三毛ジャガーの物欲日記

オートバイ、自転車、登山、カヌーカヤック、スキーなどアウトドアレジャーを楽しんでいます。物欲にまみれていて欲しい物は買う、戴く、無い物が欲しければ作ってでも手に入れております。

カテゴリ: カヌー、カヤック 河川

子連れと言っても、私の子供ではなく会社同僚Yさんのお子様です。

本日の参加者はそのYさんとその学齢前の娘さん、もう一人会社の同僚「うら若き女性」Eさん、それに私の4人です。

7時に会合点集合、三郷から常磐道へ乗ります。渋滞なく、非常にスムーズに走れました。追い越していく自動二輪が今日は多かったですね。

友部SAで朝食を摂ります。私は筑波山丼を売りにしている丼屋の、ミニ豚丼にしました。
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茨城県はひよっこで盛り上がっていますね。
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道の駅かつらい着いたら、まずはタープを貼ります。お嬢様にもお手伝いいただきました。
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これで、川から上がった疲れた体を休める場所が確保できました。車回収用自転車のトラ次郎もデポします。
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県境の橋下、なかのやさんの裏へ車を入れ、出艇準備します。着替えて、エアバッグを入れ、着替えなどをドライザックへ、そして積み込みます。

準備が整ったら、オーダーの発表です。
「一番前はMさんね。一番前は運転するんだよ。たのんだよ。」
とお嬢様をバウシートへ乗せます。
2番目にYさん、3番目にEさん、そしてスターンシートへ私が入ります。

10時30分、離岸します。

昨日まで雨が続いていたし、台風の影響もあったからでしょうか、流れが速い!
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川の中ほどまで出たらバウを川下へと向けます。さあ、いくぞ!
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漕行開始すぐ、左カーブ、右カーブの連続があります。そこが今回のコース最初の瀬です。流れに障害物がないことを確認できたらベストコースを頭の中へ描き、そのコースを行けるように慎重に艇を進めます。
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瀬に入ったら、流れに負けないように漕ぎを力強く入れていきます。流心はテトラに吸い込まれているぞ!グイっとバウを右にそらし、強く漕ぎを入れてテトラから安全距離を取って通過します。
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今度は中州があったのでしょう、川の中央にストレーナーとなっている立木があります。流れの芯は右ですから、右側を通過します。
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うまくやり過ごせたね。
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いやまだ安心してはいけません、今日は流量が多く、瀬にパワーがあります。艇内に水が入ってくるほどの波を突っ切ります。
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「頭を下げろ!」
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ちょっと休憩しました。水分補給をします。ここのところ涼しかったせいでしょうか、異常に暑さを感じます。こんなに天気が良い日も久しぶりな気がしました。
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お嬢さん、ご自分のデジカメで写真撮影をしています。
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アユの稚魚でしょうか、小さい魚がうじゃうじゃいました。
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搭乗位置を変更します。Eさんをバウシートへ、お嬢さんを2番目、3番目にYさん。スターンシートは誰にも譲らないよ。
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瀞場であっても、流れは速くぐんぐん景色が後ろへ飛んでいきます。
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さあ、瀬音が聞こえてきたよ。今度はどんな瀬でしょうか。
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なかよしキャンプグランド前の瀬ですね。普段はこのコースでは屈指の波の大きさですが、今日は水が多くて埋まってしまっている感じです。
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御前山橋下を通過。ここでおよそ半分の行程を来たことになります。
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流心が右岸にぶつかっています。隠れ岩もありそうです。気を付けていきましょう。
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その先では左岸沿いに流心があります。流れに乗って行くぞ!
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ゲロ、隠れ岩だ!おお、危ない危ない。
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さあ、2度目の休憩をしましょう。右岸へ接岸します。
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さあ、艇から降りて。
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水分補給と写真撮影を楽しみます。
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小さい魚と水棲昆虫がいますね。写真だとよくわからないですが。イメージ 28

お嬢さん、自分のデジカメで魚の撮影をしています。本格的な構えですよ。
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さて、あと少しです。今度はYさんをバウシートに、Eさんを2番目、3番目にお嬢さん、スターンは絶対代わらないぜ!
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最後まで気を抜かずに頑張りましょう。
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来た来た来た!ガツンと漕いでいきます。
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ゴールの橋が見えましたね。もうすぐですが、橋の手前にも瀬があります。気を抜かないで行きますよ!
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ここが最後の難所、隠れ岩もあるし、瀬を抜けてからのボイルで回されないようにしっかりと漕ぎを入れていきます。
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ゴールの目印、赤鉄橋をくぐります。
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接岸します。11時50分、川下り終了です。
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カヌーが終わったら、バーベキューの用意と買い出し、私はトラ次郎で車の回収に向かいます。
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12時50分、車の回収を終えて戻ってきました。さあ、食べるぞ!まずはマシュマロ焼き。顔が写ってしまっているので写真はなしにします。

