三毛ジャガーの物欲日記

オートバイ、自転車、登山、カヌーカヤック、スキーなどアウトドアレジャーを楽しんでいます。物欲にまみれていて欲しい物は買う、戴く、無い物が欲しければ作ってでも手に入れております。

カテゴリ: MTBライド

廃道、なんとも魅力的な響きを放つではないですか。かつて人の行き来があった道が使われなくなり、放置され、忘れられ、そして荒廃していくのです。今日は久しぶりに廃道探訪をしてきました。

※廃道は基本的に「車両通行止め」の道です。通行してよい道ではありません。また、どう考えても救急車は呼べません。よって、このルートに限らず廃道を行くことは推奨しません。それでも行くというのなら、それなりの装備、知識、技術を持って自己責任において行動してください。また、この記事を参考にした行動の一切の責任を負いません。

スタートはここ、TX八潮駅です。8時12分発区間快速つくば行きに乗るべく急いで輪行します。前輪抜いてディスクブレーキのケアをするだけなので、5分もあれば十分ですけどね。
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筑波センターからは関鉄バス筑波シャトルつつじヶ丘行きに乗ります。車窓から筑波山が大きく見えてきました。
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9時40分、筑波山の2合目にあたる筑波山神社前で下車します。さあ組み立てますよ。
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組み立てたら、早速走り出します。一旦バスで登った道を下り、筑波梅林へと入っていきます。もう咲いている梅がありました。もうじき梅まつり、多くの観光客でにぎわうことでしょう。
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筑波梅林の登りはきつく、インナー-ローに落とします。が、ここで早くもトラブル発生!チェーンがローギアを越えてスポークとの間に噛みこんでしまいました。うーん調整不足だったか!
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チェーンをかけ直し、携帯工具でロー側のストローク調整をしました。メンテスタンドがないので完全とはいいがたいのですが、何とかなったようで以後チェーンは外れることなく済みました。
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筑波梅林の登りに苦しめられながらも高度をぐんぐん稼ぎ、そして下り。今度は寒い!防寒ジャージのファスナーを閉めましたが、それでも冷気が入ってくるのが分かります。

そして薬王院分岐の所を右に曲がろうとしたら、なんと!道路工事中で立ち入り禁止になっていました。まいったなあ、これで楽しみにしていたトレイル1本ふいになってしまいました。これからどうする?どうするもなにも、真壁側に一旦降りて、湯袋峠も通行止めだから県道7号線で上曽峠越えするしかないなあ。いや、上曽峠までいったら、稜線を行く手もあるか。

せっかく登ったのに、舗装路の下りとはついてないなあ。
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さあ、ここから登りだよ。
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MTBでの上曽峠の登りはきつく、何回も足をつき、そして一部押してしまいました。どうも息が上がるのが早いのです。体調が良くないことはなさそうだし、年齢なのかなあ。

そして、ようやく峠です。が、何という事でしょう。稜線に続く道も進入禁止になっていました。
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仕方がないなあ。石岡側から県道218号線を登るしかないか。

もうじき12時です。フルーツライン沿いのセイコーマートで昼食にしました。大盛りのカツ丼とプリンでたんぱく質補給。ヘルメットについている黒い物はウェアラブルカメラです。廃道走行ではこいつの動画から取り出した画像をしようしています。ここで妻からメールが。
「夕食は作らなくて大丈夫です。私が作ります。」
ありがたい!これで時間を気にせずたっぷり遊べるぞ。
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食べたらこれから行く一本杉峠の方を眺めます。あそこまで登るのか、結構高いなあ。
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でも、脚を回していればいつかは着くのさ。今までだって、そうだったじゃないか。
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あれ、曲がり損ねていきすぎた、でもおかげで加波山神社がここにあることを知りました。GPSで確認し、今度こそミスコースしないように。実は壊れると嫌なのでザックに仕舞ってあったのです。電源は入れてありましたけど。
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さて、今度こそ。間違っていないな。
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足をつかないことを目標に登っていたこともある道でしたが、今日はどうしたことでしょうか。腿に張りを感じて何度も足をついて休んでしまいました。いやそれどころか、このせせらぎの流れ込みで休憩までしてしまいました。時間にルーズになっているのは夕食を作らなくてよくなったせいかな?
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一回休めばもう大丈夫、脚をくるくる回してゆっくり登っていきます。が、やはり足を休めたくなってきました。左足をひねってペダルからクリートを外そうとしたとの時です。ピキーン!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

脚攣りが発生しました。このままでは転倒します。右へ倒し、あわえて右足を抜いて地面に着きます。
ピキーン!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

今度は右足が脚攣りです。痛いのなんのって、両大腿部内側がこれでもかと攣りまくっています。まずはバイクから降り、ゆっくり伸ばしますが何しろ両側ですからケアも大変です。何とか攣り状態から抜け出たらバイクを押して歩きます。なんかまだおかしいな。ゆっくり押して回復を待ちます。

何とかなってきたかな。そろそろ乗ってみるか。と足をあげた途端、ピキーン!

