三毛ジャガーの物欲日記

オートバイ、自転車、登山、カヌーカヤック、スキーなどアウトドアレジャーを楽しんでいます。物欲にまみれていて欲しい物は買う、戴く、無い物が欲しければ作ってでも手に入れております。

2015年08月

2015年8月27日

日付が変わるまで眠りに付けないままでしたが、さすがにそれからはうとうとする時間が増えてきました。しかし、風雨の音に目を覚まされ熟睡はできないまま4時のアラームを聴くことになりました。

今日の行程は昨日と違って長めなので、雨くらいなら定刻に出発するのです。朝食は予定を変えてこれにしてみました。辛味の効いた物でないと喉を通らないと思ったからです。
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5時過ぎ、テントから出ようと思った頃、雨がやみました。なんという強運!テントを畳んでパッキングします。全てパッキングを終え、テントをビニール袋に入れてザックの上に入れます。上の巾着部分を締めようとしてコードを引いたらあれびっくり!びりっと行きました。丁度良かった、ハイドレーションのチューブを出す穴がそこに欲しかったんだよ。
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くそ、防水膜直したばかりなのにまた修理かあ。5時30分、予定通り出発しました。雨は上がっていますが、やはりガスは晴れていません。
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中白根山までたんたんと登って行きます。寝起きだし、今一つすっきりしない体なのでゆっくりと歩くことを意識しました。
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6時15分、中白根登頂。3055mと、西農取岳より標高が高いのですが、北岳、間ノ岳に挟まれているので存在感は希薄です。ガスで、眺望はゼロ。
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中白根で休憩していると、若いカップルが追い付いて来ました。シャッターを押してあげました。彼らは間ノ岳を踏んだ後、仙丈ケ岳まで歩く予定だそうです。長い行程だし、あまり人が歩いていないようなので気を付けてくださいね。

冬には雪庇が張り出しそうな尾根を行きます。
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カップルに追いつかれ、追い越されました。さすが、長丁場を歩くとあって、体力には感心致しました。
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一応太陽が出ているんですね、これでも。
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7時30分、間ノ岳登頂!何にも見えないので、5分ほどの休憩で済ませました。
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ここから不思議ロードの始まりです。あちらこちらに「ノウトリ⇒」と黄色いスプレーで不気味な殴り書きがしてありました。一部は「ノオトリ」の文字も。なぜ反対方向間ノ岳の文字、矢印がないのでしょう?
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ガスがだんだん晴れてきました。これは農取岳からの眺望は期待できるか?
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あの丘を越えれば農鳥小屋です。そこで一本取りましょう。だいぶ空腹になってきました。
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8時30分、農鳥小屋到着です。小屋の北側の小山に座り、パンなどを食べました。小屋の壁に黄色いスプレーで、道標と同じ筆跡の「ウケケケ」の文字が。そうか、この小屋の主人が登山道に印をつけてくれていたのか。ウケケケはよくよく目を凝らすとウケツケのようです。
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日が出てきたので、フットプリントとテントマットを干しました。今後の行程を計算しました。12時に大門沢下降点に着けばよしとすると、ここには9時までいても大丈夫でしょう。30分もすればガスも抜けるかもしれないという期待もあります。
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農取岳方面、ガスがずいぶん減ってきていますよ!
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レーションを食べていると、小屋の主と思しき老人が双眼鏡をのぞいています。何を見ているのかな?すぐそばに来てこちらを意識しているのはわかるのですが、声をかけてきません。

レーションを食べ終え、口をゆすいでいるうちに霧雨が降ってきました。これはいけません。干していたものを取り込み、パッキングしました。

すぐそばでこちらを気にしている小屋の主に挨拶してから行きましょう。側へ寄って行くと、
「こっちは登山道じゃないぞ。あっちって書いてあるじゃないか。」
「すいません、そうですね。ガスがずいぶん薄くなってきましたけど、天気はこれからどうでしょうね。」
「天気は、天気だ。それが晴れるのか降るのか、そんなの俺は知らね。」

??????なんだこの人!この愛想の悪さは天下一品です。それじゃあ、どうも、と声をかけて歩き出しました。

そう言えば、もう何年も前の山雑誌に「愛想が悪い」と書かれていたオヤジがいたけど、まさにこの人だったか!

