私の主に使っているヘルメットはOGKカブトのエアロブレ―ドVです。





シールドはDAF-1で、全閉からデミストポジション、そこから全開の間に4段階途中で留められるようになっています。

下の写真、◯の位置にシールドの突起が乗ります。シールドはラチェット金具下位置にあるコイルバネで後方上部へと押し付けられていて、突起が山を越える時にはバネが縮むようになっています。全閉時、およびデミストポジション時には突起はどこにも当たらず、シールドはバネで後方へ移動してヘルメットへ密着するようになるのです。これはすごい発明だ!ですが、開閉システムとして完全ではないようにも感じていました。
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ヘルメットを被っていて、シールドを全閉にすることと全開にすることはもちろんあります。デミストポジションと1段目も使います。でも、全開までの途中にある3段階分に止める必要を感じていません。必要ないというよりむしろ、視界の邪魔になるので使いたくないポジションです。

そしてこのピポットを後方へずらしているバネが案外強力で、全閉から全開にするときに「ガッガッガッガ」となるのです。もちろん、全開から閉じる時にもなります。それがヘルメットを振動させるし、気持ちよく開け閉めできない感じが私にはするのです。

使わない途中の「駅」を通過させればスムーズに開閉ができるようになるのではないでしょうか。これの加工に踏み切るのは簡単、というのも税抜き1500円で補修部品として購入できるのです。





思い立ったら即作業開始。やすりで不要な山を削ってしまうのです。
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さっきと向きが違う方ですいません。こんな感じに削りました。このあと組み立てて様子を見ながらさらに形を整えました。
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洗浄して削りくずをとり、組み立てます。下の写真、全閉ポジションです。
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ラチェットはこのポジションでは触れていないので加工前と何も変わることはありません。
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デミストポジションです。全閉からセンターロックを外した状態です。
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このポジションでもラチェットは触れていないので加工前と何も変わりません。
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1段目です。暑い時など積極的に風を入れたい時に使います。
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ラチェットは一番下の谷に乗っています。ここも削っていないので何も変わることはありません。
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全開ポジションです。
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ラチェットは1番上の谷に乗っていますが、ここも削っていないので何も変わりません。
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そして、通過することにした部分ですが、滑らかに動くのでシールドの開け閉めで不快な思いをする部分が大幅に減りました。ただし、こすれる音が出てしまいました。ピポットが動く時にこすれるように感じました。

そこで可動部に給油してみました。
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それでもやはり音は出てしまいますが、元から比べればずいぶんと開閉がスムーズにできるようになりました。松伏まで走ってきましたが、デミストや1段目から勝手に開いちゃうこともなく、全開でもシールドが下がってくる気配もなく、まずまずの出来になりました。





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