそんさん、コメントありがとうございます。

おっしゃる通り、浦賀水道は大型船舶の銀座通りですからね、まかり間違うと藻屑と消えてしまうことになります。タンカー、コンテナ船、LPG船、遠目に見ているとおもしろいものですが、近づくと怖いですよ~。 削除
2014/4/16(水) 午後 6:44
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久しぶりにK氏からメールが入り、一緒に走りませんかというお誘いがありました。一も二もなく、連れてってもらうことにしました。
 
午前は娘の保護者会に出て、午後2時葛飾橋に集合しました。K氏はもう来ていました。早速走り始めます。北に向かいますが、かなり強い向かい風、ずっと彼の後ろでドラフティングの恩恵に授かります。しかし、横風、突風が多く、また対向自転車もそれなりにあるのでなかなか良いポジションで走れません。ちぎれたらもうそこでさよーならー、そうならないように必死でペダルをぶん回します。
 
菜の花がびっしりと咲いていて黄色いじゅうたんのようでした。
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40分ほどで玉葉橋に到着、ここを渡ります。ようやく追い風で一息つけます。
「きつかった、、、、。」
言葉もとぎれとぎれの私に、余裕綽々のK氏、今のうちに一息ついておいてください、と不気味な一言。
 
橋を渡ったら南に向かいます。追い風なので軽ーく走れました。そして運河。今度は運河沿いに走ります。
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運河から途中で右に曲がり、下り坂を利用してスピードアップ、私も必死で付いていきます。どんどん離されますが、少しでも追いつこうと必死のペダリング。メーターは44㎞/hを越えます。しかし、1分持たずにだんだん下がってきてしまいます。
 
また土手に出てからは安全速度で流します。んん、なんかピンボケ?
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追い風を背に出来たのはそれほど長くはありません。また突風性の横風を受けて、きついペダリングになってきました。葛飾橋を越え、新葛飾橋をくぐったところでK氏の言う「仕上げ」のアタック。もう数十秒でちぎれ、脚はもうオールアウトしました。
 
自販機でドリンクを購入したら、里見公園下の駐車場で休憩です。
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久しぶりですので、積もる話があるはずですが、二人とも共通の話題はやはり自転車ですね。そして、哀しいことですが、怪我からの復帰も共通体験であったりします。彼は完全復帰しているようですが、私はまだ、プレート抜去があるなあ。
 
さて、そろそろ夕方、夕食当番の私は帰らなくては。葛飾橋までランデブー(本当はちぎれたオールアウトした私の脚)、そこからはそれぞれの自宅へ。
 
夕食はなぜか鯛が安かったので尾頭付き1匹買って、鯛めしに。もうかさめは煮つけ、ジャガイモ人参玉ねぎに、余り物の鶏肉のダッチオーブン焼き、それに味噌汁、サラダ。
 
タンパク質をしっかり補充したから、後は総仕上げのローラー台30分乗ってこよっと。
 
それから、ツールドさくらがわ、出走することにしました。一緒に出る方、いましたらメールかコメントください。

今日は、水面に出るための準備として、必要装備品を艤装してみました。
 
長中短のバンジーコードは使い方が判明、実際に付けてみればばっちりでした。そこにはビルジポンプをセット。バウ先端にも細引きをかけ、パドルパークとして使えるようにしました。行動中に水を飲んだり、写真撮影する時にパドルが邪魔になりますから。出艇、上陸時にもここに差しておけば波の抵抗を避けつつ引っ張ることができます。
 
デッキコンパスはここに付けてみました。もう一つ前ならバウハッチを開ける時に干渉しないのですが、Dリングが付いているのはここまで、フックで留めるだけなのでよしとしましょう。
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スターン側はこんな感じになりました。予備パドルはバンジーコードに挟んでいますが、コックピットからの出し入れに不安があります。何かいい方法を模索中。
グリーンランダーの予備パドルホルダーは使いやすいなあ、と改めて感じますね。
 
スローロープはプラスチックバックルで留めてありますが、コックピットすぐ後ろのDリングから15㎝位後ろにもう1本、バンジーコードが張れるDリングが欲しいところです。
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チャートケースは手前に引けるように付けてみました。
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ぺインターロープ付け忘れているぞ。
 