仕方がありません。押し歩きに専念することにしました。回復を待ってから、ひたすら押し歩きに徹します。10分以上は押し歩きをしたでしょうか。そろそろいいかな?再び乗車、ゆっくりペダルを踏んでみます。うん、何とかなりそうだ。脚の重さを使ったペダリングで、だらけながら、反対の脚は自重の分を引き上げるだけにして、となんとも悠長な感じですがそれがこの時の精一杯のクライミングなのです。


それでも下から1時間と5分、耐えれば着くものです。ついに一本杉峠に到着です。今までの最遅記録更新でしょう。
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ここで塩分、カロリー、水分の補給をします。寒くてガタガタ震えが来ます。休憩はそこそこにして、下ることにしましょう。いよいよ廃道へ突入です。

走り始めはそこそこ飛ばせるダートですが、依然と比べるとやはり荒廃が進んでいることを感じます。
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早くも涸沢のような風景になってきています。先が思いやられます。
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ゲロ、倒木が通せんぼしています。でも右の端なら乗って通過できるな。
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ぬかるみ気味でタイヤが重たくなってきています。コントロールを失わないように、スピードは控えめに。
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あれ、人がいるぞ。
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トライアル車に乗る二人組でした。下見をしていたようです。声をかけてくれました。
「そこダニエルで、ぴょんと。」
無理に決まっているでしょう、担ぎですよ、当然担ぎ!

その下は走って通過しました。
「ほー、やるねえ。」
いえいえ、どういたしまして。
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二人組と別れてからは一旦道は良くなりますが、それでも路端崩落個所などがあり、気を抜くことができません。
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下ばっかり気を取られていると上をヒットしてしまうぞ。
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今さっき崩れました、といった風情の岩があちこちに転がっていました。
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右に見える壁のような物はかつての路肩のようです。
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せっかくだから、セルフシャッターで通行するところを撮影しておきますか。
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この先が崩落している所なんだけど、今はどうなっているのかな。
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ここだ、これは酷い。
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ここまでは来た。これからどこを通過するのがベストか。
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げ、車輪がはまった。
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抜けた、けどその先も難所!
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でもここまで来れば、あとちょっと!
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ようやくまともに走れるようになったぜ。
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石がゴロゴロしているので、転倒とパンクには注意が必要だな。
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木の隙間から下の景色が見えました。まだまだ楽しめるな。
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現在稼働中の石切り場を通過。
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厚い雲に切れ目が見えてきました。スピードが上がればやはり寒いのです。早く日向に出たいなあ。
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石の運搬トラックが走っている道ですから、ブラインド―コーナーには気を使います。
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そして、舗装路へ。ふう、何とか無事に降りて来たぞ。でもまだ気を引き締めて。下りは続きますからね。
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集落ですから、スピードは控えめに。
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りんりんロードへでました。ここを左折します。攣った部分の筋肉はやはり痛みを感じます。まだまだ無理はしないで、だらけたペダリングで走りましょう。
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真壁駅到着です。さあここからバスで帰れるぞ。
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あれ、バスターミナルがなくなっているぞ。どこかへ移転しちゃったのかな?真壁と言えばひな祭り、このお家でも雛段飾りを通りから見えるように飾っていました。ついでに私も写っちゃっていますね。
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バスターミナルが見当たらないので、つくば駅まで約10㎞さらに走行することにしました。かつてりんりんロードが途切れていた部分は新しく作られていました。
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しかしこっちは舗装がはがされています。
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15時45分、筑波駅に到着です。つくばセンター行バスはもう乗車が開始されています。それ急げ。
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16時丁度発ですから、楽々間に合いました。つくばからはTXに乗り、八潮へ。すっかり暗くなっていたので、ナイトランの装備を出して装着です。
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自宅到着は18時05分でした。これなら、今から夕食作っても間に合うけど、もう妻が下ごしらえをすっかり済ませていたので私はダッチオーブン焼きいもだけを作れば十分でした。

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※廃道は安易に入ると遭難の可能性があります。しっかりとした装備と準備ができない方には、興味本位で入ることはお勧めできかねます。

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例によってTX、つくばセンターからは関東鉄道バス筑波シャトルでつつじが丘へ立った私。雪がまだ融け残っていますね。これはちょっとひどい目にあわされるかな?
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まずは舗装路を気持ちよく下ります。そして、前回と同じ廃道へ突入!胸に付けているウェアラブルカメラの電源を入れ、録画スタート。

初めは走りやすいダブルトラックですが、シングルトラックになるとやはり藪の中。しかしよくよく見れば踏み跡も残っているし、前回の記憶があるので迷うことなくガンガンいけました。しかし、好事、魔多し。藪の中で下が良く見えないところを走行中、前輪が溝にはまって転倒!ヘルメットを地面に打ち付けてしまいました。

写真はウェアラブルカメラからキャプチャーした、まさに転倒した瞬間の画像です。残念ながら、ウェアラブルカメラの動画は振動がひどすぎてとても見られたものではありませんでした。
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ヘルメットのやわらかさを感じながらの落車だったのですが、一応意識レベルとその他の身体の状況を確認します。異常なし。やや額に痛みを感じますが、痛いというより押された感覚があった、程度なので問題はないでしょう。首にも負担はかかりそうですが、こちらは全く何もないようです。速度はあまり出ていなかったのが良かったのでしょう。

慎重に下り切り、舗装路へ出ました。北へ向かい、また例の県道を目指します。11時、早めの昼食にしました。今回は峠の上では寒いでしょうから、コンビニで済ませることにしました。
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豚丼を選びました。温めてください、とお願いすると、やけにきれいな若い店員さん、
「これ、今そこで作ったばかりなんですけど。」
といいます。そうか、この店で手作りしていたのか。
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なかなかおいしかったですね。時間も良かったのでしょう。本当にできたてだったようです。これと飲み物を飲み、ゆっくり過ごしました。改めて体と車両の点検もしました。異常なしです。

