巣ごもり生活も長くなってきました。仕事にはもちろん行きますが、それ以外はほぼ自宅で過ごしています。今日も一日自宅からは一歩も外へ出ることなく終わりました。でも、退屈なんてしていませんよ。これ作るのに熱中していましたから。
端切れ帆布と古ジーンズから作った、ファスナー蓋付き背負えるトートバッグです。
4月16日から作り始めました。設計の前にまずは材料の確認です。買い物には行かずに済むように、ある物を確認してそれに合わせて設計するのです。
A4の書類が入ること、蓋が付いて荷物がこぼれないこと、財布やスマホが入れられること、手持ち、肩掛け、それに背負えればなお結構。あとはミシンの機能を色々試せるように、ボタンも使いないですね。
主に参考にしたのはユザワヤの動画で紹介されていたトートバッグですが、それだと生地が足りないので違う製法を考えて設計しました。
それと、ミシンでお絵かきもしてみようと思い、ジーンズのポケットをはがしてそれをキャンバスとしてみました。うまく行けば外側に、うまく行かなければ内側に付けましょう。
設計図に沿って布を切っていきます。端切れとして売っていた生地ですし、他で使った残りでもあるので長さもそれほどありません。また幅が285㎜しかないので、マチの部分は生地の残りで作ることにしました。
接着芯を貼っていきます。この接着芯も以前作ったトートバッグの残りですから、一枚物が取れずに底の部分で継ぐことになりました。
わになる部分に印をつけます。
ここへ合成皮革を貼り付けます。切り返しになる部分です。合皮なのは残念ですが、本物の皮ではミシンが縫えないかもしれないし、買いに行かないとそもそもないからこの際これでいいことにしましょう。
切断面を折って縫い付けます。
さあいよいよミシン掛けです。滑らかに、そして力強く縫えます。いいね、このミシン。
アウトサイドポケットはジーンズの端切れから作りました。
部品を付けて行きます。ベルトの一番上の部分はかん止めをしました。自動でかん止めができるので、試してみたかったからです。もちろん、強度の点でもやった方がいいのです。
なかなかきれいにできますね。
蓋にはボタンホールを開けます。ボタンをセットすると、自動でそのボタンに丁度良い大きさのボタンホールを開けてくれます。メス幅の調節は広めにしてみました。
ぴったりのサイズのボタンホールができました。
蓋には飾り縫いを入れてみました。もうちょっとデザインを考えてからやればよかったな。
合皮の切り返しを縫い付けます。センターをしっかり出してからクリップで留めます。
切り返しを縫い付けたら、側面を付けて行きます。
縫い合わせ面はあんまりきれいじゃないなあ。何がいけなかったんだろう。
それと問題発生、ポケットの位置が上過ぎて下側に隙間ができています。2重になっているので荷物がこぼれることはないのですが、見た目は良くありません。また、糸がほつれていくことでしょう。設計では十分だったはずなのですが、切り返しの合皮が外側だったのでやや低めになってしまったのが原因のようです。
一旦糸を切って目隠しの合皮を追加しました。縫い目が汚くなったのはこの作業があったからです。
外側はほぼできました。これに背負えるようにD環とフックをつけます。
D環やフックは手持ちの物を利用しました。おあつらえ向きのベルトはコミネのウエストバッグの付属品です。
フックは背負いベルトを付けるのにも、何かをぶら下げるのにも使えるようにこの向きに付けてみました。
ファスナー付きの蓋はジーンズから切り出します。サイズ的にはギリギリですので、失敗は許されません。
ユザワヤの動画にしたがって、上側には接着芯を貼り付けました。けっこう固くなりました。
両側付けて、ファスナータブを付ければ蓋は完成です。
裏地も端切れとして売っていた生地ですが、こちらはたっぷりしているので一枚物で十分作成できました。欲を言えば外側に会う色合いが欲しい所ですが、買い物自粛中の生活ではこれを使うしか他に道はないのです。
サイズを見ながら裏地を作成していきます。
せっかくなので、ファスナーポケットを付けましょう。長さはいいのですが、色合いが違い過ぎるきらいはありますね。でもこのご時世、ある物を利用することがいいのです。
