三毛ジャガーの物欲日記

オートバイ、自転車、登山、カヌーカヤック、スキーなどアウトドアレジャーを楽しんでいます。物欲にまみれていて欲しい物は買う、戴く、無い物が欲しければ作ってでも手に入れております。

タグ:ミシン

ブログ読者の方々はもうすっかり忘れているでしょうが、昨秋登山ザックを作っていました。

旅人リュックぽい登山ザック作っています

ようやく完成しました。ここまで時間がかかってしまったのは、設計で悩んでいたのと痔核根治手術で長時間座ることを避けていたためです。

ロールアップする口の内側に裏地を付けて、コンパートメントにはナイロン撥水生地の裏地を入れ、それぞれの接合部に巾着を付けるという構造です。返し口が要らない代わりに接合部に折り返しが出てしまいますが、実用上も見た目にも問題はないはずです。

ロールアップ部の裏地は外側に付けてどんでん返しして、口に端ミシンをかけます。

コンパートメントの裏地のナイロン布は折り目が付きにくいので縫いにくいですね。
P1270033

上、裏地、下、巾着
P1270034

浮いたりたるんだりしないように寸法のおもりを入れてからザック本体に入れます。
P1270035

丁度良い長さになることを確認したら、ロールアップ部とコンパートメント部の裏地を縫合します。
P1270036

できました。寸法の確認を再度しました、万全ですね。
P1270037

ここへ巾着を縫合します。
P1270038

端を3つ折りにして縫い留めます。
P1280039

完成!
P1280041

こんな感じにできました。

P1280048

横から。

P1280046

背負ってみました。背面長がぴったりなので気持ちよく背負えます。ショルダースタビライザーもあるので後ろに引っ張られる感じもあまりなく、歩きやすいでしょう。
P1280045

ヒップベルトを外して、ファスナーを開けてショルダーストラップを仕舞えば車載モードに変形です。
P1280043


CB250Fに積載してみました。
P1280050

ストラップ類はザックについているストラップだけで十分固定できます。現地について素早く登山開始ができることでしょう。
P1280049

いつになったらこれが使えるかな。うーん、感染爆発中ではいつになることやら。

ザックのスペック
幅300㎜ 奥行180㎜ 高さ530㎜ 背面長510㎜ 容量28L~ロールアップを開けば35ℓ以上
フロントポケット 300㎜×200㎜×40㎜ 2.4L
材質 蝋引き帆布 裏地 撥水加工ナイロン
重量 未計測(今度やっておきます)






にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

職場の同僚からバレンタインデーに超高級チョコレートをいただいてしまいました。そして嬉しい手紙が付いていました。さあ、お返しはどうする?

そうだなあ、これはどうだろう。この本の表紙を飾る、カバーオールと言う上着です。



ただし、型紙のまま作ってはうまくありません。メンズ用の型紙ですから。また、本ではポケットが全てパッチポケットとなっていますが、胸ポケットは物が落ちないファスナー式にしたいところです。型紙のウエストを絞り込み、背中には二本の20㎜のダーツを入れ女性らしさを表現しました。

ファスナーは目立つのもナニなので、両玉縁で隠すようにしてみました。縫い方は違う本を参考にしました。ミリタリーウェアの本です。



P2090087

ポケット布はフリルポーチの残り布を使用しました。
P2090088

後は説明書通りに組み立てるだけです。写真にはありませんが、背中側の下部にセンターベンツがあります。ベンツと言うだけあって手の込んだ作りです。(関係ないか)
P2090086

袖の仕上げ以外は出来た、かな?袖はこっそり手尺で測らせてもらい、その寸法で縫いました。まあ、あとで伸び縮みはできますけどね。
IMG_0730

これとチョコレートを買ってきたので後は渡すだけです。袋は何に入れようかな。あ、ここにミッフィーのレジかごバッグがあるじゃん。これいいね。なんて、恐ろしくてできません。10月にダイドーのキャンペーンで応募券を必死に集めて(だいぶ協力してやったが)ようやく到着した娘の大切なものだからです。

IMGP1559

じゃあ、レジかごバッグ作っちゃううか。これから寸法を採り、手持ちの生地の寸法に沿って設計しました。正面の白い部分は片玉縁仕様のポケットで、狭い入り口に対して奥はかなり広く作ってあります。男の手では入れにくく、女性の手ならすっぽりと入る微妙な寸法で防犯を意識しました。わずかにポケット布が見えるように上に隙間を開けて作った片玉縁は、ポケット布がこの方から頂いた青い象さん柄の布をちらっと見せる為です。シートカバーと同柄なのです。
IMGP1560