 
他のユーザーさんたちはどんな艤装しているのか、気になりますね。
 
シートについてですが、どうやら水の上だとキールを感じることはないと思われます。というのも、船体布のテンションがかなり低めですので、水圧で床が持ち上がることが予想されるのです。これで十分の速度が出せるということですが、、、、。
 
ハルのテンションだけで言えば、私の所有、もしくはしていた艇(グリーンランダー、マナティトレイル、アリー、グモテックスサファリ)の中ではダントツに低い艇です。それが漕行性能にどう影響するかは、また後日ご報告。


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全て取り付けてのイメージトレーニングも
必要ですね(^O^)以外と不具合な
事もあったりして(⌒-⌒; )
浮く時は完璧にしたいですよね❗️ 削除
2014/4/10(木) 午後 4:51
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kikuさん、コメントありがとうございます。

特にカヤックは、もし不具合が水上で見つかった時に、生死にかかわります。準備万端で臨まなくてはいけないですね。単独行が多い私ですから、まだ水の上に出るには練り込みが必要だと感じています。 削除
2014/4/11(金) 午後 0:33
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新しい艇での船出はナカナカ大変なんですね、勉強になります。 削除
2014/4/11(金) 午後 7:09
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くまそんさん、読んでいただきありがとうございます。今までの艇も、こうして準備していましたが、経験を積んだ分まだ楽でしょうか。カヌー、カヤックに乗って22年目の春を迎えました。 削除
2014/4/11(金) 午後 8:54
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高山整形外科を出たら、そのまま京成金町駅へ行き、ちょうど出発直前の列車に飛び乗りました。行先は千葉寺、そしてそこから15分歩けば、ここです!グローボ。
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応対してくれたのは、ファルト販売、修理では日本一の男、清水さんです。わかる人には説明不要でしょうが、かつてミナミのカヌー売り場店長として、雑誌やTVなどでも取り上げられていたレジェンドなのです。
 
そのミナミがまさかの倒産の憂き目にあい、ジュリアナ東京の跡地である芝浦のASR移動、そこも無くなってしまって、蘇我のグローボでは経営者としてカヌー、カヤックの販売、修理、ツアー引率を行っているのです。
 
検品を兼ねて組み立ての解説をしていただきました。YouTUBEの動画で予習はしてありましたから、効率よく理解できました。
 
バタフライカヤックスの製品はマニアックに作りこまれていますが、フジタ艇の様に素直な組み立てではないので、慣れるまでは手こずるでしょうね。
 
組み立て、分解とも丁寧に教えていただきました。後は、自宅に帰って復習しましょう。あとは、この艇に実際に入れてみて、丁度のサイズのドライザック、10Lのドライバッグ、それにビルジポンプを買いました。ビルジポンプは現在スコッティのビルジを使っていますが、シャフトが細くてグニャグニャ曲がり、使いにくいのです。3種あるうち、これは安いけど長さが不足気味、これは次に安いけど○○○、一番いいのはベクソン社製だけど、ちょっと高価、というのが清水さんの評価。いろいろ見比べてベクソンを選択しました。だって、今使っている物より良い物を欲しいのですから。しかし、このベクソン、ちょっと言いたいことがあります。それはまた後日。
 
買い物を済ませ、グローボを出ました。日差しが強くなってきていいて、汗ばむくらいです。駅まではもちろん徒歩です。早速、徒歩と鉄道で移動する評価ができますね。帰りはより近い、蘇我から帰りました。
 
グローボを出たところです。隣の赤いザックは今買った物、中身は購入した商品と、持って行ったザックが入っています。
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クルーソーの車輪はハンディカートのそれより径が大きく、またトレッドがワイドなので段差や傾きに強く、ひっくり返ることはありませんでした。いままでのグリーンランダーの骨組みを乗せていたカートは左右に暴れ、ひっくり返ることが頻繁にありました。
 
しかし、けっこうの重量が手にかかります。持ち手が上過ぎるのです。もっと立ててバランスをとり、引っ張れればいいのですが、私の身長ではもっと下を持たなければその角度になりません。
 