帰宅後、ウェブサイトを調べてみると意外なほど人気のある人で驚きました。到着が「門限」より遅れると怒鳴り付けたり、装備に不足があっても説教、双眼鏡は登山者の歩き方を見て「今日は行くな、ここ泊まれ。」「お前なら大丈夫、先へ行っても良い。」等とやっているそうです。

今までに何人もの遭難者を救った実績もあるということですが、ただ、人間として最低限のあいさつができない人を手放しで褒めたくはないのが私の本音です。

振り返ると晴れかかっている間ノ岳と農取小屋が見えました。
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あんなに濃いガスの中に合った農取岳もどんどん晴れてきました。これは期待していいかな?

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ついに間ノ岳はその姿をすべて見せてくれました。北岳よりなだらかで、その分体積は大きく威圧感があります。
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こっち(農取岳)も晴れてきたぜ。ここを登り切れば塩見岳が見えるはずです。
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ここを左に曲がればもうすぐ西農鳥岳です。残念ながら、塩見岳は雲の中。
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そして9時50分、登頂しました、西農鳥岳。さっきまで見えていた間ノ岳はもうお隠れになっています。
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こっちはこれから行く農鳥岳です。
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ここを登って来たのか。少し遅れて若年の、さらに遅れて年配の男性単独行の方が到着しました。
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若年男性は農鳥まで行ってピストン、農鳥小屋を通過して熊ノ平まで行く予定だそうです。農鳥小屋での話をすると、その方も
「ああ、あのおやじは長いこと山にいるから頭がね。また通過するけど顔見ないようにさっさと通過しよう。」
と言っていました。

年配の方は、
「私もこんにちは、というと、むすっとした顔されました。」
と言って大笑い。

その方とお互いに写真を撮り合いました。単独行同志、自分の写真にはやはり支え合いが必要なのです。

塩見は出そうで出ませんね。雲が上がって行き、もうちょっとで出るぞ、と思うとまた雲が湧いてくる、そんなことの連続です。
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出そうで出ない時にはテレミンがいいのですが、わかる人だけうんざりしてくれればいいのでわからない方は読み飛ばしてね。

あんまりのんびりしているとこっちもガスに巻かれてしまいます。どんどん湧いてきているのです。奇跡的な時間に登頂できたようです。先を急ぐことにします。
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二つの農鳥岳は意外なほど険しい岩稜帯でした。落石、滑落には注意が必要です。
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鞍部に下って登り返すと歩きやすい道になります。ここを西に巻いて次のピークに立てば、そこが農鳥岳です。
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農鳥岳登頂です。休憩していたら、年配男性が追い付き、写真をお互いに撮り合いました。彼の行程も私と一緒、今日は大門沢小屋泊まりということでした。
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農鳥岳から大門沢降下点までは天空の散歩道です。高山植物の咲くなだらかな道を、緩やかに登ったり下ったりしながらだんだん下りて行きます。
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結局塩見岳はますます厚い雲の中へ。
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森林限界の上にいられるのももうあとわずか。大門沢の降下が始まれば直に樹林帯へと入って行くのです。名残惜しみながら歩行しました。
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大門沢下降点を示す黄色い塔が見えてきました。
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鐘がつるしてあります。47年前、下降点が分からずに遭難した25歳青年の両親が二度とそういう事故のないようにと立てたのだそうです。遠くから見るとなんだかキリンが寂しく立っているように見えます。
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この日は大門沢小屋泊まりなのですが、ここの下りは2日に分けず、大門沢下降として続けて書きたいので、本日はここまでにします。

  • ハイドレーションの穴はポジティブシンキングですね 削除
    2015/8/31(月) 午後 10:08
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    > ぶーぶーさん
    そう思うより仕方がありませんでした。実際は結構参っていました。雨の降る中ですからなおさらです。 削除
    2015/8/31(月) 午後 11:06
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  • 雨の中ザックに穴が開いたらそれはびっくりするでしょう。
    どんなに凄い人でも挨拶のできない人はダメですね。
    出そうで出ない時にラキソ1本処方する時代錯誤なイカレドクターは流石にもう居ないかな? 削除
    九太郎 ]
    2015/8/31(月) 午後 11:40
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    > hac*ib*i*806さん
    うんざりしてくれてありがとう。