巾着になっていますが、これもミッフィーのコピーです。問題もあり、家庭用ミシンの限界を超えた厚さになっている部分もあって、目飛を起こしてしまいました。急遽ダブルステッチにして補強をしましたが、今度は平行ではない部分ができて仕上げが雑な感じになってしまいました。残念です。
IMGP1561

これにカバーオールとチョコレートを入れてお渡ししました。喜んでいただけると嬉しいのですが。





にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

先日作ったライディングパンツですが、納品したところ不具合が2か所ありました。
IMG_0581

1つはニープロテクターに位置が内側に寄ってしまっていること、もう1つがウエストがきつすぎてボタンが留められないことです。
IMG_0581-1

私が穿いてみて大丈夫な部分だったので思ってもいなかったところなのですが、対策はできそうなので再びお預かりしました。

ウエスト部分を縮めるのはタックを入れたりすれば済むので簡単ですが、広げるとなると何かしら生地を増やす必要があります。生地を挿入するなら一番目立たずにシルエットも壊さないのはやはり前後パンツの継ぎ目でしょうね。
P2050365

工法を決めたらリッパーを入れてばらしていきます。
P2050366

ウエストのベルト部にも継を入れなくてはいけないので、ここも切断します。継ぎ目はベルトの裏になって目立たないのでどうでもよい気もしますが、一応前後パンツの継ぎ目の延長線に継ぎ目が来るように、その線から縫い代分10㎜ずらして切断しました。
P2050367

ここへ三角形のマチを入れます。
P2050369

こんな感じでどうでしょうか。ウエスト部で片側30㎜、左右両方で60㎜の余裕を作り出しました。
P2050370

こんな感じにマチが入りました。ベルト部の継目は結構目立ちますね。
P2050372

膝プロテクターは縫い目をほどいて、布用両面テープで新しい位置に固定しました。穿いて不具合があったら再び張り直せるし、縫い目を表側に出さないようにするには今からでは下半分をばらして補強部をめくらないといけないからです。もしちょうどいい位置だったらアイロンで圧着するとさらに接着強度があがります。アイロンで圧着すると生地を傷めずに剥がすことはもうできないでしょうね。
P2050373

今日こっそり納品してきました。さてどんな具合でしょうか?






にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

ライディングパンツ完成し、納品してきました。納品先は山のmochiさんです。

このところこのパンツ製作に取り組んでいて、ブログを書くことも忘れておりました。パンツ自体はオールシーズンのメンズ服からチノパンツの型紙、作り方を参考に、ライディングパンツとしての機能を盛り込んで設計しました。


ライディングパンツとして必要なことは、丈夫な生地であること、熱で溶けない事、乗車降車の時に脚上げがしやすいしなやかさを持ち、風をはらまないようになるべく細身であること。もちろん膝と腰にはプロテクターが付いていることは必須です。

生地は厚手でもしなやか、熱にも強く家庭用ミシンでも縫える綿のカツラギ生地にしてみました。生地は通販で買いました。

生地が到着したのは1月15日です。次の日から早速作業開始。まずは水通しをして干します。
P1160070

そして、目を整えながらアイロンがけをします。
P1160071

型紙をハトロン紙に写し、それをさらに生地へ写して縫い代を付けて切り出します。
P1160072

後ろパンツはオーナーとなる方のウエストよりワンサイズ大きめの型紙を使い、ダーツを10㎜づつ2か所、計20㎜つめてみました。これは腰のプロテクターを内蔵するので、その分の余裕を得る為です。
P1170073

体に当てたりと試してみたりと、設計しながらなので部品を切り出すまでにずいぶんと日にちを食いました。部品の切り出しをしたらもう大丈夫、どんどん組み立てていきましょう。まずは後ろパンツにダーツを入れて、力布を縫い付けます。

本ではチノパンツは切りポケットになっているのですが、尻部の保護を狙ってパッチポケットに変更しました。生地が2重になるからです。
P1170074

カーゴパンツと同じようにポケットにはボタンで留めるフラップを付けました。乗車中に物を落とすと困るだろうし、万が一後続車両の事故を誘発してしまったら大変ですからね。
P1170075

