こんなに頻繁に山登っていると、休養が足らないとファントムさんに怒られそうですが。
自宅へのお土産に卵カニとイワシの酢漬けを購入。この寒さなら、冷蔵食品も安心して持ち帰りできます。
8時30分には家を出るつもりがあっという間に時間は過ぎて9時02分、ようやくCB250Fに火を入れられました。
やはり土曜日とあって行楽に向かう車が多く、渋滞箇所も多くあり、当初の予定より1時間以上遅れた11時10分、道の駅富楽里とみやまへ車両を入れました。ここでペットボトル飲料を購入しました。

計画ではここへ車両を停めて歩く予定でしたが、出発時刻の遅れを取り戻すために、富山中学校の南側にあるこの駐車場まで来ました。準備をして11時40分、ようやく行動開始です。これで伊予ヶ岳まで行けるかなあ。

富山中学校脇を抜けて単車線の林道を行きます。右には沢が流れています。滝沢馬琴もここを歩いているでしょうか。

そう、ここは南総里見八犬伝の舞台となった場所なのです。この門をくぐって階段を上っていくと、

展望台がありますが、目的地はそこではありません。それの右側の洞穴です。

こここそ、まさに伏姫の籠っていた洞穴、伏姫籠穴と呼ばれるところです。いつ、どんな目的で誰が掘ったのかは不明と言いうことですが、里見八犬伝が執筆された時にはすでに存在が広く知られていたのでしょう。小説のネタとしては面白いのですが、到底ここに住めるものではないでしょうね。天井が低すぎ、奥も狭すぎ、雨が続けば発狂物です。

林道へ戻り、富山を目指します。ここから登山道になります。

逆説的ではありますが、南総里見八犬伝の世界観を再現したテーマパークのような、不思議な雰囲気を漂わす深い森の中の急坂を登っていきます。

12時15分、閼伽井(あかい)通過。

12時17分、南北峰分岐。今回は見晴らし台のある北峰を目指します。

12時29分、登頂!ベンチに座り、弁当を食べました。

弁当を食べたら、展望台へ登ってみました。霞が入ってしまいましたが、東京湾は良く見えました。富士山は影さえ見えませんでした。暖かくなったら、海に漕ぎだしたいなあ。

たまたま一緒になったおば様にシャッターを押してもらいました。あんまり写真撮るの上手くないので、1枚目は首とほとんど空、2枚目で傾きながらもなんとか普通っぽい写真になりました。水平線が右上がりですが、仕方がないなあ。

富山の本当の山頂は、こちらのようです。山頂広場から戻る時に発見しました。12時45分、下山開始。

何とか伊予ヶ岳登頂もできるかな?ぎりぎりの線ですね。急げ急げ。

観光案内図はダウンロードして印刷してあるのですが、これがざっくりとした地図で細かい部分が全く分かりません。道標はあるのでそれをつかえということなのでしょうか。もし、道標を見落としたらとんでもない方角へ行ってしまいそうです。
国土地理院のうぉっ地図を印刷した方と照らし合わせ、GPSの軌跡を参考に道を選んでいきます。案内板があれば一応それに従うことにはしました。この場合、国土地理院では右を行った方が近そうですが、案内板は直進になっています。まっすぐ行きました。

菜の花とみかん。

あれあれ、もう桜が咲いている?房総はもう春になっています。

13時08分、吉井の水車小屋到着。国土地理院地図には載っていませんが、観光案内図と道標には記されています。

伊予ヶ岳がいよいよ近くなってきましたね。

伊予ヶ岳方面と書かれた矢印と、国土地理院地図のコピーとがあります。地図があるのはいいですね。自分の手持ちの地図上での現在地が確実にわかりますから。

単調な車道歩きではありますが、それが楽しいのもこの時期の房総です。あちらこちらに季節の移ろいを感じることが出来ます。

13時30分、伊予ヶ岳登山道入り口へ到着。ここからいよいよ千葉県唯一の「岳」へ登ります。実は私もガイドブックで知ったのですが、全都道府県の最高峰で最も低いのが千葉県の愛宕山、高山はもちろん、中山さえないこの県ですが、唯一この伊予ヶ岳に岳の文字が使われているのだそうです。さて、その意味は登ればわかるのでしょうか?

見るからに険しいし、ものすごい急傾斜ですね。登る前からある程度わかってしまう感じです。

舗装林道はごくわずか、すぐに登山道になります。それにしても、千葉県というイメージではないうっそうとした森林です。

緩やかな登りですが、暗くなったら怖いでしょうね。いろいろと。

道は高度を上げるにつれ険しく、そして傾斜を増して行きます。

謎の看板。こっち伊予ヶ岳はあってはいます。でも分岐ではありません。あっち富山は、何でここに必要なの?伊予ヶ岳登山口とか、○○バス停と書くべきではないのではないかな?

