2023年5月10日
今日は午後に用事(ボランティアの出前講座講師意見交換会)が入っているので、午前と夕方からしか受けられません。シミュレーターは予約が取れなかったので、午前は博打であはありますが、3時間張り付いてみることにしました。時間はキングダムで潰せますからね。
8時40分ころ到着し、自習台で教科書を開いているとすぐに呼ばれました。
「1時間目シミュレーターできます。」
マジ!超嬉しい。なかなか取れないだろうから、今日一日をかけるつもりだったのにいきなりできるなんて。
大型自動二輪教習11時限目 シミュレーター
あれ、9年前と配置が変わっていますね。でも機械は同じのものでした。

「シミュレーターですから、実車とは感覚がだいぶ違います。ハンドル操作に癖があり、一応車体をリーンできるのですが主にハンドル操作で車体をコントロールすることになります。また、リアブレーキはかなり強く踏まないと効きません。」
普通自動二輪教習でやっているからわかります。
「まずはAT操作で行きましょう。シフト入りません。止まる時にクラッチを握らなくても大丈夫です。それでは、どうぞ。」
シミュレーターに跨がります。ヤマハXJRのハンドルをグリップし、キーオン。スターターボタンプッシュ。エンジンスタート。ドロドロドロというアイドル音が振動とともに体に響きます。本当にリアル。
それではスタート。右ウインカーを出してアクセルをそっと回します。なめらかに走り出しました。あれ、これソフトウェアは更新だれているぞ。9年前より景色がよりきれいに、更にリアルになっています。また他車もディアマンテやデリカ、三菱ふそうトラック・バスと開発会社の関連会社の車両ばかりだったものが、フィットなどが走るようになっていました。
交差点は優先道路でもゆっくり進入、ほら飛び出しがあ、、、、ないねえ。なんで?ここで右折、すると譲ってくれた車の陰から、、、あれ、出てこない。こちらが優先の見通しの悪い優先道路交差点、左右が見られないじゃん。これハンドル振ってみるのかな?
「いや、そこまで意地悪じゃないです。」
交直する道路は渋滞中、いきなり動いたりするかもしれないのでそっと入ります。あれ、動かないね。よし、大丈夫。すると止まっているトラックの脇からモーターサイクルが!げげ、急制動、間に合わない、ギャー!思わずステップの上に立ち上がって脱出しようとしてしまいました。それほど映像がリアルなのです。
事故から秒で回復するのがシミュレーターのいいところ、シートに腰を下ろし、深く息を吸って落ち着いたら再びエンジン始動、走り出します。
狭い路地に来ました。制限速度は40km/hですが、ちょっと速すぎて怖い感じ。少し控えめに。男性が歩いています。こちらを振り返ります。女性が歩いています。大丈夫、いきなり当たりにはこなそうだ。シミュレーターには当たり屋としか思えない人が登場しがちだからね。そこへいきなり子供が飛び出しました。急制動と緊急回避!いやこれ轢いたな。ミラーに子供の姿が映りましたが、ズタズタになった子供の姿は見たくないのでそのまま次へ進みます。これ心臓に良くないよ。
指示通りに走ってやがてゴール。
「どうでしたか。やはりハンドル操作が難しいですね。遠くを見てそっと当て舵をするように、なるべく小さい操作を心がけるとうまくいくようです。それでは、後半はマニュアルにしましょう。クラッチ、シフトを操作してください。」
再び跨がり、エンジンスタート。クラッチをそっと繋いで走り出します。普段マニュアルトランスミッション車に乗っているのでこれでも特に困ることはないなあ。右折の指示か、ウインカーを出してと。対向直進のトラックがパッシング。譲ってくれたぞ。そういう時は2輪に注意、ほら来た、そしてもう一台、ほらね。もう2回めだからね、これはわかったよ。
左カーブの途中で引越し会社のトラックが停まっているぞ。困ったな、これ行っていいの?行くしかないよな。左の隙間から対向車を見て、よし行っちゃえ。左によってよって、、、げげ、対向車来た、これ以上左寄れないよ。あれ、停車中のトラックにぶつかった!どうすればよかったの?