続いてソーセージと椎茸。遠赤外線で時間をかけてじっくり焼いているのでおいしくできました。コッヘルの中はお米です。最初に新聞紙や着火剤の強火力で一気に沸騰させ、その後は遠赤外線で蒸らします。時間は適当、ワイルドに炊いています。
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鶏肉を串にさしていきます。
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トウモロコシと鶏ももの串焼きです。
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ついでにおやつも作っちゃいましょう。鯛焼きの型に生地を流し込み、あんこを入れます。
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なんとなくの火加減でしたが、わずかなおこげのある炊き上げとなりました。
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鶏腿もいい感じに焼きあがってきました。火で焼くと中まで火が通らずに表面は黒焦げになってしまいます。遠赤でじっくり焼いてこその腿の串焼きです。
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鯛焼きもできました。
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お腹いっぱいになったら、お嬢さんはハンモックで昼寝。
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片付けが済んだら河岸を変えます。ホロルの湯のプールへ行きました。プールの中は撮影禁止なので、写真はありませんがお嬢さんは脚の届かない深さでも恐れを知らずにおおはしゃぎ。将来いいカヌー乗りになるかもしれません。
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プールの後は温泉へ入浴、そして月が昇ってきたころホロルの湯を後にします。
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さあ、帰ろう。
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天気にも、メンバーにも恵まれとても楽しい一日となりました。私の子供が小さかった頃の楽しさを思い出しました。あんな頃があったんだよね、しかもそれほど昔ではない頃に。お嬢さんは見えなくなる所へ行くときには時には必ずどこへ行くって言ってくれます。そして不躾なところがなく、本当によく育てられているなあ、と感じました。Yさん、いいお母さんですね。

Eさん、一日お付き合いありがとうございました。お嬢さんにとってもお姉さんがいてくれて、とっても楽しく頼りがいがあったことでしょう。そして私にとっても片付けや荷物運び、雑用なので大変ありがたい存在でした。

また、どこかへ行きたいですね。

S君ピックアップ、8時葛飾発。8時30分の予定が少し遅刻して松戸でMさんをピックアップ。S君、Mさん、両名とも職場の数少ない男の同僚で、男はこれで全員です。ちがう職種ではいますけどね。

しかし、雨。予報では午後には止むとあるので、まずは守谷のジョイフル本田で買い物などをして時間の調節をします。
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11時、むしろ雨は強まるくらいです。なら、先にお昼ご飯食べちゃうか。行ったのはここ、百香亭守谷店です。
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ブログ登場も3度目かな?今回も外さずに美味しかったですよ~。
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ちょっと贅沢にしてしまいましたね。
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食べたら、谷原大橋まで行きます。艇を降ろして、準備をします。3人でやればあっという間に準備万端です。
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ぬかるんだ道を運びます。滑らないように、気を付けて!
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さあ、乗り込むぞ!
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まだポチポチ降ってきますが、気になるくらいではないし、いざ、出艇!バウマン(船首漕手)はMさん、センターマン(船央漕手)はS君、そしてスターンマン(船尾漕手)は私三毛ジャガーという組み合わせです。
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男3人で漕ぐとさすがに速いですよ。
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常磐高速をくぐり、左に曲がって行きます。この先にある沈下橋が今回のルート唯一の気がかりです。
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大きく右に曲がって行くと、その沈下橋が見えてきました。全国的にも珍しい全木製沈下橋の小目沼橋です。
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やはり、増水気味で高さに不足があります。でも、頭を下げれば通過できるでしょう。
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風情のある橋ですね。今度来た時には橋を渡ってみましょうか。
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案外流れも速く、のんびりってもぐんぐん進みます。景色も思いの外きれいでした。
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TXをくぐり、常総橋をくぐります。
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稲豊橋をくぐれば、ゴールは近いですよ。
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、、、でもないね。稲豊橋の次の橋はもう岡堰で、モーターサイクルで下見に来ていたので「すぐ」という感覚でしたが、漕いで見れば案外距離がありますね。さらにこの辺りは岡堰のバックウォーターになっていて流れがほとんどなく漕がなくては前に進まないのです。