    ザックは現在修理方法を考え中です。縫い付けるだけにするか、いっそ新しい生地でチューブごと作り直すか。

    挨拶はおっしゃる通りだと思います。でも、不思議と嫌いになれない不思議な魔力を持った人ですから、一度宿泊してみたいなあ、とも思いました。来年あたり、一緒にどう?ちなみにトイレはなかなか刺激的な物らしいです。 削除
    2015/8/31(月) 午後 11:44
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    ちょっと惜しいですねえ、でも下界の天候からしてこんなもんかもしれませんね。
    農鳥岳は足を入れたことがないので、羨ましく読みました。あの小屋の昔からの評判はいまもそのままですね。
    既にご高齢では? もしくは似たように無愛想な熊が代替わりして小屋番を?
    次回も楽しみにしてますが、ここからの降下は長丁場だった、、、(寝不足と疲労もあるし)と知人からは聞いています。 削除
    2015/9/1(火) 午後 6:13
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    途中はガスって残念でしたが、農鳥岳は景色がひらけて
    良かったですね。 削除
    2015/9/1(火) 午後 6:37
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    > 山のmochiさん
    天候は覚悟していたよりはましなのでよし、といたしております。

    農鳥小屋のあの人はおっしゃる通り、ものすごく高齢のようにお見受けいたしました。すべての登山口から、一泊目に設定するのが難しい場所に長くいれば偏屈にもなるのかもしれませんが、昔からその評判とはやはりもともとどこかおかしいのでしょう。そうでもなければあの場所で長く営業を続けられるものでもないでしょうし。 削除
    2015/9/2(水) 午後 5:39
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    > くまそんさん
    本当に、農鳥岳の景色は奇跡的でした。大門沢下降点に降りた時には山頂はもう雲の中でした。 削除
    2015/9/2(水) 午後 5:47
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    ようやく続きを拝見させて頂きました。(^_^)a...

    農鳥小屋のオッサン アッ氏が勝手に思うトコロ「本当の山の達人」なのでは! アッ氏が通ったデコボコのオーナーは(70過ぎ)若かりし頃よく登山に出かけたそうです。その頃は登山口に装備を調べるひとがいて 装備がオッケーとか浅いレベルで判断するので無く パッキングの仕方や靴の結び方までキッチリと見ていたとの事。「天気は天気だよ」というのは挨拶代わりで、ヤバイ時には「駄目!」と言う様な「山神様」の様な人であるのかと勝手に想像します。(o^^o)

    昨日襲った大雨の件ももありますが「天候に自然環境」山登りの際の霧! 視界が無くなってしまうと言うのは本当に恐ろしい事ですね~。 アッ氏の勝手な想像ですが、 遭難した方を救った事もある農鳥小屋のオッサンはstar warsに出てくるJEDI masterと ヨーダみたいな人なのかとも思ってしまいなれません。(o^^o) 削除
    玉造
    2015/9/11(金) 午後 7:04
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    > 玉造さん
    農鳥おやじは年齢はもうヨーダ並みですね。見た目もヨーダに近くなっているようです。 削除
    2015/9/12(土) 午後 8:32
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2015年8月26日

朝4時、起床のアラームが鳴ります。テントのフライを雨が叩いています。出発遅らせるか。今日は行程に余裕があるので、30分ほど様子を見ました。

4時半頃より朝食の支度をして、食べますが、外はやはり雨。このまま降り続けるならどうしようかなあ。地図を見ながら行程の検討に入りました。

5時頃、雨は止みました。なんというタイミング!早速支度をはじめます。5時50分、出発準備完了しました。雨は止んでいましたが、樹木や草で濡れそうだったし、寒かったこともあり合羽とスパッツは付けています。

他のパーティーが出発準備をしている横を抜け、草すべりへと足を進めます。
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盛夏は過ぎていますが、草すべりはまだまだ花がたくさん咲いていました。
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草すべりはまずは谷の部分を直登します。傾斜はきつめです。ゆっくり足を運んでいきます。
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ゆっくりでも、10分も登れば白根御池はこんなに低く見えるようになってきます。
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登って行くうちに暑さを感じ始め、汗で合羽の内側がじめじめしてきます。下は草で濡れちゃうから脱がないとしても、上だけでも合羽脱ごうかな。
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6時45分、尾根の部分に出た樹林の中で、最初の一本。上だけ合羽を脱ぎました。
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北岳はガスの中。登頂する頃までには晴れてくれればいいのですが。
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さらに1時間ほど登った7時50分、シカの食害防護柵のところに出ました。ここで再び休憩します。ちょっと空腹を感じていたので、レーションを食べます。太陽が出ています。テント干したいな。
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30分以上の大休止にして、テントマットとフットプリントを干しました。見る見るうちに乾いていきます。これで今日の夜も快適に過ごせるでしょう。
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しかし、残念なことに霧雨が降ってきました。あわててしまい、再び合羽を着ました。