しばらくは気持ちよく走れる道が続きます。あ、歩行者信号が点滅を始めたぞ。これはどっちだ、いやシミュレーターだから止まれるのだろう。ミラーで後方確認、うーん来ているな。黄色になるやいなやブレーキをそっとかけて、ほら止まれた。気持ちよく走れる時に限って何かが起きるのはシミュレーターあるあるだからね。
やがてゴール。
「それでは、今の走行を振り返ってみましょう。事故はどこで発生しましたか?」
子供を轢いたのと、交差点で影から出てきたオートバイとぶつかり、左に止まっていたトラックと対向車に挟まれました。
「一つ一つ見ていきましょう。まずはこの交差点です。優先道路だけど交直道路が渋滞中、徐行して進入しています。しかし、最後で事故が発生します。トラックの影からオートバイが出てきますが、これはどうやれば避けられますか?」
難しいですね。来るかもとブレーキに手をかけながら走ればよかったのでしょうか?
「交差点の最後で速度を上げてしまいましたね。この場合あなたに非はあまりなく、相手側に大きな過失があるのですが、それでも避けることができないわけではないのです。すり抜けする自転車、オートバイは日常的にいるし、あちらからも交差点左右は見えないので、交差点内は最後まで徐行するということと、いつでもブレーキを掛けられる用意をしておく必要があります。シミュレーターですから回避行動はすべてこちら側だけですが、実際には相手も何らかの回避を取るでしょうからここまでひどいシーンにはまずならないのですが、それでもこの手の事故が起こり続けているのだから交差点の通過はそれなりの心構えが必要なのです。」
「次は細い道です。そこを歩く男性、振り返ってこちらを見ます。どうして振り返ったのでしょうか?」
私の車両の排気音がしたから確認したのか、あるいはこちらに渡るつもりがあったのか、だと思います。
「そうですね。どちらが正解かはわかりませんが、いずれにしても顔がこちらを見ています。目視していることが確認できたのだから、まず大丈夫です。次の女性はどうでしょう、どこ見ていますか?」
道路の反対側の中華料理屋ですかね。
「もう少し近づいてみてみます。顔はあなたを見ていますか?」
見ていないですね。やはり道路の反対側を見ています。
「なぜ見ていると思いますか?」
結果を知っているから、わかりますが、そこに子供がいたからだと思われます。
「そうですね。この場合女性がこちらに注意が行っていないのでまずはその方の動きが読めません。また、注視しているものがあるということを考えるとそこになにかあると読むことができるのです。実は、子供は轢かずに済んでいます。ぎりぎりですが回避で避けきれています。制限速度より速度を控えめにしていたし、反応が早かったので避けられたのです。」
「次の事故を見てみましょう。左カーブの途中に左にトラックが停まっています。引越し作業中なので動く気配がありません。そこで対向車が見える範囲で来ないのを確認し、対向車線へ出ます。すると対向車が来てしまいます。これはどうやって事故を避けられるでしょうか?」
これ以上左に寄れないし、他に情報はないし。わかりません。
「もっと右側を走って、こちらにオートバイがいることをアピールすればどうでしょうか。手前で止まってくれるかもしれません。自分が避けることだけが事故を防ぐ手立てではなく、お互い事故を起こさないようにしたいのだから、相手にアピールすることも大切なことです。」
そしてタイムアップ。
「非常に慎重な運転でしたね。気持ち良く走れなかったでしょう。普段から慎重な運転していることが感じられました。次は第2段階総合です。次で最後となりますから、検定に向けてしっかりと技術を身に着けてください。」
ありがとうございました。
2時間目はキャンセル待ちを入れそこねたので、3時間目にキャンセル待ちを入れます。1時間の空きができますが、3階に行ってキングダムを読むので大丈夫です。

