三毛ジャガーの物欲日記

オートバイ、自転車、登山、カヌーカヤック、スキーなどアウトドアレジャーを楽しんでいます。物欲にまみれていて欲しい物は買う、戴く、無い物が欲しければ作ってでも手に入れております。

2021年04月

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昨年のMotoGPのタイトルを獲得したのはジョアン・ミルです。彼はMotoGPに昇格してまだ2年目という若いライダーですが、スズキファクトリーチームのライダーですから万全の体勢を受けているだろうし、絶対王者マルク・マルケスが負傷して不在となってしまっている上にスズキのエース、リンスも途中まで骨折の影響で完走がやっとという中での勝利だったので運が良かった面もあるよな、という印象を持っていました。

しかし、この本を読み終わってみればミルにも、スズキファクトリーチームにも「そんな感想を持って申し訳なかった、知らなかった。」と謝りたくなってしまいます。それはそれは、過酷な過程を踏んでから到達した望外の頂点であることをこの本で知ったからです。

スズキがMotoGPを一時撤退していて2015年から復帰したのは知っておりました。というのも、私が普通自動二輪免許を取ったのが2014年の12月で、初めての中型自動2輪の愛車探しにあちこちのサイトを見ていた時期だったからです。いわゆるリーマンショックに始まる不景気からようやく出口が見えてきたので再参戦を決めたのだろうと予想していたのですが、一時参戦休止とした時点ですでに2014年を目途に再参戦を目指すと発表されていたそうです。

復帰2年目のイギリスGPでビニャーレスが優勝しますが、この本のサブタイトル千七百五十二日とは、スズキがMotoGP活動休止を発表した2011年11月18日からこの日までの日数ということでした。

辛辣な批評もしておきましょう。物語としての出来については正直、不出来と断言できるレベルです。物事の説明のために過去や現在の状況と比較することは普通にありますが、あまりにもそれが多すぎて一体いつのことを描いているのかよくわからないのです。主に2011年前後の活動停止に至る過程を説明している前半は特にそれが酷く、2000年ケニーロバーツJrの優勝やあるいはケビン・シュワンツ、はてはバリーシーンまで登場するし、そうかと思えば、いずれ出てくると楽しみにしておいたアレックスリンスの話などはもはやネタバラシにしかならない状態で出現します。その他の人でも、商品開発に移動と書いて残念がらせておいてすぐ、○○年に戻ってくるとみんな書いてしまうのです。いやそこはさ、読み進めていくと「おお、あなたが帰ってきたか!」と読者を喜ばせるポイントじゃないか。

「かつてスズキファクトリーは栄光に満ちていたが、莫大な資金が必要の割に売り上げに貢献しているかどうかの確認が取りようのないレース活動に本社からお金を回してもらえなくなり勝てなくなった。」これを説明するのに100ページは割いて、しかも話が過去や現在に何回も飛んでいる感じなのです。あまりに飛ぶので作者自身がどこを描いていたのかわからなくなったのでしょう、「話を2000年代に戻します」とあいまいな戻し方をするのです。

私の手元にある、この手の本はほぼ年代ごとに物事が進んでいきます。例えば「テントウムシが走った日 スバル360開発物語」「ホンダ魂 F1制覇に賭けた2000日」「大いなる飛翔」(STOL機開発)。一緒に開発しているような、一緒にレースに参戦しているような、そんな気分を味わいながら文字を追いながら応援しています。結果はもちろん知ってはいるのですけどね。その楽しみを奪ってどうする、西村さん!

物語ではなく、インタビューをしてそのバックボーンを説明した本として捉えるなら面白い逸話が出てきます。鈴木修会長はわずかしか出てこないのですが、なかなか面白いものがありますね。
「2輪は4輪の足を引っ張るな。」と言っていた修氏が、サムライがアメリカで訴訟問題に揺れ出すと「とにかくお前ら(2輪販売部門)4輪を助けろ」と言い出したり、「レースは販促なのか、開発なのか。」と言ったりとするけど、それで諦めないで向かってくる奴が好き、など好漢ぶりが見て取れます。