後ろパンツができたら前パンツに取り掛かります。膝の位置を計測します。しかし、そのままではいけません。乗車姿勢を取ると膝が曲がり、プロテクターは上にずれてくるのです。慎重に検討します。色々と試しながら検討したのですが、頂いた数字ではどうやらそれを加味した数字の様でした。私の方が背は高いのですが、膝位置は上になるからです。
P1190077

プロテクターは私の不要となっている物を供出しました。どっちがいいでしょうか?右の方が安全性は高いのですが、位置のずれに敏感で少しでもずれると非常に不快なのです。ご本人に合わせながら作ることが憚られるこのご時世ですから、より柔軟性に富み、それでいてCE規格の左のプロテクターを入れることにしました。
P1190078

このプロテクターが丁度入る袋を作りました。色は同じで紛らわしいのですが、ポケット用のスレキの代用品を使用しています。
P1190079

コミネに倣って下に出し入れ口を作り、面ファスナーで蓋をする方法を採用しました。また、袋は上下方向に10㎜ほど大きめに作り、上下位置の調整幅を持たせました。
P1190080

そして、膝位置にプロテクターの膝中心が来るように待ち針で留めます。
P1190081

縫いました。表に縫い目が出てしまいます。が、心配ご無用。
P1190083

下部も面ファスナーの左右を縫い留めます。縫い目は表に出ますが、こちらも心配ご無用。
P1190082

上から補強のパッチを当てるのです。中表で縫い合わせてから返して、ステッチを入れます。上下とも中表で合わせています。下部は難易度が高かったので、布用両面テープで留めてから縫い付けました。
P1190084

こんな感じにプロテクターポケットが付きました。上のポケットはズボンの脇ポケットです。
P1210085

表から。膝の補強パッチは上部は斜めにしてみました。南海のライディングパンツには上下とも地面と平行に縫い付けられているのがあるのですが、そのデザインだと脚が短く見える気がするのです。
P1210086

後は前パンツ、後ろパンツを縫い合わせ、股の部分を作り込みます。ここは前回カーゴパンツを作った時と一緒ですから簡単、かと思ったら今回はかなり苦戦しました。前回はうまく行ったのになあ。生地が違うからでしょうか、それとも設計に変更を加えたからでしょうか、あるいは思い込みで間違えて縫ってしまったこともありました。ほどいてまた縫っての部分があるせいもあり、あまりきれいな仕上がりになりませんでした。針目、しわ、生地の傷み、縫合線の曲がりなどがあります。ちょっとがっかりです。

腰のプロテクター袋もつくりました。これを仮止めしてからベルト部を付けます。
P1220087

最後にベルト通しを付けて、裾を始末すれば完成!これが昨日、すなわち1月25日でした。
P1240088

後ろから。
P1240091

さあ、今日は納品してくるか。いやいや、カツラギの生地が変な形で余ってるじゃないか。これ使って納品用のバッグを作ろう。
P1250093

裏地は例の会社同僚のシートカバーの残り生地です。いよいよこれも残りこれだけになりました。バッグの裏地としてはこれが最後ですね。
P1260094

さあ、できたよ。
P1260095

ここへライディングパンツを入れます。
P1260097

ほらね、万全。それでは行ってきます。
P1260098

このコロナ禍の真っ最中ですから、乗車用フルフェイスヘルメットを被ったまま、ご挨拶だけして置いてきてしまいました。寸法が合うか合わないか、それは後のお楽しみ。ちなみに、サイズ調整は案外簡単にできる物なのでお声がけください。





にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

カーゴパンツを作り出してから、毎日ここまで作ったというブログにしたかったのですが、作り出すと時間を忘れ、気がつくと日付が変わる事2回、結局ブログを書くことなく本日完成いたしました。

2日目
パンツは初めての製作ですので、忠実に本の手順を守って作りました。本と型紙は「オールシーズンのメンズ服」を使用しました。





1 ダーツを縫います。ダーツの位置と大きさは型紙から写しました。ダーツの縫い方も本に記載があります。

2 後ろポケットの裏に力布を縫い付け、そこへ後ろポケットとフラップを縫い付けます。
P1040298

ここまではやったことのある作業です。ここから先は未知の領域となります。何度も本を読んで意味を理解してから取り掛かりました。

3 脇ポケットを作り、つける。

ポケット布に向こう布を縫い付けます。この向こう布がポケットの奥にある生地になるのです。
P1040299

左パンツ前を見返しとポケット布で挟んで縫い付け、底を縫って上側を仮縫いすると下の写真になります。写真では、見にくいでしょうが、右上が向こう布、手前が左パンツ前になります。
P1050300