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今日は午後に用事(ボランティアの出前講座講師意見交換会)が入っているので、午前と夕方からしか受けられません。シミュレーターは予約が取れなかったので、午前は博打であはありますが、3時間張り付いてみることにしました。時間はキングダムで潰せますからね。
8時40分ころ到着し、自習台で教科書を開いているとすぐに呼ばれました。
「1時間目シミュレーターできます。」
マジ!超嬉しい。なかなか取れないだろうから、今日一日をかけるつもりだったのにいきなりできるなんて。
大型自動二輪教習11時限目 シミュレーター
あれ、9年前と配置が変わっていますね。でも機械は同じのものでした。

「シミュレーターですから、実車とは感覚がだいぶ違います。ハンドル操作に癖があり、一応車体をリーンできるのですが主にハンドル操作で車体をコントロールすることになります。また、リアブレーキはかなり強く踏まないと効きません。」
普通自動二輪教習でやっているからわかります。
「まずはAT操作で行きましょう。シフト入りません。止まる時にクラッチを握らなくても大丈夫です。それでは、どうぞ。」
シミュレーターに跨がります。ヤマハXJRのハンドルをグリップし、キーオン。スターターボタンプッシュ。エンジンスタート。ドロドロドロというアイドル音が振動とともに体に響きます。本当にリアル。
それではスタート。右ウインカーを出してアクセルをそっと回します。なめらかに走り出しました。あれ、これソフトウェアは更新だれているぞ。9年前より景色がよりきれいに、更にリアルになっています。また他車もディアマンテやデリカ、三菱ふそうトラック・バスと開発会社の関連会社の車両ばかりだったものが、フィットなどが走るようになっていました。
交差点は優先道路でもゆっくり進入、ほら飛び出しがあ、、、、ないねえ。なんで?ここで右折、すると譲ってくれた車の陰から、、、あれ、出てこない。こちらが優先の見通しの悪い優先道路交差点、左右が見られないじゃん。これハンドル振ってみるのかな?
「いや、そこまで意地悪じゃないです。」
交直する道路は渋滞中、いきなり動いたりするかもしれないのでそっと入ります。あれ、動かないね。よし、大丈夫。すると止まっているトラックの脇からモーターサイクルが!げげ、急制動、間に合わない、ギャー!思わずステップの上に立ち上がって脱出しようとしてしまいました。それほど映像がリアルなのです。
事故から秒で回復するのがシミュレーターのいいところ、シートに腰を下ろし、深く息を吸って落ち着いたら再びエンジン始動、走り出します。
狭い路地に来ました。制限速度は40km/hですが、ちょっと速すぎて怖い感じ。少し控えめに。男性が歩いています。こちらを振り返ります。女性が歩いています。大丈夫、いきなり当たりにはこなそうだ。シミュレーターには当たり屋としか思えない人が登場しがちだからね。そこへいきなり子供が飛び出しました。急制動と緊急回避!いやこれ轢いたな。ミラーに子供の姿が映りましたが、ズタズタになった子供の姿は見たくないのでそのまま次へ進みます。これ心臓に良くないよ。
指示通りに走ってやがてゴール。
「どうでしたか。やはりハンドル操作が難しいですね。遠くを見てそっと当て舵をするように、なるべく小さい操作を心がけるとうまくいくようです。それでは、後半はマニュアルにしましょう。クラッチ、シフトを操作してください。」
再び跨がり、エンジンスタート。クラッチをそっと繋いで走り出します。普段マニュアルトランスミッション車に乗っているのでこれでも特に困ることはないなあ。右折の指示か、ウインカーを出してと。対向直進のトラックがパッシング。譲ってくれたぞ。そういう時は2輪に注意、ほら来た、そしてもう一台、ほらね。もう2回めだからね、これはわかったよ。
左カーブの途中で引越し会社のトラックが停まっているぞ。困ったな、これ行っていいの?行くしかないよな。左の隙間から対向車を見て、よし行っちゃえ。左によってよって、、、げげ、対向車来た、これ以上左寄れないよ。あれ、停車中のトラックにぶつかった!どうすればよかったの?