生地が柔らかいのでなかなか真っすぐに縫えなかったのですが、開閉は何とかできるように付けられました。ポケットは横幅いっぱいに少し足りない程度にしました。
反対側にはポケットを付けます。お絵描きはこの様ですから、内側にそっと付けることにしました。
このミシンの縁かがりはなかなかにきれいにできます。
センターの印を合わせて、慎重にミシン掛けします。ミシン目がまっすぐになかなかなりませんが、まあ最初はそんなものでしょう。片側は上下の部分だけミシン掛けをして、返し口を開けておきます。
裏地にマチを付けます。角を落とます。
裏返した本体へ、裏返しに裏地を入れます。
センターをしっかり合わせて、縫い付けて行きます。
返し口から返していきますよ。
返し口が小さすぎだったか!ちょっと縫い目が破れてしまいました。まあいいさ、どうせ縫うんだからね。
底板を入れましょう。養生材から切り出して、返し口から中に入れます。
返し口を縫います。もう中へのアクセスは不能になります。
最後に口の部分を折り返してミシン掛けします。これで完成です。設計から今日まで丁度1週間かかりました。
完成しましたので、細部を見ていきましょう。ここはスマホポケットです。
後ろから。D環とフックが付けられています。そこへベルトを付けると背負うことができるようになります。
上からです。
ファスナーを開いてアクセスします。背側にはファスナーポケットが、表側にはジーンズの尻ポケットが付けられています。魚の刺繍入りですが人様に見せられる品質ではありませんからここへひっそと。
背負ってみました。
尻ポケットには財布が、ファスナーポケットには背負いベルトが入れられます。
もちろん、A4の書類は十分に入れられます。
完成したので、ミシンを仕舞おうとしたら妻からマスクも作って、と言われました。仕方がないなあ、今はやっているというデニム生地で外側を、内側は象さんガーゼで作りました。穿き古しのジーンズですから、ポケットの跡がついていたりしますがまあそれもデザインと割り切ればいいかな。
巣ごもりでもやることはたくさんあるのですが、気分的に晴れません。とにかく早い所コロナウイルスの終息宣言を聞きたいものです。
端切れ帆布と古ジーンズから作った、ファスナー蓋付き背負えるトートバッグです。
4月16日から作り始めました。設計の前にまずは材料の確認です。買い物には行かずに済むように、ある物を確認してそれに合わせて設計するのです。
A4の書類が入ること、蓋が付いて荷物がこぼれないこと、財布やスマホが入れられること、手持ち、肩掛け、それに背負えればなお結構。あとはミシンの機能を色々試せるように、ボタンも使いないですね。
主に参考にしたのはユザワヤの動画で紹介されていたトートバッグですが、それだと生地が足りないので違う製法を考えて設計しました。
それと、ミシンでお絵かきもしてみようと思い、ジーンズのポケットをはがしてそれをキャンバスとしてみました。うまく行けば外側に、うまく行かなければ内側に付けましょう。
設計図に沿って布を切っていきます。端切れとして売っていた生地ですし、他で使った残りでもあるので長さもそれほどありません。また幅が285㎜しかないので、マチの部分は生地の残りで作ることにしました。
接着芯を貼っていきます。この接着芯も以前作ったトートバッグの残りですから、一枚物が取れずに底の部分で継ぐことになりました。
わになる部分に印をつけます。
ここへ合成皮革を貼り付けます。切り返しになる部分です。合皮なのは残念ですが、本物の皮ではミシンが縫えないかもしれないし、買いに行かないとそもそもないからこの際これでいいことにしましょう。
切断面を折って縫い付けます。
さあいよいよミシン掛けです。滑らかに、そして力強く縫えます。いいね、このミシン。
アウトサイドポケットはジーンズの端切れから作りました。
部品を付けて行きます。ベルトの一番上の部分はかん止めをしました。自動でかん止めができるので、試してみたかったからです。もちろん、強度の点でもやった方がいいのです。
なかなかきれいにできますね。
