ほぼ完成して来ています。最後の仕上げを。

まずはアクションプリーツが出たまま引っ込まずにぐずぐずになってしまう対策です。ゴムで引っ張る方法もあるようですが、接着芯を貼って張りを持たせても戻るようになるようです。今回は後者を採用してみました。

これが加工前です。アクションプリーツにしわが寄っているのが見えます。
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これが接着芯を貼った後です。このように、パリッとしているので中に戻ります。ですが、完全出てしまうと綺麗に戻らない時もあります。しばらくこれで使っていて、あまりにもダメなようならゴム方式へ切り替えるかもしれません。
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次は袖です。袖が計算より短かくなってしまったの、カフの延長で凌ごうと思っていたのですが、急にある考えが思いつきました。

私にはやや袖が短めですが、それが丁度いい人もいるのでは?

その対象となる方とは、現在普通自動二輪免許の教習中の同僚です。息子より若いこの男ですが、彼なら普通に着れるのではないでしょうか。そうなると足りないものはバック&チェストプロテクターです。そもそもボディプロテクターを付けて着る前提で製作したので、それの入れるポケットを付けていなかったのです。

それなら、付けるまでさ。まずは構造を観察し、設計をします。いくつかのパターンが思いついたのですが、
1 背中と胸に縫い目が出ない
2 今ある縫い目以外の縫い目を作らない
3 (洗濯などの為に)プロテクターを外すことができる
4 実績あるコミネの方式を取り入れる
という観点から、背だけ裏地をいれてそこにポケットを作る方式にしてみました。

まずは設計と部品取りです。型紙を作り、線を引いてカットします。
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切断面処理は三巻縫製を施しました。縁かがりより確実で、糸の大幅な節約にもなります。
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ポケットの下部だけは面ファスナーを付けるために三つ折りにしてミシンで叩きました。
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裏地にポケットを待ち針で固定しました。中にはプロテクターが入っています。そのままでは縫えないので、プロテクターは一旦外します。
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こんな感じに縫えました。下部は縫い付けておらず、ここからプロテクターを出し入れします。
ジャケットに当てて原寸でカットします。
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裾の部分はその縫合糸で一緒に縫い付けます。ゆえに、対象となる部分の縫合をほどきました。
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左右はアクションプリーツの根元へ、上は襟の中央から吊るようにしました。よってここも縫い目をほどきます。
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開いたところへ裏地の生地を差し込み、再び縫い付けます。するとこんな感じに出来ました。裏地なのに派手目な柄が入っているのはで贅沢禁止令のさなかの江戸庶民の様ではないですか。
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さあプロテクターを入れてみましょう。
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そしてこの面ファスナーで留めます。ここもコミネ流です。
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これで背中は完璧でしょう。胸は面ファスナーでホンダの一枚物プロテクターを装着します。
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プロテクターを入れた状態で着てみました。
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写真を頼んだ娘から、
「なんかカメックスみたいだよ。プロテクターが浮き出ている。」
と言われました。カメックスだかペンタックスだかはこの際関係なく、きちんと背中の保護をしていればいいのです。

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今日、これを着て会社まで走ってきました。案外風を通さずに、今日くらいの気温では(朝8時に摂氏15度)快適でした。

そして、同僚に着てもらいました。エルボー、ショルダー、それにバックプロテクターの位置はばっちり、袖の長さも違和感はないようです。ただし、胴回りにもう少し余裕が欲しいとのこと。

それなら、左右の側面を幅広に交換するかな。ん、まてまて、そもそもこれ、試作品だったよね。だから余り物の生地が盛大に使われていて色がちぐはぐだし、あちこちにやり直した跡がついているよ。

そうだ、こうすればいい、もう一着彼のサイズで作るんだ!

ということで、先行試作品は今回で完成、連載も終了となります。最初から読んでくださった方、お付き合いありがとうございました。あ、彼の免許取得と購入車両の納車が次回作より早かったら当面これのレンタルをいたします。いやなに、余裕が少ないだけで着れないわけじゃないからね。





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