食べ終わったら再びサドルの上。県道218号線を登ります。今日は体調も良く、足つきをする気にもならずにぐんぐん登ります。

天気も上々、雲一つなく、風も微風です。最近は雪が降ったり強風が吹き荒れていたりで、なかなか実行できなかった廃道ツアーです。今日行かずにいつ行けばいいのでしょう。それに体調まで万全なのですから。

吾国山と難台山がきれいに見えました。
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しかし、高度があがってくると、やはり雪が。これは押すしかないかな?そろりと走る雪の上。ざくざくとした音を立てながらも、何とか走れるくらいのグリップはしました。これならいけるか。トルクをかけると後輪は空転してしまいますが、その手前で登って行けば何とか乗って行けました。
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一本杉峠到着です。寒い!ここで食事にしなくて本当に良かった!
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前回はお手軽にこのまま県道218を下って行きましたが、今日はさらなる荒廃した道を求めてさらに高度を稼ぎます。
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さすがにここ辺りからはもう押すしかありません。
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こんな道なのに、すれ違ったMTB。物好きだね~。彼の話しでは、この先もずっとこんな感じだそうです。
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そして、下降点の到着。いよいよ廃道下降開始!
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動物の足跡がありますね。
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そろそろ人間の道が分からなくなってきました。
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この辺りからはひたすら押しと担ぎです。写真を撮る余裕はないので、ウェアラブルカメラからのキャプチャーが多いです。
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そして、始まるのが藪漕ぎです。わずかに残る人の形跡を求めて、藪を漕いで行きます。なんでMTBを持ってきているのかわからないですね。
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何処を通ればいいのか、見当もつかないところもあります。
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渡渉点もあります。しかもナメ。足滑らすと何処までも滑って行きそうです。しかも水は冷たい!慎重に。
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堰堤が出てくると人の温もりも感じますが、越えるのは一苦労でした。端の方へ濃い藪を漕いで寄り、MTBを堰堤の上へ担ぎ上げたら別ルートで登れる所から登り、そして先にMTBを降ろしてからまた別の安全に下りられる所から下りるのです。そんな感じでたいそう手間がかかるのです。

途中で道は完全に喪失しました。うーん、これは沢を行くしかないかな。沢に降りて水の流れている上を担いで進みます。至る所につる性の植物が下がっていて、それでも漕ぎはついて回ります。

地図で見る限り、沢はいずれ県道218廃道へ通じていますから、方角はあっているはずと信じてひたすら藪を漕ぎ進みます。そして、有ったよ、赤布!
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久しぶりにまたがるMTB。ペダルにクリートをはめると違和感があります。ん、チェーンサック起こしているぜ。降りて直します。がっちり食い込んでいたので、一旦後輪を外してから再度はめ直しました。

雪の道を下ると、ようやく県道218廃道へ出ました。ここまで出れば道は安心です。しかし、まだまだ油断はしてはいけません。何しろ道には雪が凍っているのですから。

何とか里までたどり着き、りんりんロードへ入ります。真壁駅で非常食として持っていた大福とジャムパン、それにウーロン茶を食します。
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後はりんりんロードを32㎞ほど流せば、土浦駅に到着です。
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正直、人に勧められるコースではありませんでした。私ももうしばらく行かなくてもいいかな。

駅のトイレに入ってびっくりなことがありました。手於洗いに洗面台に立つと、額にあざが!見事にヘルメットの形ですね。

写真は自宅に帰ってからです。
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  • はじめまして。
    今年からブログを始めたました。
    テーマが近いので色々と勉強させて
    頂きます。よろしくお願いします。 削除
    2015/2/3(火) 午後 11:42
    返信する

  • 顔アイコン
    > 手塚マンガ大好きさん
    ご訪問および、コメントありがとうございます。

    私も手塚マンガ大好きさんのブログを拝見いたしました。これからちょくちょく立ち寄らせていただきますね。 削除
    2015/2/4(水) 午前 8:02
    返信する

  • 顔アイコン
    「探検家! 三毛ジャガー様」参上ですね。

    山を突き抜け廃道な旅、ましては雪もある季節なのに~本当にチャレンジャーですね~。転倒などもあった様ですがご無事で何よりです。 って言うか矢張りアウトドアーの趣味は幅広くですかね。 三毛ジャガーさまの探検家なサイクリングに憧れます!(((o(*゚▽゚*)o))) 削除
    玉造
    2015/2/4(水) 午後 7:11
    返信する

  • 顔アイコン
    > 玉造さん
    一緒にいかがでしょうか、と言いたいところですが、逆に悪の道(デコボコランド)へ引きずり込まれそうで怖いです。私は根性がないのでとてもご一緒で来ませーん。 削除
    2015/2/4(水) 午後 8:06
    返信する

  • 顔アイコン
    MTB(でいいのかな)の世界は場所を選びませんね。

    ボクは、高速道路もトコトコ走って楽しむお手軽ツーリングしか頭にないので、Q&Aコーナーで「250でも高速が走れるでしょうか?」を引き出して読んだりしていました。二輪免許取り立ての女性が、カワサキ、スズキ、ホンダを見比べて、買う車種が決められずに迷っているようでした。
    Aの方では、結論は皆さん「大丈夫、走れます」でしたが、細かな注意もたくさん書き込まれていました。そうだよね、と納得のいく話しばかりでした。 削除
    2015/2/4(水) 午後 9:24
    返信する

  • 顔アイコン
    > 三毛ジャガーさん、今晩は!