中州の右を行ってみました。草が水没していて、増水気味であることを感じさせます。
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よし、速度を上げるか。
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ゴールが近いと男3人で強く漕ぎを入れると、まるで動力船のような引き波を引いてカヌーは進みます。左右のバランスが自分の立てた波で不安定になるほどでした。
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岡堰がみえてきましたよ。右に見える中の島がゴールです。
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あの階段に接岸するよ。パドルあげて、後は艇長の腕の見せ所。
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ゴール、荷物をあげて、艇を持ち上げます。
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小貝川カヌーツーリングの記念撮影!
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私は積んであったトランジットスーパーライト「トラ次郎」で車の回収を、その間にはお二人に艇の運搬と水抜き、道具の乾燥をお願いしました。
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風はほぼ無風で、トラ次郎は小径車なりにぐんぐんと走ります。あっという間に小目沼橋を通過。
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車まで戻りました。トラ次郎は折りたたんで車へ積み込みます。
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自転車で30分丁度、車で30分丁度、合計1時間で岡堰上流の中之島に戻ってきました。艇と荷物を積み込みます。素晴らしいチームワークで14分で完了。
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手賀沼のほとりにある満天の湯へ立ち寄りました。
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1時間半も入ってしまいました。湯上りの3人男。
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天気は恵まれたとは言い難かったですが、一応予定通りの川下りができ、温泉にもゆっくり浸かれて、早めのお昼ごはんは豪華版と充実の一日でした。そして、何よりもこの3人組で遊べた1日は長く記憶に残る楽しいひと時でした。Mさん、S君、参加してくれて、本当にありがとう。明日は全員、仕事だぁ!

そもそもなんで小貝川なんだか、と多くの方はお思いでしょう。瀬もほぼなく大きな堰で仕切られているのですから。

この河川を最後に下ったのは1994年ですから、23年前ということになります。会社の同僚と名艇アリー811を繰り出し、下館から下降開始しました。目指すは福岡堰。順調に下り、桜の花びらをかき分けながら気持ちよく下っていると、次第に水が少なくなりあちこちに小さいザラ瀬が出現。さらに下流では水量が減ってコースの選定が難しくなってきました。そしてついに艇から降りてライニングダウン(ロープを引いて川底を歩く)する羽目に。福岡堰のバックウォーターになれば艇に乗れると信じてひたすらライニングダウンを続けていましたが、そこからは歩けども歩けども水量は増えることなく、日が傾きギブアップ。艇をばらして自作の専用台車に乗せ、車道を延々と歩いて関東鉄道で車まで戻りました。

今月の勤務に、男3人そろって公休日があります。何やる?カヌー??今年はもう6月、鮎釣りが始まっているので川下は秋まで事実上不可能です。いや、釣りの対象とならない河川ではできるな。どこかにないものか。江戸川?近所過ぎるよなあ。中川?水質に問題があるなあ。じゃあ、ものすごく久しぶりに小貝川行ってみるか?

