三毛ジャガーの物欲日記

オートバイ、自転車、登山、カヌーカヤック、スキーなどアウトドアレジャーを楽しんでいます。物欲にまみれていて欲しい物は買う、戴く、無い物が欲しければ作ってでも手に入れております。

2016年10月

正直、今まですまなかったです。

自動2輪で教習所に通ったのはもう2年前になります。その時に被っていたのがOGKのオープンフェイスでした。このヘルメットは、さらに7,8年前に買って50㏄スクーターで使用していた物です。しかし、卒業検定に内装が痩せてきてグラグラになっているもので受けるのはいかがなものかとアライのクアンタムJを購入し、今はそれとメインに使っています。妻もヘルメットを新調しました。

そして免許取得後1年、タンデム走行ができるようになったので、もう一つヘルメットを買い増ししました。これでまともなヘルメットが3つ、もうOGKの古いヘルメットは捨てるべきですよね。しかし、捨てられない理由があったのです。私の頭はアライのMサイズです。妻も同じ程度か、やや小さいくらい。しかし、私のピリオンシートに乗るパッセンジャーにはMサイズヘルメットがかぶれない人が2名いるのです。その一人は息子で、もう一人は先日下町タンデムツーリングに行ったあの男です。彼らを合法的にピリオンシートに座らせるには、古いこのメットが必要だったのです。
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いい加減、Lか、XL程度の大きさの安全なヘルメットを買おうと思っていました。そしてヘルメットを探して1年、ようやく買ってもいいと思えるものに出会えました。それがタイトルのコミネ、HK‐168プルートです。
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2りんかんやナップスへ行くと、必ず一度はヘルメットコーナーへ行き、頭の大きめパッセンジャー用のヘルメットを物色していました。しかし、どうしても踏ん切りがつかなかったのです。一つは品質、もう一つは価格です。

法令順守の為だけなら企画の通った物なら何でもいいわけです。しかし、ホームセンターなどで激安のヘルメットを販売していますが、被ってみるとやはりフィット感に大きな問題があったり、名の通ったメーカーと比べると明らかに品質が劣ります。

老朽化したヘルメットOGKか、新品だけどどうも怪しい安物か、どちらも問題がありますよね。しかし、使用頻度が低い物に大金も出したくない、これは貧乏人の本音でもあります。

その、どちらもクリアーしたものが、今日のブログネタ、コミネのヘルメットなのです。これがどう安いかと言えば、税抜き6000円でした。げろげろ、これ大丈夫か????ちなみに定価は税抜き13,500円です。これがすでにかなり安めですね。

そのあたりは後程検証するとして、細部を見ていきましょう。横から見た図です。オープンフェイスですが、頬の部分の前方への張り出しはそれなりにありますね。シールドはピポット部にネジ頭が見えますが、これで留まっているわけではありません。工具レスで取り外し、取り付けができるようになっています。シールドの接地具合を調節できるようになっています。そして安物ヘルメットのありがちな、ずしりとした重みがありません。かなり軽く感じます。
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前頭部のエアインテークです。驚くべきことに、定価があの程度なのに金属のメッシュで虫やゴミが入らないようになっています。蓋も大きいのでウインターグローブをはめたままの操作も簡単でしょう。節度もあり、パチン!という感触も楽しめます。
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ピントが出ていませんね。後部もメッシュが入っています。
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あご紐は赤いストラップを引っ張るタイプです。シングル操作なので、OGKカブトのアサギのような二重操作が必要なタイプに比べてちょっと不安がありますが、プッシュボタン式よりは不用意に開いてしまう心配は少ないでしょう。
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ラチェット式なので、パッセンジャー用としては使いやすいですね。
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内装が意外なほど豪華でした。私には大きめですが、全体を包み込み様な感じはあります。内装は取り外せて洗えるタイプです。交換用の内装が用意されているのも、この価格帯としては良心的でしょう。
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さて、値段の安さの秘密は、後頭部にあります。ここに引っかき傷があるのです。そう、私がコミネを買うのですから、もちろん本社アウトレットです。
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社員さんに確認したところ、不注意で塗装に傷をつけてしまい、商品としての価値をなくしたのだそうです。しかし、衝撃は与えていないということでした。気になるかどうかは使う人次第ですが、私のクアンタムJのようにパテ盛り―シール貼りのようなことを考えれば、かなりましなはずです。それに塗装のごく浅い部分だけのように見えました。