    デコボコに引きずり込むのは「難」ですけれどね~。

    アッ氏的には三毛ジャガーさんの「探検家の精神」に惚れ込んでおります。
    今はオフロードコースがメインな活動のアッ氏ですが、
    三毛ジャガーさんのスピリットに惚れ惚れ♪
    いつかそのスピリットの世界を味わう為にもご一緒希望だす!

    先ずはシッカリと修行をします。m(_ _)m 削除
    玉造
    2015/2/4(水) 午後 9:33
    返信する

  • 顔アイコン
    > 山のmochiさん
    その女性、なぜヤマハがないのか謎ですが、それはともかく私も高速を走る時の心得を知っておきたいので、もしよろしかったらブログにまとめてご紹介ください。

    死なない為にできることは何でもやっておきたいです。 削除
    2015/2/4(水) 午後 10:37
    返信する

  • 顔アイコン
    > 玉造さん
    修業は十分すぎますよ。おそらく玉造さんなら私が転倒したところでもすいすい行けたでしょう。

    これって、お互いを尊敬しあっている、理想の間柄だったりするのでしょうか? 削除
    2015/2/4(水) 午後 10:39
    返信する

  • 顔アイコン
    今日は久しぶりの人力ですね(・∀・)
    ケガも大したこと無くて良かったです。
    頭の模様はご愛嬌( ´∀`)!
    面白いから皆様にも進んで見せびらかさねば! 削除
    2015/2/6(金) 午後 6:17
    返信する

  • 顔アイコン
    > くまそんさん
    面白いだなんて、ひどいなあ。まあ、つまらなくはないですけどね。 削除
    2015/2/6(金) 午後 9:48
    返信する

※廃道は安易に入ると遭難の可能性があります。しっかりとした装備と準備ができない方には、興味本位で入ることはお勧めできかねます。

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朝起きたらまず洗濯物を干し、次の白物の洗濯をします。その間に装備の確認、最新の天気を確認。

風呂水ポンプが吸水終了したことを確認したら風呂掃除。そして朝食。

ああ、もう時間がないぞ。6時45分、ザックを背負ってMTBに跨り家を出ます。行先はTX八潮駅です。

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8時、筑波バスセンター1番乗り場で筑波シャトルに乗ります。

そして、降りたったつつじが丘。いい天気!今日のMTBライドが楽しくなる予感で満ちています。さっそくバイクを組み立て、セットアップ。前後ブレーキの確認。今日はこれに命を預けますから。
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廃道に入るので、装備はしっかりとしなければなりません。ビバーク用品、非常食、携帯電話にアマチュア無線。合羽も防寒着も持ってきました。

まずはバスで稼いだ高度を楽しみます。自動2輪教習で鍛えた技で?ガンガン下ります。この方法なら、登りの嫌いなS先生もMTBで遊んでくれるかな?
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そして、いよいよ林道へ突入!最初は比較的良く整備されている道で、走りやすかったです。
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やがて道は樹林帯の中へ突入。ぬかるみが出てきました。でも、まだまだこの程度ではね。
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ぎりぎり、ジムニーなら来られるでしょうか?MTBは役不足ですね。
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ついに、道はシングルトラックになってしまいました。ようやく本領発揮のVTtwo。
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ところどころに赤布が付けられています。前回ここを人を通ったのはいつだったのでしょうね。蜘蛛の巣が張り巡らされているところもありました。
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コンパスで方向を確認しながら進みます。境界が出てきたので、合っているな。
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もはや踏み跡程度、赤布も途切れがちです。倒木が多く、ここは降りて担ぎます。
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かつては4輪車が走れる道だったことがわかる部分です。
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うっすらした踏み跡だけです。これでも乗車していけました。
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ここも倒木のところ以外は乗っています。なかなか快適な道です。写真は撮れませんでしたが、激下りのところもありました。後ろブレーキはほんのり掛けるだけ、ちょっとでもきつくかけるとロックする道でしたが、岩を避けながら走れば降りることなしで行けました。
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ここはバイクを寝かせ、下をくぐります。
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お、久しぶりの赤布発見。道を失っていなかった証拠ですね。
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だんだん道が良くなってきちゃいました。でも、この上に4輪車が走れるようになっていたのだから、ここもかつてはもっと広く道になっていたのでしょうね。
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このまま良い道になってしまうのかと思いきや、やはり廃道は奥深いのです。再び踏み跡程度になりました。もうだいぶ下って来たんですけどね~。
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さすがに、ここでおしまいです。まっすぐ行くと個人所有の土地へ出てしまいました。それはまずいので、また登りなおし、この角で林道へ出ました。
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筑波山がきれいに見えますね。あそこの中腹から下りてきたのです。
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しばらくはリエゾン。舗装道路を移動します。フラワーパーク前を通過します。
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何回も来たところなのに、入り口を行き過ぎてしまいました。改めて登り口に着いた所で休憩しました。水とチーズ、ロッテのチョコパイで補給します。
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出発前に、フロントサスのダイヤルをまわします。ストロークを縮めて登りに備えます。
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クライミング開始。今日の登りの目標は、足はついてもいい、押さずに登りきるぞ、に設定。
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ここからグラベルです。
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連続した未舗装の登りですが、乗車率100%の道です。ただし、前後にサスの付いた重いMTBで登ると結構きついので、押したくなってしまいます。
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そんな時には、踏み込まず、だらけてゆっくりと漕ぐのです。脚に負担をかけないように気を付けます。
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もう少し!
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着いたー!足つきは何回かしましたが、押さずに登り切ることができました。
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昼ごはんにしましょう。今日のメニューはカップヌードルリフィルにオートミールを入れた特性ラーメンミール粥。
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見た目はナニですが、寒いので温かい食べ物は何よりいいものですよ。
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食後にはこれでしょう。これ無しの人生はつまらないですよね。
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食べて一休みしたら、いよいよ例の廃道へ突入。去年もここ通過したので、そのころからのブログ読者はご存じでしょう。
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明らかに昨年より荒れています。ここでこうなら、崩落地点は大丈夫かなあ。
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走り出して3分、早くも道がぬかるみになってきました。
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もはや道が沢と化しています。
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それでも、車両が通れるようにグレーチングを置いた人がいますね。前後とても走れる環境ではないのですが。
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岩がさらに飛び出て来ています。MTBなら、ぴょんぴょんできます。転倒には注意しましょう。絶対救急車来れませんから。
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崩れていない部分もまだまだありました。
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これは落石でしょうか。
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右に見える縁石が本来の道の高さだったのでしょう。完全に陥没しています。


