2019年12月9日
6時6分、目が覚めました。寝袋の下は冷え込んでいます。下からテントのフットプリント、テント本体の床、K-MAT、ブラッカンの温水マット、一番上にファミリーキャンプ用のテントマットを敷いているのですが、それでも容赦なく冷たさが伝わってきます。つまりはブラッカンが停止してしまっているのです。
外へ出ると、朝日が昇ってくるところでした。地面は凍っています。もちろんテントのフライも裏表、両面が凍っています。
マナスルに火を入れ、湯を沸かします。コッヘルの中にはサトウのご飯新米とレトルトハヤシライスが入っています。
ブラッカンの再着火を試みましたが、できませんでした。このままではブラッカンに使用している水も凍ってしまいます。分解し、水抜きをしました。停止していたわけは明瞭でした。つまりはOD缶のガスは空っぽになっていたのです。この寒さに大面積の温水マットですから、やはり燃費は落ちるようです。その分安定して温かくなるのではありますが。
寒い、と言いながら息子も起きてきました。カチンカチンに凍った地面に驚いていました。
朝ごはんを食べたら片付けて、パッキングをします。ペグは凍り付いていてなかなか抜けません。素手で触ると張り付くくらい冷えています。
それでも7時10分にはエンジンに火を入れました。しばらく暖機をして、フロントスクリーンのくもりを取りました。それでは、スタート。
那珂川を対岸に渡り、東へと進みます。途中水郡線を見かけました。台風の被害を受けたという情報がありましたが、現在も西金ー常陸大子間はバスの振り替え輸送だそうです。
ビーフラインを通過。この道はもう4年も前になりますが、同じく道の駅かつらで一泊した後極寒の早朝にモーターサイクルで走ったことがありました。今日は快適な車内なのですが、何か物足りなさを感じるのはなぜでしょうか。息子に、自動二輪免許取れよ、というとヤダ、と言われました。
最初の立ち寄り場所は、茨城県の観光名所と言ったらここを外せないでしょう、袋田の滝です。市営無料駐車場に車を入れました。
40ランクルとプレジデント!40はミドルホイールベースなのでBJ46V でしょうか。
その車両はどこにあったのかと言えばここ、ジビエ料理屋でした。息子は車には興味を示さず、もっぱらイノシシやシカを撮影していました。
シラサギが飛んでいました。
さあいよいよ袋田の滝ですよ。その前に、ここへ立ち寄りますか。恋人の聖地だそうで、以前こんなのあったかなあ。歴史ある滝なのにむしろだんだん安っぽい観光地になってきているような気がします。
第一観瀑台から。
「マジ、なにこれ!すっげーな、こんなにすごい滝だと思わなかったよ。」
そしてエレベーターを使用し、第二観瀑台の頂上へ。
残念ながら氷瀑という訳にはいきませんでしたが、この迫力ある滝はやはり見ごたえのあるものです。
さあ、次行くぞ。
「お腹すいた、朝何も食べていないから。」
おい、ハヤシライス食べただろう。忘れちゃったのか?
「いやあれ、少なすぎだから。」
これだから21歳の男は厄介なんだなあ。仕方がないなあ。
一旦反対側へ車を走らせ、道の駅奥久慈だいごへ立ち寄りました。
レストランは残念ながらまだ空いていません。仕方がないので暖かいお焼きを購入。一つ150円なので600円でした。そうだ、そこのテーブル借りて食べていくか。いやちょっと待て、確認してからだ。
「すいません、そこのテーブルで食べていきたいのですが、消費税変わったりしますか?」
「大丈夫です。どちらで食べても一緒です。」
それなら安心ですね。かぼちゃとりんごひとつづついただきました。
元来た道を一旦戻り、R461を南下します。ナビは使わずに私が地図を読んで案内します。
「紅葉がいいね。」
と息子。よそ見はいいからちゃんと運転していろよ。ブラインド―コーナーを曲がったら路面凍結も考えられるから、ゆっくり進入するんだぞ。
竜神大吊橋に到着しました。
「ほんとにバンジージャンプするの?」
「あんまり高かったら考えちゃうけどなあ。5千円程度ならやってみようぜ。」
「マジで言ってる?」
がしかし、残念ながらバンジージャンプは私の予想をはるかに裏切る値段だったので、それこそ「清水の舞台から飛び降りる」覚悟がないと飛べませんでした。まあね、安全対策や人件費を考えたらしょうがないでしょうけどね。まあいいや、バンジージャンプは飛べなくても橋は渡ってくるか。
「すっげー怖えー!見ているだけで足がすくむんだけど。」
まあね。紅葉もきれいだし、安上がりに済んでよかったかな。
あれ、カヌーがあるよ。いやあれカヤックだから。アクリルで下がのぞけます。
ここからバンジージャンプのポイントまで降りていくようです。
「マジ無理!ここから出るだけでも絶対無理!」
対岸へ渡ってみました。誰か飛ばないかなあ。
反対側に渡ったら本来ハイキングコースが整備されているのですが、現在封鎖中。台風の影響でしょうか。
竜神大橋を楽しんだら、すぐ側にある竜っちゃんの湯へ立ち寄りました。ここで温泉とサウナを楽しみました。サウナ7分水風呂1分休憩7分のサイクルを3セットこなし、「整う」感覚を味わいました。
風呂から上がったらちょうど12時です。ここで食事を食べてもいいのです。なにしろ奥久慈は軍鶏やコンニャクがおいしいのですから。しかし、茨城県の美味しい物はそれだけではありません。海を目指しましょう。
道は空いていて、50分ほどで道の駅日立おさかなセンターへ到着。やっぱりここに来てしまいました。
寿司にするか、自分で乗せる海産物を選べる勝手丼にするか、もしくは2階にあがって御膳を食べるか。
「寿司食べたいなあ。」
やっぱりここだなあ。
ランチ1.5人前税込み980円という破格なセットにしました。これに味噌汁が付くのですから驚きです。
さらにお土産にアンコウを買いました。
「寿司うまかったなあ。あとは甘いものが食べたい。」
面倒な奴だなあ。それならこれはどうだ。
鯛焼きです。
海沿いを走り、南下していきます。曇り空なのが何とも惜しいなあ。
阿字ヶ浦辺りに来ました。ここいらでちょっと海に出てみようぜ。
濡れてて滑る!