電車内が空いているのをいいことに、ザックの中身を出してクルーソーのコックピットの足の部分にザックとビルジポンプを仕舞ってみました。電車内ではもちろん、マニュアルを精読します。予習、復習はばっちり、その重要性が学生時代にわかっていたらなあ。
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金町からはまたまた徒歩です。今度は肩からベルトで吊るして歩いてみました。その肩ベルトも付属していました。
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これがそのベルトです。肩ベルトがあると、かなり楽に良い角度にして歩けるようになりました。持つところはむしろ、コーミングの前の部分の方が高さがしっくりきました。これもまだ、いろいろやってみないと分かりません。
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さて、また組み立て、分解の練習をしましょう。摩耗に強いウレタンですが、やはりコンクリートとの摩擦は避けたいのでブルーシートを広げます。グリーンランダーをはじめ、骨組みを組み立ててからスキンに挿入するタイプでは艇長の1.5倍以上の長さが取れる作業スペースを必要としますが、この艇はスターンはスキンにバウを突っ込んでからでいいので、艇長にプラス50cm程度あれば十分です。フィールドではどちらでも全く問題ありませんが、手入れをしたり、組んでからカートップで出かける時には、広い庭のない私には重要な要素となります。
 
まずはコックピットポッドからすべての部品を出します。骨組みは収納袋に入っているし、船体布も意外なほど簡単に取り出すことができました。
 
ポッドにガンネルを前後左右に気をつけて差し込み、ガンネル付属のストラップを締め、固定します。キールを付け、面ファスナーで固定、すべての3つ折りのフレームを伸ばします。簡単簡単。
 
ガンネルとチャインをつなぐフレームをはめます。これ、どの辺にすればいいのかな?まあ、真ん中でいいか。バウユニットのキールを差し込み、デッキ―バーをストラップで固定、ガンネル、チャインはスライドバー式。リブを固定。リブのガンネルの固定はストラップを回して、シーソックの前を引っ張ります。これは事前に動画で確認しています。 
 
え、もう前部完成か、早いなあ。スキンに突っ込み、ある程度入ったらキールをセンター出し用の面ファスナーで固定、後は足でグイッと押せば、、、あれ、すんなり入っちゃったぞ。グリーンランダーはこんなに簡単には入らなかったので、ちょっとした驚きです。
 
続いてスターンパートの組み立て、と。バウと基本一緒なので簡単です。次は、、、、そうか、ウインチシステムか。ナイロン布が付いていて、ミューを低くしてあるので簡単に入るようですね。
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ある程度ウインチで巻き上げて、シート(細引き)がクリートにかむようになったらグイッと指で押して押し込みます。クリートでシートが逆戻りしなくなり、そのクリートの前後にシートに付けられた目印が来るまで巻き上げれば、完成。グリーンランダーは、かなり無理やり押し込んで、やっと入ったかと思えば、さらにそこからくさびを入れなければならないと大変な労力でしたが、これはそれに比べれば遥かに簡単でしょう。
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でも、実はフジタのアルミ艇の滑車式がさらに簡単そうにも思えますが、、、、。
 
ファルフォーク、アルフェック系のデッキバー式はテンションの調節に結び目の位置換え作業が必要になりますが、ウインチ式はその必要がなくて、具合を見ながら適当なところまでできるのがいいですね。
 
 
次は、スターンを閉じて行きます。まずは中のストラップを締めます。どこまで締めるかは白い線が入っているので、参考になります。
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全てのストラップを締めたら、ドライバッグの要領で、閉じて行きます、、、、いや、違った、エアチューブに空気入れなければ。そう、閉じちゃうと入れられなくなっちゃいますね。普通、コックピットにある空気注入口が、この艇はリアコンパートメントにあるのです。そりゃそうだ、何しろ外せないシーソックがついているんだから。
 
空気入れはNRSのこれが付属です。バルブはただ差し込むだけでなく、回転して固定するようになっています。
 
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エアチャンバーの容量は、そのバルブとポンプの品質から考えると意外なほど小さく、すぐにいっぱいになります。ここまで必要かなあ。もっと簡素なポンプで十分な感じがしますね。荷物を減らしたい電車遠征時は違うもの持って行こうっと。ん、バルブの所どうする??
 
