2014年2月16日
午前に会社から帰って来ました。ものすごい強風が吹き荒れていました。3階建に挟まれた庭は時々ビル風の様な不規則で突風性の強風が吹きぬけて行くことがあります。時々ビューと音を立てて抜けて行きます。この日は音が大きく、怖いくらいでした。
さて、昼寝するかと歯磨きをしていたら、外から大きな音がします。もしかして看板でも飛んできたのかな?とガレージを見るとびっくり!

ガレージの屋根が外れてしまっていたのです!!なんてこった。
もし、ポリカーボネイト製の板が折れて飛んで行ったら大きな被害を出してしまうかもしれません。何とかしなくては。
脚立を持って外に出て、強風の中、屋根を外しました。板を留めているストリップ材を外せば取れるのですが、すでにはずれている部分が風で暴れるので手で押さえながらの作業です。そしてストリップ材は隣の板も押さえているわけですから、そっちが飛んでいかない様にもしないといけません。桟の上に乗り、足で押さえて作業しました。
突風は容赦なく吹き付けてきます。その時には体を低くして桟につかまり、暴れる板を体で押さえます。下から吹くあげてくる風に体が浮き上がりそうです。怖!!
なんとか外し、屋根板はブロック塀に沿わせて立てかけて保存しました。そして両側のストリップ材をタッピングビスで留め直します。
なんとか怪我なく、また破損させることなく応急処置を終えました。

実はこの飛んだところとその前板、合計2枚は物干しの竿受けが壊れて落下、破損し、新しいのもに交換した物なのです。純正品が入手不能で、同じ寸法の代用品になったのですが、純正に比べて柔軟性が高く、割れにくい半面、強い力がかかると外れやすくなるようです。風にあおられてバタバタしても壊れなかった柔軟性は驚嘆しますが、外れてしまう様では困ります。
次に日、まだ風は吹いていましたが、2名で作業すれば十分安全を確保できると判断し、息子を連れだして屋根を乗せ直しました。
まずは両側のストリップ材を外します。

後ろ側は私が外し、前側は息子が外します。技術家庭科が5だった男はとっとと終わり、3だった男の終了を待ちながら写真撮影します。
二人で屋根材を乗せます。傷つけないように、そっと。
ここまで来たら、上に登ります。本来上に登らずに留めるべきなのですが、その方法では端からやる必要があるので半分の枚数を外さなければいけなくなるのです。
もし、ポリカーボネートに体重をかけてしまったら踏み抜き、落下となるでしょう。そこで より多額の生命保険をかけられている より注意深く経験豊富な私が登りました。

息子には上から声をかけ、板をまっすぐに直させます。上に居てはうまくできないのです。何とか定位置に収め、ストリップ材を戻していきます。

靴はこんな時の為に買ってある、ワークマンの「健さん」を使用しています。
家の仕事が終わったら、息子の仕事につきあいます。

まだ雪残るグラウンドで短パン半袖、気合入っていますね。1対1、フリーキックなどの練習に付き合いました。そのうちに小学生の時に所属していたサッカーチームの、平日練習が始まりました。その、お手伝いに行かせました。
このチームのコーチの一人、Tさんは全くのボランティアで、自身のお子さんはもう卒業しているというのに、平日に時間のとれる仕事を理由に子供たちのサッカー練習を見ているのです。しかもそのために指導者資格まで取得してしまった凄い人です。
息子も2年間平日練習に参加させていただき、楽しくて仕方がなかったのです。そこで身に着けた技術を使って高校も受験に成功しているという見方もできます。息子にとっても大いなる恩人なのです。
サッカーチームに所属していた3年間のお世話になった恩返しを、出来る時にはした方がいいでしょう。特に今日は平日練習では大恩ある方です。大人が一人しかいない中での指導では大変でしょうから、ここは先輩としてできることをやってきなさい。

しばらく見ていましたが、あんまり役に立っていないなあ、という印象。全然声を出さずに、黙々とディフェンス業。休憩時間に呼び、指導の指導。そして一足早く家に帰りました。
ソウル旅行記を打っていると、息子は帰ってきました。
「楽しかったよ。小学生の指導はいいね。あれからはちゃんと声もかけて、見本も見せたよ。」
「最後にコーチが、僕のことを紹介してくれたんだ。最初入ってきた時には脚はべらぼうに速かったけど、それ以外は何もなくて、才能は普通以下だった。でも、毎日ものすごい努力して追いついて、ここまでになったんだ、って言ってくれたよ。」
「高校ではなかなか上位カテゴリーに上がれなくてイライラしていたけど、やっぱり毎日積み重ねてもっと上に行きたいって気持ちになったよ。」
卒業してもう4年になりますが、今でもよい導きを下さるコーチです。本当に良い出会いがあったなあ。サッカーができているるのもこうした多くの方々のおかげです。