中古で買って10年、妻の通勤を支えたGIANT ROCK4400ですが、先月新車へ更新したことによりお役御免となりました。さてさて、どうするかなあ。そこで会社の同僚でカスイチ(霞ヶ浦一周96㎞)の完走者であるAさんに相談したところ、乗っていただけるというありがたいお申し出を受けました。
腕によりをかけてスポーツバイクとしてよみがえらせましょう。
スポーツバイクにするにはこの錆び錆びの篭は外します。ついでにブレーキの分解清掃も行いました。
ブレーキはいいよ、それよりこのフレームとフォークの汚れ!スポーツバイクはかっこよくなければいけないという不文律があるのです。なんとかしなければ。
「お金はかけないように。」
というご注文ですが、手間をかけないようにとは言われていないのでしっかりと磨きます。磨いたダウンチューブとまだ磨いていないトップチューブの差が凄いでしょう!
さすがに駆動部は交換が必要ですね。こいつは今どき珍しいボスフリーです。そこでこのフリーを抜くのですが、あれあれ、この工具フリー抜きじゃなくてスプロケットロックナット回しじゃん。そっくりなので持っていると勘違いしていました。ロックナット回しは2種持っていて、形が違うので片方がフリー抜きと思い込んでいたのです。セットで買った時にあった気がしたのは気のせいだったかな?
じゃあ、フリーは抜けない?なんのなんの、工夫次第で何とかなるのさ。アクスルを抜いて、金具を入れたらその中央にくさびを打ち込みます。
こいつをバイスプライヤーでつかんでトルクをかけます。これでどうだ!しかし、残念ながら固く締まっているフリーはびくともせず、くさびの方が千切れてしまいました。
フリー抜きを持っていないのにフリーを抜く方法は?いくつかありますが、最も簡単な方法はもちろんこれ、フリー抜きを買うですね。
下のアマゾンから来た袋には新品のボスフリーとチェーンが入っています。
フリー抜きをセットします。
差し込み角12.7㎜のミラーツール24㎜ソケットにブレーカーバーをセットします。ボスフリーはペダルを踏みこむ力で締め付けられていくので、一般的にかなり硬く締っています。それゆえ、「フリーを抜く時には奥歯が壊れるほどの力を入れて。」とかつてサイクルスポーツの記事にあったのですが、果たしてどうでしょうか。
それ!
それほどでもなく、案外すんなりと抜くことができました。奥歯は壊れていません。1本無いのは先日歯科で抜いちゃったからです。
ちなみに、抜いたボスフリーです。ボスフリーにもメリットはあって、ハブとは違うブランドのフリースプロケットを使うことができるのです。また、抜いてもバラバラにならないので取り換えながら使う場合には好都合だったりします。今日のように多段化が進むとコースに合わせてギア比組み換えなんてあんまり必要ないのかもしれませんが。
それでは清掃しましょう。ダストキャップを外してパーツクリーナーで古いグリスを洗い流します。
ペーパーウエスで拭き取ります。ボールレースと玉押し、ベアリングボールを点検しますが、虫食いもなく非常にきれいな状態でした。
グリスを塗ったワンにベアリングを並べ、グリスをさらに追加します。
玉押しを入れてロックナットを締め付けます。調節はもちろんガタなし、且つ回転はスムーズに。
新品のボスフリーをねじ込みます。はめる時にはフリーは空回りしない方向なのでフリー抜きはいらないのです。締め付けは乗っているうちに自然に締まることでしょう。
コグを新品に替えたらチェーンも新品にしないといけません。まずは古い方をカットします。
新しいチェーンは気持ちがいいですね。8速用は今やこのグレードしかないのが残念、かつてはデュラエースグレードのもあったのになあ。もっとも、性能的にはほとんど変わりはないようですが。
チェーンをつないだら、シフトの調子を見ます。うん、素晴らしい精度で変速しますね。
さて、完成です。あとは保安部品などを付けて納車となります。
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腕によりをかけてスポーツバイクとしてよみがえらせましょう。
スポーツバイクにするにはこの錆び錆びの篭は外します。ついでにブレーキの分解清掃も行いました。
ブレーキはいいよ、それよりこのフレームとフォークの汚れ!スポーツバイクはかっこよくなければいけないという不文律があるのです。なんとかしなければ。
「お金はかけないように。」
というご注文ですが、手間をかけないようにとは言われていないのでしっかりと磨きます。磨いたダウンチューブとまだ磨いていないトップチューブの差が凄いでしょう!
さすがに駆動部は交換が必要ですね。こいつは今どき珍しいボスフリーです。そこでこのフリーを抜くのですが、あれあれ、この工具フリー抜きじゃなくてスプロケットロックナット回しじゃん。そっくりなので持っていると勘違いしていました。ロックナット回しは2種持っていて、形が違うので片方がフリー抜きと思い込んでいたのです。セットで買った時にあった気がしたのは気のせいだったかな?
じゃあ、フリーは抜けない?なんのなんの、工夫次第で何とかなるのさ。アクスルを抜いて、金具を入れたらその中央にくさびを打ち込みます。
こいつをバイスプライヤーでつかんでトルクをかけます。これでどうだ!しかし、残念ながら固く締まっているフリーはびくともせず、くさびの方が千切れてしまいました。
フリー抜きを持っていないのにフリーを抜く方法は?いくつかありますが、最も簡単な方法はもちろんこれ、フリー抜きを買うですね。
下のアマゾンから来た袋には新品のボスフリーとチェーンが入っています。
フリー抜きをセットします。
差し込み角12.7㎜のミラーツール24㎜ソケットにブレーカーバーをセットします。ボスフリーはペダルを踏みこむ力で締め付けられていくので、一般的にかなり硬く締っています。それゆえ、「フリーを抜く時には奥歯が壊れるほどの力を入れて。」とかつてサイクルスポーツの記事にあったのですが、果たしてどうでしょうか。
それ!
それほどでもなく、案外すんなりと抜くことができました。奥歯は壊れていません。1本無いのは先日歯科で抜いちゃったからです。
ちなみに、抜いたボスフリーです。ボスフリーにもメリットはあって、ハブとは違うブランドのフリースプロケットを使うことができるのです。また、抜いてもバラバラにならないので取り換えながら使う場合には好都合だったりします。今日のように多段化が進むとコースに合わせてギア比組み換えなんてあんまり必要ないのかもしれませんが。
それでは清掃しましょう。ダストキャップを外してパーツクリーナーで古いグリスを洗い流します。
ペーパーウエスで拭き取ります。ボールレースと玉押し、ベアリングボールを点検しますが、虫食いもなく非常にきれいな状態でした。
グリスを塗ったワンにベアリングを並べ、グリスをさらに追加します。
玉押しを入れてロックナットを締め付けます。調節はもちろんガタなし、且つ回転はスムーズに。
新品のボスフリーをねじ込みます。はめる時にはフリーは空回りしない方向なのでフリー抜きはいらないのです。締め付けは乗っているうちに自然に締まることでしょう。
コグを新品に替えたらチェーンも新品にしないといけません。まずは古い方をカットします。
新しいチェーンは気持ちがいいですね。8速用は今やこのグレードしかないのが残念、かつてはデュラエースグレードのもあったのになあ。もっとも、性能的にはほとんど変わりはないようですが。
チェーンをつないだら、シフトの調子を見ます。うん、素晴らしい精度で変速しますね。
さて、完成です。あとは保安部品などを付けて納車となります。
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