休憩場所からわずかに登ったところで右俣コースとの合流点でした。樹林を抜け、再び草すべりはいかにも「草すべり」たる景色を楽しませてくれます。
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ここを登り切れば稜線です。草すべりは楽しく登れたなあ。
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8時38分、稜線に出ました。
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雨は止んでいますが、ガスはなくなる気配がありません。ここで北岳の姿を楽しめないのはなんとも残念です。
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小学1年生の時、娘もここ登っているんですが、良くやったなあ、と改めてかんじました。
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9時15分、北岳肩の小屋到着。レーションをほおばります。すると、隣で休んでいたおばさま、自分で担ぎあげた饅頭を一つ私に下さいました。これはうれしかったです。
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肩の小屋のテント場です。8年前、あそこに張っておいたテントが、ペグで留めていた4隅のストラップを引きちぎり、中に入れていたザックと石を載せたまま宙に舞いあがってがけから転落したのです。
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9時35分、ガスの好転をあきらめて出発します。
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頂上に近づくにつれ、ガスが薄くなってきたような、、、、。
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10時17分、北岳登頂!眺望はゼロ。明日の間ノ岳、農取岳に期待しましょう。
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その分花を愛でればよしです。
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北岳山荘へ向かいます。途中、大学パーティーを追い越します。テントマットを外付けするのが最近の流行なのでしょうか、それだと雨の中歩くと寝る時困らないかい?
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11時10分、北岳山荘到着です。
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妻へ定時連絡をしようとしたら、バッテリー切れになりました。でも大丈夫、チャージャーがあります。
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テン場にはごみがかなりの量散乱していました。仕方がありません。拾える分は全部拾って私のごみ袋の中へ。山へ紙コップ持ってくる神経わからないなあ。
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まずはカラ干しの続きからです。
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時間がたっぷりあるので、テントを設営したらやはりドリップコーヒーを一杯。そして昼寝。贅沢な時間の使い方ですね。これが楽しみで山に来ていると言ってもあながち外れではないかもしれません。いつも忙しすぎるのです。
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今晩の夕食です。
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夕食を食べるころから、風や雨が時折強くなってきました。南からの風をよけられるところにテントを張ったのですが、時々逆から吹き付けられる事も有りました。まいったなあ。台風はもう日本海へ抜けてかなり遠ざかっているのになあ。

そして、テントに異変が発生。フライのシームシーリングテープがはがれてしまいました。フライから雨がぽたぽたと本体へ落ちてきます。しかし、それで参るテントではありません。撥水効果を発揮してぽろぽろと落として行きます。

しかし、バスタブと本体の縫い目から水がしみてきました。雑巾で拭いても拭いてもぬぐいきれません。
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ラジオで聴く気象情報は山岳地帯ではあまり役に立ちません。やはり天気図を書いた方が良かったかな。AS-75FAのアンテナは伸ばしてやった方がより入るようになります。ラジオは雷の警報にもなり、雑音が入った時には山小屋へ逃げ込むことを考えた方がいいでしょう。
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18時頃、いったん風雨は止みました。今のうちにトイレを済ませておきましょう。北岳山荘のトイレは土をこねまわす不思議なバイオトイレでした。一回の使用に500円程度の費用が掛かるそうです。環境の為には仕方がない出費ですね。
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暗くなってきた頃になって、眼が冴えて来てしまいました。高所でのコーヒーが効いてきたのか、あるいは昼寝が過ぎたのか、その両方なのか。そしてうとうとし始めると猛烈な雨音と風に起こされてしまいます。日付が変るくらいまでそんな調子でした。

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    すっきりしない天気だったんですね~

    山は大抵こんなこんだともいえますが 削除
    2015/8/30(日) 午後 10:16
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    おはようございます

    スゴイな~

    ここに行かないと見れない風景ですよね!