ヘルメットケースも付属していました。ヘルメットケースはやはり、アライはヘルメットの形をしていてかっこいいですね。OGKカブトは普通の四角い袋です。さて、コミネです。あれあれ、このデザインはアライよりむしろカッコいいのではないでしょうか?黒生地に赤い糸、そしてKOMINEのロゴ。形も球体に近い縫製がなされています。
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FRP帽体、しつらえの良いクールマックス内装でこの定価なら、まずは十分安いと言ってよいのではないでしょうか。さらに塗装の傷によるアウトレットです。パッセンジャー用として用意する物としては十分だと考えています。ただし、高速走行をするなら、やはりフルフェイスの方がいいのかなあ、なんてことも思いますけどね。

さて、OGKヘルメットは分解して廃棄することにしました。地域の清掃局のルールに従って分別するのです。

ガラス繊維が含まれている樹脂は燃やさないゴミでしょうかね。
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燃やすごみとして出せる発泡スチロールを取り出しましょう。何か、製造する時のメモが書いてありますね。どういう意味なのでしょうか?
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継ぎ目が入っていますね。ここが型の分かれ目なのでしょう。
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嵩張るので潰そうと目いっぱいの力で押してみましたが、びくともしません。なんか凄い強度です。剛性も高くて変形さえほとんどしません。これが10年ほど使ったヘルメットの衝撃吸収ライナーですから、OGKには大いなる信頼を寄せて大丈夫だと思います。
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私のブログ検索ワードの上位常連に「コミネコネクションジッパーAとB」があります。皆さん、悩まされているのでしょうね。

コミネのコネクションジッパーは、ジャケットとパンツの接合ができてつなぎの様に使うことができるようになり、特に厳冬期には裾からの風進入が激減して大変有用な装備です。しかし、取引工場の都合でAタイプ、Bタイプと別れてしまい、同じコミネブランドでありながら接合ができない状態になっていました。

私はAタイプと思われるジャケット、パンツを持っています。しかし、新しく発売される物はBタイプが主流です。するとどちらかだけ買ってもつなげられないことになります。

どうしてくれるんですか、コミネサン!

さて、昨日の下町タンデムツーリングで最後に立ち寄ったナップスでコミネの2016,2017年秋冬カタログをいただいてきました。その最後のページに、革新的な商品が掲載されていました。それがこれ、

KOMINE AK-340 コネクションジッパーアダプター A to B、B to Aです。二本セットで、上がAでもBのパンツを、BでもAのパンツを接合できるようになるのです。しかも、長さにとらわれないように折り返して調節できるという優れものです。LサイズにはLサイズの指定が必要でしたが、それもほぼ解消されるようです。

写真はサイトからのいただきです。
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これでもう、コネクションジッパーA、Bで悩むことはほぼないでしょうね。この問題での私のブログへの閲覧も減るでしょう。間違った情報をあげているかもしれないので、ちょっと安心です。

しかしねえ、理由は社員さんに聞いたけど、やはりコネクションジッパーは1種類で統一してほしかったなあ。多少値段が上がってもねえ。それが出来なければやはり、ユーザー第一主義とは言えませんよね。

それは昨日のこと。仕事で俳句の吟行場所の確保に行くことにした担当二人、二人とも公休の本日行くことにしました。同行者はカヌーに乗ったあの20歳の男です。彼は現在普通運転免許の教習中です。午前で終わるというので、終了時刻に教習場へ迎えに行くことにしました。

