三毛ジャガーの物欲日記

オートバイ、自転車、登山、カヌーカヤック、スキーなどアウトドアレジャーを楽しんでいます。物欲にまみれていて欲しい物は買う、戴く、無い物が欲しければ作ってでも手に入れております。

2013年09月

シーカヤックは、台風との折り合いを付けなければならない遊びなのです。彼女が遠くにあっても、うねりは驚くほど遠くへ届いてしまうのです。またまた、台風発生の情報を得てしまいました。
 
さて、私のグリーンランダーは修理が完了し、出動の掛け声を待って物置小屋の中です。修理の過程を紹介します。
 
ガンネルの修理から。
 
リベットの出来頭をやすりで落とし、抜きます。
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リベットにはカラーがかませてあるので、それを抜いて接着剤で補修したガンネルに打ち込みます。せっかく接着したガンネルが剥離しないかと心配もありましたが、全く問題なしでした。
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リベットは使用不能、新しい物は用意できませんでしたので、代わりにネジで代用します。頭部が薄いのだそうで、 俺にぴったりです  船体布に傷を付けたくないガンネルにぴったりです。元のリベットの出来頭より薄いくらいです。3㎜φ、30㎜で、径も長さもピッタリでした。
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ファスナーはウエストポーチから頂いた物を入れて、エンドを縫い付ければ完璧です。
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ウエストポーチはこうなりました。やや不便ですが、使えないというほどではありません。上に置いてあるスライダーがグリーンランダーへ供出したものです。これもエンドを縫って元に戻しました。
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ビルジスポンジは結局、6枚もジェーソンスポンジを使う豪華版になりました。破れた洗濯ネットをいただき、隙間のできないように仕上げるとこんな感じで、使い勝手も良さそうです。モンベルの専用品といい勝負でしょう。(本当か?)黒いひもは100円のパスケースについていた、無駄に長いひもの一部戴きました。
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さて、このまま組むとまたファスナーに負担をかけてしまいます。スライダーがひっかかり、生地に引き釣りができてしまうのはスターンエッジの部分です。ここの高さを低くすれば解決するでしょう。まな板のような材質ですので、やすり掛けしてみました。もし、削って不都合ができたら、まな板から作ればいいのです。
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2㎜程の切削ですが、効果覿面(てきめん)、ファスナーはスムーズに通るようになりました。
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最初からこうしておけばよかったな。そうすればファスナー交換せずに済んだのに。
 
グリーンランダーの組み立て手順を詳しく、という声がありましたので、ここで紹介します。リブは前から1番、最も後ろが9番と表記しました。チャインは上が1番、下を2番と表現しています。
 
1 骨組み組み立て(5分程度)
 
①バウのリブ1番と2番、スターンのリブ8番と9番を90度回してガンネルのフックをひっかけて留めます。
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②ガンネルと、2番チャインを持って開きます。1番チャインは自動的に開かれます。(説明書では、そう書かれています。オートマティカリーと表現。)
 
③赤二本線のキールをバウへ、青一本線のキールをスターンへ接続します。下から斜めに差し込み、平らにすると金具の穴からピンが出て来ます。それほどしっかりした接続ではありませんが、船体布に入れてテンションかければ外れる心配は皆無です。デッキの中央はフック金具で固定します。
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④3番リブと、7番リブを90度回し、ガンネルのフックをひっかけて固定します。
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⑤バウと、スターンを接続します。キールは同じく下から差し込み、平らにします。チャインとガンネルは内側にしならせ、金具に差し込みます。(かつて船体布の中で組み立てていた名残のような構造です。)
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⑥4番、6番リブを90度回し、ガンネルのフックで固定します。前後をくっつける前にこれをやってしまうと、ガンネルとチャインを十分にしならせることができなくなります。
 
⑦5番リブをキールの金具に差し込み、穴の狭い方へずらし、金具で抜け止めをします。ガンネルはフックで固定します。
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⑧ストラップをキールのネジにかけます。この作業でチャインが定位置に収まります。
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骨組みは完了です。あとは艤装品を装着します。組み立て時間でいえば、オプショナルタイムとなります。
 