蓋にはボタンホールを開けます。ボタンをセットすると、自動でそのボタンに丁度良い大きさのボタンホールを開けてくれます。メス幅の調節は広めにしてみました。
ぴったりのサイズのボタンホールができました。
蓋には飾り縫いを入れてみました。もうちょっとデザインを考えてからやればよかったな。
合皮の切り返しを縫い付けます。センターをしっかり出してからクリップで留めます。
切り返しを縫い付けたら、側面を付けて行きます。
縫い合わせ面はあんまりきれいじゃないなあ。何がいけなかったんだろう。
それと問題発生、ポケットの位置が上過ぎて下側に隙間ができています。2重になっているので荷物がこぼれることはないのですが、見た目は良くありません。また、糸がほつれていくことでしょう。設計では十分だったはずなのですが、切り返しの合皮が外側だったのでやや低めになってしまったのが原因のようです。
一旦糸を切って目隠しの合皮を追加しました。縫い目が汚くなったのはこの作業があったからです。
外側はほぼできました。これに背負えるようにD環とフックをつけます。
D環やフックは手持ちの物を利用しました。おあつらえ向きのベルトはコミネのウエストバッグの付属品です。
フックは背負いベルトを付けるのにも、何かをぶら下げるのにも使えるようにこの向きに付けてみました。
ファスナー付きの蓋はジーンズから切り出します。サイズ的にはギリギリですので、失敗は許されません。
ユザワヤの動画にしたがって、上側には接着芯を貼り付けました。けっこう固くなりました。
両側付けて、ファスナータブを付ければ蓋は完成です。
裏地も端切れとして売っていた生地ですが、こちらはたっぷりしているので一枚物で十分作成できました。欲を言えば外側に会う色合いが欲しい所ですが、買い物自粛中の生活ではこれを使うしか他に道はないのです。
サイズを見ながら裏地を作成していきます。
せっかくなので、ファスナーポケットを付けましょう。長さはいいのですが、色合いが違い過ぎるきらいはありますね。でもこのご時世、ある物を利用することがいいのです。
生地が柔らかいのでなかなか真っすぐに縫えなかったのですが、開閉は何とかできるように付けられました。ポケットは横幅いっぱいに少し足りない程度にしました。
反対側にはポケットを付けます。お絵描きはこの様ですから、内側にそっと付けることにしました。
このミシンの縁かがりはなかなかにきれいにできます。
センターの印を合わせて、慎重にミシン掛けします。ミシン目がまっすぐになかなかなりませんが、まあ最初はそんなものでしょう。片側は上下の部分だけミシン掛けをして、返し口を開けておきます。
裏地にマチを付けます。角を落とます。
裏返した本体へ、裏返しに裏地を入れます。
センターをしっかり合わせて、縫い付けて行きます。
返し口から返していきますよ。
返し口が小さすぎだったか!ちょっと縫い目が破れてしまいました。まあいいさ、どうせ縫うんだからね。
底板を入れましょう。養生材から切り出して、返し口から中に入れます。
返し口を縫います。もう中へのアクセスは不能になります。
最後に口の部分を折り返してミシン掛けします。これで完成です。設計から今日まで丁度1週間かかりました。
完成しましたので、細部を見ていきましょう。ここはスマホポケットです。
後ろから。D環とフックが付けられています。そこへベルトを付けると背負うことができるようになります。
上からです。
ファスナーを開いてアクセスします。背側にはファスナーポケットが、表側にはジーンズの尻ポケットが付けられています。魚の刺繍入りですが人様に見せられる品質ではありませんからここへひっそと。
背負ってみました。
尻ポケットには財布が、ファスナーポケットには背負いベルトが入れられます。
もちろん、A4の書類は十分に入れられます。
完成したので、ミシンを仕舞おうとしたら妻からマスクも作って、と言われました。仕方がないなあ、今はやっているというデニム生地で外側を、内側は象さんガーゼで作りました。穿き古しのジーンズですから、ポケットの跡がついていたりしますがまあそれもデザインと割り切ればいいかな。
巣ごもりでもやることはたくさんあるのですが、気分的に晴れません。とにかく早い所コロナウイルスの終息宣言を聞きたいものです。