バルブと、キャップです。バルブは私の持っている艇で言うと、インフレータブルのグモテックス サファリと同様の仕組みです。キャップもただ突っ込むだけでなく、ネジって留めるようになっていて、しかもパッキン付きです。砂噛みなどのアクシデントを防ぐ意味で大いに意味がありそうです。
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さて、今度こそと、くるくる巻いてスターンを閉め、ストラップで閉じて行き、エンドカバーを付けます。後は、シート(座席)です。このシートは、私の知る限りファルトカヤックの中では最も凝った作りです。FRPのベースにクッション材が張り付いていて、それをストラップで前から引っ張っています。バックレストの構造は腰痛の私には嬉しいですね。
 
シートは置き型タイプで、面ファスナーで底部に固定します。しかし、水の上ではないからでしょうか、キールの位置を尻が感じます。キールの部分に溝を掘るともっとよくなるでしょう。面ファスナーはその場合、キールの部分の左右に配置すればOKですね。水上ではもしかして、キールを感じなくなるかもしれません。これはまた、後日ご報告。
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これで、とにかく完成!写真撮りながらだったし、慣れてはいないので結構手間取った感じでしたが、20分程度でした。慣れれば10分切れるでしょうか。
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デッキラインは付属、バンジーコードも4本付属していました。ただし、バンジーコードは2本の長い物、中1本、短1本と不思議な構成です。どう使うのでしょうか?
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長2本はこうでしょうね。
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50ℓのドライザックは丁度入るサイズです。。コックピッドポットはカートにして転がし、他の荷物はこのザックで背負っていけます。そして、水の上ではそのままリアコンパートメントへ入れます。これは便利ですね。写真では荷物の出し入れにデッキバーが邪魔に見えるでしょうが、これは簡単に外せるようにできているのです。
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フロントはハッチになっています。扉は防水バッグ式に巻いてバックルで留めます。オプションのラージバウハッチを選択していますので、開口部が広くなっています。ここは改良が入ったようで、真ん中に面ファスナーの留め具が付いていました。
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分解は、ウインチシステムのクリートからシートを外す作業に結構力が要りました。クリートをカムクリートにすれば一挙解決な気もしますが、慣れていないだけかもしれませんのでもうしばらく様子を見ましょう。
 
ポッドへの部品の収納は意外なほど簡単でした。ポッドの前を高くすることができるのも利いているのでしょう。きれいに収まります。
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これにスプレースカートをかけて、ホイールをセットすれば完了です。丁寧にやって10分くらいだったかな?
 
電車などで、立てかけて置いたときに上に荷物を固定するストラップをかけられると便利ですね。バウデッキバー固定のラダーバックルがあるので、フレームカバーの上の中央にストラップを縫い付けちゃおうかな。こんな感じになりますから。
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良く見ればキャリーハンドルもラダーバックルだから、3本かけられるようになりますね。
 
さて、進水式はどこでやろうかなあ。手賀沼、牛久沼、亀山湖、かなあ。いきなり海でもいいかな。


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この記事を見たのが、丁度、蘇我駅でビックリ(笑)
進水式が楽しみですね(^O^)
オレも安いので良いからファルト欲しくなったな~σ(^_^;) 削除
2014/4/9(水) 午前 6:11
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クルーソー460新造、おめでとうございます(^^/
赤いクルーソー、カッコいいですねえ。進水式やカヤックツーリングの記事、楽しみにしています^^ 削除
やまさん
2014/4/9(水) 午前 7:34
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kikuさん、やまさん、ありがとうございます。

それを承知で購入してはいますが、組立、使いこなしに癖のある艇ですね。正直、首を傾げてしまう部分もあります。

どんどん水の上に出て行きたいと思っています。
設計、開発、製造している高島さんの思い入れがたっぷり詰まった艇ですから、大切に長く乗っていきたいですね。 削除
2014/4/9(水) 午前 8:01
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ついに届きましたね。
わずかの間に随分と細かな点まで観察されていますねえ ^^)
赤いザック、ちょうどクルーソーに合いそうですね。
容量は50Lくらいなのでしょうか?
現在、30~50Lの防水のリュックを物色中です。 削除
2014/4/9(水) 午後 10:14
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got*tat*kiさん、コメントありがとうございます。

