定刻より15分早く発車しました。まずはバスガイド(これももちろん同僚が務めます）から付き添い職員の紹介がありますが、その前に、ちょっと待ってね。オーディオミックスボタンオン。BGM1曲目が流れます。曲は、カルミナ・ブラーナです。この曲、「有田Pのおもてなす」で西川貴教が好きな曲としてタイムマシン3号のネタに入れさせたのをきっかけに私も採用しました。その曲をバックにバスガイドが紹介します。

「本日の付き添い職員をご紹介します。運転手は三毛ジャガー、添乗員は、、、、」

そして2曲目、葛飾から旅立つので、渥美清の歌うセリフ入り「遠くへ行きたい」がかかります。その後は暴れん坊将軍OP、真田丸OP、真剣で切り合う音から始まる銭形平次、仕掛人、龍馬伝OPと続きます。本当はまだ曲を入れていたのですが、車は常磐高速の利根川を渡り始めたので「茨城県民の歌」を流し、ガイドは解説を入れます。続いてはなわの歌う「茨城県」、筑波山麓合唱団が流れる頃には筑波山が大きく見えてきました。計算通りです。この曲が終わったらオーディオを一旦オフにします。

那珂ICで高速を降り、道の駅ひたちおおた手前6㎞地点で再びオーディオオン。流れるのは「人生に涙あり」です。そう、水戸黄門のOPとして有名なあの曲です。ひたちおおたは黄門の郷を謳っているので、それに合わせました。今まで流した時代劇音楽はこのための布石のつもりでした。恐らく誰もそこまで深読みはしておられないでしょうから、自己満足でしかありませんけどね。

次に向かうは那珂湊です。時間を計算し、東水戸道路を越えた所でBGMの続きを流します。まずは「みなとちゃんこまったなー」。ひたちなか市那珂湊のゆるキャラのテーマソングのようです。バスガイドの解説はありますが、ガイドの原稿を書いた私自身が理解していないので適当です。そして「おさかな天国」。こちらはリズムにのっていただけた方もいらしたとか。

那珂湊で海鮮丼を食べたら、大洗へ向かいます。大洗はガルパンの浸食が酷く、音楽もどうも会社の方針と合いそうもないので、これから買い物するぞ、という気合を入れるためにU-BOATのテーマにしてみました。海門橋を渡る所から流してみました。

帰路は懐かしのメロディを流し、高速を降りたら旅の終わりを演出します。ONE LOVEとBUTTERFLYと続け、さらにメンフィスベルのエンディングテーマで施設に到着です。

そこそこでも笑いを取れたら苦労も吹き飛びますが、どうだったでしょうか？こんな風に、老人ホームの仕事って面白いですよ。

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