「でも僕、自転車で行くからなあ。置きっぱなしになっちゃいます。」
「じゃあ、歩くかバスで行けよ。」
「バスじゃあ何時に出たらいいかわからないし、歩くのはちょっと。」
たかが3㎞なんですけどね。普通に歩けば30分、それが無理かなあ。
「教習所の送迎バスは?」
「どこ走っているのか分からないし。」

調べるwebサイト。おお、1㎞くらい自宅から離れたところに停まるじゃないか。

「えー、乗り損ねたら困るし、結構歩くからなあ。」

「んんー、これでどうだ!」

と私が渾身の案を提案したとおり、本日朝彼の家まで私が送迎にエスティマで参上したのです。彼を送ってから家に帰り、風呂掃除や多量に頂いた秋刀魚の三枚おろしなどにいそしみ、頃合いを見計らって再び教習所へお迎えに行きました。行先に駐車場がないので、CB250Fにヘルメットを積んで向かいます。ライディングジャケットは往きに彼に持たせていました。教習中邪魔になるだのなんだの文句を言っていましたが、安全なライディングには欠かせないのですよ。

走り出せば天気も良くて気持ちよく、あっという間に私の母校のすぐそば、向島百花園へ到着です。
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向島百花園の中へ入場料を払って入ります。
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まずは高齢者が問題なく過ごせるのかを点検します。足の悪い人には厳しい部分もありましたが、そこを避ければ何とかなりそうです。
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また、トイレも洋式があることを確認。
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部屋の中へは入れませんでしたが、玄関前は点検できました。
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俳句会が終わってからは園内を見て回るのもよさそうです。どの経路なら歩けるか、車椅子の使用はできるかなどを丹念に見て回りました。
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一通り見て回って、なんとか俳句会に使えることが確認できたら、部屋の予約をします。入り口の受付へ行って予約をしてきました。お金を払います。15人が使用できる部屋で午後3時間半で4500円とまあ普通でしょうか。しかし、ここへ行くのに入場料を別に払わなければならないという殿様商売です。まあ年2回の行事だし、ぎりぎり予算内に収まりそうだし、目くじら立てなくてもいいか。

脚の悪い人もいるので、座椅子を借りられるかと尋ねたら、それは中のさはらという茶屋に予約してくれと言われ、園内の茶屋へ行きました。
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正直、ここのお姉さんの対応はあまりよくなかったですね。座椅子というと、
「高さが少しある座椅子ですけど、そういうの分かって言っていますか?」
というのです。知らないに決まっているだろう、なんでもいいからそれ出しておいてね。いや、言葉では下手に、下手に。

お茶とお茶請け出してもらえないか頼むとお茶請けってどんなものだ、と面白い質問。どんなものが出せるのか聞くと、落雁とかそのような物しかない、もし和菓子が必要なら和菓子屋へ注文するというのです。それなら水ようかんは、と言うと、時期的に難しいけど、聞いてみましょうか、というのでお願いします。その場で電話するお姉さん。

最小単位20個だというのですが、もうそれでいいや。15人部屋に20個持ってきてください。余った分は若いのがいるから食べてもらえばね。

向島百花園を出たところにある、サンティーニというイタリアンレストランへ入りました。もうお腹空いてペコペコだぜ。
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カウンターしか開いていないので、そこへ二人で並んで腰かけます。おい、おごってやるからなんでも注文しろよな、と俺。

隣の夫婦が、この辺りの料理屋や家のたたずまいがとても立派で驚いたとのこと。マスターがこの辺りのことをぽつぽつ話します。私からも、もっと突っ込んだマニアックな下町ネタを披露。芸者置屋があるような、料亭街だったこと、幸田露伴のような文人の住むような街だったこと、それでいて明治通りのすぐ向こうには赤線で名をはせた玉の井があったこと、などなど。

その後夫婦の旦那さんは横浜に在住だけどご出身は山形だそうで、今度は庄内ネタで盛り上がりました。

おっとしまった、相方の存在を忘れかけていたぜ。さて、食べ終わったので会計をお願いします、と飛び切りきれいな女性店員さんに声をかけます。すると相方、なんと自分の父親と年の近い私に奢ると言って聞かないのです。狭い店内で(失礼!)言い争うのもなになので、ここはゴチになりますか。朝の送迎のお礼かな?会社の大後輩の成長を喜ぶことにしましょう。

さあ、用事は済んだぞ。帰ろう。なに、行きたい所があるって?