レース部門の「何千億と売り上げているスズキ2輪のごく一部を使って活動している」という感覚と、兆の単位を売り上げている4輪に比較してそれでもあまりにも小さく、将来性も低いと感じている経営者との温度差はかなりの物があるが、もともとレースにも帯同していた修氏ならではの理解がある程度のレース参戦を許していたという事実もあることが記されています。また、大変興味深かったのはホンダとヤマハの動きで、この2社がスズキファクトリーチーム存続に向けてずいぶん裏で動いていたという事です。それぞれに理由もあるのですが、それにしてもレースを戦う相手にそこまでするとは、と驚くばかりでした。

読む価値があるのか?と問われると、相手によって答えが違ってくる本です。ドキュメンタリー物語として読みたい人には他の本をお勧めします。しかし、ここ10年のスズキファクトリーチームの裏側と、現在の活躍までの道のりを知りたい方は読んで損はないかもしれません。私は次のレースからはスズキエクスターを応援しようと思うようになりました。本は2019年シーズンで終わります。2020年のミルの活躍は他で調べましょう。







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久しぶりに手賀沼に来ました。手賀沼の東の果て、手賀曙橋の駐車場に車両を入れました。
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まずはお昼ごはんから。
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食べ終わったら、滑走準備しようかと思ったのですがここから滑走すると帰りにひどい目に遭いそうです。東風が結構強めで7~8mは吹いていたでしょうか。やはり西側から滑走した方が気持ちよく上がれそうですね。それでは西側に移動してからにしましょう。

大津川に架かる橋の東側の駐車場に移動し、滑走開始です。まずは東風に乗って北柏橋まで行きました。ここでターンしますから、向かい風となります。9.4㎞先の、昼食を食べた手賀曙橋が目標です。
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人気の少ない日でしたので、感染の心配はまずないでしょう。でも、道路横断者はいるので飛ばし過ぎは禁物です。向かい風なのでこの時間は大丈夫ですけどね。
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人馴れしているのでしょう、近くに寄ってもびくともしませんでした。鳥インフルエンザが心配なのでほどほどでこちらが離れました。
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花が咲いています。空は青空、春というより初夏を思わせる気候ですが、昨日に比べると気温が低いので運動していても過ごしやすいですね。
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吹き流しが真横を向きます。この風に逆らって、あと半分!
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年末に来た時から大きな建物が建築中ですが、ずいぶんと工事が進んでいますね。
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ヘリコプター型脚漕ぎボートの残骸です。これ、元の所有企業は分かるはずですから何とかさせないとね。それとも倒産して逃げちゃったのかな?いずれにしてもひどい話です。
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つつじでしょう、見事に咲いておりました。
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ようやく手賀曙橋まで来ました。この橋でターンします。ここからは風を背に受けて快走できますよ。
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トトロもマスクをしておりますね。
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一気に駐車場まで戻ってきました。プロテクターの裏やヘルメット、スケートブーツは汗で湿っていますから、準備を整える間に干しておきましょう。そしてたんぱく質の補給です。
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フォルクスワーゲンType1がありました。これ6V時代の物でしょうか、それとも6Vスタイルに改装したものでしょうか?
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帰ったら少し休んでから夕食を作り、娘と食べました。妻は遅くなるから要らないというのです。そして夕食後、ローラー台に30分乗りました。シャワーを浴びたら、最後のお楽しみ、これを読んでおります。

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文章は正直、あまり上手だとは思いませんが、関係者への取材がしっかりされているので読む価値は十分にあります。小説より面白い事実ですから、作り物でない感動がここにはあります。読み終えたら書評を書こうと思っています。





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母が散歩中に転倒、救急搬送された時は土曜日で当直勤務中でした。勤務が開けて日曜日、妻と入院用品の不足分を買い足し、病院へ届けました。このご時世ですから面会もできず、受付に預けるだけとなりました。

次の日。すなわち昨日です。病院からの連絡待ちもあり、家から出ずに過ごすことになりました。天気はいいのに、それもあれば感染を避ける意味もあって四角い空を眺めるばかり。そうだ、家の中を整理するか。ここの所散らかってきちゃったからな。あ、そうだ、山のmochiさんブログでカメラのレンズにカビが生えたという記述がありましたね。ここの所一眼を持ち出すこともほとんどないので虫干しをしましょう。
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全てのレンズをチェックしましたが、どうやらカビは無いような感じです。これ以外にもいくつかのレンズ資産はあるのですが、それも何とか大丈夫そうです。

