ドラレコの重要性はここ最近の報道で嫌というほど叩き込まれていますね。私の車には山のmochiさんからいただいたドライブレコーダがついています。自転車の飛び出しに会い、あわや人身事故と言う現場をしっかりと記録してくれたこともありました。このブログでも紹介しましたね。

しかし、ここ最近走行中に勝手に電源が落ちる不具合が頻発してしまいました。やはり炎天下による高温に繰り返しさらされているので、なかなか長寿命というわけにはいかないのでしょう。

さて、次はどんなのにしようかなとリサーチを始めました。やはりリアカメラ付が良いでしょう。それとGPSがあると速度や位置情報も記録されるので、むやみに飛ばさない私には有利な情報を残してくれそうです。運転支援は不要です。車線逸脱や前車発車アラームなどはあると面白いかもしれませんが、無い今でも困ってはいないからです。

価格と性能のバランスが私的に良いと思ったのはこれ、ユピテルのWDT500でした。P8200989



コンパクトで、運転の邪魔にならないように付けられそうです。実はエスティマは、ドラレコ取り付けにはいろいろと制約があるのです。
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作業前の状態です。吸盤で付けるタイプだったのですが、エスティマはルームミラーの前側にドットがプリントされていて吸盤がくっつかないのです。また、カメラにこのドットが映り込まないようにするには左にずらさなければならず、コドラシートに座ると視界の邪魔になってしまうのです。
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まずは今ある配線を外します。内装を外せば簡単に配線を外すことができます。
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ついでに、今回配線を通すドアシル部も外します
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今回のドラレコの電源はイグニッションキー連動アクセサリー電源です。私の車にはバッテリーからヒューズ、リレーを介して引っ張ってきている容量十分なケーブルがコドラシートの足元に来ているので、ここから分岐させることにしました。ちなみに、左に見えている黒い二つのボックスはフォーカルのネットワークです。
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取り付ける位置を検討します。ドットの上から両面テープで固定するのはやや不安がありますが、やはり総合的に勘案すると最適な位置はそこになってしまうのです。エスティマはフロントスクリーンが寝ているので、この辺りに余裕が少ないのです。思い切って余裕がある下側と言う手もあるのですが、この車の場合日光直撃になってしまうのでちょっと怖いですね。
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仮に通電してドットや車検票が邪魔な映り込みをしない、且つドライバーやコドラの視線の邪魔にならない所を探します。
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次はリアカメラの検討です。ケーブルの処理があるので、上端か下端かになります。そしてワイパーブレ―ドが邪魔にならないように、しかも拭き取る部分でなければならないのです。

ここか、
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ここか、ですね。
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内側からも検討を重ね、上側に決定しました。下側のメリットは電熱線がない部分が広くて取り付けの自由度が高いのですが、上側はスポイラーの陰になるので逆光に強く、リアカメラが直射日光にさらされにくいのでそちらを優先しました。また、セカンドシートを使用して自転車を積むときには、リアゲートのガラス部分が凹んでいるのでそこにブレーキレバーをはみ出させて積んでいます。カメラがあるとそこを避けなければならなくなり、ゲートを閉める時に気を使う必要も出てくるでしょう。

カメラの位置が確定したら、両面テープで貼り付けます。説明書(ウェブにしかありません)によると接着後24時間経過してからカメラを付けた方が良いそうなので、カメラは付けずに配線をしていきます。天井前端部は電源ケーブルとリアカメラケーブル2本セットで引きまわしますが、Aピラー部で上下に分かれます。電源部はここからピラーのトリムの中を通してドアシル部へ向かいます。
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リアカメラケーブルが厄介なのは、両端ともL字の端子が付いていることです。通線が厄介になりがちです。Bピラー部を通すのにパーツキャッチャーなどを動員する必要がありました。
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電源部はその点楽なもんです。ドアシル部の隙間に12V‐5Vの電圧コンバーターがすっぽり入りました。いや、後にそう思い込んでいただけだったと気がつきますけどね。
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リアカメラケーブルはどこでドアまで引っ張ろうかな。なんてね、もう純正で車体からドアまでケーブルを通すゴムブーツが付いているじゃありませんか。ここを通しましょう。
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天井の後端部3カ所のホックをはずし、手を突っ込んで通線しました。ここまでは簡単です。問題は、L字プラグをどうやってゴムブーツを通すかです。
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いくつかの方法を試してみましたが、ブーツに穴を開けずに既存のケーブルにも傷を付けずに、もちろん端子も傷めずに、となると指でもみながら送る方法がベストでした。時間をかけて、そっとそっと。
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中ほどまで来たら、ブーツの逆サイドからめくって迎えに行きます。ほら、何とか出ましたよ。
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次は丁度良い長さが出るようにケーブルを調整します。
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既設ケーブルにインシュロックで固定したら、トリムを戻します。
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クオーターガラスの上トリムを外して配線します。
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リアカメラケーブルはかなりの長さです。余った分はスライドドア上のトリムの中に数回往復させて処理しました。

全てのトリムを戻せば、ほらこの通り。どこにもケーブルが見えません。
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もちろん、リアゲートにもケーブルは見えません。トリムからカメラまでの最小限度のケーブルだけです。
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カメラの位置を決めるために、仮固定します。
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通電させ、リアカメラの映像を見ます。あれ、これだめだね。丁度中央に電熱線が来ちゃっているよ。
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カメラマウントを少し下げます。電熱線があるので、そこに当たらないギリギリまで下げてみました。下に電熱線は見えていますが、さっきより全然ましですね。
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最後は給電部です。コドラシートを外します。ネットワークの後ろはパワーアンプ、手前の白っぽいボックスは自動駐車のユニットで、その上にアルパインの天井釣りモニターのユニットを載せてあります。既設のコルゲートチューブに電源ケーブルを通すだけですから、通線は簡単でしょう。
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ところが、ここで電源ケーブルの長さが不足が判明しました。ケーブルを延長するか、コンバーター部をシート下に移設するか。

ケーブルの延長はスマートではないし、長い目で見れば導通不良の原因にもなりかねないのでここはコンバーター部の移設が最良の手でしょう。しかし、そうなるとここを通さねばならないのです。最初から分かっていれば、ミニUSB端子の方を通したんだけどなあ。けっこう無理があります。
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割り入りコルゲートチューブに電源ケーブルを通します。いやまてまて、+線だけでいいだろう。-は直接車体へアースするんだからさ。
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ここへこれを入れます。もちろん入らないから、一旦切断して、
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もう一度圧着し直します。そして絶縁テープを巻きます。
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アースと絶縁、電源のオンオフを確認します。よし、大丈夫。
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シートを固定すれば、作業は終了です。ヒューズボックスの化粧パネルは汚れていたので、今回新品に入れ替えました。
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横から見た図です。ヒューズボックスもあまり目立たないでしょう。また、シート下の配置の見直しをしてネットワークの位置を奥へずらし、上からは見えないようにしてみました。あとは明日以降、カメラを取り付けるだけです。
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ドライブレコーダーのインプレッションはまた今度いたします。


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