三毛ジャガーの物欲日記

オートバイ、自転車、登山、カヌーカヤック、スキーなどアウトドアレジャーを楽しんでいます。物欲にまみれていて欲しい物は買う、戴く、無い物が欲しければ作ってでも手に入れております。

タグ:邦画

会社で、映画会の企画があります。さあ何を上映しようか?上映する映画の条件として、1、老人が楽しめる物 2、上映時間が2時間を超えないもの 3、安価に映像が手に入るもの 4、戦争など、辛い過去を思い出させない物 が存在します。安価、できればタダだといいので、私の個人ライブラリーから選んで渥美清の「泣いてたまるか」にしてみました。映画ではなくテレビ放送ですが、まあその辺りは問題ないのです。

映画会3日前のこと。泣いてたまるかの箱を開けてみると、何と中身が違う物が入っていたのです。あれ、どこ行った?持っているDVDの箱全部開けてみたりしましたが、結局見つかりません。どうするどうする!しかたがありません、他の作品に急遽変更です。ALWAYS3丁目の夕日’64にしようかな。あれ、これ2時間をかなり超えているじゃないか。何かないかなあ。あ、これはどうだ?

それが、フラガールです。上映時間はギリギリの2時間ピッタリ、そして舞台は1965年、炭鉱が減産、閉山に追い込まれていく頃です。そして内容も感動的。これにしよう。

途中で飽きて帰る方は僅かに1名、上映中に泣く方も出るほど、そして終わった後には良かった、感動した、と言ってくださる方がたくさんいらっしゃいました。

かつての炭鉱のように、現在斜陽となっていく産業に従事していた方々もいらっしゃるでしょうから、共感を得やすいのかもしれません。私の仕事もいつまで人間ができる事やら。

さて、本日ですが、お隣の家でご不幸があり告別式へ参列いたしました。地域では有名なうどん屋さんで、おいしいと評判なのです。そこの初代店主がお亡くなりになったのです。病院から退院されてすぐ厨房に立ち、死の直前までうどんを作っていたのだとか。奥様と息子さんの挨拶が大変に素晴らしく、故人の生前の生き方が伝わってきました。

息子さんの挨拶、最後のことばです。
「故人が何より好きだったこの言葉でご挨拶と代えさせて頂きます。スエちゃん、出前だよ。」

とにかくうどんを作ることが大好きだったというご主人、今までずいぶん食べさせていただきました。美味しかったですよ。心よりご冥福をお祈りいたします。

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    こんばんは
    縁もゆかりもないのですが、ジャガーさんの文章でほろりときました。
    うどん屋の親父さんに哀悼の意を表します。 削除
    a87427 ]
    2018/11/2(金) 午後 9:04
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    > a87427さん
    ありがとうございます。うどん屋さんもあの世で喜んでいると思います。

    フラガールはa87427さんの地元、福島が舞台です。幸いいわき市は放射能汚染にひどくはさらされなかったので、スパリゾートハワイアンズは今も多くの人でにぎわっているようですね。50年前の決断は間違っていなかったこと、そして継続させる力があったことに敬服いたします。 削除
    2018/11/4(日) 午前 0:51
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昨日は当直明けで上野までS君とドライブしたので、過労気味です。今日は予定を変更して映画を観ることにしました。

三郷ムービックスへ来ました。
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平日だし、午前の1番だったので結構空いていました。
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でも家族はつらいよ2はそこそこ客入りがありました。窮屈なライディングジャケットは脱いで、胸部プロテクターも外してゆったりと鑑賞しましょう。
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まだ公開間もないので、感想は少しだけ、そしてネタバレなしにします。これからご覧になる方も安心してお読みください。

笑い声が館内に何度も響きます。喜劇の王道を行く構成です。でも、描かれているのは笑えない話です。

1を見ていなくても差し支えませんが、観ていれば人間の相関関係が分かるし1のギャグが繰り返される所もあります。たとえば、鰻の注文だけで笑えます。しかし1とは違った展開になるのも面白いところです。

職業柄気になるのは貧困、孤立無援高齢者の描き方ですが、十分にリアルを感じました。ステレオタイプではなく、きちんと人格的要素と落ちて行った過程が丁寧に説明されていきます。裕福な家庭で育ち、裕福な高齢者となっている山田洋次監督がどうして着目できたのか、どのような取材をして脚本を書き上げたのか、気になります。

山のmochiさん、映画を観てしまっても、自動車運転免許の返納はまだまだ先にしてください。

帰りにバイシクルセオ新松戸へ寄ってタイヤとチューブ、スピードメーターを購入しました。明後日は霞ヶ浦一周サイクリング大会です。
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昼ご飯は麺場田所商店二十世紀ヶ丘店にしました。
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味噌ラーメン専門店ですから、注文したのは中心的メニューの信州味噌ラーメン。
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ここの味噌ラーメンも美味しかったですよ。
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帰ったら、妻の自転車のタイヤ交換をして自転車の点検、整備。そして車へ積み込みました。
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昨日は当直明けのまま、娘の「プラスマイナス」高校の説明会に参加してきました。その影響はまだ続き、今日もだるさが残っていました。やること山積みなんだけどなあ。

