本日の葛飾区の天気 快晴
先日、日曜芸人という番組でエコクッキングをやっていました。なぜかこの番組の大ファンである娘は、やってみたくて仕方がありません。数年前にソーラーオーブンで調理したけど、覚えてないのか?
ということで、前回は横川の釜めしのどんぶりで釜めしを作りましたが、今回はソーラーオーブンを使って釜めしを作ってみることにしました。材料は前回と同一、米は1.5合にして、舞茸はなかったので入れていません。
ソーラーオーブンは10年以上前に、おんぼろ市で買ったのですが、実験的に数回使っただけでずっと眠らせてありました。正直な感想として、実用として使うにはかなり無理があります。
実用として使うには無理があるポイント。
○熱量が足らず、調理にものすごく時間がかかる。一度セットすると向きを変えるのが大変だが、地球の自転速度から調理中に向きを変えなくてはならないことになる。
○放物線反射炉(こう書くとかっこいいけどな)を風船状にして、オーブン(黒塗りコッヘル)を中に入れるので、風に弱い。オーブンをひっくり返してしまうことあり。
また、目には良くないです。サングラスをかけるように指示されていますが、遮光率の高いものをかけていても結構くらみます。短時間の作業でできるようにした方がよいでしょう。
それはともかく、まずは中身の確認。SOLTACというブランド名がプレスで蓋に入っています。

オーブンの中に、すべて仕舞えます。左の針金細工は脚で、太陽高度に合わせて高低2段階になります。手前のアルミ箔が放物線反射炉です。
さて、さっそく加熱開始。

太陽高度に合わせて置く位置とスタンドの高さを選ぶことになっていますが、具体的な数値は記されておらず、適当と思われるあたりにしてみます。この状態で1時間、あまり期待せずに開けてみると、熱い!取っ手を軍手で持っていても熱いです。そっと取り出し、蓋を開けてみると、うーん、今一、水気がまだ多く残っています。もう少し入れておけば炊けそうではありましたが、子供らはお腹も空いているのでここで中断、ガス火に5分かけ、強引に完成させました。

皿に盛ってみると、こんな感じです。味は火で炊いたものとは明らかに違います。食感がやや硬めなのは低温炊きだからでしょうが、芯からほっこりしていて、遠赤外線でじっくりあぶった感じが出ています。

息子も娘も、おいしい!!と言って食べていました。まあ、エコといえばエコですが、この製品を作るのと販売するのに使ったエネルギーを考えれば、元をとるのはかなり困難でしょう。
さて、来月の山行のプランもできてきました。甲府から広河原行のバスに乗り、終点下車が1058。広河原峠へ登り、早川尾根小屋で幕営。2日目は早川尾根縦走し、アサヨ峰を超えて仙水小屋で幕営。3日目に甲斐駒へ登り、北沢峠へ下山。
仙丈や北岳から甲斐駒は見てきましたが、登頂は初めてになります。南アルプスの北側は交通の便がいいので長期休暇の取りにくい私には都合の良い山域になっています。名著、「山行十話 晴れの日ばかりが山でなく」(望月孝一、西田書店)を読むと、南、南アルプスの茶臼岳には一度どうしても登らなければ気が済まない気持ちになってきます。しかし、南の南はどうにも交通の便が悪くて、アプローチが長すぎ、何か工夫をしないと短い休暇では満足な山行はできそうもありません。東海フォレストのバスが山小屋宿泊者のみ送迎とか言わず、有料でいいから乗せてくれませんかね。それか、テントあきらめて宿泊するか、ですね。
南の南の話のついでに、北の話を一つ。北朝鮮を「北」と書く新聞社がありますが、あれはぜひともやめていただきたい。主筆の気に入らない国かもしれないが、それでも1国ではあるので、きちんと呼称するべきでしょう。正式名称は確かにおかしく、民主主義でも人民共和国でもなく、専制君主制の独裁国家であることは間違いありませんが。
そんなことよりなにより、わが高校のクラスにおいて、最も美しく、全男子憧れの君であった(予想。事実は未確認です。)「北」さんと、よりによってあの国とを同じ呼称するとは、C組男子に対する侮辱以外の何物でもありません。
先日葬儀で「北」さんにお会いしたので、さらにその思いを強くしました。