私の場合、ラダーペダルの設置、浮力体(エアバッグ)の設置をします。
 
2 船体布へ挿入 ここで5分くらい
 
①骨組みを横に倒して、船体布に差し込みます。そして骨組みを立てて、ぐいぐいと船体布の中へ入れて行きます。
 
②スターンのストラップを持って、脚や腹を使って渾身の力で骨組みを船体布の中にすべて収めます。
 
③ファスナーを少しだけ閉めて、スターンエッジを押し込んでも骨組みが浮き上がらないようにします。
 
④スターンエッジをセット。ハンドルを握ってグイッと引き上げ、エッジは足を使って踏み込みます。ストッパーがピン!と入れば完了。
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⑤2重のファスナーを両方閉めます。
 
3 コーミングなどのセット 5分くらい
 
①コーミングをセットします。5番リブの頭のネジをコーミングの金具にかませてスライドし、コーミング前後はネジで骨組みに固定します。
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②コーミングの溝に船体布を差し込みます。センターがずれていると、この作業が都中でできなくなり、船体布差し込みからやり直しになります。それを避けるために、マジックで底にキールの位置を記しています。
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③シートの設置。座面と左右は空気を入れ、ストラップをリブに回して固定します。背もたれは1番チャインについている背もたれ金具に背もたれを差し込み、上をストラップで5番リブを支点に引っ張ります。
 
④左右のエアチューブに空気を入れます。
 
 
ここからはオプショナルタイム。
 
ラダーワイヤーをかけて、調節。
コーミングにシーソックを取り付け。
フォアデッキにコンパス、マップケース、デッキバッグ、予備パドルの取り付け。
アフトデッキにビルジポンプ、再上艇用のパドルフロートを積載。
 
スターンコンパートメントに食料や非常装備などの荷物を防水バッグに入れて積載。シート脇にビルジスポンジを設置。
 
こんな感じで完成となります。空組(ただ組むだけ、漕行する装備は無視)なら15分も可能ですが、普通で40分程度かかります。
 
この艇の欠点は数多くあります。
 
折りたたんだ骨組が長すぎる。ザック一つに収まらない。→根性で解決
重量が重い。→根性で、
漕ぎも重い。シーカヤックとしては、速度が遅い方。→これも根性で、
ラダーが古いタイプで、ペダルに至っては使い物にならない。→ラダーワイヤー以外自作して解決
スカートが1万円もするのに、ごわごわの生地で使いにくい。→モンベルのLが何とかはまる
たたんだ状態で、ガンネルのフック固定ネジがリブの塗装を削る。→コルクのステッカーを貼って対応、傷ついたら早めにニスで補修。
 
他にも問題はあるかな~。すると、じゃあ、だめな艇なんでしょう?とかいう短絡思考の方も出て来そうですが、いいところもいっぱいあるのです。
 
波の中で安定性が高い。沈する気配さえない。これは海で遊ぶ上で大切な、安全を優先している人には最適な性能でしょう。
 
引きずりに強い、分厚い艇底。ヘビーハイパロンはやすやすと穴を開けたりしないのです。
 
気品のあるデザイン。まあ、これは好き好きかな?
 
安い価格。ゆえに、私の所にあるのです。ちなみに、ラダー、スカートもセットで150,000円くらいだったかな?
 
最高の艇ではないかもしれませんが、重くても、嵩張っても、頑張れば電車に乗せられます。事実、これで何回も電車やバスで海や湖へ行っています。そして、改造を施して私に合った艇に成長しています。
 
パフォーマンス自体はかなり高く、外洋を航行することもできる能力も秘めているそうです。この艇の前モデルは、ジョン=ダウド氏著、シーカヤッッキングにも、「フォールディングタイプとしては例外的な、本格的なシーカヤック」と分類されています。(うろ覚え、後で訂正を入れるかも)
 
おひとつ、いかがでしょう?


