CB250Fには左右ミラーが付いています。そのミラーにちょっと不満があります。

一番の問題点は固定方法です。クラッチ、ブレーキのレバーにミラーネジ穴が付いているのですが、この穴は左右共に10㎜正ネジです。そこへ逆ネジ、正ネジアダプターをかませ、左右とも逆ネジのミラーをねじ込んであります。これは恐らくミラーに人や他車両などの障害物がどちらの方向に当たった時でも、緩んで回って力を逃がすようにとそうしているのでしょう。安全を考えれば悪い発想ではないように思えます。

しかし、これが困った事にもなるのです。このネジは強く締め付けるわけにはいきません。ミラーに物が当たった時に回る程度でなければならないからです。駐車中の車両に戻る時、左右に駐車されたモーターサイクルを触らないように近づくと自分のミラーに体を当ててしまい、回ってしまうことがあります。そうなったら、結構面倒!ミラーを回すと締まる前に反対側が緩んでしまいます。そしてステーの位置を適切な方向に固定するにはロックナットも適正な位置に固定しなければなりません。つまり、スパナが必要になるのです。昨年夏のツーリングでは走行中にミラーの固定が不安定になってしまったことがありました。また、ミラーベースにサブステーを入れているのですが、これも先に述べた安全上の関係からしっかりと締め付けることはできないのです。

つまり、逆ネジアダプターを使うよりターナー(ターンする者)を使った方が良いという事になります。ターナーだけでも売ってはいるのですが、上に伸びてしまいどうも見た目も機構的にもすっきりしません。

もう一つあります。下の図をご覧ください。ミラーには道路運送車両法で定められたいくつかの条件があります。長さ、高さが120㎜×200㎜未満で、面積が69㎠以上、そして直径78㎜の円を隠すことができること、とあります。(出典:TANAXのサイト)

私はその円を隠せる部分をどこに持ってくるかで、後方確認のしやすさに差が出ると考えています。下にペイントで書いた落書きで説明します。上のミラーは車両外側に、下のミラーは内側に78㎜の円が隠せるように設計されています。皆様はどっちがいいですか?私は上のミラーです。ミラーの内側1/3は自分の体の一部(腕)が映り込み、外側2/3に後方が映るようにしますよね。すると、下のミラーは腕の映る部分が大きいだけで肝心の部分の面積が少ないことになります。実は、CB250Fのミラーはおおむね下のミラーのようになっているのです。完全に、というわけではないのですが。

無題

実際、ミラーに移る範囲が狭くて、ミラーと側方確認しても死角があってドキッとすることもありました。かなり首を振るのはミラーがあまり当てにならないからなのです。もう一つ、完全な平面橋なのでしょうか、ますます映り込む範囲が狭いのです。かといって曲面鏡だと対象物が小さくなってしまいますが、緩やかなカーブならそこまで小さくなるわけでもなく、距離感も慣れれば十分つかめるでしょう。

そんなわけで、ターナー内蔵で、鏡面は外側に大きく、わずかな曲面鏡で、しかも真四角のような無粋な形状でない物を探していました。

それなら、これはどうでしょうか?



TANAX ナポレオンシャークミラー3です。シャークミラーを名乗っていても、「外側が小さい」という物もあります。私は外側が大きいこのタイプに絞って探すことにしました。探すも何も、売っているのですからそれ買えば済むのですが、まあそこは金銭的問題がありますので中古の程度の良い物をヤフオクで探すのです。

買うと決めて早半年、ようやく希望価格程度の物の落札に成功しました。
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外側が大きく、やや曲面鏡で、付け根はターナーになっています。完璧!ミラー面に傷もなく、塗装に膨らみなどがわずかにありますが気になるほどではありません。しかも防眩鏡が使用されています。この鏡は波長によって反射率が変わり、まぶしく感じる部分の波長の反射を抑えてあり眩しさが低減されるので、夜間走行などが快適になることでしょう。防眩鏡はKP61スターレットの車内ミラーにオプティクス平面鏡を被せて使っていましたが、それ以来です。現在はさらに進んだレイセーブ鏡になっています。

ここに関節があり、ターン機構になっています。が、しかしカチカチに固まっていてびくともしません。まあ、中古ですからね。
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早速分解してみましょう。キャップをこじ開けます。
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ゲロ、脚が折れちゃった。でもグルーで留められていたようなので、全く問題なし、(゚ε゚)キニシナイ!!
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ダブルナットのロックナットを外します。下のナットは本体の6角穴にはまっているので供回りはしませんね。
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反対側からボルトを緩めると、
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簡単に分解できました。
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部品を磨き、サビや汚れを落としたらグリスを塗って組み立てます。バネなどは使われておらず、ワッシャーを重ねてネジで締め付けているだけの構造でした。
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ミラー本体もステーにガッチリ固定されてしまっています。これではミラー面を合わせることができなくなります。ここも分解だな。
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球の部分に錆があり、それを落として再組立てしました。
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グルーガンで化粧キャップを付ければ、完成です。
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これが純正のミラーステーです。リモコン、雲台、R,A,Mマウントが付けられているサブステーを根元で固定しています。
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右はアマチュア無線機ホルダーが付いています。
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このように、純正ミラーは外側の方が小さいのです。
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シャークミラーと純正を重ねてみました。外側の面積が広がっていることが分かると思います。縁よりミラーは内側にあるので、ここで見えている部分よりさらに大きな差があります。しかも曲面鏡ですからね。
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ミラーの取付ボルトは本来付属品ですが、中古の悲しさ、付属されていませんでした。でも10㎜Φメトリックネジだろ、そんなの手持ちにあるぜ。え、ピッチが違うぞ!ウェブで調べたら、ミラーネジのピッチは1.25㎜でした。普通の10㎜メトリックは1.5㎜です。
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そこで今までついていた逆ネジアダプターを使って固定しました。アマチュア無線ホルダーは付かなくなっちゃったので、とりあえず外しておきました。
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左ミラーのサブステーはないと困るので、加工して付けられるようにしてみました。
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何とかなりましたね。しかし、逆ネジアダプターはネジ山が少なく、噛まないので仕方がありません、ネジを買うまでの辛抱です。一旦外してミラーだけにしました。
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こんな風に、たたむこともできるようになりました。狭い所で便利です。
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仮付けながら、走行可能の状態に仕上げました。さあ、九太郎さんのお宅へ伺いますよ。エンジンスタート。九太郎さんの所で新しいインターコムと、スクリーンを受け取りました。さらに、「奥戸でピッチの小さいネジを売っていた」という情報を頂きました。
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次の日。ネジを買ってきました。実はホームセンターにも10㎜Φp1.25㎜ネジがあったのですが、六角頭しかなく沈頭式では使えなかったのです。仕方がありません。モーターサイクル用品店に行って専用品を買ってきました。そこでびっくり、通販より安いじゃん。送料が高くつくんだろうね。ホームセンターと同じくらいの値段で専用品が買えました。ま、本当はステンレスが良かったんだけどね。まあクロームメッキだから良しとしておきますか。
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まずは逆ネジアダプターを外します。
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サブステーの位置が変わったのでGPSのRAMマウントも違う取り回しになります。
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いや、せっかく頂いたスクリーンがあるじゃん。これに付け替えてからまた悩むとしようよ。
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このスクリーン、下の方カットすれば今まで使っていたステーでそのままつきそうですね。