今日は雨ふりです。妻も私も公休なのですが、彼女は午前中にピラティスの指導を受けに行ってしまいました。
仕方がないなあ。で、ローラー台の上。でも、メールもやらなければいけないので、このありさま。タブレットを持ってできるのが、リカンベントと1本ローラーの組み合わせの良いところです。
上着を着ていたのはわずか5分、あせびっしょりになってしまい、Tシャツ1枚になりました。時折抜けていく風がい気持ちです。
小一時間汗を流したら妻が帰ってきました。シャワーブースへ。やがて陸上部の練習を終えた娘も帰ってきました。着替えたら車で細田を目指します。
細田にあるのが、先日開店したばかりのオーベルニュの2号店、カフェも併設のパン屋さんです。
ここで昼食にしました。そして、夕食用のバゲットを購入しました。ここのパンを手土産に向かうのは友人宅です。なんと、鹿と猪の肉をいただけるというのです。
鹿は希少部位の腿だそうで、生食もできる品質だそうです。両方とも冷凍されているので、まずは解凍します。氷水に浸けて、じっくり戻します。
けっこうな量をいただきました。食べ盛りがいますが、十分以上の量でしょう。
鹿肉はシチューにしてみました。多量の玉ねぎを薄切りにして、オリーブオイルで茶色くなるまでじっくり炒めます。全部溶けちゃうとそれはそれで物足りないので、大きめの塊も入れてみました。
ニンジン、ジャガイモも入れます。塩、こしょう、いくつかのハーブ系スパイスも加えてみました。
鹿肉を切ります。食べごたえが十分あるくらいの大きさに切り分けます。血抜きがしっかりしてあるのだそうで、臭みは感じませんでした。
表面に焦げ目を付けます。
一度で焼ける量ではないので、数回に分けてしっかり焼きました。
ホールトマトを入れ、赤ワインと水を入れます。オレガノ、ローリエを加えて、ブイヨンを投入します。そこへ焼いた鹿肉とマッシュルームを入れ、圧力をかけて12分加熱します。
加熱が終了したら、圧力が下がるのを待って保温鍋に移し替えます。シチューのルーを入れて、ブロッコリーも投入。
保温器に入れたら、後は放置。
次は猪のダッチオーブン蒸しです。
猪肉もたっぷりいただきました。大きめサイズに切り分けます。
モヤシを敷いたダッチオーブンに猪肉を並べて行きます。こっちはキムチ鍋の素を使って味付けしてみました。やや薄めで、ほんのり辛味が利いている程度、足りない塩分はクレイジーソルトで。
20分グリルでオーブン加熱、10分余熱調理でできたのがこれです。
シチューの出来上がりは、こちらです。オーベルニュのバゲットと共に、いただきまーす。
感想:
まずシチューから。鹿肉は全く臭みはなく、牛肉よりむしろ癖はない感じです。食感は牛すね肉が一番近いかな?味わいは牛すね肉よりはさっぱりしていて、脂が控えめな感じでした。圧力鍋で煮込んだからでしょうか、ほろっと崩れる軟らかさであり、それでいながら程よい歯ごたえもあります。私だけでなく、家族も、特に娘は美味しいと言っていました。
猪肉のダッチオーブン蒸しですが、こっちもまた美味しかったですね。ブタよりさっぱりした、上品な味わいで、厚めに肉ですから噛み応えも楽しめました。肉汁とモヤシ自身の水分で煮えたそれも、ほんのりキムチの味を加えて箸が止まらないくらいでした。ちょっと多いかな、と思っていましたが、こっちは息子がうまいうまいとたくさん食べてしまいました。
両方の肉とも、ジビエ本来の意味、ハンターの仕留めた食材そのものだそうです。狩猟は食物連鎖の頂点の動物が絶滅している現在、連鎖のバランスを取る上で重要な行為でもあります。そして、生き物の命をいただくという行為を考える良い機会にもなりました。本当に美味しい、良い物をいただきました。
そこらの、レストランでも味わえないでしょね❗️
値段を考えただけでも、ゾッとします(笑)