ここ数日の事柄をまとめました。分かりにくかったでしょうが、タイトルは大河ドラマ、「風と雲と虹と」へのオマージュです。カテゴリはほとんど意味をなしませんね。
まずはリコールから。コジマからリコールを伝えるはがきが来ました。現在使っているTVのACアダプタが過熱の恐れがあるということです。早速日立リコール受付へ電話しますが、全然つながりません。何回かかけ、5日目にようやくつながりました。アダプタ交換は今日の午前に予約を入れました。
TVはWooo!UTシリーズです。チューナー部別体式の超薄型テレビです。もともとは両親の為に買ってあげた物でした。部屋のどこに置くのか決められなかったので、色々な設置方法がとれるこれにしたのです。私たちが使っている26インチ液晶と比べると発色がきれいで、サッカーを観たら芝目までわかって感動的でした。しかもハイビジョンで録画ができます。両親の所はアナログのハードディスクビデオ機しかなかったのでこの便利さに驚いていました。
しばらくは「いい!」と言っていました。ところが、しばらく経つと、不満の声が上がりました。チューナーは地デジ、BSそれぞれ一つずつのみ、父から録画中に裏番組が観られないから不便だという声が上がったのです。
さて、どうする?HDD+DVDデッキ、もしくはBDを買ってあげるか?しかし操作が難しいとか言われて何回も呼ばれるのもナニです。それならいっそ、このTVを私たちのリビングへ移し、もう一台買ってあげるかということになりました。あんまり人が言わないから自分で言いますが、なんていい息子なんでしょう。私たちはHDDDVDデッキがあるのでシングルチューナーでも困りません。
で、置き場所も固定され、超薄型でなくてもよいので3チューナーのTVを買いました。しかも、「今録画されているやつも見たい。」というわがままの為に、ちょっと高かったけどまたまた日立のiVDRSが搭載されているやつを。泣!そのままiVDRSカセットを入れれば観られます。UTと比べて値段はたいして安くなっていませんでしたが、しかし画像はものすごく進化していてびっくり。色味がより鮮やかに、そしてつややかになっています。わずか2年ほどのはずですが、急激に進歩している最中の製品だったんですね。
そんな訳で今の我が家の主力機がUT700です。
さて、午前中という予約でしたが、何時に来るのかはわかりません。ごちそうさんを録画して観ている娘の逆鱗に触れたくはないのでそれが終了したら外しましょう。ところが、8時9分、ピンポンが鳴りました。
なんてこった。しかし、またあとでなどというとこの配達員に無駄な仕事をさせることになります。労働者を大切にすることを旨としているので、対応します。まずは録画を終了させ、安全を確認、電源を抜きます。そして交換品を受け取ります。対策品は見た目には何も変わっていませんでした。ホコリの中で使う物(うちだけじゃないよね?)なので、安心ですね。そして製造番号を記入し、印鑑を押せば完了です。
このままでは娘の逆鱗間違いなしです。場合によっては妻より厳しいのです。電源を入れ、12時45分からの放送を予約しました。
さて、午前のかなり早い段階で一仕事を終えたので、次に行きましょう。PCを立ち上げ、ムービックス亀有のサイトへ。小さいおうちを観に行きたいのです。
10時20分からの上映に間に合いそうです。これだと1200円で観られます。ぽちっとやって番号を控えます。まだ早すぎるから、やることをやって行きましょう。
食器洗い、布団干し、風呂掃除とこなすと9時50分でした。ちょうど良いころでしょう。車で出かけます。自転車だと盗難が心配ですから。
ところがまさかの大渋滞でした。アリオの駐車場の打刻が10時22分、この時点ですでに遅刻!でも何とか本編が始まる前には席に着くことができました。結構客が入っていてびっくりしました。平日午前だし、真ん中の真ん中の席が取れたので客は少ないのかと思っていました。
映画は内容は書いてしまうとなんですから触れませんが、素晴らしい映画でした。山田洋次らしくないという評価ですが、なるほど貧乏、下町、やや下品な者が全く出て来ません。そしてくすぐりこそ所々に入って笑いが起こるところはありますが、喜劇では全くありません。これと比べると母べえでさえ、喜劇に見えてきます。
中流家庭の本当にささやかな出来事がリアルで美しいセットの中で繰り広げられ、それを邪魔せずに盛り上げる音楽があります。そして現実の一人暮らしのおばあさんが本当にリアルです。職業柄、この手の人には詳しい私でも、倍賞千恵子がもしかしてそんな生活しているのでは、と思えるほどうまくはまっています。
ノートへ記した過去と、現在(正しくはわずかに過去)の世界のつながりも情緒的でした。
私には黒木華の演技より、倍賞千恵子の方がむしろ良かったように感じたのですが、これは下町の太陽の印象を引きずる私のひいき目でしょうか。
さて、最後はシャワー水栓の交換です。
ソウルから帰ってきてすぐ、洗面台の下に入れておいたタオルが濡れていたのです。使ったやつ入れないで、洗濯出せよ、と思ったのですが、2回同じことが起こって息子の仕業ではないことに気が付きました。いつも疑われちゃうのは自分のせいだぜ。
止水栓から水が垂れていたので、パッキンの交換をしました。これで大丈夫でしょう。
しかし、また濡れが発生したのです。よくよく観察する洗面台下。
ホースから滴っているのを発見しました。シャワー水栓はどうしてもホースに付着した水が落ちてくるのですが、ホースを引っ張り出さなくても滴ります。これはホースの劣化でしょうか。
ホースを取り出します。
金属の中に入っているので劣化具合は分かりませんが、おそらく亀裂が入っているのでしょう。水を通すとぽたぽたしてきます。
で、ホースをインターネットで探します。しかし、ないのです。汎用品というのはなく、製品それぞれに専用品が必要な様です。
仕方がありません。全交換しましょう。何でこんな消耗品に規格がないのか理解に苦しみます。
ホームセンターへ行ったら、ハンドル別体式シャワー水栓は1種類のみでした。それを買います。ちなみに値段は¥16,000ほどでした。高いと言えば高いのですが、他のタイプだともっと高額な製品が並んでいるのでむしろ安っぽく感じます。
買う時に驚いたのが、作業工賃欄。「この製品の御取り付けは承っておりません。」何で?