    ステキです 削除
    ぽぽめぐ
    2015/8/31(月) 午前 6:15
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    > ぶーぶーさん
    > ぽぽめぐさん
    コメントありがとうございます。

    行かなければ見られないうえ、一期一会なので薄いガスの中のこの程度咲いている高山植物、なんて偶然は今後何回訪れても見られるものではないのです。

    悪天候なりの山もいいものです。安全とのバランスは必要ですが。 削除
    2015/8/31(月) 午後 4:43
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    コースタイムは順調ですね。
    でも雨ではよく眠れなかったでしょう。

    続いて三日目に行きます、、、明日天気になあれ。 削除
    2015/9/1(火) 午後 5:54
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    草すべり綺麗ですね~!
    ハイジに出てくるゆきちゃん(やぎ)のお乳の出がよくなる薬草いっぱいありそうです~。 削除
    2015/9/1(火) 午後 6:28
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    > 山のmochiさん
    夜は断眠状態でしたが、時間的には長かったせいか、何とか持ちました。コースタイム的にはかなり余裕を感じました。 削除
    2015/9/2(水) 午後 9:20
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    > くまそんさん
    ユキちゃんならいいのですが、鹿の食害がかなり深刻な状況のようです。困ったものです。 削除
    2015/9/2(水) 午後 9:21
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    先ずは「紙コップ」バイクレース遊びをしているアッ氏ですらカップやグラスは常に持ち歩きます。第1紙コップで呑む晩酌は美味くない! それに紙コップを準備している意味が全くが分かりやせん‼︎ 素人のBBQかぁ?

    今回のパトロール 朝起きて雨であったり色色と苦戦されていますね~。ラジオの雑音の注意であったりとテントの雨漏れであったりと難関の想像力をガシガシと掻き立てられます!

    8年前のこの場所でいったい何があったのですか?(((o(*゚▽゚*)o))) 削除
    玉造
    2015/9/4(金) 午後 7:18
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    > 玉造さん
    8年前、小学4年、1年の息子、娘を連れて北岳肩の小屋テント場でテントを張り、ザックや大きめの石などをテントに入れ、もちろん4角とガイラインもしっかりと固定しておきました。そして、北岳へアタック。その帰り道、テント場が見えているところでその、私たちのテントが突風に飛ばされてがけ下に転落!急いで降りて行くと、登山者たちに崖からテントを引き上げてもらった後だったという事件があったのです。

    今回使用のテントはその時のテントを修理した物なのです。 削除
    2015/9/4(金) 午後 8:09
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2015年8月25日

、、、、、、、、、、。
「ねえ、起きなくていいの?」
と妻。

ん、うぉぉぉぉおぉぉぉぉおおおおおお!!!!!なんてこった、6時じゃないか!6時3分には駅にいなけりゃいけないんだぞ。さあどうするどうする。

まずはシャワーを浴びます。これから最終日まで風呂に入れないのですから、時間がどんなに無くてもこれだけは欠かしたくはありません。

次はタブレットを開き、、、、ダメだこりゃ、反応遅すぎてイライラします。結局PCを立ち上げて甲府から広河原行きのバス時刻を調べます。9時にはもう乗れませんが、次に10時15分のがありました。これなら余裕で間に合います。

甲府には9時30分に到着。45分がもったいないなあ。そして乗り込むゼブラ柄のバス。

シーズンを過ぎ、平日、しかも2便目とガラガラを予想していましたが、これが満員以上でバスは2台体制となりました。

下の写真は夜叉神峠登山口付近です。濃霧が立ち込めています。
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定刻通り広河原に到着しました。雨が降っています。もちろん想定の範囲以内です。アルペンプラザへ登山計画書を提出し、身支度を整えます。
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上下合羽にザックにカバー、帽子もゴアテックス。12時32分、行動開始。
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少し林道を歩き、ゲートを抜けた先で左折すると吊り橋に出ます。ここを渡るといよいよ本格的な登山道となります。
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8年前に子供二人を連れて歩いていますが、登山道はしっかりと整備されていますね。木道などはずいぶん新しく、しっかりと設えてありました。歩きはじめですから、ゆっくりと体を運動になれさせるように歩きました。
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12時58分、分岐点に到着。どちらでも本日の目的地、白根御池に行けるのですが、8年前と同じ右ルートを選択しました。台風の影響で雨が激しく降るかもしれないので、沢沿いとなる大樺沢ルートを嫌ったのです。コースタイム的にはそちらの方がやや早いのですが、それでも5分の違いしかありません。

