五色沼は四季それぞれに美しいのですが、やはり雪景色は格別です。様々な色の湖面を白い氷が覆い、神秘的な情景が広がっています。
2020年2月10日
スキーで疲れていたのでしょう、深く眠っていた私たちでしたが、早朝に除雪車の鳴らすチャイムで目が覚めました。
今日はスノーシューハイクですから、準備を万端にしなければなりません。着替えて荷物をまとめ、もう一度天気予報をチェックします。風は1m、天気は晴れ。日中の気温はマイナス3度。これ以上のない好条件です。
美味しい朝食を頂き、身支度を整えたらペンションのスノーシューをレンタルします。フランスのTSLで、フランスにこだわりを持つこのペンションらしいセレクトですね。五色沼とはいえ、雪のフィールドですから計画書をペンションに提出し、日没までにスノーシューの返却に来ない場合には捜索依頼を出すようにお願いしました。
アバランチビーコンをそれぞれの身体に装着し、電源ON!動作確認もしました。
よし、行くぞ。車に乗り込み、五色沼入り口の駐車場へ行きました。
8時53分のバスに乗り込み、裏磐梯高原駅終点で降りました。そこでスノーシューを履きます。(私は山スキーですが)
まずは階段降りです。スノーシューなら楽勝!スキーならもっと!!
階段を降りたところにあるのが一つ目の柳沼です。凍っているので途中までなら渡れそうに見えます。
スノーシューなら足が潜ることなくずんずん歩けます。妻もご機嫌で歩きました。
雪に染まった樹林の間から沼が見え隠れします。
こちらは私。ビーコンを付けているのだら、当然ザックにはスコップとプローブが入っています。ロープとガチャも。こんなコースでいるのか?という方がほとんどでしょうが、道具なしでは万が一沼やクレバスに落ちたら、相方は見ている以外何もできなくなってしまいます。もちろん行動食に非常食、燃料、水、ツェルト、などなどあれこれ入っています。
青沼まで来ました。ここは湖面すぐ脇まで降りられますね。行ってみましょう。道が狭くて岩が露出、スキーでは厳しかったです。一回転んでしまいました。
なんとも神秘的な色合いですね。これが天然の色付けとは到底信じられません。
その反対側はるり沼です。こちらは展望台がありました。スノーシューでは楽々登れましたが、スキーだって大丈夫なのさ、階段登行という手があるさ。
セルフシャッターで。
「道がわかれているよ。右の方が踏みあと多いね。こっちでいい?」
ちょっと待ってね、いや、これ左だよ。地図とコンパス、それにGPSで確認しました。けっこうあちこちに分岐があるので、まあ行き止まりがほとんどですが踏み跡に頼ると道迷いの可能性はあるでしょうね。
また大きい沼に出たね。
弁天沼でしょう。
弁天て、七福神にもいたね。なんだか今年は縁があるね。
「ここ、水が流れているよ。スキーじゃ通れないんじゃないの。」
んなこたーない。
あれ、弁天沼の向こうにスキー場が見えるね。グランデコじゃないかな。今日は良く晴れているから、山頂からの景色はさぞかしいだろうね。
竜沼の横を歩きます。
おお、下りだ。追突すると危ないので、平らなところまで先に行ってね。それじゃあ、行くよ。すいーっと。
大きく沢の音が聞こえます。雪の下に沢があるのでしょう。
赤沼に出ました。標柱の上には雪だるまがいました。
「あれ、もうちょっとで終わっちゃうね。」
橋を渡ります。幅が広いので落ちる心配はまずありません。
そして、五色沼のハイライト、毘沙門沼が見えました。
記念に撮影をしました。
磐梯山と。
分岐を右に行きます。せっかくですから、毘沙門沼全て見ていきましょう。
同じ沼でも場所により色が違います。本当に不思議ですね。
ゲロ、ここ降りるのか!参ったなあ。
ここは気合で!
ここまで降りてきたら一安心。
じゃないぜ、この狭い木道は下り坂、曲がれなかったらドボン!
最後の階段はさすがにスキー板を脱ぎ、つぼ足で登りました。
もうじきゴールです。名残惜しいのでもう一回毘沙門沼を見て行きましょう。
ここを回り込んで、このスロープを下りますよ。それ!
あれ、おかしいな。地図と違うんだけど。地図はここから車道になっているのに、壁があって通れません。
ちょっと待ってね。一旦戻って。地図とコンパスを取り出し、もう一度確認します。GPSでも間違っていません。地図古かったかなあ。
いやいや、この壁、もしかしたら除雪した雪を置いてあるだけじゃないのか?それならこれを越えれば。あ、右に通過できそうな隙間があるぞ。
抜けた~!さあもうちょっとだ。
ここをまっすぐくだれば、
雪が深いのですが、スノーシューならずんずか行けますよ。
駐車場が見えました。
到着です。道具を仕舞って、ペンションへスノーシューを返却しに行きました。行動時間は展望台などに立ち寄って2時間ちょっとでした。
ペンションヴァンブランで昼食に良い店を訪ねたら、ここ水峰(すいほう)を教えていただきました。かつ丼が名物で、「ボリュームあります、覚悟して食べてください。」と言われました。
なるほど、これですからね。これで並盛です。
妻は会津山塩使用の塩ラーメンを注文しました。角のないすっきりとした塩味でとてもおいしかったです。
壁に飾られている写真を眺めていたら、妻もじっと見ています。どの写真が好き?