早く撮影に行きたいものです。ところで、先日のアド街ック天国は水元公園と水元地域でした。仕事だったので録画しておきました。それをローラー台に乗りながらですが観ましたら、水元公園専門の風景写真家がいるのだそうです。わざわざ遠くへ行かなくてもフォトジェニックな公園があったのですね。

次の休みに天気よければPENTAX K100DとOLYMPUS PEN EE2をもちだしてみましょうか。

それともう一つ、ポータブル電源の充電をオプティメイトで行うためのアダプターを作ってみました。ポータブル電源は大きく重たいけどリーズナブルな鉛シールドバッテリーです。


作ったアダプターは下の写真のこれです。
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裏にはかっこいい企業ロゴが入っている絶縁体ですが、表は素材のままで素朴な感じを演出してみました。
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アダプターの端子をオプティメイトのクリップで挟みます。ポータブル電源にプラグを差し、逆潮流で充電します。
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深夜電量を使ってばっちり充電できました。今回はこれでうまく行ったのですが、耐久性に欠けるし、もう少し安全性も高める工夫もしようかと思っています。

ちなみに、母は今日が手術で大変にうまく行ったという事です。明日からリハビリ開始という連絡をいただきました。病院の執刀医をはじめ関係者の皆様、本当にありがとうございました。





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午前中はローラー台に2時間乗りました。最近リカンベントを3本ローラーで乗るのが日課になっているのです。休日にはこうしてかなりの長時間乗っています。そのまま乗ることはできないので、アクションブリッジを使って前輪を抜いたフォークを固定して使っています。9インチ液晶プレイヤーではもちろん映画をかけています。ロードと違って両手がフリーになるので、水を飲んだりリモコンを操作したりとソファでくつろぐように過ごせるのがいいですね。

午後は片付け物でもやるかな。妻も公休だったので家にいました。
「それより自転車見てよ。右ブレーキがキーキーひどく鳴くの。」

そうそう、娘も漕ぎが重くなったから新しいの欲しいって言っていたっけな。直るならそのままでいいというから、一度見ておくか。ついでに「トラさん」(BSトランジットスーパーライト)もタイヤとワイヤー交換したかったね。みんなまとめて面倒見るとするか。

まずは妻の通勤用クロスバイクから。右という事は後ろブレーキだよ。ああ、これは酷い!ブレーキブロックが全くないじゃないですか。
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ブロックはシューと一体型だからアッシー交換ですね。買い置きがあるのでそれを使いましょう。まずはブレーキシューブロックを外します。もう縦の溝がない!
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昨年2月に買ったばかりの車両です。値段的に良い部品が使われているわけはないのではありますが、正直に申せば乗り方にも問題がありますね。後輪の方が摩耗が酷いからです。前輪の方が普通は先に減りますからね。新しいのを入れればOKです。チェーンにチェーンルブを差してタイヤに空気を入れ、フレームの汚れを落とせば1台完了。

次、娘の自転車を見ます。まずは試乗。乗ってすぐ気がつくのが左クランクの異常です。ペダルの軸がまっすぐになっていません。クランクが外側に曲がってしまっていますね。

ペダルを外してレンチで挟み、グイッと力をかけますが曲がりの修正はできませんでした。
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さて、困ったなあ。交換するしかないな。でも、ママチャリ用ギアのついたクランクなんて在庫がないぞ。いや、左だけ交換という手もあるな。重量のバランス的には良くないが、高回転で回すわけでもないし、近所を走るだけだからあんまり関係ないか。

スギノのスーパーマキシィ165㎜があるので、それをインストールしました。実はこのクランク、中学生の時に買ったランドナーに使っていたもので、ウルムチからトルファンを走ったシルクロードの旅のクランクなのです。
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車輪の振れもあったので振れ取りもしました。ローラーブレーキなので振れてもブレーキブロックに当たる心配はないのですが、一応1㎜以下くらいまでは追い込めました。こちらもチェーンにチェーンルブを吹いて、シフトの調節をしたら完了です。試乗してみたら漕ぎの重さは大して変わりませんが、左足の違和感がなくなりきれいに回せるようになりました。
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最後は私のトラさんです。デフォルトで前後とレバーは”だいこん”(吉貝機械金属ダイヤコンペ)ですが、さすがに効きが悪いので前だけは手持ちのデュアルピポットのアーチに換装することにしました。ワイヤーは前後とも交換します。4年前に頂いた時に付けてから初めての交換になります。
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前輪は摩耗が進み、ヒビも入っていますから交換しましょう。前輪だから摩耗が進んだのではなく、後輪として使っていたらこうなってきたのでローテーションしたのです。
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元々は単色ゴールドのアウターでしたが、今度はさらにキラキラのゴールドにしました。ホログラムゴールドと言うやつです。正直、シマノ純正などに比べると品質的には落ちるのですが、高速で走る車種ではないし、デザイン性でこれにしてみました。