ふう、やっと戻ってこれた。
「いこいの村涸沼って、どうなっているのかな?」
そこは仕事が休めない私に代わって両親が息子と娘を連れて毎年遊びに来ていた施設です。それじゃあ、寄ってみるか。
ほれ、ちゃんと営業しているじゃないか。
最後に道の駅たまつくりに寄って行方バーガー食べて行こうか。
ナメパックンは残念ながら売り切れ、息子は無難に豚パックン、私も無難に鯉パックンを頂きました。
鯉は泥臭さもなく、ハンバーガーによく合いました。
帰りにスーパーによって食材を仕入れてから、18時に帰宅。
「俺が荷物降ろしておくから、夕食作ってよ。」
よし、任せろ。
煤だらけのダッチオーブンを洗ったら、日立おさかなセンターで買ったアンコウで鍋を、肝は蒸してからナンプラーで仕上げました。
「昨日から食べたもの全部おいしかった。」
と息子。まあこれでしばらく仕事も頑張れそうだな。
6時6分、目が覚めました。寝袋の下は冷え込んでいます。下からテントのフットプリント、テント本体の床、K-MAT、ブラッカンの温水マット、一番上にファミリーキャンプ用のテントマットを敷いているのですが、それでも容赦なく冷たさが伝わってきます。つまりはブラッカンが停止してしまっているのです。
外へ出ると、朝日が昇ってくるところでした。地面は凍っています。もちろんテントのフライも裏表、両面が凍っています。
マナスルに火を入れ、湯を沸かします。コッヘルの中にはサトウのご飯新米とレトルトハヤシライスが入っています。
ブラッカンの再着火を試みましたが、できませんでした。このままではブラッカンに使用している水も凍ってしまいます。分解し、水抜きをしました。停止していたわけは明瞭でした。つまりはOD缶のガスは空っぽになっていたのです。この寒さに大面積の温水マットですから、やはり燃費は落ちるようです。その分安定して温かくなるのではありますが。
寒い、と言いながら息子も起きてきました。カチンカチンに凍った地面に驚いていました。
朝ごはんを食べたら片付けて、パッキングをします。ペグは凍り付いていてなかなか抜けません。素手で触ると張り付くくらい冷えています。
それでも7時10分にはエンジンに火を入れました。しばらく暖機をして、フロントスクリーンのくもりを取りました。それでは、スタート。
那珂川を対岸に渡り、東へと進みます。途中水郡線を見かけました。台風の被害を受けたという情報がありましたが、現在も西金ー常陸大子間はバスの振り替え輸送だそうです。
ビーフラインを通過。この道はもう4年も前になりますが、同じく道の駅かつらで一泊した後極寒の早朝にモーターサイクルで走ったことがありました。今日は快適な車内なのですが、何か物足りなさを感じるのはなぜでしょうか。息子に、自動二輪免許取れよ、というとヤダ、と言われました。
最初の立ち寄り場所は、茨城県の観光名所と言ったらここを外せないでしょう、袋田の滝です。市営無料駐車場に車を入れました。
40ランクルとプレジデント!40はミドルホイールベースなのでBJ46V でしょうか。
その車両はどこにあったのかと言えばここ、ジビエ料理屋でした。息子は車には興味を示さず、もっぱらイノシシやシカを撮影していました。
シラサギが飛んでいました。
さあいよいよ袋田の滝ですよ。その前に、ここへ立ち寄りますか。恋人の聖地だそうで、以前こんなのあったかなあ。歴史ある滝なのにむしろだんだん安っぽい観光地になってきているような気がします。
第一観瀑台から。
「マジ、なにこれ!すっげーな、こんなにすごい滝だと思わなかったよ。」
そしてエレベーターを使用し、第二観瀑台の頂上へ。
残念ながら氷瀑という訳にはいきませんでしたが、この迫力ある滝はやはり見ごたえのあるものです。
さあ、次行くぞ。
「お腹すいた、朝何も食べていないから。」
おい、ハヤシライス食べただろう。忘れちゃったのか?