「写真じゃなくて、ワカサギが食べたい。」
あ、メニュー見ていたのね。檜原湖で取れた希少なワカサギで、身が柔らかくておいしかったです。
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2020年2月10日
スキーで疲れていたのでしょう、深く眠っていた私たちでしたが、早朝に除雪車の鳴らすチャイムで目が覚めました。
今日はスノーシューハイクですから、準備を万端にしなければなりません。着替えて荷物をまとめ、もう一度天気予報をチェックします。風は1m、天気は晴れ。日中の気温はマイナス3度。これ以上のない好条件です。
美味しい朝食を頂き、身支度を整えたらペンションのスノーシューをレンタルします。フランスのTSLで、フランスにこだわりを持つこのペンションらしいセレクトですね。五色沼とはいえ、雪のフィールドですから計画書をペンションに提出し、日没までにスノーシューの返却に来ない場合には捜索依頼を出すようにお願いしました。
アバランチビーコンをそれぞれの身体に装着し、電源ON!動作確認もしました。
よし、行くぞ。車に乗り込み、五色沼入り口の駐車場へ行きました。
8時53分のバスに乗り込み、裏磐梯高原駅終点で降りました。そこでスノーシューを履きます。(私は山スキーですが)
まずは階段降りです。スノーシューなら楽勝!スキーならもっと!!
階段を降りたところにあるのが一つ目の柳沼です。凍っているので途中までなら渡れそうに見えます。
スノーシューなら足が潜ることなくずんずん歩けます。妻もご機嫌で歩きました。
雪に染まった樹林の間から沼が見え隠れします。
こちらは私。ビーコンを付けているのだら、当然ザックにはスコップとプローブが入っています。ロープとガチャも。こんなコースでいるのか?という方がほとんどでしょうが、道具なしでは万が一沼やクレバスに落ちたら、相方は見ている以外何もできなくなってしまいます。もちろん行動食に非常食、燃料、水、ツェルト、などなどあれこれ入っています。
青沼まで来ました。ここは湖面すぐ脇まで降りられますね。行ってみましょう。道が狭くて岩が露出、スキーでは厳しかったです。一回転んでしまいました。
なんとも神秘的な色合いですね。これが天然の色付けとは到底信じられません。
その反対側はるり沼です。こちらは展望台がありました。スノーシューでは楽々登れましたが、スキーだって大丈夫なのさ、階段登行という手があるさ。
セルフシャッターで。
「道がわかれているよ。右の方が踏みあと多いね。こっちでいい?」
ちょっと待ってね、いや、これ左だよ。地図とコンパス、それにGPSで確認しました。けっこうあちこちに分岐があるので、まあ行き止まりがほとんどですが踏み跡に頼ると道迷いの可能性はあるでしょうね。
また大きい沼に出たね。
弁天沼でしょう。
弁天て、七福神にもいたね。なんだか今年は縁があるね。
「ここ、水が流れているよ。スキーじゃ通れないんじゃないの。」
んなこたーない。
あれ、弁天沼の向こうにスキー場が見えるね。グランデコじゃないかな。今日は良く晴れているから、山頂からの景色はさぞかしいだろうね。
竜沼の横を歩きます。
おお、下りだ。追突すると危ないので、平らなところまで先に行ってね。それじゃあ、行くよ。すいーっと。
大きく沢の音が聞こえます。雪の下に沢があるのでしょう。
赤沼に出ました。標柱の上には雪だるまがいました。
「あれ、もうちょっとで終わっちゃうね。」
橋を渡ります。幅が広いので落ちる心配はまずありません。
そして、五色沼のハイライト、毘沙門沼が見えました。
記念に撮影をしました。
磐梯山と。
分岐を右に行きます。せっかくですから、毘沙門沼全て見ていきましょう。
同じ沼でも場所により色が違います。本当に不思議ですね。
ゲロ、ここ降りるのか!参ったなあ。
ここは気合で!
ここまで降りてきたら一安心。
じゃないぜ、この狭い木道は下り坂、曲がれなかったらドボン!
最後の階段はさすがにスキー板を脱ぎ、つぼ足で登りました。
もうじきゴールです。名残惜しいのでもう一回毘沙門沼を見て行きましょう。
ここを回り込んで、このスロープを下りますよ。それ!
あれ、おかしいな。地図と違うんだけど。地図はここから車道になっているのに、壁があって通れません。
ちょっと待ってね。一旦戻って。地図とコンパスを取り出し、もう一度確認します。GPSでも間違っていません。地図古かったかなあ。
いやいや、この壁、もしかしたら除雪した雪を置いてあるだけじゃないのか?それならこれを越えれば。あ、右に通過できそうな隙間があるぞ。
抜けた~!さあもうちょっとだ。
ここをまっすぐくだれば、
雪が深いのですが、スノーシューならずんずか行けますよ。
駐車場が見えました。
到着です。道具を仕舞って、ペンションへスノーシューを返却しに行きました。行動時間は展望台などに立ち寄って2時間ちょっとでした。
ペンションヴァンブランで昼食に良い店を訪ねたら、ここ水峰(すいほう)を教えていただきました。かつ丼が名物で、「ボリュームあります、覚悟して食べてください。」と言われました。
なるほど、これですからね。これで並盛です。
妻は会津山塩使用の塩ラーメンを注文しました。角のないすっきりとした塩味でとてもおいしかったです。
壁に飾られている写真を眺めていたら、妻もじっと見ています。どの写真が好き?
「写真じゃなくて、ワカサギが食べたい。」
あ、メニュー見ていたのね。檜原湖で取れた希少なワカサギで、身が柔らかくておいしかったです。
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