そしてアウターカップにも金を奢りました。細部に美の神は宿るのです。
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こんな感じにまとまりました。
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リアアウターは折りたたんだ時に無理が無いような長さを心がけました。短すぎても長すぎても良くないようです。
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ベルもゴールドに。
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タイヤは2本買ってありますが、後輪はまだまだ使えそうなので前輪だけ交換しました。
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こちらが後輪です。かつて前輪だったわけですから、この車は後輪の負担が極端に多いことが分かりますね。
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タイヤ交換終了です。一応小径車用スポーツタイヤなので見た目的にもちょっとだけかっこよくなったでしょうか。インナーワイヤーエンドキャップもゴールドに。成金趣味丸出し?いえいえ、三菱ジープJ54ゴールデンブラック仕様のオマージュです。
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3台まとめて面倒見たよ~。夕食食べたらもう一回ローラー台乗ろうっと。





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父の使っていた携帯が故障したと言ってきました。もしかしたらドコモの4月から使用できなくなる携帯に含まれていたのかもしれません。

右は現在私が使っているiPhone8、左が父の使っていたガラケーです。
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折り畳みではなくスライド式と言う変わり種で、着信時にスライドさせるだけで電話が取れるというメリットがありました。半面、ボタン類が小さいし文字も小さくて見にくいというデメリットも併せ持っていました。
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使えなくなっていても料金は発生するので、ドコモショップへ解約に行きました。

この携帯電話の最初の持ち主は息子でした。中学校にあがった時にJリーグ下部組織のクラブチームに入ったのですが、練習場所や集合時刻の連絡がメールで入るのでいやおうなしに買わざるを得なくなったのです。

この電話ではトラブルもありました。息子がチームメイトに貸して、と言われて渡してしまったら、そいつが有料登録してゲームをしてしまったのです。何も言わずに返してきたそうですが、登録完了メールが入っていてびっくり、トラブルになりました。向こうの親に電話をすると、彼の携帯はゲームができないようになっているキッズ携帯で、やり方知らないからできるはずはない、人間違いだと主張してきました。あまりのバカさ加減に付き合う気になれず、一応コーチの耳に入れておきました。コーチは貸す方も問題あり、だが勝手に有料登録したのは犯罪行為だと言って指導をしてくれました。立ち直るといいのですが、親が親ですからね。期待はできないでしょうね。

高校生になるとスマートホンを欲しがるようになります。ずっと我慢させていました。ところが、今度は高校のサッカー部連絡がLINEで来るようになりました。ガラケーでもできなくはないのですが、やはり無理があるとのこと。やがてスマホユーザーのチームメイトが学校からの連絡が来たらメールで教えてくれる状態になってしまいました。もう仕方がないなあ!と買うことにしました。その時、この携帯を使いたいと言ってきた父に譲ったのです。だから端末代も通信費も私持ちだったのです。その割には感謝されていないのが不思議ですけどね。

もう携帯は使わないというので単純に解約してきました。一応更新月だったので違約金も取られずに済みました。考えてみればひどい話で、ドコモの都合で使えなくしておきながら更新月でなければ違約金を取るつもりだったようです。それはともかく、これで私の契約しているガラケーは一つもなくなりました。ずっとガラケーを使い続けていた私でしたがついにこの日を迎えたのです。

ところで、葛飾区内でこれを見かけました。スーパーストレッチリムジンです。
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2台も!と思ったらなんとさらにもう1台ありました。
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葛飾にどんな金持ちがいるのでしょうか。アマゾンアフィリエイトでギフトがたまったら俺も買おうかな。いやそもそもアマゾンで売っているのかな?







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