この独特の雰囲気はテーマパークっぽささえ感じます。

かと思えば急に手入れの行き届き過ぎた登山道になったり。

13時49分、山頂への分岐へ到着。

ここからは鎖場、ロープ場の連続です。さすがは岳の字を与えられただけはあります。

13時56分、南峰登頂!

前方に見える双耳峰はもちろん、富山です。あれの右に見える北峰でお昼ごはん食べましたね。霞が入ってしまったのは残念。暖かくならないうちにまた来てみましょう。実は房総の山は、暖かくなると蛭が発生してしまうのです。

北峰にも行ってみましょう。せっかくですから。

14時01分、北峰登頂。先客がいました。

振り返れば南峰が良く見えます。ものすごい断崖絶壁ですね。よく登山道付けたものです。

こちらからの景色もよかったです。でも狭くて長居はできる雰囲気ではないので、早々に立ち去りました。

14時22分、下山。さて、後は車道歩きで富山中学校前まで戻るのです。

歩きながら息子へ下山メールを打ちます。

草むらのヒーロー発見。というか、店の看板にしていますね。ホンダライフステップバンですね。

トールタイプの軽バンの元祖はワゴンRとされています。事実、あの車の発売以来軽の乗用車種の売れ筋はハイトワゴンになってきています。しかし、その成功の20年前に販売的には失敗例となったこのような挑戦があったことは覚えておきたいものです。
限られた寸法の中に、少しでも広く、それでいてワンボックスタイプにない操安性や静粛性を求めたこの形、インパネもユーザーがそれぞれが使いやすいように工夫できるように造形されていますね。センターメーターも新しかったでしょう。ただ、360cc時代ですからこのサイズのボディに人や荷物を積むと動力性能は当時でも貧弱過ぎでしょう。

水仙の咲く道を歩きます。

15時20分、駐車場到着です。

市原SAでおやつを食べました。脳に糖分を、筋肉にたんぱく質を補給しましょう。

TABE TABIベーカリーはらくちパン、 美味しかったですよ~。お茶はSA名物のただ茶です。

幕張での渋滞は毎度のこと、自宅到着は18時20分でした。帰りのライディングは寒かった!
こんな激しい登山も女の子されるんですね~ 凄いな!聞いてみると山ガールってのも流行ってるようですね~服装も可愛いし! おっさんはそんな所しか見てません
しかしステップバン今見てもカッコいいですね~若い頃先輩が中古で買ってました!
ガイドブックで見て一回行ってみたかったんですよね。
さすが「岳」の字を与えられた山ですね。結構手応えのありそうな登り道ですね。
ステップバンは・・・実車見たことないや。バモス(古いほう)は見たことあるけど。
子供の頃はCITY(軽じゃないけど)が背が高い車で売れてましたね。
面白そうですね。
そう言えば先日出かけたフラワーパークの近くに富士山があります。
ステップバン、中古ではものすごく高値になっていましたよね。中古車のサンキョーがステバン専門として一時期力を入れていましたが、それももう昔の話です。
山ガールは最近減っているかもしれません。私よりさらに歳上の方ならいくらでもいらっしゃいますが。
ステップバン見たことがないとは、九太郎さんとは思えないご発言。CITYの初期型インパネは、ステバンを踏襲したと思えるような造形ですよね。
伊予ヶ岳で山岳っぽいのは本当に頂上直下だけです。ホールド、スタンスも豊富ですから、九太郎さんなら楽々登っていけるでしょう。
フラワーパークあのあたり、地図で見ると二つの富士山が確認できますね。
山のmochiさん未知のエリアでしたか。低山過ぎて着目することがなかったのでしょうね。私も以前はそうでした。しかし、房総アドベンというMTB企画に参加してから房総の奥深さを知り、魅力を感じて
います。
青春時代よく房総に行ってました。
あの辺りは天気がよければ絶景ポイントが沢山あり
地元民しかしらないポイントは幾つかあると聞いたことがあります
そのときの記憶では東京は寒くても房総は暖かい
この時期は房総でトレーニングの自転車仲間も居たほどです。
見習わないと。寒さに負けてここ2か月バイクと
遠ざかっています。運動もしないで・・・
三毛ジャガーさんのように体を動かさないと・・・。
暖流の影響を受ける半島ですから、温暖で過ごしやすいですね。高い山こそありませんが、周りも低いので絶景になるポイントが仰るようにあちこちにあるようです。私の友人も房総で登りに励んでいます。
ストレスが多いので体を動かさないと心が潰されそうな気がします。というのは言い訳ですが、だんだん体が思うようには動かなくなってくる恐怖と戦っています。