人に勧めておいて自分で買わないという手はないよなあ。
私の車には4輪にも2輪にもブースターケーブルを積んでいます。2輪の場合、仲間と行くマスツーリングならブースターケーブルでも事足りるのですが、単独行の場合どうにもできません。たまたまそこに誰かしら居れば出川哲郎よろしく
「すいません、ちょっと充電させてもらえませんか。」※正確には電気を分けてください、ですね。
という手もあるのですが、誰もいない所でバッテリートラブルを起こしたら、もう目も当てられません。バッテリー点火ですし、インジェクションなので押し掛けもできないわけではないかもしれませんがかなりの苦戦が予想されます。
その時に、これがあればかなりの確率で危機から脱出できると思われます。さあそれでは、製品選びしますよ。
いくつものブランドからジャンプスターターは出ています。まず、高価でない物であり、12Vシガーソケットが付属していて、製品的に安定していそうな物、という観点で選定をした結果、これに行きつきました。
YABERというブランドで、どう読めばいいのかな?「やべー!」かな?中国ブランドっぽいけどどうなのでしょうか。
箱を開けるとケースが入っていました。
ケースはB5サイズのツーリングマップルRと比べるとやや小さいですね。重量は650gだそうです。
ケースを開けると、メッシュのポケットに部品が収まっています。これは良いですね。シールバッテリーのポータブル電源は一切ポケットがなく、充電器やケーブル類は散逸してしまいます。
その付属品を見てみましょう。ジャンプスターターですから一番肝心なのはバッテリー端子クランプです。コントロールボックスと呼ばれる箱からケーブルが伸びています。コントロールボックスには緑と赤のLEDインジケーターがあり、バッテリーの状態や逆接続、短絡などを知らせてくれます。また、安全装置がそれらの異常時に回避をしてくれるようです。説明書にはほぼ日本語の記載があります。マイクロUSBとタイプCのケーブルがあり、どちらでも充電ができるようです。12Vバッテリーなのに5VのUSB端子から充電するというのはどういうことなのかな?3つの5Vセルを並列にして充電して直列で使っているのか、あるいは昇圧して12V にしているのか。電気に強い方、教えてくださいまし。もう一枚のカードは保証カードです。
バッテリークランプはバネが結構強めです。ヒンジがプラスチックというのはちょっとナニですが、剛性は十分でパクパクやってもゆがんだり外れたりすることはありませんでした。渡のケーブルで左右の接点両方に通電するところは安価な製品にあって良心的でしょう。
最大電流1500Aとされていますが、このケーブルにそんなに流せるのかな?スターターを回すのは3秒以下という制限があるのはこの辺りに起因するのかもしれません。
内蓋をめくると本体が収まっています。
なかなか高級感があるじゃありませんか。安価な製品とはとても思えません。
ロータリーエンジンのピストンのような形のボタンを押すと、青色LEDが充電状態を教えてくれます。100%充電で4つ点灯という事ですが、まだ充電していないにもかかわらず4つ共点灯していました。
そのスイッチを長押しするとライトが点灯します。もう一度短く押すとSOS発信だそうですが、S、Oはいいとして、さいごのSは一回余計に点灯、これではHになっちゃうんじゃないかな?勘違いだったらごめんなさい。もう一度押すとフラッシュ、長押しすると消灯になります。
ライトの横のゴム蓋を外すとジャックが現れます。防水という事ですが、スターターとして、あるいは充電用電源として使用する時には防水ではなくなってしまいます。そこは残念かな。
コントロールボックスとシガーソケットは逆接続しないように片側がD型になっています。フールプルーフというやつで、安全性を高めていますね。ま、ふつう何らかの対策を講じているでしょうが。
さて、シガーソケットから電圧を計測してみました。16Vあるようです。
インカムの充電もしてみました。しっかりできています。
使い物にならないというレヴューや、機械翻訳の日本語で褒めたたえているいかにもさくらレヴューの製品も少なくない中、このYABERのジャンプスターターはなかなか良い製品ではないでしょうか。実際に使用してみたい気もしますが、本音で言えば出先では嫌だなあ。そうなる前にはバッテリー交換しておこっと。
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