病院に勤める息子から、とんでもない電話が入ったのは昨年末の事。

「昨日から熱があるし、咳も出る。会社午後半休取って帰ってきたけど、どうしよう。」

おい、それ新型コロナウイルスに感染したんじゃないのか?で、PCR検査は会社でしてもらえたのか?

「土曜日は午後になると休診だから、他の病院でやって来いって言われた。」

それじゃあ、行って来いよ。何、熱があってだるいだって、だるくたって行かなくちゃ。しかし、しばらくして再び電話。
「土曜日だからやっているとこ近所にないよ。電車乗ってもいいかな。」

だめだろう、どう考えても職業的に倫理に反する行為だと言う他ない。ええい、分かった、何とかしてやる。車にブルーシートでパーテーションを作ります。セカンドシートは畳んでサードシートに座らせるようにして、距離を保ったうえでエアコンで風を後ろへ流すようにします。
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息子を迎えに行く車中では妻が診察と検査可能な病院を探します。立石に受け入れてくれる医院を発見、そこへ連絡を取り、指定された時刻に息子を連れて行きました。診察の間にドラッグストアでエタノールやビニール手袋、マスクなどを買い込みます。診察を終えた息子を乗せて彼の自宅まで送り、食料を差し入れて退散。何とか濃厚接触せずにことを済ませられました。さて、シャワー浴びて寝るか。実は当直明けだったのです。車はそのまま放置し、乗らないようにしました。

2日後の月曜日に結果が判明、感染はしていませんでした。ほっと一安心。格闘技の練習のし過ぎで過労になっていたようでした。

ようやく日本でもワクチンの接種が開始されましたが、なかなか計画通りには進んでいないようです。しかし、医療関係者である息子は早々と1回目の接種を受けたとのこと。発症が抑えられるだけで感染しなくなる訳ではないのでまだまだ予断は許しませんが、それでもずいぶんとましになっていることは確かです。私も妻も高齢者施設従事者ですから早めの接種ができそうですが、高齢者の後という事ですから一般の方とあまり変わらないかなあ。



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