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ノーティレイの木製フレームは綺麗で気に入っていますが、組み立ては変態的に大変ですよね。w
うちのはスキンの中でフレームを組み立てるタイプなのでうまくセンターが出ないと何度もやり直しになってウンザリします。それが嫌で若干遠退いていたりします。

古い記事にばかりコメントしてすみません。
最近はカヤックをされていないのかな? 削除
TimeTripper
2018/4/27(金) 午後 6:35
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> TimeTripperさん
そうですね、なぜか遠ざかってしまっています。いくつかの要素があるのですが、たまたま行ける日程で海が荒れたりすることと、会社同僚と行くときには川下りなどが中心になってしまうのでカナディアンやダッキーを引っ張り出してしまいます。それと、自転車レースが春秋にあり、それに向けてトレーニングするようになってしまったのでどうしても海に行けずにいます。

それでも毎年海に出ることを狙ってはいますので、天候や海況の条件が合えば出ると思います。 削除
2018/4/27(金) 午後 7:02
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夕食後、息子は筋肉トレーニング。しばらくやって、飽きたころもう夜も9時。
 
「ねえ、走り見てくれない?」
おいおい、もう夜だぜ、でもいっか。
 
こんな夜に行くの?なんだかさっきから緊急車両のサイレンよく鳴っているよ、と妻。でも、そんなのかんけーねー、そんなのかんけーねー、はい、おっぱっぴー(古い、、、、)
 
奴はラン、私はリカンベントサイクル。行先は水元公園。
水元公園に着くと、管理事務所前に消防車が詰めかけています。え、事務所が火出したのか?いやいや、そんなことはなさそうです。すぐに北に向かって行ってしまいました。
 
さて、邪魔者もいなくなったし、走りを見てやることにします。が、正直暗くてよくわからない。並走しても、メーターが全く見えません。
 
じゃあ、今度は広いところで走ろうぜ。
SET、GO!
 
ギア倍数をかけてぐんぐん加速します。平坦直線ならロードより速いリカンベント、快速自慢の息子でさえぶっちぎりです。
 
「ああ、やっぱり勝てないなあ、速すぎるよ。」
 
嘆きを背中に聞きながら緩やかに減速していると、前方に消防車の赤色回転灯が見えました。
「!」
再び加速、そして現場へ行くと、なんと!中央広場、時計台前に消防車が並んでいます。ホースを這わせ、その伸びる先では芝生が燃えていました。炎はかなり激しく、消火活動中の消防士を明るく照らしています。
 
カメラがない!家に一回戻って取ってくるから、見ていていいよ、と息子に言うと、身長180㎝、体重68㎏の男が、
「俺オバケダメ、置いていかないで!」
と走ってついて来ました。めんどくせー男だ。
 
仕方がありません。奴のランに合わせて走ります。家に戻ると、カメラを持って再び現場へ。息子は自転車に乗ってついて来ました。
 
現場に着くと、残念、炎はなくなっていました。ああ、間に合わなかったか。煙となっている現場にまだまだ盛大に水をかけている消防士、もうちょっと待っててよ、余計なことするなあ(いや、冗談ですよ)。
 
それでもせっかくカメラを取ってきたので、早速撮影。携帯電話で撮影する息子、遠いし、暗くてだめとあきらめ。ふふふ、ここはこいつの本領発揮だぜ。PENTAX WG2のモードボタンを押して、夜景モードを選択。手振れ予防のために水飲み場を三脚代わりに、真っ暗な現場に向けてシャッターを切ります。光量の足りない分は時間で補うのです。何が写っているかは撮影終了後でなければ全くわかりません。不便?銀塩時代は、いつもこうだったでしょう。
 
で、撮影した写真がこれ。照明を照らし、放水しています。
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こちらはポンプ車。手前に私のリカンベントと、息子が乗ってきた妻のMTBが写っています。バーベキュー広場の時計台付近です。こちらは手持ち夜景モード。
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さて、お互い明日は早い、風呂入って寝るか。

朝早く家を出てクラブでサッカーをしてきた息子。昼ごろ帰ってきました。
午前中に永六輔その新世界を聴きながら、グリーンランダーの組み立ての確認と物置整頓をしたおとっつあん。
 
