三毛ジャガーの物欲日記

オートバイ、自転車、登山、カヌーカヤック、スキーなどアウトドアレジャーを楽しんでいます。物欲にまみれていて欲しい物は買う、戴く、無い物が欲しければ作ってでも手に入れております。

カテゴリ: クルーソー460コックピットP

先日手賀沼ちょい漕ぎをしたバタフライカヤックスのクルーソー460コックピットポッドですが、乾燥が不十分なままだったので改めて乾燥させ、メンテを実施しました。

グラスファイバー製のフレームはプレクサスで汚れ落としとコーティングを施しました。金属部分にはCRC66-6を塗布。
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ウレタンのスキンは汚れを拭き取ってから干しました。
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ちょっと手賀沼漕いできますの記事は、写真がおかしくてアップ不能になっています。カメラではちゃんと写真が見られるのにアップすると単色の画面になってしまうのです。謎が分かる方、お教えくださいませ。



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ここ1週間ほどの作業をまとめました。前回は先月31日、パテ盛り行程までの記録でした。このパテ盛りも、一回では痩せ、引きができてしまい、2回目も実施しました。

ステンレス管にねじの貫通穴を開けます。ドリルはこのために買い換えたようなものです。今のところ、ですけど。
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中にバリが盛大に出てしまいました。
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表面のバリはドリルに砥石を付けて落とせば完了しますが、
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中はぎりぎりの寸法でした。
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パドルの接続部の固定は、一般にはボッチを使いますが、私の工作技術では困難なのでねじ止めにしました。

ナットはスクリュー式鬼目ナットを、ボルトは普通の六角頭ですが、それだとレンチが必要になってしまうのでノブスターをつけます。
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鬼目ナットの下穴を開けます。鬼目ナットは20㎜の深さの物ですが、下穴は21㎜堀さげました。頭が平面なので、ぴったりだと弧の部分が飛び出てしまうからです。これは前回の教訓です。
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ノブスターを付けた6㎜φ20㎜長のステンレスビスです。
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鬼目ナットにたっぷりエポキシ接着剤を付け、6㎜アーレンキーでねじ込みます。はみ出た接着剤は接合部に塗ります。それだけでは全面を覆えないので、さらにたっぷり塗ってコーティングします。
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中央ピースの差し込みにエポキシ接着剤を塗ってステンレス管を差し込みます。ステンレス管の端には段差をなくすようにエポキシパテで埋めます。手が引っ掛かって痛い思いをしたくないですから。

穴の位置を出すのにセンターの線を書き入れてあります。その線と、パドルのセンターの線が一致するところで固定しました。
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でも、なぜか微妙にずれているかな?フェザー角度1度30分といった感じでしょうか。ま、いっか。漕いでいて気になるならステンレス管の穴をいくらか広げてやればことは済みます。

乾燥したら、平らにならして行きます。パドルの形の修正もいよいよ大詰めですが、細かいところを気にしていると切りがないので適当なところで切り上げます。
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寒い寒い、マナスルヒーターで暖まりながらの作業です。
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余っているオイルステインがあったのでまたこの色です。ラダーとお揃いになりました。

鬼目ナットにねじを入れ、ステンレス管の穴ともどもにスポークを付けて吊るします。
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次の日、ニスを塗って乾燥させます。
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1度目のニス塗行程終了しました。#400サンドペーパーでざらざら取りをしたら、2度目のニス塗をします。
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こんな感じに仕上がりました。
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あとはコンパウンドで磨きを入れてやり、ジョイントの差し込みがスムーズになるように整形すれば完成です。

ジョイントのボッチを作ろうかと現在思考中ですが、このままでも困ることはあんまりないのでおそらくこのまま使ってしまうでしょう。

パドル製作はいよいよ大詰めになっておりますが、さすがに毎日だと読む方も面倒でしょうから数日をまとめて書きます。

今日はシートの話題にします。クルーソーのシートはなかなか凝ったつくりなのですが、どうも尻が痛くなります。私とは合わないのでしょう。坐骨だけが上半身の重量を支えるような感じになるのがいけないのだと感じ、座面の下側の硬ウレタンと上側の軟ウレタンの間に坐骨の収まる穴を開けたウレタンマットを入れてほんのりバケットのような形にしたことはブログで報告いたしましたね。

