先に書いたとおり、娘の小論文の指導をS先生にお願いしています。S先生からの指示の一つが、「毎日小論文を書こう」でした。さて、あれから4日目です。昨日までに3つの論文を書き上げています。一つ目はS先生の指導で書き直したもので、昨日書いたのは次の課題のものです。さてさて、指導の効果は出ているでしょうか?
、、、、、。ん~、違うんだなあ。おい娘よ、書いたフローチャート見せてみろ。え、これか?フローチャートになっていないじゃん。タダのメモだよ。それに内容がひどすぎるぜ。それに、、、、。
「だって、グラフから読み取れって課題だけど、ほとんど変化ないグラフだから書くの難しいよ。」
「ちーがーうーだろう、この禿げ!」
と言いたいところですが、禿げているのはむしろこちらの様だし、ちょっとネタが古めなのでこれは言葉には出さず、最初からもう一度基本を教えていきます。
グラフを読んで、変化が無ければ書けない、というのは、つまりは娘の頭の中では大きな変化があって初めてそのグラフにした数字に有効性が見いだせると決めつけているということを意味するのでしょう。差が無ければ差が無いという事実が、そしてわずかながらでも変化があれば、顕著ではないが減少に転じている傾向があるという事実を、小幅な変化の中に減少率の増減を見いだせればその理由が考えられるし、二つのグラフを比べることで減少率の変化の主たる原因を探ることもできるのです。
よくよく読み取れば小幅な変化の中でも一カ所だけストンと数字が変わる年度があります。そこに何があったのか、これも考えればわかるはずです。さらに、傾向がつかめれば未来を占うこともできます。
グラフから読み取れる事実を書け、と課題にあります。何々は何パーセントだったのが何パーセントに減少した、と書くのは小学生、問題は数字ではないのです。そこから読み取れる事実が大事、自分の考えを示し、その考え方の根拠を示す項目をグラフから読み取った事実として書き出さなければ意味はないのです。
「そんなの難しくてできないよ。」
そんな娘に良い処方箋をS先生は書いておいてあるのです。
「思いついた事柄を付箋に書き、フローチャートに貼って整理しろ。」
親の言うことなんか鼻から聴く気なんてない娘、しかし受験生指導のプロ中のプロのいうことなら素直に聴くのです。
三毛ジャガー式小論文指導とは、適材適所のスーパープロを活用する、でした。まあたまたま親友にこの男がいただけの話ではありますが。
さて、娘の書き直した論文に目を通してみましょうか。
頭の怪我の方はもう大丈夫そうで安心しました。
コメントありがとうございます。なかなか一筋縄ではいかない娘なので手を焼いております。何とか一人前にして社会へ出したいのですが、それまでにはまだまだ手もお金も随分かかるようです。