午後はどうしようかなあ。おまいさんは友達と上野に買い物行くんじゃないの?ボールパンクして、新しいの欲しいって言ってたじゃない。そうなの、一人なの?上野でなくてもいいなら、時間あるんだろう、一緒に自転車乗ってこようぜ。
 
「いや、それは遠慮します。」
 
遠慮と貧乏はする物ではない、と人に教わり、以来実践している私には通用しないですね。つくばの峠行くつもりだけど。
 
「なら、行こうかな。自転車貸してくれる?小径車がいいな。」
 
え、あれか?シフトはインデックスでないから、マニュアルで調節だぜ。路面の悪いところは小径ホイールではきついかもよ。ブレーキも50年前の設計、マファックドライバーのコピー製品、メイドイン葛飾の東京ブレーキクロスボーカンティだぜ。
 
「それでもいいよ。下りはゆっくり下るから。MTBより速そうだし、軽いでしょう?」
 
まあな。ま、いっか。帰りにイイアスでも寄ってボール買うか。
 
で、速攻用意して、15分後には車の中。常磐道を土浦北まで走り、1時間とちょっとで平沢官衙遺跡のハイカー&サイクリスト駐車場へ。工事中だけど、進入禁止にはなっていなかったので堂々と駐車します。
 
自転車を組立てて、空気を入れ直してヘルメット装着。で、Go!!まずは表不動をゆっくりと登ります。目標は30分程度。サイクルレーサーパンツに見える青いパンツは、実はサッカー用スパッツ。
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ゆっくりでも「結構きつい。」と弱音の出るこの男。まだまだ、俺には勝てないのかな?
ギアを落として、上体を起こして呼吸を楽にして、視線は遠く、耳を澄ませて状況を把握、と指導。
 
なかなか進まない、とこぼすので、見晴らしのいいところで右見てみな、もうこんなに登ってきたんだぜ。
 
「え、凄い、結構登っているんだ!」
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なんだかんだ、だらけながら登って30分ちょうどで峠へ到着。少し休憩したら裏へ下ります。が、来ない。待っていると、信じられないくらいの遅さでヨタヨタ下ってきます。こりゃだめだ、バイク交換!私が小径車を、息子にチタン+カーボンバック&フォークにデュラエースのセロッタを貸します。が、ペダルがフラットペダル、キーウィンのロードクリートを受け付けず、こっちが足滑らせそうで怖い!それでも、まだ私の方が速いくらい。
 
それでも、下りは慎重なくらいがいいのです。
 
華麗に左右にバンクさせ、小径車はクロスボーカンティをしならせながら下ります。そして下まで。下りきったら転回し、バイクを交換。さすがにこの靴とペダルじゃ、登れないぜ。
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よし、今度はバキッと行くぜ。ゴールは峠の橋の下、どっちが先でもあそこで待つ。どっちが先行しても登りの途中で待つことはしない、とにかくあそこで集合だ。
 
グイッとペダルに力を込め、奴を抜き去ります。くるくるとペダルを回しながら、ペダルを「踏んでいる」奴がこの領域まで来るには相当時間がかかるだろうな、なんて思いながら先行します。
「そのペースで、上まで持つの?」
と声をかけてきましたが、答えは、「当然!」に決まっているじゃないか。
 
意外に差がつかず、後ろにぴったり付けてくる息子。傾斜が急になって、9パーセントの文字が。すると、なんということでしょう、いきなりアタックをかけて私を抜き去ります。なにくそと脚に力を込めて追いかけますが、これが追いつかないのです。
 
差を縮められないまま、コーナーへ侵入。ここからまた傾斜が緩くなります。ここで並ぼう。
が、なんとそこで、かえって大きく差を付けられてしまったのです。あとは奴がバテるのを待つだけしかできないオトッツアン。
 