下の写真のように重ねてシートの袋に入れていました。座面がくぼみ、点ではなく、面で尻を支えるようになりました。
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今回は灰色のやわらかい方の座面を使わず、テントマットを切って使いました。
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まず、一番下の先端にこれを入れます。
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続いて純正の硬質ウレタン。
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この形の物を入れます。
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純正に比べると薄いので、3枚重ねて厚みを出しました。
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その、四角の穴にスポンジを入れます。
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裏から見た図です。前部が持ち上がっているのが確認できます。
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さらに、先端に2枚のウレタンマットを入れました。横から見た図です。
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わかりやすいように線を入れてみました。

黒線:キール

青線:純正硬質ウレタンマットの下の面(その前側下にキャンプマットが入っているので前が上がっています。)

赤線:シート座面の角度

黄色:スポンジ
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青線、赤線は違う意味もあるようですが、他意はないです。

図で書くとこんな感じです。

黒:純正の軟質ウレタン
濃い灰:純正の硬質ウレタン
薄い灰:キャンプマット
黄色:スポンジ

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床に置いて座っている分にはかなり快適です。尻と太ももの一部で体重を支えるので、痛みを感じません。水の上ではどうでしょうか。また、海水に浸かったスポンジがどんな感触になるのか、それもやってみないとわかりません。

早く水の上に出たいものです。


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漕いでて、尻の痛いのは辛いですからね~σ(^_^;)
ナイスなシートで、これで長時間大丈夫ですね!
長時間?どこまで漕いでしまうのでしょう?(笑) 削除
2014/11/3(月) 午前 6:02
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kikuさん、いつもコメントありがとうございます。

腰痛持ちなのでシートが合わないのはことさら辛いのです。一回海の上に出ると上陸するまで同じ姿勢ですから、シートへの要求は殊更厳しくなりますよね。 削除
2014/11/3(月) 午前 8:46
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合法、違法ですね(違っ
古いなあ。本当は年ごまかしてるんじゃない?
バケット化かあ。スターンズの尻だけ沈むのも何とかしたいものです。長時間漕ぐと腰が痛くて。
「尻が沈んで出っ張った部分が擬似的なスケッグになって直進安定性が良くなる」ってアレ絶対後付け設定ですよね。 削除
[ 九太郎 ]
2014/11/3(月) 午前 10:08
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九太郎さん、宮城県から?コメントありがとうございます。

スターンズの腰の沈みは座布団状の物を敷くくらいしかできないかも。何敷いても底のでっぱりがスケッグにはなるでしょう。

でも本当はドーム形のものが出っ張ってもスケッグにならないんですよね。最低でも前後に長くないと。

何とかできないこともないなあ。いろいろ考えられるぞ。我が家の子供用スターンズも何とかしてみるかなあ。 削除
2014/11/3(月) 午後 0:25
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私もオリジナルのままでは1時間半経つと尻が痛くなってきます。先日も辛抱たまらずに上陸しましたが、改善が必要ですね。尻が痛いと疲れも倍増して危険な状況になりますからバカにできませんね。
10ミリ厚のウレタンを見つけたのでとりあえずそれに穴をあけて入れてみたところです。どんな感じになるでしょうか。 削除
viento ]
2014/11/4(火) 午後 8:10
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vientoさん、コメントありがとうございます。

やはり私だけではないのですね。今回の試みがうまくいったら、もっときちんとした形で作ろうかと思っています。

シート、ラダー、パドルなど、社外オプション品、作って商売しようかな。意外と需要有るかも?

冗談はともかく、実はもう一つ、バタフライカヤックス特有の欠点の解消を狙って工作を計画中です。 削除
2014/11/4(火) 午後 9:29
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むむう。BFK特有の欠点の解消・・・すごく気になります。
もしかしてニーブレイス?・・・。 削除
viento ]
2014/11/4(火) 午後 10:52
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viento ]
内緒 
2014/11/4(火) 午後 11:00
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vientoさん、丁寧にありがとうございます。

すでに私のブログでも書いているのですが、クルーソーはファルトの禁じ手、「チャインのスライドパイプ接続」を使用しているのです。しかもそのパイプもFRPで、肉厚があるので抵抗になっているはずですし、浅いところで使う場合には底付きした時にハルの破れを引き起こす原因になってしまいます。