空腹を感じたので、早めですが、休憩しました。パンなどを食べます。雨は止んでいましたが、霧で濡れるので合羽はまだ脱げないですね。
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こちらのルートは急登が続きます。
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14時10分、第2ベンチで一本。
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この第2ベンチからもう少し登ったところで、道はトラバースするようになって傾斜は緩くなります。
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15時丁度、白根御池小屋に到着しました。出発が遅れましたが、常識的な時刻で到着できてようやく一安心です。
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「飲 料 水 美味しい南アルプスの天然水をどうぞ」
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テントを張って荷物の整理をします。単独行で3人用と無駄に贅沢な空間があります。でも、明日は稜線上のテン場なのでモノポールシェルターと良いう訳にもいかないし、雨の時には空間がたっぷり欲しいし。
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ドリップコーヒーで一息つきましょう。
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アマチュア無線機、VX-7でラジオを聴きます。付属のアンテナでは全くラジオが入りませんが、マルドル AS-75FAを使えばSメーター4つで入ります。
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このアンテナはAM,FMラジオ受信専用設計なのです。ただし、送信できませんので、もう一本アンテナが必要になってしまいます。

ここでトラブル発生!満充電しておいたバッテリーが数十秒であがってしまったのです。ここの所ずっとVX-3ばかり使っていたので知らないうちにバッテリーが劣化していたようです。雨の山行となる事を鑑み、防水性能の高さを欲してこちらを持ってきたのが裏目に出てしまいました。

取りあえず単三電池パックを使って受信は続けましたが、予備電池残量を考えると明日からGPSの使用はやめるしかありません。

国会中継を聴いていると、山本太郎氏の質問が始まりました。これはいい質問です。途中で放送打ちきりになってしまったのが何とも残念、最後まで聞きたかったなあ。

17時、夕食です。野菜の不足しがちな山の食事ですが、重量さえ気にしなければビスクのようなパック物を持て来ればそれを補ってくれます。
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日が暮れるころから強く雨が降ってくることがありました。しかし、シュラフにもぐっていろいろあった一日を振り返りながら目を閉じていると、暗くなる前には眠っていました。

  • タブレットは内蔵バッテリーの寿命も考えると2年使い捨ての感覚で買い換え検討ですね。俺も2年前に買ったタブレットを最近買い換えたらあまりにも快適でびっくりしました。アキバで数千円で売ってる中華タブレットですが必要十分です。当たり外れも大きいですがちょっとしたトラブルも楽しみのうち。 削除
    九太郎 ]
    2015/8/30(日) 午後 8:57
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    > hac*ib*i*806さん
    コメントありがとうございます。タブレットって、そんな物なのですか。昨年人からもらった物なのですが、そこそこいい物だったのでもう少し使えるのかと思っていました。

    中華タブレットで必要十分ですか、大変参考になります。 削除
    2015/8/30(日) 午後 9:31
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    天候の悪い中すごいですね、若さかな、、、 削除
    2015/8/31(月) 午前 8:40
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    > alp**las*icn*1さん

    若さなんて、なんてことを。たいして歳違わないでしょうに。手賀沼楽しみにしていますよ。 削除
    2015/8/31(月) 午後 4:44
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    タップリテントで快適ですね。
    8月は後半が突然秋雨前線モードの異常気象で、記憶されるべき夏になりました。

    とりあえず明日へ進みます、、、明日天気になあれ。 削除
    2015/9/1(火) 午後 5:41
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    お寝坊しても電車もバスも適度に来るもんなんですね。
    南アルプス天然水(・∀・)イイネ!! 削除
    2015/9/1(火) 午後 6:21
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    > 山のmochiさん
    コメントありがとうございます。

    本当に寒くなるのが急でした。そして、今、これを打っている最中は大汗をかいている気温です。なかなか体調を保つのが難しい気候です。 削除
    2015/9/2(水) 午後 5:19
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    > くまそんさん
    夏山シーズンが終わってしまったので一日4便になってしまいました。それでも何とか間に合うバスがあって本当にありがたかったです。これが朝晩2便だと完全におしまいでした。

    南アルプス天然水、いいですよ。ただで汲み放題、しかも極上のうまさ! 削除
    2015/9/2(水) 午後 5:21
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    三山縦走の三毛ジャガー様の勇姿な写真、カナリでかいザックですね~! いったい何リッター仕様で重量はどのくらいになるのですか?

