今日は娘の卒業式でした。
来賓は図書館館長さんだそうで、雰囲気を壊すような話をすることなく、穏やかな雰囲気でした。
感動すべきことは帰宅後に明らかになりました。まず、担任が下さったDVDです。激務で有名な教諭業ですが、さらに卒業とくればもはや寝る時間がとれるのが不思議なくらいの仕事量、そんな環境であるだろうに、なんと!動画撮影して編集し、ビデオDVDにまとめてクラス全員に配布したというではありませんか。もちろん予算も付くはずもなく、全部自腹です。一人一人の、小学生時代の思い出に残っていることをしゃべらせていたり、運動会での南中ソーランなど、感動のシーンをBGMとテロップを入れて感動的に作ってありました。児童に対する思いは人一倍の方だと思ってはいましたが、ここまでやってくださるとは、そのことで涙が出そうです。
さらに驚きは校長がPCで見られるように編集したDVDを、これまた一人一人にくださったことです。この方は目が「上」を見ておらず、ひたすら児童に向いているのです。今どき珍しい校長です。朝、校門に立って児童に声をかけ、名前もほとんど憶えているし、PTAなどの活動をしていなくても、親さえ名前がわかるのです。町会や子供会行事に顔を出されることもありました。そしてこちらの映像もこれまた感動的な演出でした。低学年からの撮り溜めた写真をスライドショーにしてあります。最後には泣ける先生方のコメントが音楽と共にエンドロールで流れて行きました。
これだけの子供に対する愛情はそうそう得られるものではないでしょう。本当に良い先生方に巡り会えた娘は幸せでした。
さて、午後は息子の腰痛改善を目的としたピラティス終了を待って、山のMochiさん宅へGo!晴れていれば自転車で行くつもりだったのですが、残念ながら雨、車で行くことになりました。山のMochiさんは数少ない友人の一人(ヤフーブログ上では)です。
コメント欄をご覧になった方もいらっしゃるとは思いますが、まったくの偶然にも、息子が進学する高校の教壇に娘さんが立っておられるのです。世間の狭さには驚愕してしまいます。奥様手作りのチーズケーキやイチゴなど、大変な歓待を受けました。あまりのおいしさに娘も大喜びでした。
そして私はあのカメラを見せていただきました。詳しくは山のMochiさんのブログをお読みいただいた方が良いのですが、戦前戦中に作られたドイツ製カメラ、Welta Perleです。70年以上の時を越え、撮影可能な状態で保存されているのです。

作りの良さと設計の妙は絶品です。レンズシャッターのチャージは外周部のレバーで行いますが、レリーズは本体のボタンでできます。ロッドを使って連動させているのです。折り畳み機構があるのによくまあ、ここまで作りこめるものです。絞りは絞り羽がたくさんあり、絞っても円形を保っています。さらに驚くべきことにこの中にゼンマイ式セルフシャッターが組み込まれていて、今でも使用可能なのです。蛇腹の内側も光線の反射を抑える素材でできており、分厚く良い材質なので今でも光線漏れは起こしていないようです。ネジも錆び潰れなく、今でもするすると回して分解できるそうです。ファインダーも折りたたみ式で、カバーを開くと自動で組み立てられて速写性が高くなっています。そしてファインダーも素通しや板硝子ではなく、レンズになっています。
撮影レンズもカビはなく、さすがにコートなどは今のレンズに比べれば貧弱でしょうから逆光では厳しいでしょうが、条件さえよければかなり良い絵になるのではないでしょうか。
4月2日以降に試し撮りしたフィルムが上がってくるそうなので、ブログにアップされることが待ち遠しいですね。
帰りにガイガーカウンターをお借りしました。雨水桝にたまっていた土などの処分に困っていましたので、これで空間線量の測定をしてどの程度なのか調べてみたいと思います。今日は雨が降っているので、明日にでもいろいろな地点を測定してみたいと思います。
夕食は娘の卒業を祝う夕食会として、水元の誇る名店、洋風料理ナカムラへ家族で行きました。パーティー料理を注文することが多いのですが、今日はコース料理です。
本日の献立




コース料理では焼き立てパンが食べ放題とサービス満点。ここに来れば口の中がパラダイス、たまには本物の料理を味あわないと、人間がだめになる気がしています。ランチはふらっと立ち寄れますが、ディナーは完全予約制、なかなか取れないので早めに予約を入れておいた方が良いようです。
午前、午後、夕と何とも幸せな一日でした。