テントはプロモンテK‐405です。ポールは4角4本と天頂部に長くてポールの差し込みのついた長いものが1本、天井のクロスポールが1本と贅沢なつくりです。軽量を優先するパーティーにはお勧めできる代物ではありません。私の場合、妻の接待の為に重量に目をつぶって居住性を最優先にこのテントを選択したのです。

まあそれはともかく、すべてのポールを伸ばして廊下へ並べてみます。右の黒い紐に見える物が、昨日買ってきたショックコードです。さかいやの人にテントブランドを尋ねられ、プロモンテというとこれが出てきました。色は違うと思うけど、補修用として仕入れたのがこれなので間違いはないということでした。
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4角の4本は、本体に差し込む側はこの丸頭のチップにショックコードが結わいてあります。
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反対側はチップがありません。
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ポールの中ほどに段差があり、このワッシャーで留まっています。
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さて、どうやって入れ替えますか。まずはショックコードを長さに切ります。普通のドーム型テント用ポールで、ショックコードはそれより20㎝くらい短くするらしいです。このテントでは半分以下の長さなので10㎝くらい短くしてみました。
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切断したら切断面のほつれ止めをします。
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ショックコードを切断してチップを取り出します。
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新旧ショックコードを結びます。ポールのジョイントやワッシャー止めなのがポールの中にあるので、なるべく結び目が小さくなるウォーターノットで結びました。
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新ショックコードの反対側には、チップをブーリンで結びます。このブーリン、「マジ航海しています」というドラマで結ぶ練習をするシーンがありましたね。ぶーぶーさんにご紹介ただいて観ています。
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旧ショックコードを引っ張っていきます。
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接続部が出てきました。
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そこへエイトノットでワッシャーを結びつけます。
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手を離すと、ワッシャーは意外なほど深く入っていきました。当然その分ゆるくなってしまいます。チップ側なら、調節ができるので丁度良いころ合いを見て締め直します。
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組み立てた時にはテンションがきちんとかかり、なおかつ折りたたんだ時にショックコードに負担がかかり過ぎない程度になるようにショックコードの長さを調節しました。
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よし、やり方は分かったぞ。最初にショックコードの長さを決めて切ってしまうのは無駄です。まずは通線してワッシャーを結びつけ、最後に反対側のチップで長さを決めて切断すれば、ショックコードにも時間にも無駄なくなりますね。
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天頂のロングポールは両側チップなので楽勝でした。問題はクロスポールの方です。2本継なのでショックコードの長さ決めがシビアなのに、両側がワッシャーなのです。だいたいでえいや!とやって何とか無事に良いテンションでできました。ゆるくても、きつくても、新しいショックコードを切断してやり直すしかないのです。

なんだかんだで、全6本のポール全て入れ替えて40分ほどかかってしまいました。試し張りして本当に良かったです。これ、山中で気がついたら本当に悲惨だったと思います。ショックコードは7m買いましたが、無駄がなければ6mくらいで間にあったとおもいます。でも、やり直す可能性もあるので少し長めに買っておいた方がいいでしょうね。余ったショックコードは自転車のポジションライト固定用ショックコードの替えにも使えるし、無駄にはなりませんよ。
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