秋の東北ツーリング1日目でみちのく記念館に立ち寄ったことを報告してありますが、今日はその中身について記載したいと思います。
建物は2つに分かれています。こちらら本館なのかな?
館主の奥様の案内で中へ入ります。いきなりこの展示です。車両は寄付など、地元の愛好家たちの持ち寄りで構成されているそうです。
初期型RG250Γ、「奴凧テール」ですね。いくつもの市販車初を持っています。友人、知人、旅先での出会いで何人もの元オーナーを知っています。相当な台数が出回ったはずですが、残存個体は随分と減ってしまっているようでなかなか目にしなくなりました。後ろの等身大パネルは販売店の販促用の物をもらってきたとのこと、これも大切なコレクションということでした。もちろん、ガンマはインジェクションではありません。
その隣はヨンガン、400Γです。その一週間後の房総ツーリングで500Γを見かけたのは奇遇でした。
写真でしか見たことがなかった、伝説のインライン6、CBXがありました。
このエンジン、まさに化け物です。この当時ですからこれも空冷で、中4気筒は十分な冷却できていたのでしょうか。空冷にこだわる宗一郎氏のことですから、何とかなっていたのでしょうが。カムシャフトの途中から機械式レブカウンター駆動用のワイヤーが出ているのが印象的ですね。
その奥にはもう古すぎて私には解説不能な車両が並んでいます。
モトコンポの隣はアサヒとあります。戦後に雨後の筍のごとく現れ、ブームが去った後は4大メーカーに太刀打ちできずに消え去ったブランドの一つなのでしょう。
ベスパにサイドカーという変わり種もありました。スクーターで側車付きを運転するのは大変かもしれませんが、カーはシートもなかなかよさそうで、しかも大きなスクリーンが付き、案外快適に乗れるかもしれません。
スクーターの旧車と言えば、ラビット。もちろんありました。
マイクロ自転車にエンジンを付けた過激なおもちゃもありました。この車輪ですから、わずかな段差でも転倒してしまうでしょう。
他が凄すぎて普通に見えてしまいます。でも古さは負けていないのです。こうしてみると、やはり生き残ったメーカーの先進性はそれ以外の社を圧倒しているようです。
ちょっと暗いけど、ダックスです。モンキー、ゴリラ、ダックスは生産をやめてもやめてもいつの間にか復活する根強い人気者ですね。もうおしまいと言っていたモンキーもグロムの身体を借りて結局復活しましたね。
メグロもありました。以前いた老人ホームで、メグロは国産では最高のステータスだったと言っておられた方がいました。
ツーリングマップルの執筆などをしていた方の乗られていた車両のようです。ハードな旅を続けていたことが見て取れますね。
天井裏にも車両は展示してありました。どうやって持ち上げたのでしょうか。ガソリンエンジンアシストというより、エンジンを人間がアシストするような構造に見えます。
1929年製、イギリスのマチレスと記されています。私の知識では全く分かりません。
1958年製ヤマグチオートペットAP10とされています。山口自転車と言えば、後に丸紅山口と社名を変え、ラグレスフレームのランドナー、べニックスの製造元として70年代から80年代の自転車ツーリストに愛されたメーカーです。ハンドルバーさえプレスで作られた車体は、後に優雅な雰囲気のランドナーメーカーになるとはとても思えない武骨さで、ギャップに驚かされます。そしてこの実用車が60年の時を越えて存在していることにも驚きます。
もう一つの建物に行っていました。
こちらは展示だけでなく、販売もしている車両もありました。
モーターサイクルと関係なさそうな、レコードなどのコレクションもありました。
MVXが部品こそすべてはそろっていませんが、普通に置いてあります。また、こちらは整備工場を併設しています。
せっかくのコレクションなんだから、もっときれいにしておけばいいのに、なんて思ったら、個人所有の物だそうです。
ヤマハのベンチャーロイヤルでしょうか、とにかく巨大です。なかなかお目にかかれる車両ではありません。驚くべきことに、販売用車両です。床の間におひとついかがでしょうか。
山のmochiさんも喜ぶ、キックスターター付きST250Eタイプです。塗装が綺麗ですね。
一番売れた自動二輪、スーパーカブはどこへ行ってもあります。もちろん、ここにないはずはありません。
SW-1もありました。これも販売しています。レッグシールドなどは欠品しているようですが。
奥様、
「二戸の駅前ならもっとたくさんの人が来てくれるのでしょうけどね。」
とおっしゃっていました。確かに、ものすごく不便な所です。それでも、この展示ならモーターサイクリストは一度は行ってみるべき所だと思います。
カシオペア連邦ライダースラリー唯一のお金を使わずに(寄付はしましたが)バッジを頂ける施設でもあります。
建物は2つに分かれています。こちらら本館なのかな?