そんなわけで、会社の同僚の男3人で下れる河川の候補として、下見に行ってくることにしました。脚はCB250Fです。

常磐高速を谷和原で降り、小絹十字路で右折すれば谷和原大橋に出ます。今回のスタートはここにしてみようかと思っています。
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車も駐車できそうですね。
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後はスムーズかつ安全に艇を出せるかどうかです。確認しに水線まで出てみましょう。
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まるでカヌー専用のポートのごときスロープがありました。これはいいね。
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周りに危険物もなく、水量も十分ですね。
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艇が出せることを確認できたら、川下が安全にできるかどうか、ところどころ土手にあがって確認してみました。水量が多めなのでしょう、中州と思われるところの草がほぼ水没していました。
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稲豊橋は家から筑波まで自転車で来る時に渡る橋です。
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一応、セルフシャッターで記念撮影。
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もう少し下ると、岡堰に出ます。問題はここをどうするのかです。
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下流側から見てみましょう。岡堰の橋を渡ります。
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右岸側は、完全に水が止められているので下降どころか、ポーテージも無理ですね。
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中央部は水が流れていますが、ちょぼちょぼです。
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堰の上流側から見てみましょう。これ、岡堰の下はどのみち漕げませんね。
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岡堰のすぐ上流側にある中の島まで橋が架かっています。渡ってみましょう。
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間宮林蔵の銅像がありました。この近くに間宮林蔵記念館もありますね。
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生まれがこの地だそうで、まさにこの岡堰が彼の測量のデビュー戦だったようです。
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詳しい解説は読んでいませんが、かつてここに作られた堰の一部でしょうか。
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これはなんでしょう。
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かつての水門も展示されています。
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面白いと思ったのは、水門を上下させるのにリンクチェーンが使われていることです。自転車はもちろん、モーターサイクルに比べても太くて頑丈そうなチェーンです。しかし、チェーンである以上潤滑は必要でしょうから、こんな場所に設置したのならどうやって保守管理していたのでしょうか。たまたま水門を全開にしたときに給脂したのかな?
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この中の島をゴールにして、カヌーワーゲンで車の入れるところまで持って行く手もあるなあ。
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岡堰で上がるとして、車回収後にバーべキューができるポイントを探します。ここはどうでしょうか。小貝川リバーサイドパークです。この丘を越えた先ですね。ちなみに、岡は土手につながり、先日サイクリングロードを横切る蛇と遭遇したのはまさにここでした。
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丘の上には意味不明なオブジェがあります。
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ああ、ここか。やっている人がいますね。ここなら快適に出来そうですね。今日は蛇さんには出会えませんでした。
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帰りは渋滞を避けながら、夕日に向かって走ります。
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柏から常磐高速へ。
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渋滞なく、一気に帰れました。
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あとは天気だなあ。梅雨ど真ん中、うまく晴れるといいのですが。
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小貝川カヌーツーリング計画

8時00分葛飾区発。
8時30分、松戸
9時15分、谷和原大橋到着。出艇準備。
10時00分、下降開始。
11時30分、川下り終了。自転車で車回収。
13時00分、カヌー回収。
13時15分、小貝川リバーサイドパーク到着。バーベキュー準備。
16時00分、バーベキュー終了。片づけ。

17時00分、松戸到着。
17時30分、葛飾区到着。

こんな感じでどうかなあ。

以前から気になっていたPFDの修理をしてみました。PFDとは、Personal Floatation Device、一般的にはライフジャケットと呼ばれているものです。しかし、本当はライフジャケットの定義には当てはまらないのでP,F,Dと呼ぶのが正確なのだそうです。

PFDで浮いている例。
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いくつかのブランドの物を持っていますが、川ではもっぱらヒコのエクストリームプロを使っています。レスキューキットが付いているしポケットも多く便利なのですが、そのポケットの生地が破れてしまっていたのです。
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ほつれがひどいので糸を切り、火であぶってほつれ止めをします。
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マチの部分をつぶして縫っていきます。
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こんな感じにできました。
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いいね。
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HIKOというブランドですが、アオキカヌーが千葉市にショップを展開していた時にそこで買いました。値段が比較的安く、使いやすい工夫がしてあるところが気に入りました。

各部を見ていきましょう。背中に大きなポケットがあります。ここにはスローロープを入れています。ファスナーを開け閉めが着たままできるように長いストラップがスライダーについていて、そのストラップは前で固定できるようになっています。
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下の写真、上の方のバックルが背中のポケットを開くためのストラップです。
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カウテールも装備。沈脱した後の艇を回収する時に安全に曳航できます。
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パドルを持った象形文字がストラップに描かれています。これも私のお気に入りです。
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背中のポケットにもパドルを持った象形文字が描かれています。
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前身頃にも2つのポケットがあります。右にはキーホルダー付きメッシュポケットが付いています。残念ながら現在の私の車のカギは電子キーなのでここを使うことはできなくなってしまいました。
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左身頃には修理した大型ポケットが付いています。そのポケット全面にも小物入れがついています。中央の太いストラップはカウテール用の物です。クイックリリースすることができるようになっています。これは流れの中で曳航していたものがなにかに引っかかってしまった場合など、緊急事態の場合に素早く外すことが要求されるので重要な部品です。
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小物ポケットにはホイッスルとノーズクリップ、つまり鼻つまみを入れています。ノーズクリップはロールの練習には必需品でしょう。また、声が通りにくい瀬音の激しい所の意思伝達にはホイッスルが有効になる場合もあります。
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オプションホルダーにはナイフを付けています。
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ナイフはガーバーのリバーランナー(だったかな?)です。先端がとがっていると陸にあがっている時に警察に没収される恐れがあるので平型になっているこちらを買いました。水の中でロープを使うスポーツなので、絡んだりすると命の危険があります。瞬時に取り出せ、スパッと切らなければいけないシーンも来るかもしれません。
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このPFDの良い所はもうひとつ、サイズと用途が一目でわかる表が裏に印刷されています。人に貸す場合など、体重の制限が分かるのでいいですね。説明書に記載では、現場に持っていくわけではないので実用的ではないのです。
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でも、実は私この表からするとLサイズが必要な体重なのですが、Mサイズを買いました。Lを着用したら胴回りが太すぎてフィットせず、上に引っ張るとずれてしまうのです。Mでもストラップを目いっぱい締めてちょうどくらいです。店員に尋ねたら、浮力にはかなり余裕のある設計だからまったく大丈夫、むしろすっぽ抜けの恐れがある物は使わないでほしい、と言われて安心してMサイズを買いました。

