TBSラジオのそこそこヘビーリスナーでありまして。最近番組の中で宣伝しているのがタイトルの本、開局70周年記念TBSラジオ公式読本です。
本屋では見かけなかったのでアマゾンで購入しました。
実はまだ半分程度しか読んでいません。ここのところ妙に忙しくて新聞でさえ全部には目を通せなくなっています。
私のTBSラジオの視聴の歴史は古く、幼少の頃床屋に流れていたのが始まりで以後50年に渡り聞いております。私の感覚として、今となっては70年の歴史”しか”ないのがTBSラジオですね。
その次はラジオの製作です。「キットのエコー」という会社の組み立てラジオを誰からかもらったのか、小学4年生の私の所に来ました。基盤に半田付けをして組み立てていくという本格的なもので、小学生にはかなりハードルの高い物でした。1977年10月の土曜日、学校から帰ると昼ご飯をかんたんに済ませ、組立開始です。はんだごては父の物を借りましたが、これがワット数の大きすぎる物でなかなかにてこずりました。組立標準時間2~3時間とされていましたが、組み立て説明書の図面の意味がなかなか分からずに辞書を引いて調べたり、抵抗器の色の見方がどっちから読んだらいいのかもわからずに一本一本図面と比べながらの組み立てでした。一列部品を並べたらはんだ付け、そして次の列という具合にやっていき、気が付けば夕食の時間です。夕食を食べながらも図面を見ながらこれからの作業をイメージしていました。午後8時。弟が8時だよ、全員集合を見始めました。いつもは一緒に見ていましたが、同じ部屋でかかっているテレビ画面は全く見ることはありませんでした。自分でも驚くほどの驚異の集中力で何とか完成させたのはもう22時も近くなっていました。
いよいよ通電します。正直、ドキドキしていました。コンセントにプラグを差し込みました。感電や火災の心配もしながらでしたが、そんなことにはなりませんでした。しかし、音は出ませんでした。
翌日は日曜日です。基盤を取り出し、色々と調べましたが鳴らない理由は分かりませんでした。やはり小学生には無理だったね、と母は言っていましたが、私はそうは思いませんでした。鳴らない理由が絶対にある、そこを何とかすればいいだけ、小学生だから鳴らないなんて理由になっていない、と思っていました。
月曜日、学校から帰るとこの日は友だちと遊ぶこともなく再び基盤を点検します。するとあることに気が付きました。抵抗器を留めている半田が隣のトランジスタの脚にくっついてしまっているのです。再びはんだごてでそこを熱して短絡を引きはがします。するとどうでしょう、非常にクリアな音声が飛び出ました。この時の嬉しさが今の私の物づくりの原点になり、またラジオを聴くという習慣の始まりにもなりました。
その習慣は今でも続き、自転車やモーターサイクルをいじる時、車に乗車中はもちろん、ライディング中はインカムのFM受信機能でヘルメットの中に流しています。最近ではラジコのタイムフリーで深夜ラジオも昼間に聞いています。昨日はミシンで遊んでいましたが、空気階段の踊り場や荻上チキセッションなどを聴いていました。
永六輔の番組に出てくる大橋巨泉の話はとても面白くためになりましたね。また荒川強啓デイキャッチは面白かったなあ。いや今の番組も面白いのですが、なにか薄味にはなってきましたね。荻上チキセッションの金曜ゲストは宮台真司先生固定でいかがでしょうか。
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本屋では見かけなかったのでアマゾンで購入しました。
実はまだ半分程度しか読んでいません。ここのところ妙に忙しくて新聞でさえ全部には目を通せなくなっています。
私のTBSラジオの視聴の歴史は古く、幼少の頃床屋に流れていたのが始まりで以後50年に渡り聞いております。私の感覚として、今となっては70年の歴史”しか”ないのがTBSラジオですね。
その次はラジオの製作です。「キットのエコー」という会社の組み立てラジオを誰からかもらったのか、小学4年生の私の所に来ました。基盤に半田付けをして組み立てていくという本格的なもので、小学生にはかなりハードルの高い物でした。1977年10月の土曜日、学校から帰ると昼ご飯をかんたんに済ませ、組立開始です。はんだごては父の物を借りましたが、これがワット数の大きすぎる物でなかなかにてこずりました。組立標準時間2~3時間とされていましたが、組み立て説明書の図面の意味がなかなか分からずに辞書を引いて調べたり、抵抗器の色の見方がどっちから読んだらいいのかもわからずに一本一本図面と比べながらの組み立てでした。一列部品を並べたらはんだ付け、そして次の列という具合にやっていき、気が付けば夕食の時間です。夕食を食べながらも図面を見ながらこれからの作業をイメージしていました。午後8時。弟が8時だよ、全員集合を見始めました。いつもは一緒に見ていましたが、同じ部屋でかかっているテレビ画面は全く見ることはありませんでした。自分でも驚くほどの驚異の集中力で何とか完成させたのはもう22時も近くなっていました。
いよいよ通電します。正直、ドキドキしていました。コンセントにプラグを差し込みました。感電や火災の心配もしながらでしたが、そんなことにはなりませんでした。しかし、音は出ませんでした。
翌日は日曜日です。基盤を取り出し、色々と調べましたが鳴らない理由は分かりませんでした。やはり小学生には無理だったね、と母は言っていましたが、私はそうは思いませんでした。鳴らない理由が絶対にある、そこを何とかすればいいだけ、小学生だから鳴らないなんて理由になっていない、と思っていました。
月曜日、学校から帰るとこの日は友だちと遊ぶこともなく再び基盤を点検します。するとあることに気が付きました。抵抗器を留めている半田が隣のトランジスタの脚にくっついてしまっているのです。再びはんだごてでそこを熱して短絡を引きはがします。するとどうでしょう、非常にクリアな音声が飛び出ました。この時の嬉しさが今の私の物づくりの原点になり、またラジオを聴くという習慣の始まりにもなりました。
その習慣は今でも続き、自転車やモーターサイクルをいじる時、車に乗車中はもちろん、ライディング中はインカムのFM受信機能でヘルメットの中に流しています。最近ではラジコのタイムフリーで深夜ラジオも昼間に聞いています。昨日はミシンで遊んでいましたが、空気階段の踊り場や荻上チキセッションなどを聴いていました。
永六輔の番組に出てくる大橋巨泉の話はとても面白くためになりましたね。また荒川強啓デイキャッチは面白かったなあ。いや今の番組も面白いのですが、なにか薄味にはなってきましたね。荻上チキセッションの金曜ゲストは宮台真司先生固定でいかがでしょうか。
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