    寝坊したロスタイムのリカバリーは流石です! 睡眠は体力の回復にもつながりますからコレは計算ですね。(o^^o) 削除
    玉造
    2015/9/4(金) 午後 6:58
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    > 玉造さん
    ザックは65ℓ、重量は21kg水、食糧込みでした。

    寝坊はいけません。こんかいはたまたま何とかなっただけで、お恥ずかしい限りです。 削除
    2015/9/4(金) 午後 8:02
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ブログカテゴリにラジオがないぞ。TVじゃないけど、ま、いっか。

今日、帰宅すると丁度TBSラジオさんから封筒が届きました。
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中身は、TBSラジオプレスと封筒、粗品と書かれた箱です。
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箱の中身はボールペンと、封筒の中はごあいさつ状でした。
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そう、クイズに正解し、抽選の結果当選したのです。

ラジオと言えば、今回の山行途中、時間がたっぷりあったので国会中継をアマチュア無線機で聴いていたのですが、山本太郎氏の質問が聴きごたえがありました。イラク・ファルージャにおける、米軍の戦争犯罪についてです。14歳以上の男性はすべて戦闘員扱いとし、虐殺したというのです。子供だけを残せない母親や、白旗を上げている子供たちも無差別だったそうです。その年頃の子がいる私にも身につまされる話でした。

そしてこれからいよいよ核心の部分という所で、NHKがわざとなのか、もともとそういう予定だったのかはわかりませんがニュースに切り替わりました。わざとだとしたら、もう中国なみですね。同程度の政府をかかえる同士ですので、ぜひとも仲よくしたいものです。

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    山の話、これからですね。楽しみにしています。 削除
    2015/8/28(金) 午後 10:15
    返信する
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    > 山のmochiさん
    ご期待に応えられるような文筆力はございませんが、それなりにいろいろとありましたのでお読み頂けたら幸いです。 削除
    2015/8/28(金) 午後 10:23
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    貴重な?景品ゲットですね!
    また、白峰三山縦走おめでとうございます。
    身延線、どうでした?結構自然の中を走りますよね、 削除
    beat1 ]
    2015/8/30(日) 午後 5:19
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    > beat1さん
    身延線はなかなかいいものですね。初めて乗りましたが、小海線とはまた違う、富士川を臨みながらの旅は味わい深い物でした。

    実は、ボールペンは3本目です。永六輔ファンの私ですが、なかなか聴けないのが残念です。 削除
    2015/8/30(日) 午後 6:02
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    「永六輔その新世界」もはやこのボールペンと封筒は
    レアアイテムになること決定ですね。 削除
    2015/9/1(火) 午後 6:17
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    > くまそんさん
    大変残念ながら、本当に長いこと親しんできた土曜の午前が9月26日で終了することになってしまいましたね。家の間取りから子育てまで、本当に多くの影響を受けました。 削除
    2015/9/2(水) 午後 5:26
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16時頃、帰宅しました。

雨に祟られるのを覚悟して臨んだ山行でした。結局夜こそ大降りにはなりましたが、歩行中には霧雨程度で済み、全行程を計画通りに歩くことができました。

唯一計画通りでなかったのは本日の帰宅です。奈良田からバスで下部温泉駅まで出て、そこで乗った「上り電車」が富士川の流れと同じ方向に進んでいるのを目にし、車内を回ってきた車掌に確認したところ、驚愕の事実を告げられたのです。

上りとはまさかの静岡往き!あっち下りだろう、列車名だって「ふじかわ」だぞ。なんで上流が下りなんだよ!