淋しくもありますが、応援したい気持ちの方が強いのも事実。これでも親ですから。
 
走れ走れ、誰よりも速く、だれよりも強く、誰よりも遠くへ。
 
そして、俺も頑張れよ。息が切れ、汗が目に入ります。はぁはぁぜいぜいしながら、ようやく峠へ到着。息子は路肩に腰を下ろしてMTBライダーと会話していました。
 
MTBライダー氏、
「ロードは速いですね。さっき登ってくる途中ですれ違ったのに、もう登ってきちゃってびっくりしました。」
 
息が切れて、なかなか返答できませんでしたが、息が整ってきてから会話ができるようになりました。
 
息子にどれくらい差があるか尋ねたら、それほど長くはないよ、と言っていましたが、MTB氏、4、5分くらいかな?とのこと。それはないだろう、俺だって16分くらいでは登っているんだぜ。
 
でも、俺の負けだ。ヒルクライム、もう引退しようかな。
表を下ります。バイク交換は無し、そのままですが、スピードに慣れたようで、それほど遅れはしませんでした。
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駐車場へ。が、素通りします。これからちょっと観光案内します。
まずは北条の街並みへ。竜巻の被害に遭った所ですが、ほぼ普及しているのでしょう。古くからの伝統を伝える歴史の町に戻っています。
 
ここからつくば道へ入ります。江戸の昔には、この道を籠でお殿様がつくば神社詣でをしたそうです。
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歴史ある街道を走ります。
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この道はまっすぐつくば神社まで伸びています。九十九折になっていないので、ものすごい斜度です。驚くことに、階段をコンクリートで埋めて、そのまま生活道路にしているのです。かなりの脚力がなければ、ペダルを踏みきれず、倒れてしまう道です。時間に余裕がないので、今日は途中まで。本当の急斜面に出る前にターンしました。
 
 
ここから官衙遺跡へ戻ります。
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この斜度ですから、下りもかなり気を使います。しかも車通りも結構あるのです。この集落唯一の生活道路ですから。
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平沢官衙遺跡前を通過。天気がよくて、気持ちよく走れました。
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「自転車って、面白いね。先行されて、遅い俺を待ってもらうのが嫌だったけど、もうそんな心配いらないんだね。」
 
返答に困ること言うなよ。これでも一所懸命やっているんだぜ。
自分のポジションが出せて、それなりのフレーム、部品で組んで、ビンディングペダルを使えばもっと速く、もっと楽に走れるな。でも、その必要は今のところないかなあ。サッカーと勉強でほぼ、手一杯だからなー。
 
帰りにイイアス寄って、ゼビオで特価のサッカーボールと特価の登山用ステッキ(最近膝の悪い母へのお土産)、それに消費期限が近い特価プロテインを買って渋滞する常磐道へ突入しました。

妻も私も公休です。
 
妻は趣味のピラティスが午前に入り、それの終了を待って電車でGo!常磐線で、千代田線直通明治神宮前へ。行先はNHKスタジオパークです。
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妻がはまりにはまっているあまちゃんの、じぇじぇじぇ展を開催中なのです。入口はいるとすぐにこの状態。妻のテンションも上がっています。この奥にはスーパーハイビジョン映像が流れていますが、こんなでかい画面なんて家庭ではもてあまします。何しろ壁一面です。映像の精細さよりコンテンツでしょう。つまらん映像を高精細で放送されても見ないぜ。
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時刻は13時15分くらい、スタジオパークからこんにちはの放送直前です。今日のゲストは愛之助さん、前説でも「半沢直樹」で有名な片岡愛之助さんですから、拍手も倍返しで、なんてギャグ挟んでいました。
 
本人登場では、後ろの方でエンジの腕が大きく振られているのが放送されていますが、あれは私の腕です。もしかしたらちょこっと顔も写っているかな?
 