これも買って16年くらい経つでしょうか、本当は安全のためにはもう買い替えないといけないのかもしれません。

再び那珂川下野大橋に降り立つ二人組。9日にカナディアンのバウシートに座っていたあの男が、いよいよ「船頭」としてデビューするのです。

艇長ですから、自分の乗る艇は自分で組み立てます。ちなみにグモテックス サファリです。
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私はナノック マナティトレイルです。艇を組み立て、艤装を施し、着替えて、艇を見ずに浮かべ、荷物を積んだら、まずはパドリング講習と沈した場合の処置を伝授します。

一通り済んだら、いよいよ歴史的瞬間です。自分の力で水の上に漕ぎだします。
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あまりの緊張に首が座っていませんね。
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まずは最初の難関です。中州にあがり、スローロープをもってレスキューポジションへ入ります。しかし、ビビッて左側のチキンルートを選択する彼。ま、いっか。
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中州を駆け上がり艇に乗って追いかけます。チキンルートといえども最後の部分はザラ瀬になっています。あ、瀬の中で横向きなってしまったぞ!艇は横倒しになって本流の中へ投げ込まれてしまいました。

足はつくなよ、と教えてあるのでそのまま流れていきます。流れのあるところで立つのは危険なのです。フットエントラップメントを起こしたら一巻の終わりです。安心しろ、俺が何とかしてやるぞ。セオリー通り、まずは写真撮影だ。
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スローロープを投げ、回収します。
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へこむ彼、これは幸先いいね。なにしろカヌー乗り最大の楽しみは同行者の沈なのだから。もう1~2回は楽しめそう。うひひ。

サファリに手を焼いています。前へ進めればくるりと後ろ向き、前を向こうとパドルを入れるとそのまままっすぐを通り過ぎてもう一回転、そんな感じでさらに左右の1時安定性の低さからぐらつく艇を抑えきれない様子。
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仕方がない、艇の交換をしよう。
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「どう?」
「ダメ、こっちでも回されるし、艇が重くて大変。」
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でも、どうにかこうにか様になってきて瀬もぎりぎり何とか沈を免れて越えてきています。
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「これ大瀬まで行けないですよ。タンデムにできませんか?」
最悪、サファリを車の入れるところにあげてデポ、トレイルをタンデムにして下ることもできます。ここからがガイドの腕の見せ所だな。なんとかやり切った感動を与えてあげたいなあ。
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荒川合流点を越えた後、山間部に入る前の河原で昼食のために大休止を入れることにしました。ここで気分を変えていかないとそれこそ「もうだめ」がでてきそうです。

あがったらこの表情。イメージ 13

私のPFDにはナイフが付いていますが、彼にPFDにはナイフがないので、万が一ロープが絡んだ時の処置の為にダイビングナイフを付けておきました。
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今日のお昼はスパゲティナポリタンです。
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調理していると多くのカヤック、カヌーが通っていきます。鮎釣り解禁直前の日曜日ですからね。
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スパゲッティに限らず、一般にパスタはたっぷりの湯でゆでるのが基本ですが、ここには下水がないのでゆで汁をこぼすことができないのです。そこで、登山式パスタ調理方法をとりました。さらに、最近所さんの目がテンで紹介された蒸しパスタという調理方法を参考に、試してみました。

レシピ 野郎2匹分
スパゲッティ1.4㎜300g、水700ml、袋入りサラダマッシュルーム、ナポリタンの素。

水を火にかけ沸かし、沸騰したらスパゲッティを投入。ぶくぶく泡がたったら火を中火に。蓋をして蒸す。時々かき回して焦げ付きを予防。
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水気がなくなったら、マッシュルーム水分ごと投入。この水も捨てる場所がないからです。水分が見えなくなったらナポリタンの素を投入。焦げ付きに注意し、弱火で焦げ付かないようにかき混ぜる。かき混ぜるのに飽きたら出来上がり。
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オニオンスープもおいしかったですよ。