いままで付いていた水栓を外します。これが裏のナットが強く締め付けられているうえに、汚れで固着していてレンチでなければ回せません。しかも狭い!どうなっているのかわからずに、デジカメで撮影して確認しながら作業しました。
抜けました。
あとは施工説明書を見ながら作業するだけ。まずは水栓本体を取り付けます。ハンドルの方が本体だそうです。パッキン類を指定通りに入れ、裏からナットで締め付ければ完了。締め付け作業には本体が動かないように、表から娘に押さえてもらいました。楽々。
次は給水、給湯ホースの取り付け。ん、曲げ半径は30mm以上という指定が。我が家の洗面台はちょっと特殊な構造なので、止水栓の位置が高いのです。ぐるっと回してみました。ホースがつぶれなければOKかな?
次は吐水口部の取り付けです。ここで第一関門発生。シャワーヘッドをひっこめると、先ほどの給湯管が当たります。違う向きで管を回すとホースがつぶれてしまいます。半径30㎜か、きついなあ。昔の製品のように、自分で管を切って接続する方式の方がかえっていいなあ。
で、結局管潰れは困るのでそのままの位置で、パイプが当たらないように排水管から紐で引っ張りました。
次の行程は、ホースをカプラーで本体と接続します。こんなの簡単すぎるぜ。
できた。
あとは赤いしるしにストッパーを付ければ完成です。試運転します。止水栓を開けてみます。本体のレバーをあげれば、ゴフッと空気が抜けた後、水が出て来ました。レバーを湯の方に回し、しばらくするとお湯も出て来ます。漏水のないこと確認をして、完了!
いや、もう一つ確認。吐水部を持ち上げ、シャワーホースも引きだします。んん、ダメだこりゃ。ホースがきれいに垂れていないので、一度上げると下げる時にあらぬ方向へ行き、管が折れたりしてスムーズに下がりません。
洗面台下の寸法が短すぎるのです。今までの物も同様の状態でしたが、管の柔軟性が低いので問題が出にくかったのです。ただし、ホースを引っ張ったら、まずシャワーヘッドを戻してから吐水口を下げるという方法を取る必要はありました。
問題はこの、後ろ側が高くなっている構造です。この中は何が入っているのでしょうか?覗いてみましょう。
思った通り、配管でした。隣がトイレで、そっちの排水がここを通過して外へ出ています。洗面台の上水配管と下水配管もここです。でも、ここまで高い必要はなさそうです。
そもそもシャワー水栓は、ホースに付いた水をどうしてもたらしてしまうので、下に水受けタンクが必要なのです。ところが我が家の場合、ホースが水受けタンクに収まる様には降りてこないので省略されてしまっていたのです。これは新築当初から気が付いていましたが、観察していると微々たるもので拭く必要さえ感じない程度だったので、放置していました。
さて、どうする?中をよくよく観察すると、意外にスカスカです。金の延べ棒の隠し場所はここにしましょう。
これでどうでしょうか。
台の上に穴を開け、ホースを収めるようにしてみました。自然にぶらりとなります。ところが、ストッパーがつっかえます。それなら、吐水口の方はさらに広く穴を開けてみましょう。
これで万全です。次の困ったは、外から冷たい風が入ってきてしまうことです。隙間にグラスウールを詰めますが、完全にはなくなりません。それならこれで一石二鳥、牛乳パックで水受けタンクを作りました。風も防げ、水も漏らしません。ついでにストッパー部の出し入れもスムーズになりました。
これで終わり?今のところはそうですが、まだまだアイデアは止まりません。この上の板が今までのホースでこすれて傷んでいることですし、思い切って作り直そうかと思っているのです。止水栓の位置をもっと前側にずらし、奥にたっぷりの余裕を作って市販の水受けタンクを入れてみようかと思っています。また、正面側の板にヒンジを付けて開閉可能にし、点検口を作れば隠し財産をしまっておけますね。正面に取っ手をつけず、トイレ側の小さい穴に針金を差すと開くようになっているとか。これで安心して自販機で本が買える?(今どきそんなものがあるかどうかは怪しいところですが。)
混合水栓の交換は面倒ですよね。洗面レンチとかよく持ってましたね。俺は仕事で時々使うけどさすがにうちにはありません。