2時限目の教習を終え、ロビーに戻ってきたらまずは次の教習の予約表を取りに行きます。続けて乗る場合には事務で用意してくれるのです。
水分補給をして予習をします。次は方向転換、普通車でいう車庫入れのようなものです。この飲み物は教習所内の自販機で100円で買えました。良心的価格ですね。

右の中型車は私が停めたままになっています。あと15分で、また乗れるぞ。楽しみだなあ。ここまでくると車両も欲しくなってきた!いや冗談冗談。

チャイムが鳴り、車両へ向かいます。教官は前の時間と同じ方でした。
「また助手席に乗ってください。縦列はできるようになりましたね。方向転換は縦列と比べるとむしろ簡単なくらいです。三毛さんなら、おそらくそのままやってもできてしまうでしょうが、ポイントを押さえながら一度やってみますので、見ていてください。」
「車両を方向転換で入れたい場所の前を通過します。その時に、障害物が入れたい場所にないことを目視確認します。後輪が入れたい場所の端まで来たら、半回転程ハンドルを回してすぐに戻し、首を振ります。そして直進。適当なところで停止します。」
「いよいよ後退します。シフトをリバースに入れ、断続クラッチでゆっくりと後退します。後輪をコーンに添わせるように曲げていき、反対側オーバーハングがぶつからないことを確認しながら入れていきます。また、前輪が道路の鋲を踏まないようにアンダーミラーで確認します。車両が真っすぐになったらハンドルを真っすぐに戻し、そのまま後退。後ろのポールにぶつけないところまで後退します。」
「これで完了です。次は逆方向へ出ていきます。ウインカーを出したら、内側後輪をコーンに添わせるように、前輪が鋲を踏まないように気を付けながら出ていきます。」
そして反対側からも行います。その時に、自動二輪の転回場所を使うのですが、驚くべきことに狭く見えるその場所で、切り替えなしにターンが出来るのです。
「小回りが利きますね!回り切れると思いませんでした。」
と私。教官、トラックに乗った事のない方は皆さん驚かれますよ、大きい車体ですが、案外取り回しは楽なのです、と言っていました。
ペイントでコースを描いてみました。

さあ、次は私の番です。
運転席に登り、一連の「儀式」をおえたらエンジン始動、周回路へ出ます。前方に停止しているマツダアクセラがいます。その後ろで停止。アクセラはエンジンをえらくふかし、そしてエンスト。
「あれあれ、今日初めてマニュアル車に乗った人かな。すいません、ちょっと待っててあげてください。」
「いや、私の息子もここでお世話になったから、きっと大型の方にはご迷惑をかけたでしょう。」
「息子さんはいつ免許を取られたのですか?」
「今年の2月です。」
「いい時に取られましたね。来年3月12日から、免許制度が変わって準中型という資格ができるのです。それと同時に普通免許で乗れる範囲がまた狭くなってしまいます。教習所はまた新しい種類の車を増やさなければならないし、教習課程も複雑になるし、困るんですよね。」
家に帰ってから調べてみると、なるほどその通りでした。しかし、よくわからないのが「トラックの運転手不足を解消するために18才免許なしから取得できる準中型免許を用意した。」というあたりです。ただでさえ免許を取りに行く高校生が減っているのに、わざわざトラックに乗る免許を取りに行くでしょうか?面倒な免許を取るくらいなら、トラックドライバーになることを最初から忌避しないかなあ。稼げない、昼夜めちゃくちゃ、長時間労働というイメージがある業界ですからね。そっちを改善した方が話が早いでしょう。
それはともかく、前の車両も前へ進んだので私のトラックも方向転換コースへ入りました。
まずは右に転換所を見て行います。白線に沿って車を進め、右ミラーで後輪がコーンの位置に来たところで左へステアリングホイールを半回転、すぐに戻して直進します。そして停止。うん、ここまでは大丈夫だ。教官からも、いい位置です、とお褒めの言葉。
レバーをリバースへ。クラッチを断続してゆっくり後退します。後輪がコーンの位置に来ました。教官よりやや離れ気味でしたが、前輪は鋲に当たる気配がないのでロックまで回しました。左後端がポールには全く当たる位置ではありません。
ゆっくり後退を続け、まっすぐになったところでステアリングを真ん中に戻し、後ろポールに当たる前にブレーキ。やんわり止めることができました。
教官、
「いいですね。完璧です。では出てみましょう。」
ターンシグナルを左、シフトを2速、ゆっくりと動かします。後輪がコーンに触れないように添わせ、前輪が鋲のかなり手前を回っていくことをアンダーミラーで確認。そして、外周路へ出ました。
「出方もいいですね。では、次は反対側から入ってみましょう。」
反対側の場合、ターンしなければならないのですが、これも余裕をもって回ることができました。この小回り性能はしびれます。ただし、その分内輪差、オーバーハングの振り出しも大きいので注意が必要です。
反対側も楽々できました。その後、同じ内容の練習を繰り返してタイムアップ。
「運転がうまいですね。この項目も審査は余裕でクリアできます。次は隘路(あいろ=狭くて通行困難な道)への進入ですが、これも三毛さんならそれほど難しい物ではないでしょう。ただ、30日は台風が予想されているので、無理しないで延期するなど考えた方がいいかもしれません。線が見えなくなったりするのです。なにしろ5時間しかないので、そこで無理だと次でカバーとかできませんから。」
そうだ、そうだった‼次の予約は30日に2時間入れておいたんだ!どうなるかなあ。いろいろ心配です。いや、視力は人一倍いいので何とかなるでしょう。台風だと自動二輪教習はお休みでしょうから、かえってやりやすいかもね。
往きは息子に送ってもらいました。帰りは送迎バスで帰ります。

良いも悪いも。
年を取ると共に色んな事がありますね。
揚げ足を取った様にた切符を切られます。
これも全て交通安全の為なのですけれどね。(o^^o)
コメントありがとうございます。
こいつは小さいころから色々なことがありました。本当に数多くです。恐らく私の少年時代の半分くらいはあったでしょうか。ちょっと多すぎ、信じられません。
私ももっとも最近の青紙は、一時停止でした。止まることが難しいランプ下りの合流を一時停止にするなよなあ。そして国庫が各警察に課す反則金のノルマをこのような形で調達しているという事実。
運転は社会の不合理も学べますね。
私も若いときさんざん捕まりました((+_+))
車の運転、最近は違反キップにご無沙汰ですが、環七の豊島区内で、思わぬところで追い越し禁止違反をもらい、また、その時たまたま免許証不携帯だったことがあります。
地元の流山電鉄があちこちに踏切が有り、大昔にオ-トバイで一時停止違反をとられました。停車したはずだと思っていましたが、向こうが2人で見ていたというのです。片足をついて止ったのを、反対側で監視していたのだとあとで気付きました。腹立たしい罰金の支払いでした。原付だと両足を着きますが、オートバイは右足はギアチェンジに使うので信号待ちなど地面に下ろさないでいることも多いです。ブレーキは前輪で。教習所ではどう教えますか?
これは警察のミスですね。とりあえず全員捕まえて、止まったと言っても「ただ止まってもダメ、左右の確認が十分でなかった。」「止まってすぐ出たので停止時間が短すぎる。」などの理屈をこねて切符を切ることがかなりあったようです。向こうは切符を切る数さえそろえばノルマ達成、異議申し立ては違う部署(交通裁判所など)なので奴らには関係なし、ということらしいです。
さすがに裁判で負けることが多くなり、そこまでひどいのはまれになってきたようですが。
本当にひどい目に合われましたね。