食べたら気分も少し上向いてきました。さて、艇はどうする?やっぱりトレイルの方がまだ慣れそうです。なら、行くか。昼食後最初の難関はここの瀬です。右岸に張り付いたら、これはもうやばいなんてもんじゃないぜ。下見をして、レスキューポジションにスローロープを持って入ったらOK、よしいけ!
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やばいと思ったら、とにかく漕げ!
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安全に通過したことを確認したら私も追いかけます。水がざぶんざぶんと艇の中に遠慮なく入ってきますが、セルフベイラー艇なのでそのまま我慢していれば見る見るうちに水位は下がっていきます。サファリ、いい艇だなあ。
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この辺りで半分くらい来たことになるかな?この調子なら大瀬まで行けるさ。
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なかなかいいコース取りをしていますね。わかってきたかな?
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瀬の中で横向きになってしまいました。そこだけは頑張ろうぜ。艇は前後に長く、横幅は狭いのだから。簡単にひっくり返っちゃうぜ。
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余裕が出てきたのが、いい表情をする様になってきました。
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前を行くマスタードカラーのアリーを追って瀬に入る新米艇長。
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結局大瀬まで、一人で漕ぎ下ることができました。ここまで無事に引っ張ることができたとは、なんていいガイドなんだ!と褒めてもらえなかったので自分で自分を褒めます。
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よし、あがろう。よく頑張ったな。固く握手。
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天気がいいので、艇をばらして干しておきました。ガイドはまだまだ仕事があります。デポしておいた自転車で車の回収に向かうのです。
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天気が良すぎ、手袋を外してから自転車に乗ったら、手が日焼けです。そして顔も!

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    三毛ジャガーさん、弟子のデビュー戦ですね!
    湖と違って川は難しそうですね
    無事、独り立ちが出来たようです。
    また、ランチも美味しそう!です 削除
    beat1 ]
    2016/5/30(月) 午前 5:42
    返信する
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    無事退院復活しました!( ^^) _U~~

    早く乗りたいっす!!! 削除
    2016/5/30(月) 午前 8:11
    返信する
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    三毛ジャガーさんは、面倒見が上手ですね。
    ウチの居候の面倒もたまには見て欲しいくらいです。
    かなりのインドア派なのですが、何とか山や川に連れ出して
    .............そのまま放置。 削除
    2016/5/30(月) 午後 6:34
    返信する
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    こんばんは

    アウトドアーには備えはちゃんとしておかないとですね

    よく軽装備で登山して遭難する人が多いと聞きます

    自然をなめると怖いですね~ 削除
    ぽぽめぐ
    2016/5/30(月) 午後 7:42
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    > beat1さん
    本当の独り立ちは準備、片付けもできてからですね~。そのあたりままだまだです。 削除
    2016/6/1(水) 午前 8:51
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    > ぶーぶーさん
    ご退院おめでとうございます。でも、まだまだ自宅療養でしょうから、あせらずにじっくりと取り組んでください。いつか一緒にマナティシリーズで浮かびましょう。 削除
    2016/6/1(水) 午前 8:53
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    > くまそんさん
    ブサギさんなら、喜んで! 削除
    2016/6/1(水) 午前 8:53
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    > ぽぽめぐさん
    それなりの装備をいつも持っていくのですが、過剰になると重すぎてまたそれもトラブルのもと。バランスがありますね。やや過剰気味でちょうどいいように思っています。 削除
    2016/6/1(水) 午前 8:55
    返信する
  • 川は未経験なんですが、注意するところや鍛えるところが色々違うみたいだなあ。。。なんて考えながら読んでました。
    彼、1人で漕ぎ切れて良かったですね(^o^)/ 削除
    やまさん
    2016/6/10(金) 午前 6:52
    返信する
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    > やまさんさん
    最初は危ぶまれた独り立ち計画ですが、なんとか漕ぎ下れてほっとし増した。

    次はやまさんさんが川下デビューする番ですよ。クルーソーでもできますが、もったいないので私の艇でいかがでしょうか?ちなみに現在鮎釣りシーズン突入ですので秋以降になりますけど。 削除
    2016/6/11(土) 午後 0:07
    返信する

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