処方箋はバウ、スターン側から芯を出してインナースライド式で接続するのが最良だと思うのですが、今度はスライドさせるための溝をFRPパイプに入れなければいけないので、強度が落ちてしまいます。次善の策として、ステンレスアウターパイプで接続すれば肉厚を下げられるのでFRPアウターパイプよりはましになると思っています。チャネルを交換する必要が出てきますので、それの材料をどうするのか目途がたつようなら実行してみようと思っています。 削除
2014/11/4(火) 午後 11:31
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たしかに、接続部分が微妙にふくらんでいますね。あと、コックピットの両サイドにある縦リブのせいでエアチューブがそこだけポコっとふくらんでいるのも気になります。あれも抵抗になりそうです。 削除
viento ]
2014/11/5(水) 午前 7:02
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便器に構造が似ているね。
やはりO型の椅子はすわり心地が良いのかな?
自転車のサドルもこの形に挑戦しても(・∀・)イイネ!! 削除
2014/11/10(月) 午後 5:50
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くまそんさん、コメントありがとうございます。

いや、むしろ自動車のバケットシートに似ている構造です。真ん中の穴にはまるわけですから。その証拠にここで○○をすると、、いや、なんでもないです。 削除
2014/11/10(月) 午後 8:21
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やっとここまで来ました。

重量的にもう少し軽くしたいので、まだまだ削ります。先端部が12.1㎜厚もあります。9mmまで削ります。
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電動カンナではあっという間に削り過ぎになる恐れがあるので、カンナで丁寧に仕上げるのですが、これが私得意ではありません。きれいな削りかすが出てこないのです。
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ある程度いったらあとはひたすらサンダーで削ります。もっとカンナが上手にかけられたら、この工程が楽になるのですが。修行が足りないのでしょうか、不器用なのでしょうか。サンダーの削り粉は後の為にとっておきます。
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重心と重量を計りながら削り進めます。Ipodではポッドキャストのミラクルサイクルを流していました。
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だんだんスリムになってきました。そして左右がほぼ同じ形になっているように見えます。重量は片側465gです。目標まで15グラム多いのですが、これくらいいいかな。

中央ピースの丸棒が185g、ステンレス管が170gが2本、計算上の重量は1,455gとなります。2ピースならステンレス管が1本で済むので1,285gですので、ウッドパドルとしては普通でしょうか。

右ブレードは奇跡的に節なしを用意できたのですが、残念なことに削っていったら中に空洞がありました。ここはエポキシ接着剤と先ほどの削り粉をこねたパテで盛ります。
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左ブレードは節がありましたね。こっちは節を抜いてパテで埋めます。
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同量のA剤、B剤を出し、
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よく混ぜたら削り粉をたっぷり入れてこねます。
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これで穴を埋めます。また、数か所に傷をつけてしまったのでそこも埋めました。先端はつっくつ時に使ってしまうことがありますので、補強の意味で塗りました。こちらは乾いたらまたやすり掛けして均します。
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次はステンレス管にねじの穴を開けます。ドリルをスタンドに固定し、センターポンチを打った管をセット。切削油を垂らして、ドリルのトリガーを引くと、あれ、回らないぞ。またか。最近調子悪いな。一番奥まで引けば回るのか。でも、ロックボタンでとめると止まってしまいます。これは参ったな。仕方がありません。トリガーを握ったままハンドルを下げて。んんん、それでも回らなくなっちゃった。何回も握っていると回り出したり止まったり。こりゃダメだ。

ドリルを分解します。トリガーの可変抵抗が傷んでいるのでしょう。あれ、これ以上分解できないな。接点復活剤を注して、かちゃかちゃやってみますが、全くダメです。うーん、18年も使ったからかなー。そろそろ寿命かなあ。いままで本当にいろいろなものを作ってきた愛着あるドリルでしたが、戦力外通告をする日が来たようです。

三郷鷹野のケーヨーD2へ直行、ドリルスタンドに使える根元寸法を持つ振動ドリルを探しました。すると、同じく日立工機の振動ドリルを発見。えい、買っちゃえ。

ドリルの話は明日します。パドルは現在エポキシ接着剤の乾燥待ちです。でも、充填か所は痩せが発生するでしょうから、また明日も充填作業があるでしょう。

いつになったら完成する事やら。

あ、そうそう、アマゾンからマナスルの部品が届きました。予定より早くの到着でした。山のmochiさん、お伺いいたしますね。

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