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さて、この次の左カーブは例の崩落部分です。え、その手前がすでに崩落しているよ。
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これはひどい。

最初に来た時には右を通過できるだけの道が残っていました。9年前ですね。それから1年~2年ごとに通過していますが、崩落のスピードが速くなっているようです。昨年の倍の面積が崩れてしまっているでしょう。
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崩落し、もはや沢そのものになっている道を行きます。(セルフシャッター)
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そのすぐ下で。(セルフシャッター)
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その下の道もやはり沢になりつつあります。
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石切り場まで出ました。ここから下は石を運ぶトラックが通過するので崩落はないでしょう。
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こんな感じです。
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舗装路が見えてきました。
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りんりんロードへ出て、土浦へ向かいます。もう日が傾き、影が長くなっています。
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ゆるい追い風を背に、ブロックタイヤの転がる音を響かせながら走ります。
33㎞ほどりんりんロードを走ると、終点の土浦駅へ到着です。
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ここから輪行して帰りました。

  • 随分とボリュームのあるツーリングでしたね~、
    一体全行程何キロ走ったのですかぁ?

    1人で廃道をガンガン行く三毛ジャガーさんは矢張り「冒険家!」
    素晴らしいです。(((o(*゚▽゚*)o))) 削除
    玉造
    2014/12/10(水) 午前 7:30
    返信する

  • 顔アイコン
    廃道を走るなんて凄いですね~σ(^_^;)
    冒険そのものじゃぁないですか!!
    コンパスと地図が頼りですが、
    オラみたい素人には、絶対無理ですな(笑)
    もちろん、行きませんよ(*^o^*) 削除
    2014/12/10(水) 午前 9:32
    返信する

  • 顔アイコン
    タフそのもの! 年齢じゃないね、やる気だ。 削除
    2014/12/10(水) 午後 5:18
    返信する

  • 顔アイコン
    やいや、私の遊びなんて、コンペティションバイクでぴょんぴょんしている方にはぬるすぎるくらいですよ。冒険は冒険でも、ご近所冒険家でしょう。 削除
    2014/12/10(水) 午後 10:52
    返信する

  • 顔アイコン
    kikuさん
    それほどでもないですよぉ。海に出るより、地面に足が付いている分、何とかできる公算は大きいですから。kikuさんこそ、海洋冒険家でいらっしゃいます。 削除
    2014/12/10(水) 午後 10:54
    返信する

  • 顔アイコン
    > 山のmochiさん
    ありがとうございます。廃道に魅かれるのはなぜなんでしょうね。好奇心が衰えない限り、危険を冒さない程度の遊びは続けていくでしょうね。山のmochi師匠がそうであるように、です。 削除
    2014/12/10(水) 午後 10:58
    返信する

  • 顔アイコン
    地の所有まで気にしているのはおみそれしました。 削除
    2014/12/18(木) 午後 7:02
    返信する

8時04分八潮駅区間快速つくば行きを待ちます。MTBはGIANT VT‐2改。
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つくばセンター1番乗り場で筑波シャトルに乗ります。これに乗れば筑波神社、もしくはつつじヶ丘まで行けますので、高度を稼ぐことができます。MTBは登りが得意ではないので(本当は俺が、かも)この手を使いました。
 
寝ているうちに筑波神社前到着です。
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ここで組み立て、各部点検、異常なし。トイレに寄ったら、いよいよ出発です。時刻は9時50分。今バスで登ってきた道をわずかに下り、梅林へ入ります。
 
梅が咲いているときに来たら、筑波シャトルが超満員、バス2台体制でも座れなかったことがありました。そしてここも人があふれてMTBに乗れずに押して行ったこともありました。今日はガラガラなので乗車して登って行きました。
ここの道が、今回のルートで一番登りがきついところです。しかし紅葉がきれいで、苦労を忘れます。
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梅もいいけど、紅葉もいいんですよ。あんまり宣伝して人があふれても嫌ですけど。
 
登りは駐車場を越えたあたりから緩やかになり、フロントギアもインナーからセンターへ入れられます。そして下りになります。薬王院の分岐で、本当は右に行きたかったのですが工事中で1月下旬まで通行止め、仕方がなく薬王院方面へ行きます。
 