「いやあれ、少なすぎだから。」
これだから21歳の男は厄介なんだなあ。仕方がないなあ。
一旦反対側へ車を走らせ、道の駅奥久慈だいごへ立ち寄りました。
レストランは残念ながらまだ空いていません。仕方がないので暖かいお焼きを購入。一つ150円なので600円でした。そうだ、そこのテーブル借りて食べていくか。いやちょっと待て、確認してからだ。
「すいません、そこのテーブルで食べていきたいのですが、消費税変わったりしますか?」
「大丈夫です。どちらで食べても一緒です。」
それなら安心ですね。かぼちゃとりんごひとつづついただきました。
元来た道を一旦戻り、R461を南下します。ナビは使わずに私が地図を読んで案内します。
「紅葉がいいね。」
と息子。よそ見はいいからちゃんと運転していろよ。ブラインド―コーナーを曲がったら路面凍結も考えられるから、ゆっくり進入するんだぞ。
竜神大吊橋に到着しました。
「ほんとにバンジージャンプするの?」
「あんまり高かったら考えちゃうけどなあ。5千円程度ならやってみようぜ。」
「マジで言ってる?」
がしかし、残念ながらバンジージャンプは私の予想をはるかに裏切る値段だったので、それこそ「清水の舞台から飛び降りる」覚悟がないと飛べませんでした。まあね、安全対策や人件費を考えたらしょうがないでしょうけどね。まあいいや、バンジージャンプは飛べなくても橋は渡ってくるか。
「すっげー怖えー!見ているだけで足がすくむんだけど。」
まあね。紅葉もきれいだし、安上がりに済んでよかったかな。
あれ、カヌーがあるよ。いやあれカヤックだから。アクリルで下がのぞけます。
ここからバンジージャンプのポイントまで降りていくようです。
「マジ無理!ここから出るだけでも絶対無理!」
対岸へ渡ってみました。誰か飛ばないかなあ。
反対側に渡ったら本来ハイキングコースが整備されているのですが、現在封鎖中。台風の影響でしょうか。
竜神大橋を楽しんだら、すぐ側にある竜っちゃんの湯へ立ち寄りました。ここで温泉とサウナを楽しみました。サウナ7分水風呂1分休憩7分のサイクルを3セットこなし、「整う」感覚を味わいました。
風呂から上がったらちょうど12時です。ここで食事を食べてもいいのです。なにしろ奥久慈は軍鶏やコンニャクがおいしいのですから。しかし、茨城県の美味しい物はそれだけではありません。海を目指しましょう。
道は空いていて、50分ほどで道の駅日立おさかなセンターへ到着。やっぱりここに来てしまいました。
寿司にするか、自分で乗せる海産物を選べる勝手丼にするか、もしくは2階にあがって御膳を食べるか。
「寿司食べたいなあ。」
やっぱりここだなあ。
ランチ1.5人前税込み980円という破格なセットにしました。これに味噌汁が付くのですから驚きです。
さらにお土産にアンコウを買いました。
「寿司うまかったなあ。あとは甘いものが食べたい。」
面倒な奴だなあ。それならこれはどうだ。
鯛焼きです。
海沿いを走り、南下していきます。曇り空なのが何とも惜しいなあ。
阿字ヶ浦辺りに来ました。ここいらでちょっと海に出てみようぜ。
濡れてて滑る!
ふう、やっと戻ってこれた。
「いこいの村涸沼って、どうなっているのかな?」
そこは仕事が休めない私に代わって両親が息子と娘を連れて毎年遊びに来ていた施設です。それじゃあ、寄ってみるか。
ほれ、ちゃんと営業しているじゃないか。
最後に道の駅たまつくりに寄って行方バーガー食べて行こうか。
ナメパックンは残念ながら売り切れ、息子は無難に豚パックン、私も無難に鯉パックンを頂きました。
鯉は泥臭さもなく、ハンバーガーによく合いました。
帰りにスーパーによって食材を仕入れてから、18時に帰宅。
「俺が荷物降ろしておくから、夕食作ってよ。」
よし、任せろ。
煤だらけのダッチオーブンを洗ったら、日立おさかなセンターで買ったアンコウで鍋を、肝は蒸してからナンプラーで仕上げました。
「昨日から食べたもの全部おいしかった。」
と息子。まあこれでしばらく仕事も頑張れそうだな。