館主の奥様の案内で中へ入ります。いきなりこの展示です。車両は寄付など、地元の愛好家たちの持ち寄りで構成されているそうです。
初期型RG250Γ、「奴凧テール」ですね。いくつもの市販車初を持っています。友人、知人、旅先での出会いで何人もの元オーナーを知っています。相当な台数が出回ったはずですが、残存個体は随分と減ってしまっているようでなかなか目にしなくなりました。後ろの等身大パネルは販売店の販促用の物をもらってきたとのこと、これも大切なコレクションということでした。もちろん、ガンマはインジェクションではありません。
その隣はヨンガン、400Γです。その一週間後の房総ツーリングで500Γを見かけたのは奇遇でした。
写真でしか見たことがなかった、伝説のインライン6、CBXがありました。
このエンジン、まさに化け物です。この当時ですからこれも空冷で、中4気筒は十分な冷却できていたのでしょうか。空冷にこだわる宗一郎氏のことですから、何とかなっていたのでしょうが。カムシャフトの途中から機械式レブカウンター駆動用のワイヤーが出ているのが印象的ですね。
その奥にはもう古すぎて私には解説不能な車両が並んでいます。
モトコンポの隣はアサヒとあります。戦後に雨後の筍のごとく現れ、ブームが去った後は4大メーカーに太刀打ちできずに消え去ったブランドの一つなのでしょう。
ベスパにサイドカーという変わり種もありました。スクーターで側車付きを運転するのは大変かもしれませんが、カーはシートもなかなかよさそうで、しかも大きなスクリーンが付き、案外快適に乗れるかもしれません。
スクーターの旧車と言えば、ラビット。もちろんありました。
マイクロ自転車にエンジンを付けた過激なおもちゃもありました。この車輪ですから、わずかな段差でも転倒してしまうでしょう。
他が凄すぎて普通に見えてしまいます。でも古さは負けていないのです。こうしてみると、やはり生き残ったメーカーの先進性はそれ以外の社を圧倒しているようです。
ちょっと暗いけど、ダックスです。モンキー、ゴリラ、ダックスは生産をやめてもやめてもいつの間にか復活する根強い人気者ですね。もうおしまいと言っていたモンキーもグロムの身体を借りて結局復活しましたね。
メグロもありました。以前いた老人ホームで、メグロは国産では最高のステータスだったと言っておられた方がいました。
ツーリングマップルの執筆などをしていた方の乗られていた車両のようです。ハードな旅を続けていたことが見て取れますね。
天井裏にも車両は展示してありました。どうやって持ち上げたのでしょうか。ガソリンエンジンアシストというより、エンジンを人間がアシストするような構造に見えます。
1929年製、イギリスのマチレスと記されています。私の知識では全く分かりません。
1958年製ヤマグチオートペットAP10とされています。山口自転車と言えば、後に丸紅山口と社名を変え、ラグレスフレームのランドナー、べニックスの製造元として70年代から80年代の自転車ツーリストに愛されたメーカーです。ハンドルバーさえプレスで作られた車体は、後に優雅な雰囲気のランドナーメーカーになるとはとても思えない武骨さで、ギャップに驚かされます。そしてこの実用車が60年の時を越えて存在していることにも驚きます。
もう一つの建物に行っていました。
こちらは展示だけでなく、販売もしている車両もありました。
モーターサイクルと関係なさそうな、レコードなどのコレクションもありました。
MVXが部品こそすべてはそろっていませんが、普通に置いてあります。また、こちらは整備工場を併設しています。
せっかくのコレクションなんだから、もっときれいにしておけばいいのに、なんて思ったら、個人所有の物だそうです。
ヤマハのベンチャーロイヤルでしょうか、とにかく巨大です。なかなかお目にかかれる車両ではありません。驚くべきことに、販売用車両です。床の間におひとついかがでしょうか。
山のmochiさんも喜ぶ、キックスターター付きST250Eタイプです。塗装が綺麗ですね。
一番売れた自動二輪、スーパーカブはどこへ行ってもあります。もちろん、ここにないはずはありません。
SW-1もありました。これも販売しています。レッグシールドなどは欠品しているようですが。
奥様、
「二戸の駅前ならもっとたくさんの人が来てくれるのでしょうけどね。」
とおっしゃっていました。確かに、ものすごく不便な所です。それでも、この展示ならモーターサイクリストは一度は行ってみるべき所だと思います。
カシオペア連邦ライダースラリー唯一のお金を使わずに(寄付はしましたが)バッジを頂ける施設でもあります。