所々MTBに良さそうな道があるので、適当なところを下ってみます。
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下まで下ったら、車道を走って真壁まで行きます。真壁からは湯袋峠を上ります。ここはロードでもMTBでも、何回も越えたことがあります。退職後に父母が国民宿舎つくばねで宿泊する時に、自転車でここを上ったこともありました。さすがに最近は無理そうですが。
 
SPVが付いているとはいえ、MTBはやはり登りは得意ではありません。ギアを落としてくるくると、ボビングを起こさないようにゆっくり登って行きます。
 
ジャージのファスナーを開けても汗ばむころ、峠に到着です。峠からは下りますが、すぐに右へ分岐、つくばね方面へ入ります。ここの登りもきついのです。ゆっくり登って行くと、追い越していくピストが。ん、このパンツは、競輪選手!
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しばらくついていきますが、坂が緩やかになってきたところでちぎれました。彼が思いっきりスパートしたのです。
 
国土地理院の地図で廃道らしきものは見当を付けていました。いよいよ廃道に突入です。廃道すぎて、どこが道だかよくわからないくらいです。顔には蜘蛛の巣が、そして脚には草の種がびっしりと付いています。
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それでもよくよく見ると、踏み跡程度の物が所々確認できます。しばらく進むとあれ、なんか向きが違うなあ。斜面を下らず、トラバースになっています。どこかで見落としたか?コンパスで確認。明らかに違います。
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でも、三角点発見。
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道は完全になくなり、藪漕ぎしていると突然良好な道に出ました。しかし、さっきの道の続きではないようです。キャンプ場からの道でしょうか。
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案の定、キャンプ場に出てしまいました。仕方がありません。次へ行きましょう。また、つつじヶ丘方面に向けてクライミングします。さっきの所を過ぎ、しばらく登ります。今度こそ、と思ったら、あれ、舗装してある!?この道、舗装するほど需要あるのかよ。これはびっくり、公共工事は本当に津々浦々に入っている物なんですね。舗装してあってもまあ下りは楽しめますから、下ります。途中、こんなところもありますし。
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距離は短く、また舗装路です。豪快にワインディングを楽しみました。
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下まで降りたら、フルーツラインを北上します。そして2009年版スーパーマップルにも載っている県道218号線で一本杉峠へクライミングします。地図に載っている県道なのですが、実はこの道も廃道です。集落を抜けたあたりからダートで、時々ジムニーや切り出した石を運搬するダンプが通りますのでエンジン音が聞こえたら退避する場所を探し、あらかじめ逃げておきます。頻繁に通行するわけではありませんから、苦痛には感じません。それより登りの方がもちろん苦痛です。乗れるところは乗って、そうでないところは押して行きます。
 
中腹辺りでこちらが空腹、昼食にしましょう。道の脇のスペースでお湯を沸かし、食事を作ります。今日のメニューは力ラーメンです。光って見にくいのですが、カップヌードルの上に乗っている袋が薄切りの餅です。寒い時にはこれ、いいですね。
 
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食後はコーヒー。ドリップの本格派です。大岳山に持って行った物の残りです。
 
車が走るくらいのなので走れる道ですが、さすがに脚に来ているので食後は8割は押しで登りました。腕時計の高度計を見ながら、後何メートルの登り、とそればかり考えながらいきました。ガーミンのGPSの軌跡を見ればあといくつカーブを曲がるのかもわかります。大きく右のカーブがあと一つ、高度は後100m!
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そして、一本杉峠到着です。
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ここで大下りの準備をします。ジャージのファスナーは全閉、GPSはハンドルのアタッチメントから外してザックの中へ。振動で壊れてしまうかもしれません。フロントサスはストロークを少し伸ばし、110㎜位へ。いよいよ本格的な廃道へ突入です。
 
入り口はこんな感じです。稀にジムニーなどで挑戦する人がいますが、近年の荒れ方は尋常ではなく、絶対に4輪では無理です。
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この辺りはまだ、廃道なんて言えないんじゃないの?という感じですね。快適に下れます。
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しかし、だんだん荒れ方がひどくなってきます。岩が露出して行く手を阻みます。この辺りはスタンディングを織り交ぜながら、慎重にポンポンといきます。万が一転倒、鎖骨骨折なんで洒落になりませんから。ザックの中のアマチュア無線機からCQコールがかかりましたが、出ている暇はありません。
 
反対側から見ると、こんな感じです。ここが地図に載っている県道ですから驚きです。
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さらに先には、沢が完全に道を浸食してしまっているところがあります。来る度にひどくなり、今ではこんな感じです。右前方が道ですから、完全に崩落してしまっています。押しで通過します。
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やがてまた沢を渡るところがあり、その沢が道へと流れ込んでいます。やがてここも浸食を受けて崩落していくことでしょう。
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この辺りに左から合流する道があるのですが、こっちはもっと激しい廃道で、全くの藪漕ぎが必要です。そのやぶの中に、トラックなどの車両が捨ててあります。今見ると、どっから持ってきたのか不思議な感じです。出すとするなら担ぐしかないでしょう。その道の最後の方はもはやトライアルコースかというくらいの岩の露出がものすごい道でした。また行ってみるかな。
 
さらに下っていくと石切り場へ出ます。ここからはトラックも走行するので道はかなりまともになります。ほとんど下りきった辺りでようやく舗装路になり、りんりんロードへ当たります。
 
ずいぶん日が傾いてきました。りんりんロードを走って、つくば駅を目指します。
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県道55号線に入るころ、薄暗くなってきたのでヘッドライト点灯、サングラスを外します。脚は売り切れ、我慢の走行です。つくばすが追い抜いていきます。あれ、乗っちゃおうかなあ。
 