分解、組み立て動画は納品時にも、そして帰ってからも大変に有用でした。さすがの清水さんも、モデルチェンジを繰り返すバラフライカヤックスにやや苦戦してしまいました。また、マニュアルでは詳しいことはあまり触れていないし、文章で表現されているのでこれだけで完全に理解することは難しいでしょう。

本当にありがとうございました。動画がアップされた後の納品でよかったです。 削除
2014/4/9(水) 午後 10:41
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はじめまして。クルーソーで検索して拝見しました。
私も先日、清水店長にクルーソー460を注文したところです。
いろいろ参考になります。素敵な情報を楽しみにしております。 削除
[ viento ]
2014/4/10(木) 午後 9:16
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vientoさん、初めまして。そしてコメントありがとうございます。

クリアウォーターのお客ということは、関東の方でしょうか?もし、機会がございましたら、ご一緒させて下さい。

クルーソーは設計、製造している個人のこだわりで固められた艇ですが、そのこだわりが必ずしも万人に受けする物ではありませんので、もしかしたら、vientoさんにとっては「素敵でない情報」となる可能性もかなりあると思います。

私も、購入時には実艇を見て、かなり悩みました。でもこの艇と付き合う覚悟を決めて発注に至りました。

進水、漕行記、メンテ、(高嶋さんに嫌われそうですが)改造と、楽しんではその様子をブログにアップして行こうと思っていますので、よろしくお付き合いください。 削除
2014/4/11(金) 午後 1:08
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ご返事ありがとうございます。東京在住の55才で、千葉方面には月に2、3回仕事で行く機会があり、そのたびにCWCに寄っています(^^)。
艇が届くのは7月になりそうです。それまではイメージトレーニングですね。
自艇を持つのは初めてで、最後はアルピナと比べて悩みましたが、安全性を採ってクルーソーにしました。
「素敵でない面」もいろいろお聞きしておいて免疫をつけたいと思います(^^)。
フネが来た暁には、私のような初心者に毛が生えた程度の者でよろしければぜひご一緒させてください。 削除
[ viento ]
2014/4/11(金) 午後 11:05
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vientoさん、重ねてのコメントありがとうございます。

私は東京都の東のはずれ在住、仕事は公休制の不定休、vientoさんよりやや若輩です。

7月に納品予定とのこと、きっと海は海水浴客から締め出される時期ですので、そうでないところで進水式ですね。もし、都合がつけばご一緒させて下さい。

やはりアルピナとの選択でお悩みだったとのこと、私と経緯が似ております。

豊富なオプションや汎用品の使用、破損しても次の週末までには補修部品を入れてもらえる体制、長年の歴史を持って不具合を出し尽くし、完成度が高くてモデルチェンジをしない安定性、会社規模がそれなりにあるいう安心感、これらの要素を持つフジタをあえて選ばなかったのですから、相当な覚悟が必要でした。 削除
2014/4/12(土) 午前 9:27
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今日の午前は、鎖骨抜去手術の相談に整形外科へ通院しました。
 
まずはレントゲン、と窓口で言われましたが、すぐにNドクターより伝令が入り、私はもう十分くっついているから不要とのこと。ありがたいですね。
 
診察室へ呼ばれ、抜去手術の相談をしました。入院は2泊3日、手術日は火曜日ということで、5月19日入院20日手術、21日退院というプランを予約してきました。1週間前までに血液、感染症などの検査を受けることになり、それの予約も取ってきました。
 
退院後の仕事復帰は、本人次第、痛みが我慢できる程度になったらということなのですが、まあ現在の私の職場の状況からはなるべく早い復帰が望まれるでしょうから、退院1日置いた23日から復帰を目指そうかと思います。
 
プレート類は、抜いても抜かなくてもよいとドクターは言います。しかし、マッサージ師やPTの人は、抜いた方が後々良いことが多いというので、やはり抜かせていただきます。
 
現在、違和感はほとんどありませんが、やはりザックなどが当たるとゴロゴロするし、動かすと何か入っているなあ、ということが分かりますので、抜けばすっきりするでしょう。
 
ロードバイクにチタンを選んだチタン好きの私ですが、鎖骨はやはり、自分の骨だけがいいですね。手術が楽しみです。(ほんとうか?)

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