いきなりきれいな仕上がりに自分でびっくり、独学で試行錯誤していたのがばからしくなるくらい、型紙はよくできています。

腰に当ててみました。こうなるのか、出来上がりが楽しみです。今日は(正確には日付が変わってしまったので「昨日は」)ここまで。
P1050302

3日目

4 脇を縫い、下脇ポケットを作り、付ける
後ろパンツと前パンツを接合します。裏の縫い代を後ろ側に倒してダブルステッチをかけます。普通はここで内側も縫合するのですが、カーゴパンツはこの状態での作業があるのです。
P1050304

ダブルステッチのミシン目もそろってきました。
P1050305

前後の縫合箇所をまたいで力布を縫い付けます。縫い付ける位置はメモを見ながら確認しました。
P1050306

カーゴパンツたる所以、下脇ポケットの加工をします。後ろポケットはただの一枚布ですが、こちらはプリーツが入り、口には見返しが付きます。
P1050308

左右とも見た目的には同じように付けられました。
P1050309

5 股下を縫う
そこまで行ったらいよいよ前後の縫合です。
P1050310

前後の縫い代をかがり脱いで始末したら、糸がなくなってしまいました。大丈夫、もうひとつ同じ色の糸を買ってあるのさ。ここで日付が変わったことに気がつき、作業を終了しました。
P1050311

4日目、すなわち本日。
最難関の前開きファスナー付けです。

6 本来ここで裾の処理ですが、最後に実施するためスルー。

7 股ぐりを縫い、ファスナーを付ける
見返しを縫い付けたら、股ぐりを縫って左右パンツを縫合します。
P1060312

持ち出しにファスナーを縫い付けます。
P1060313

開き止まりの部分からきれいに重なるように位置決めをしていきます。なかなかうまく行かず何回も細かい調整を繰り返しながら最適と思われる位置にファスナーを固定しました。
P1060314

そのファスナーがずれないように、慎重に縫います。
P1060315

ファスナーを閉めてみました。まずまずの出来かな。
P1060317

見返しを縫い留め、持ち出しを縫い留めます。これでファスナー付けは完了!
P1060318

8 ベルトを作る
ここまで来ればもう難関はありません。ベルトを付けます。が、ちょっとした失敗が!左が10㎜程右に比べて下がってしまいました。うーんどうする?結局最難関になっていますね。
P1060322

現況を確認します。左右の生地で高さに違いが出てしまっています。右を切るのはファスナーと持ち出しの関係から困難です。左の高さが足りない理由は謎ですが、ここを何とかするしかありません。よし、ベルト半分を作り直しましょう。腰裏中央部では右と同じ40㎜幅、左後ろ辺りからジワリと幅を広げて左端では45㎜、それを縫い代5㎜に減らして都合10㎜のかさ上げをしました。
P1060323

9 ベルトループと前開きのボタンホールを作る

ベルトにボタンホールを開けます。ここで失敗するとまたベルト付け直しだぞ。
P1060324

途中一回つっかえてしまいました。でもいいかな。ポンチで穴をあけてからリッパーで切ります。ボタンは裏から叩き込むタイプの金属ボタンにしてみました。
P1060325

あれだけたくさんあった部品も残りはこれだけ、ベルトループです。
P1060326

ベルトループ縫い付け中。
P1060327

飛ばした6、裾の処理をします。長さを測って、そこに40㎜たしたところでカット。三つ折り20㎜幅の裾にしました。
P1060328

出来た?いやまだまだ、ポケットにボタン付けがあるよ。
P1060329

やっとできた!
P1060330

さあファッションショーをどうぞ。
P1060332

カーゴパンツというのだから、荷物を運べるポケット付きのパンツかと思っていたら、そうではなく貨物船(これがカーゴ)での荷役に便利なようにポケットを配置したパンツだという事です。
P1060333

ちょっと太腿パツパツだなあ。ウエストでは丁度良い位なのですが、私脚が太めなんですね。
P1060334

という事で、完成です。





にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

↑このページのトップヘ