まあいいや、映画でも観てくるか。息子と娘も誘ったのですが乗ってきません。それも成長でしょう。一人で観てきました。観た映画は山田洋二監督の20年ぶりの喜劇と宣伝される、「家族はつらいよ」です。

これから見る方もいるでしょうからネタばらしはなしにします。

男性でも安心してみていられます。女性にとっては喜劇だが、世の男性にはシャレになっていないという評価もあるようですが、最後まで観ればきちんとフォローされているので安心してください。

笑えるツボがもちろん各所にちりばめられていますが、本編とは直接関係ない画面の隅に写るものとかでも笑わせてくれます。館の後ろの方で大きな声で笑うお兄様がいたのですが、彼が笑ったおかげでそのギャグに気が付いたものもありました。ある程度の教養がないと笑えないものもありました。そして、映画館ならではの立体音響で、隅の方から「あのお方の声」が聞こえてきたりと遊び心いっぱいの作りです。

GIOSブルーがちょこっと見られたのは自転車好きには楽しいところです。そしてロードに必需のアイウェアが後のギャグに使われるあたり、計算されつくした笑いを丁寧に作り上げていますね。

そしてエンディングがまた意表を突かれます。

東京家族を見て、このメンバーでの新たな物語ということで無性に見たくなって見に行ったのですが、良い意味で期待を裏切ってくれました。東京家族、東京物語の2本を観てからだとさらに楽しめるとおもいます。


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雨の一人休日なので映画を観に行くことにしました。今話題の作品と言えばこれでしょう。

小学生の時、絵本で読みましたね。教科書にも有ったかもしれませんが、それはちょっと覚えていません。内容は知っているので、安心して見られます。

絵本にはない、戦闘シーンもあります。リアルさにびくっとしました。これは劇場で観ないとその迫力は伝わらないでしょうね。本当に機関銃がこっちを狙って撃っているかのような迫力でした。

いい映画です。皆様も「どうせ本で読んだ。」などと思わずにご覧になってみてください。そして、現在の自衛隊員のおかあさんの気持ちもおそらく変わらなくなってしまいそうなここの所の国会に注目ですね。


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    戦争に息子を送り出す母の気持ちが描かれているのですよね、 娯楽を求める現代では見向きされ無い映画の類なのかも。私的には社会の歴史に科目に取り入れれば良いのにな~ と真剣に思います。 小学生の頃に次郎物語を映画館に見にいきました。 「戦争は駄目!」とその当時の私にも理解できました。 でも今でも戦争は行われているのですよね。(-_-) 削除
    玉造
    2015/6/19(金) 午後 7:01
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    > 玉造さん
    おっしゃる通りです。今でも戦争は行われ、人は死に、その死んだ人にも親や子供や配偶者がいるのです。

    戦争でなくても、原因はなんでもとにかく死んではいけないよというメッセージともとらえられます。お互い、気を付けましょう。 削除
    2015/6/19(金) 午後 8:53
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    致被害者も、高齢で、90近い方もいます。

    帰ってこないわが子を思う親の気持ちを思うと、一日も幸せな時は無いと感じます。

    日本国民全員で、取り返す決意が必要ですよね。 削除
    ぎろみ ]
    2015/6/20(土) 午後 8:36
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    ボクは女房ともども都心に出る用事ができて、先に神保町で「うりずんの雨」を観ました。次はこの「おかあさんの木」なんですが、油断していたら間もなく上映が終わってしまう気配です。急がないと。
    女房は「あん」も観たいようです。 削除
    2015/6/25(木) 午後 5:07
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    > 山のmochiさん
    おかあさんの木は悲しい話だから、泣いてしまうだろうから、と忌避してしまう人もいるようですが、あの時代の空気を知ることが、「おかあさん」と同じ思いをする人を出さない為には大切なことだと思います。

    うりずんの雨はいかがでしたか? 削除
    2015/6/25(木) 午後 11:17
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    百田氏が「まずは沖縄の2紙をつぶしてしまえ」と自民若手議員の学習会で鼓舞したそうですが、その沖縄のことが改めていろいろに感じられて有益でした。
    岩波ホールでしか公開できないのは、世相にかんがみ考えさせられました。 削除
    2015/6/27(土) 午後 5:48
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BSで放送されていた、1977年の八墓村を途中まで観ていました。しかし、娘が「勉強しているからテレビ消して。」というので哀れ、以降は奴のいない時に観ることになってしまいました。

私が小学生の時に大流行しましたね、この映画。金田一耕助役を渥美清が、どことなく頼りなさげな雰囲気の探偵をひょうひょうと演じていて、ドロドロした作風にぴったりマッチしています。航空機や自動車には時代を感じさせますが、作品の作り込みに古さを感じさせないのはさすがですね。

当時、「たたりじゃー」は小学生の間でもずいぶん流行した言葉ですが、今の高校生中学生の私の子供は「????」なだけでした。これだけSFXやビデオ合成の氾濫する時代にあって、時々画面を見ただけで「こわっ!」という反応をさせるのだから大したものです。

後に、津山の30人殺しが実話だったことを知った時は、小学生の時の恐怖がよみがえりました。

前言撤回、試験でも終わったら娘と一緒に観ようかな。いひひひひ。

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