でも、ここまでくればもうすぐです。がんばれがんばれ。17時丁度、つくば駅到着しました。妻に行動終了の電話を入れ、輪行します。売店でタンパク質の補給品を購入し、食べながら帰りました。結構疲れたなあ。いい運動不足の解消になりました。


こんにちは、はじめまして
薮といい、崩壊した道といい、素晴らしい廃道ですね 削除
2013/12/3(火) 午後 1:59
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三毛ジャガーさんは色んな道知ってるんだねぇ。
迷わず帰れる帰巣本能は野生並みですね。 削除
2013/12/3(火) 午後 6:42
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くまそんさん、コメントありがとうございます。帰巣本能があるかどうかは分かりませんが、帰れなくなったことは酒飲み過ぎた若かりし日だけです。酒をやめてからそんなことはなくなりましたね。 削除
2013/12/3(火) 午後 9:16
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広町鈍足銀輪隊さん、初めまして。素晴らしい廃道ですね、という言葉を初めて聞きました。そちらの道の専門家でしょうか。ブログに遊びに行きますね。 削除
2013/12/3(火) 午後 9:20
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タイトルはもちろん、ウルトラセブン28話からのイタダキです。
 
今日は八ヶ岳林道、南八ヶ岳林道と走破し、野辺山へ降りてR141で戻ってくる計画です。私が中学生の時、松原湖でキャンプしました。そして自転車にはまっていた私の要望で、父に連れられて弟と3人、まだ未舗装だった道を稲子湯まで登り、そこからさらにR299まで出たことがありました。弟は途中でくじけて半泣き、ぐずぐずしている!と暴力的制裁を父から喰らい、すっかり自転車嫌いになってしまいました。
 
それから31年も経ちます。その道もとっくに全線舗装されてしまいました。しかし、八ヶ岳登山で歩く林道はまだまだMTBゲレンデとして見れば魅力的なところが多く残っていたので、走りたいという希望をもっていました。
 
だが、夏のこの時期にこの地に居るのに登山しない訳はなく、MTBで走る機会はずっとないままでした。優先順位では、この時期だけしか登れない夏山が優先されてしまいます。
 
昨年も妻と娘を連れてここに来ていますね。ところが、今年は事情が違います。重たいザックを背負えないのです。そんな訳で、今回MTBを持ってきたのでした。
 
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8月9日
 
辺りが明るくなってきたころ目が覚めました。オートキャンプ場は子連れファミリーとモーターサイクリスト宿泊なので、まだほとんどの人が起きていません。
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早速2バーナーに火を入れ、朝食の準備です。ソバ飯UFOをフライパンで調理します。
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B級感たっぷりの怪しい雰囲気です。片づけたら着替えて、出発準備します。まずは車でみどり池入り口まで。ここに車をデポします。いいところに置けました。MTBを組み立て、各部点検。異常なし。液圧ディスクブレーキも引きずり全くなく、静かに回ります。これがシャカシャカ言うと、ほとんど抵抗になっていないとわかっていてもやはり気持ちの良いものではありません。
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7時11分、出発。まずは稲子湯方面へ下ります。あっという間に稲子湯通過、その下の八ヶ岳林道へ入って行きます。が、あれあれ、ここも舗装されていますね。でも登りだから、まあ許せるか。舗装する意味はいったいなんでしょうか?
 
道が開けたところでは八ヶ岳の姿が楽しめます。これは硫黄岳でしょう。この景色がたまらないですね。 
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所々分岐があるので、そのたびに地図とコンパスで確認を取ります。GPSはやはり頼りになりますね。本沢温泉方面を分けてからは、ようやく未舗装林道になりました。ギアを落とし、くるくると登って行きます。フロントサスはストロークを縮めて80㎜にしておきましたが、それでもダンシングするとヘコヘコ動いてしまってペダルを踏んだ力を吸収してしまうので、ハンドルを引きながらシッティングで登って行きます。
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8時00分、灯明橋通過。
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8時30分、南八ヶ岳林道入り口に到着。が、なんということでしょう、ゲートが閉まっています。
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看板には、一般車両の通行は禁止とあります。小休止しながら、対策を考えます。地図でいろいろ探してみますが、やはり良さそうな道は車両通行が制限されています。
 
んんんん!その手があった!通行が制限されているのは「車両」だけです。自転車は軽車両ですが、押して歩けば歩行者扱いです。つまり、全線「押して」通行すればいいのです。そんな訳で、堂々とゲートをくぐり南八ヶ岳林道へ突入します。傾斜はたいしたことありませんが、もちろん「押して」行きます。八ヶ岳はすぐそこに見えます。このまま担いで登れそうな感じです。
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GPSの軌跡は地図の道を正確にトレースしています。「押し」で登っていきますが、ぐんぐん高度を稼いで行きま
す。プロトレックの高度表示はいつしか1800mを越えてきました。地図では貯水池の手前に林道のピークがあります。そこで昼食にしましょう。やや空腹を感じていましたが、それを楽しみに「押して」登ります。
 
そしてピークに到着。
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昼食はこんな感じです。暑くてシリアルバーのチョコレートが溶けてしまいました。
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それだというのにザックの中にはフリースジャケットとゴア合羽、ファーストエイドキットにはアルミの毛布が入っています。もちろんアマチュア無線、携帯電話も、それぞれの予備バッテリーも入っています。青い袋は輪行袋、その上の箱は予備チューブ。飲料水はハイドレーション1L。万全の態勢ですが、ちょっと重すぎたかな?
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八ヶ岳といえども、2000m以下では暑い方の対策が必要ですね
 
食事をしていると、こんな方々が来ました。
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森林害虫の調査だそうです。
 
食後は少し休んだらまた「押して」行きます。ここからは下りですから、豪快に「押せ」ますね。下り始めてすぐ、貯水池に到着。
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四阿があるなら、こっちで食事にすればよかったかな?
 
