昨日のこと。息子からlineが来ました。

「ロードバイクパンク!困っています。😭」

帰宅予定時刻を聞き、予備チューブを持って行くことにしました。最近あまり乗っていな妻のLEAD125の保守走行も兼ねてこれで駆け付けることにしました。

21:30分頃帰宅予定と連絡があり、その30分ほど前に家を出ました。あれ、ヘッドライト暗いなあ。元から明るくはない車両ですが、それにしても暗いのです。のぞき込むと、ああ、ライトが玉切れ起こしている!ハイビームにして、上半分を手で覆い隠して走行しました。赤信号で止まった時にはロービームにすればライトはオフになり、手を休めることができます。

何とか息子の家に到着して、とりあえずタイヤを外し、タイヤに刺さっていた針金のような物を抜いて(老眼の進んだ眼には暗い環境ではよく見えず、ラジオペンチでカーカスをむしりかけたので息子にやらせたが)後はチューブを戻して空気を入れればパンク修理はおしまい。ついでにブレーキの調整と後輪の振れ取りを軽くこなして本日のメンテは完了。

「ありがとう。助かったよ。自転車屋持って行こうかとも思ったけど、スポーツバイクだ高く取られそうだから。それとホイールまで調整してもらって。いくら払えばいい?」

なんのなんの。それよりガムテープちょうだい。え、ないの?セロテープは?それもないのか。何かないか?

「テーピングのテープならあるよ。」

じゃあ、それちょうだい。あと要らない紙。

「テーピングのテープは高いから心して使ってよ。」

分かっているさ、だから紙も持って来てって言ったんだよ。ガムテープならベタッと貼っちゃうけど、テーピングだともったいないからこうするのさ。
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なんとか家までたどり着きました。そして明けて今日。バルブ交換しましょう。まずはどんなバルブが入っているのかマニュアルで確かめます。しかし、マニュアルには35W/35Wとあるだけです。なんでしょうね。

仕方がないのでバルブを取り出して確認しましょう。以前外したことが有るので要領は得ています。

まずはミラーを外します。
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スイッチボックス下のビスを外します。左右同じところにあります。
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ここにもビスがあります。これも外します。ビスは全部で4本です。
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上部左右に1カ所ずつ丸穴にポッチが入っていますので、それを外します。中央にも2か所あるのですが、このままでは外れません。
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下部にも同じ構造の物が左右1カ所ずつありますので、これも外しておきます。
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さあ、それでは抜きますよ。ヘッドライトのある方を上に持ち上げながら中央部の丸穴からポッチを出すようにしながら黄色いフックを前方に抜きます。これ設計した人の頭が心配です。なんでこんなにやりにくい構造にしたのよ。かなりしならせてバキッという嫌な音を立てないと抜けないなんてね。フックは下向きにするか、もしくはビス固定にした方がいいと思います。
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文句はどうでもいいね、カウラ―を外して防水キャップを外せばもうバルブを外すのは簡単です。なんだ、H4か。
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ん、HS1だって?そんな規格あったかなあ。ドイツ製フィリップスの製品でした。
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バルブを買いに2りんかんに行ってきました。買ってきたのはこれです。H4、HS1共用のLEDバルブです。ハロゲンと比べてそれほど高くはないのでこれにしてみました。
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HS1規格について調べると、H4とフランジの爪の位置は同じで、上部の爪の幅がHS1のほうが2㎜広い10㎜になっているのだとか。ふーんそうなのか。


Why Japanesepeople!おかしいだろ、なんで規格増やすんだよ。ユーザーが混乱するだろう。出先で玉切れ起こした時に知らなければ使えるのに「合う物がない」ってなっちゃうかもしれないじゃないか。

まあいいさ、こうやって共通で使えるようになっている製品もあるんだからね。
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私のCB250Fに入れたLEDバルブは上半分にLED、下半分は放熱板なのでライトユニットの上半分だけが光るように見えるけど、このバルブは縦になっている板の左右に光源があるので下半分も光っているように見えることでしょう。

ん、入るけどぴたりと収まらないな。なんだろう。ああ、これか。下部にある爪の幅が違うから収まらないんだ。

右、純正 左、LED
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Why Japanesepeople!おかしいだろ!なんで幅が違うんだよ。そもそもこの爪って必要なのか?もうこうしてやる、覚悟しろ!ぎゅ。
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潰してもまだ当たるので、フランジをそらしてぴたりと当たるように加工。次は掛金をかけて防水カバーをかけます。純正と同じ太さだったのでカバーはぴたりとかけられました。全部がこうであって欲しいものです。
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終ったらカプラーを戻し、パネルの接合をします。外す時にはかなりの力技が必要ですがはめる時には無理をしなくても戻せました。組立の手順を減らすコストダウンのしわ寄せがバルブ交換に来る仕組みのようです。
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正面から。
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メッキ部に点錆が浮いてきているので、早めに磨きを入れておきましょう。
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ついでに濡れ雑巾で拭き上げ、プレクサスで全体をコーティングします。うーんピカピカ。
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暗くなってきたので光軸の調整をしました。思った通り、ライトの反射板すべてが均等に光っています。
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ライトユニット下部にあるネジを緩めて前後させ、再び締め付けるというかなり原始的で微調整が難しいタイプですが、合わせるのに困るほどでもないです。
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さて、この車両にはアイドルストップ機能が付いていて、エンジン停止時にはヘッドライトは減光する設定になっています。バッテリー保護の為なのですが、LEDライトを減光させるにはそのしくみをもったLEDでなければできないのです。もしかして故障しちゃうかな?

恐る恐る試してみたら、普通に点いたままでした。故障もしないようです。よかったよかった。
試運転後、妻に引き渡しました。どう、ピカピカでしょう?いや、試運転中に雨に降られちゃって汚れてしまったけどさ。




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