しばらくは気持ちよく走れる道が続きます。あ、歩行者信号が点滅を始めたぞ。これはどっちだ、いやシミュレーターだから止まれるのだろう。ミラーで後方確認、うーん来ているな。黄色になるやいなやブレーキをそっとかけて、ほら止まれた。気持ちよく走れる時に限って何かが起きるのはシミュレーターあるあるだからね。
やがてゴール。
「それでは、今の走行を振り返ってみましょう。事故はどこで発生しましたか?」
子供を轢いたのと、交差点で影から出てきたオートバイとぶつかり、左に止まっていたトラックと対向車に挟まれました。
「一つ一つ見ていきましょう。まずはこの交差点です。優先道路だけど交直道路が渋滞中、徐行して進入しています。しかし、最後で事故が発生します。トラックの影からオートバイが出てきますが、これはどうやれば避けられますか?」
難しいですね。来るかもとブレーキに手をかけながら走ればよかったのでしょうか?
「交差点の最後で速度を上げてしまいましたね。この場合あなたに非はあまりなく、相手側に大きな過失があるのですが、それでも避けることができないわけではないのです。すり抜けする自転車、オートバイは日常的にいるし、あちらからも交差点左右は見えないので、交差点内は最後まで徐行するということと、いつでもブレーキを掛けられる用意をしておく必要があります。シミュレーターですから回避行動はすべてこちら側だけですが、実際には相手も何らかの回避を取るでしょうからここまでひどいシーンにはまずならないのですが、それでもこの手の事故が起こり続けているのだから交差点の通過はそれなりの心構えが必要なのです。」
「次は細い道です。そこを歩く男性、振り返ってこちらを見ます。どうして振り返ったのでしょうか?」
私の車両の排気音がしたから確認したのか、あるいはこちらに渡るつもりがあったのか、だと思います。
「そうですね。どちらが正解かはわかりませんが、いずれにしても顔がこちらを見ています。目視していることが確認できたのだから、まず大丈夫です。次の女性はどうでしょう、どこ見ていますか?」
道路の反対側の中華料理屋ですかね。
「もう少し近づいてみてみます。顔はあなたを見ていますか?」
見ていないですね。やはり道路の反対側を見ています。
「なぜ見ていると思いますか?」
結果を知っているから、わかりますが、そこに子供がいたからだと思われます。
「そうですね。この場合女性がこちらに注意が行っていないのでまずはその方の動きが読めません。また、注視しているものがあるということを考えるとそこになにかあると読むことができるのです。実は、子供は轢かずに済んでいます。ぎりぎりですが回避で避けきれています。制限速度より速度を控えめにしていたし、反応が早かったので避けられたのです。」
「次の事故を見てみましょう。左カーブの途中に左にトラックが停まっています。引越し作業中なので動く気配がありません。そこで対向車が見える範囲で来ないのを確認し、対向車線へ出ます。すると対向車が来てしまいます。これはどうやって事故を避けられるでしょうか?」
これ以上左に寄れないし、他に情報はないし。わかりません。
「もっと右側を走って、こちらにオートバイがいることをアピールすればどうでしょうか。手前で止まってくれるかもしれません。自分が避けることだけが事故を防ぐ手立てではなく、お互い事故を起こさないようにしたいのだから、相手にアピールすることも大切なことです。」
そしてタイムアップ。
「非常に慎重な運転でしたね。気持ち良く走れなかったでしょう。普段から慎重な運転していることが感じられました。次は第2段階総合です。次で最後となりますから、検定に向けてしっかりと技術を身に着けてください。」
ありがとうございました。
2時間目はキャンセル待ちを入れそこねたので、3時間目にキャンセル待ちを入れます。1時間の空きができますが、3階に行ってキングダムを読むので大丈夫です。

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