さらに下って行きます。ジャリですが、硬く締まっていて「押し」やすいですね。ガンガン攻めていきます。
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MTBは下りこそ楽しみがあります。しかし、あっという間に終わってしまうもの。この林道は結構長くて十分楽しめます。「押して」います。
 
写真撮影のために乗車のふりしています。スタンディングスティルですから、車両ではありません。
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だいぶ下ってきました。道も砂利から土に変ってきました。「押して」います。
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そうして、ゲートへ到着。ここからは堂々と走って行けます。
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ゲートを抜けてからも、まだ未舗装です。豪快に下って行きます。すると、またゲートがありました。え、これ通れないじゃん!が、心配ご無用、鍵はかかっていません。害獣除けの柵のようです。
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そして八ヶ岳牧場のところでついに舗装道路になってしまいました。ここからは野辺山までもうすぐです。
 
JR最高地点の碑では、モーターサイクル番組の撮影をしていました。
「来週も、まだまだ八ヶ岳を紹介していきます。じゃあね~。」
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あとは国道をひた走りです。野辺山は最高地点なので、松原湖までならもちろん下り基調です。最高速度50㎞/h(GPSで計測)以上でかっとび、あっという間に到着しました。
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が、どうしたことでしょう。バスは11時20分に出たばかり、現在11時37分です。次は、、、え、13時30分!
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それなら MTBで自走してみどり池入り口まで走りましょう。たいした登りではありません。 小海駅まで走ってバスを待ちましょう。小海駅では、まず輪行袋にMTBを詰めます。が、ここで問題発生。ザックに詰める関係で持ってきた輪行袋はL100。これに入っていたエンド金具はロード用でした。しまった、MTBだと5㎜スペーサーが必要ではないか!クイックを締めずに、そっとあてがっておきました。液圧ディスクなので縦にすることもはばかれ、正立横型で袋に入れました。そっと置けばRDも大丈夫でしょう。
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それが済んだら、駅前のスーパーで食材を仕入れてタンパク質の補給をします。私にぴったりのシールつきパン類を買ってきました。
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食べたりトイレに行ったりしていたら、バスが来ました。んん、これ観光バススタイルで通路が狭いやつだ。参ったなあ。どこにMTB積むか。
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 バスの一番後ろまで行って、リアシートにMTBを乗せてもらいました。そしてうたた寝。手はMTBがひっくり返らないように輪行袋を押さえています。
 
そしてみどり池到着。輪行袋を持ってバスの一番前まで行き、お金を払って降ります。いやな予感。バスの中であちこちぶつけたなあ。
 
案の定、ディレイラーハンガーがポキーリ逝っていました。でも、リプレース品があるから大丈夫だな。
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再びやっほーの湯に入ります。オートキャンプ場でもらった今日まで有効の割引券があるので、300円で入れました。
 
帰りは事故多発、ものすごい渋滞でした。
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午後8時過ぎ、無事帰宅。天国のような、高原生活3日間の全日程を終了しました。明日から灼熱地獄の日々です。
 
 

松原湖は20年程前にキャンプに来たことがあります。静かでとても良いキャンプ場でした。 削除
九太郎 ]
2013/8/12(月) 午後 7:45
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九太郎さん、どうもです。やはりこちらにも来ていましたか。いいところですよね。来年は赤岳~横岳~硫黄岳縦走をしませんか? 削除
2013/8/12(月) 午後 9:23
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登山行ってみたいですね。休み取れるかな?
RDのハンガーって金具が無いとこんなに簡単に折れるんですね。驚き。 削除
九太郎 ]
2013/8/13(火) 午前 10:37
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ディレイラーハンガーはあんまりよく曲がるので交換可能になったのではないでしょうか。アルミだと曲がらないで折れますしね。

登山は、来年私の肩からチタン小物を抜いたら行きましょう。 削除
2013/8/13(火) 午後 9:26
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チタン小物というとちょっとカッコいいですね(笑)。 削除
九太郎 ]
2013/8/14(水) 午前 8:08
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昔が懐かしい! 
八ヶ岳登山の前半時代は小海線側から入っていました。ですから稲子湯も山の帰りには入りました。入山がここだったこともありますし、松原湖も思いで深いのです。
ですが何時頃からか茅野経由になっていました。そのうち車で行くような時も美濃戸口のP利用で。
でも八ヶ岳の回数を指で数えると途中で分からなくなる程です。
最後は奥方と行った権現岳で、もう12,3年も経ってしまいましたが、権現の頂上小屋に寸借詐欺出没の警告が出ていたのが忘れられません。
ボクが八ヶ岳に魅せられた最初は厳冬期に清里から見たこの権現~赤岳の眺望です。登るつもりの冬仕度でしたがビビッて写真だけで還りました。 削除
2013/8/14(水) 午後 9:37
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さすがは山のMochiさんです、厳冬期に登るつもりがあったなんて。今からでも、ポーターを付ければ登れ、、、あ、重たいザックが背負えない体だった! 削除
2013/8/14(水) 午後 10:45
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