そもそも券売機にシャッターが下ろされていて、何も書いていなかったので時間になったら開くものだと思って待っていた老人につられて一緒に待ってしまい、ホームに行くのがぎりぎりになってしまったのがいけなかったかも。

このまま静岡に出て新幹線で帰ろうかとも思って車掌に尋ねると、料金や時間を考えると身延で降りて逆方向に乗り換えた方が良いとのこと。この区間はただにするというので、下部~身延間の特急料金を払わずに乗れたのは運が良かったことかもしれないと思い直し、各駅停車に乗って甲府まで行きました。はじめて乗る身延線をじっくりと味わってきました。

甲府でこれ乗って、
イメージ 1

これ食べて、
イメージ 2

家に帰ってからびしょびしょのテントを干したのです。フライシートのシームテープがはがれて壮絶な夜だったなあ。
イメージ 3

縦走の日記はまた後日。

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    無事の帰宅オメデトウございます。
    上りが静岡ということは静岡の方が都市部という
    イメージ何でしょうかね?
    道路は国道の起点方面が上りと決まってるらしいのですが電車もオンナしような起点があるのかな。 削除
    2015/8/28(金) 午後 7:07
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    > くまそんさん
    上り、下りは放射状線ならわかりやすいのですが、環状のように見える身延線にはわかりにくいですね。

    上りは本来、天皇のいる地域へ向かうことで、京都へ向かうのがかつては上りだったのが、東京へいらしてから今度はこちらが登りになったようですね。道路は日本橋、鉄道は東京駅が確か起点だった気がしますが、記憶定かではありません。 削除
    2015/8/28(金) 午後 8:14
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    JRは直接東京発着以外は「上り・下り」表現を止めて欲しい。ぼくも迷ったことが、場所も忘れましたが確かにありました。
    武蔵野線と山手線が「内回り・外回り」ののは当然ですが。
    下部温泉で、券売機が、、、て、それはキップを売っていないということですか? 削除
    2015/8/28(金) 午後 10:11
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    > 山のmochiさん
    おっしゃる通り、上り下りではなく、北向き、南向きとかいくらでも言い様があるのになぜこのわかりにくい表現を使うのでしょうね。

    下部温泉では切符は売っていなかったのです。列車の中で、というならその表記が欲しかったですね。

    国鉄時代と何も変わらぬ殿様商法、ただ首切りと組合の解体だけを狙った民営化だったと自ら言っているようなものです。 削除
    2015/8/28(金) 午後 10:27
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    > 三毛ジャガーさん
    下部温泉でも切符を売っていないのですか。
    完全な無人駅なのでしょうか?
    地方衰退、国内の観光産業の低迷はこのような形で出て来ますね。
    もてはやされる観光地は限られています。

    山は賑やかでしたか? 農鳥岳はボクは懸案にしていながら、とうとう行かずじまいになってしまいました。 削除
    2015/8/29(土) 午前 9:45
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    ありゃりゃ

    疲れている帰宅時にこういうトラブルになってしまうと

    結構あせりますよね~

    縦走記楽しみに待ってます!

    (´・ω・`) 削除
    2015/8/29(土) 午前 10:40
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    > 山のmochiさん
    下部温泉駅では私がいる間は切符の販売はしていないようでした。おそらくシャッターの向こうに券売機があると思われるのですが。

    おっしゃる通り、地方衰退を肌で感じてしまう地域の一つですね。 削除
    2015/8/30(日) 午前 10:27
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    > ぶーぶーさん
    コメントありがとうございます。

    失敗の多い人生ですから、まあよくある類ですが、おっしゃるとおり早いとこ帰って洗濯と道具の手入れをしたかったので、結構参りましたね。疲れている時こそ、慎重にやらなければいけませんでした。 削除
    2015/8/30(日) 午前 10:30
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    静岡と甲府を結ぶ身延線い~ですね~ ♪ アッ氏このエリアは未開の地です。鉄道またはクルマ 出来ればチャリ是非パトロールしてみたいですな~。小腹だから…。でワンコイン♪ 上手い事やりますね~最近の駅弁も。500円でこの品目ならい~かも!(o^^o) 削除
    玉造
    2015/9/4(金) 午後 6:41
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    > 玉造さん
    関東に住んでいると身延線はなかなか乗らないですね。私も初めての経験でした。それゆえ上り下りの勘違いをしてしまいました。

    そのうちにまた、行ってみようかな、と思える良い場所もたくさんありました。ワンコイン弁当は安い割に十分な食べごたえでなかなか良かったです。 削除
    2015/9/4(金) 午後 8:15
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