「バイク屋連れってくださいよ。GSR250見たいんで。」

ここは帰り道なので立ち寄るか。6号線を下り、スズキワールド葛飾へ立ち寄りました。駐車場は自動二輪のみ、やはりここでもモーターサイクルならではの利点が活きますね。スズキ車ばかりの(店内にはセローもあったけど)中に置くホンダはなんか気まずい気もしますね。
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店内には、試乗車上がりの中古車がありました。興味津々で眺める相方。カタログももらいました。webではもっと詳しく載っていますが、やはり紙のカタログという物は眺める楽しさがありますよね。

私はそのあたりをぶらぶら。ほー、SV650がありますね。案外小柄で乗りやすそうです。これいいなあ。90度Vツインは独特の鼓動感があって、それでいてシングルよりはずっと滑らかに回りますからね。

Vストローム650と1000もありました。写真で見ると同じに見えるけど、1000はやはり巨大ですね。

GSRを眺めていた相方は流石に飽きたのか、GSX-S1000Fを見ていました。
「これカッコいいですね。」
おいおい、値段見ろよ。まあそれでも価格破壊バイクなんだけどね。

店の方から、見積出しましょうかとありがたいお言葉。でも、まずは免許取ってからですね。そのことを伝えて店外へ出ました。

あれ、ここにはRG400Γがあるぞ!2ストスクエア4気筒の伝説のバイクじゃないですか。懐かしいなあ。乗っている知人は一人もいませんでしたけどね。500は天国に一番近いバイクともいわれていましたっけ。
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相方、これなんですか?と指さしたのがまさかのSW-1!ダミータンクにメットイン、サイドカバーに工具入れと凝り過ぎてバカ高い価格になり、バブルの時でもあまり売れなかった、これまた伝説の変態バイクです。しかし希少性やファッション性が再評価され、中古ではそれなりのプレミアがついた価格になるというスズキにありがちなパターンですね。新車では高いと買わなかったくせに、中古になるとさらに高い値段で取引するというのはやはり愚かなことでしょう。
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さて、次はナップスに行きたいというリクエスト。これも近いし、ちょっと寄ってくるか。一通り店内を見て、カタログをいただいて帰りました。
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彼を家に送り届けて無事、東京下町タンデムツーリングは終了しました。

三井アウトレットパーク幕張のモンベルで買ったジャケットがこれです。製品名はクリマプラス200ジャケット、色はピュアインディゴ、サイズはメンズMです。
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旧商品の為、ファクトリーアウトレットコーナーに並んでいました。
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クリマプラスとは、フリース素材の保温性にストレッチ性、通気性を備えた素材だとされています。
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細部を見ていきましょう。腹部左右と、左胸にもファスナーポケットが付いています。ウエストベルトを締めるザックを背負っている状態では腹部のポケットは使えなくなるので、胸ポケットがあるのは嬉しいですね。かつてモンベルはファスナーが上下逆になっていたのですが、最近のは改められて普通の位置になりましたね。スライダーの重さで開いてしまうのを予防する為だったようですが、逆にわずかでも開いていると物が落ちてしまうという欠点を持っていました。
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首はごく短い立ち上がりが付いています。この上から合羽などを着た時に不快にならずに済みます。
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袖はゴムの絞りが付いていません。まあ要らないでしょうね。
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ポケットは丁寧にメッシュの袋が付けられています。
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着てみました。私のサイズ(172㎝、63㎏)でMサイズがちょうどでした。
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白砂山にはこれを防寒着としてザックの下に忍ばせておきましょう。さて今度こそ、白砂山に登れるでしょうか?

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