さて、見学コースに行きましょう。三カ所に問題がそれぞれ3問、計9問出題されています。この問題を5問以上正解でハンコを一つ押してもらえ、じえじぇじぇ展開催期間の4週のうち、3つ以上ハンコを集めるとめでたくあまちゃんノートをプレゼントという企画になっています。ということは最低でもあと2週続けて来ないといけない訳で、地方から来る人には絶望的な企画です。
 
問題はすべてミズタク、いや違った、3択ですが、これが結構難しいのです。何回も書き直して、行ったり来たりとヒントを求めて、あるいは記憶を整理してどうにかこうにか6問正解でハンコと北鉄のチケットをいただきました。
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展示は撮影で使われた小道具、大道具、衣装があり、面白かったですよ。切符売り場と、軽食&喫茶リアスの入り口です。
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まさむねさんの運転グローブと鍵、お守り。鍵は複製キーでした。あの車、今は日本から撤退してしまったヒュンダイなのでどんな鍵か見たかったんですけどね。NHKだからなのか、車もマークが星印に換えられていましたね。飲んでいる発泡酒も実在のブランドではないくらいだから、仕方がないな。
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会社の男組の皆様、来年はこれ着て歌うぞ。今から練習だ!(で、衣装は誰が作るの?)
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ファン垂涎物のお宝がどっさり。
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無頼寿司の看板。よく作りこんでいるなあ。美術さんの苦労が忍ばれます。
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あまちゃんだけではありません。ダーウィンが来たのコーナーでは、撮影用特殊機器の紹介や、苦労話もあります。見ているとわずか30分、すぐに終わってしまう番組ですが、撮影する方は生態に合わせて色々な工夫をして、場合によっては専用の機器を開発して、そして気の遠くなる時間をかけて撮影しているのだそうです。
 
撮影対象を待つための、カモフラージュテントの内部が展示してありました。嬉しいことにストーブもありました。メーカー名は例によって消されています。双眼鏡はニコンを確認。
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見学後、東急ハンズへ行ってファスナーを探します。ファスナーはありますが、お目当ての10号コイルスライダーの付いている物は、裁縫用品コーナーにはありませんでした。鞄コーナーで発見!が、鞄についているもの。15,000もする鞄だけど。これドナーにするわけにはいかないよな。妻は、もう帰りたい、そのウエストポーチから取ればいいでしょう、もう十分汚いんだから、と言われ、帰宅後、そうしました。
 
午前にグリーンランダーの骨組みを直し、帰宅後はスライダー交換とビルジスポンジの制作をしました。これでまた、海へ出られるぞ。その記事は、また今度。
 
 
 
 

グリーンランダーのガンネルは、こんな感じで割れています。
右の溝がヒンジの入るところです。色が黒っぽく変色しているのは、海水が滲み込んできたためと思われます。
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違う角度から。ヒンジの金具に擦れて、塗装が剥げています。ここから滲み込んだのでしょう。傷んで来たらニスを塗って補修しているのですが、この部分は金具に隠れるところなので塗り直していませんでした。真鍮のリベットで固定されているので、おいそれと外すわけにはいきません。
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接着剤は2液式エポキシ系を使用しました。耐水性が高いので海での使用には向いていいるでしょう。両面に塗り、圧着させます。
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待つこと24時間以上。直った!かな?
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ファスナーのスライダーはウェブサイトをあちこち見ていますが、なかなか該当するものに行き当たりません。
このファスナー、なかなか使うところがないのでしょうか?
 
ところが、意外なところで発見しました。まずはジャックウルフスキンのサイクルザックです。そして、ブラックダイヤモンドのウエストポーチ。
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グリーンランダーのスライダーと全く同じものでした。ウエストポーチのこれ、ダブルスライダー仕様なので片方もらっても大丈夫、移植してしまいましょう。取っ手の取れたスライダーを戻しておけば今まで通りの使い心地をのこせるでしょう。
 
ビルジスポンジも新調しましょう。これ、淦汲み用スポンジなのですが、海水をしみこませて艇内から淦を抜くのに使います。
スポンジはジェーソンで一枚20円もしたスポンジをぜいたくに4枚も使い、破れた洗濯ネットを使ってケースを作るのです。
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グリーンランダーを早く海に戻らせなければ。ぐずぐずしていると冬になっちゃいますね。
 
忙しすぎて、昼ごはんは手軽に、これで作ります。ホットケーキミックスで作る、ベルギーワッフルです。
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出来上がり。これに朝の残り物などを平らげました。
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