三毛ジャガーの物欲日記

オートバイ、自転車、登山、カヌーカヤック、スキーなどアウトドアレジャーを楽しんでいます。物欲にまみれていて欲しい物は買う、戴く、無い物が欲しければ作ってでも手に入れております。

2012年08月

今日はザックへパッキングしてみました。
 
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重量は食糧込み、水抜きレーション抜きで、13.2㎏。
 
65ℓザックは荷物が少なすぎてガラガラです。水容器は、いつもは折りたためるナルゲンやプラティパスを持って行くのですが、このザックは少ない方への容量調節があまり利かないので、容量水増しのため(ダジャレのためでなく)、角型2ℓポリタンクを2個いれました。123Rも、コッヘルの中に仕舞うこともできるのですが、あえて出しました。
 
これにサブザックとしてモンベル エクストラポケットLをつけて行こうと思っていました。甲斐駒アタックはザックを駒津峰にデポし、エクストラポケットで軽身で行こうと思っていたのです。でも、この軽さではそんなことしなくてもいい感じです。デポは盗難、いたずらの危険もないわけでは、ないですし。
 
こんなに容積に余裕があるんじゃ温泉セットにバスタオル入れようかな?
 
 

いよいよ来週早川尾根と甲斐駒なのですが、暑くてバテ気味、準備があまり進んでいません。仕事が急に立て込んだりしていることも原因に挙げたいところです。
 
山旅は、できるだけテント、テント禁止の場合には(しかたなく)山小屋素泊まりを旨としている私なので、今回も当然テントを持って行きます。
 
ケチだからではないですよ。お金がないから、と言われるとうなずくしかありませんが。とにかくテントが好きなのです。そして、自分で担ぎ上げたもの以外で生活することに違和感を感じるのです。ヘリで上げた食事を食べることを潔しと思えないのです。
 
大学時代、サークルで八ヶ岳の県界尾根を登った時のこと。予定では行者小屋まで下りて幕営の予定でしたが、天候が悪化し断念、展望荘にお世話になることにしました。食事を作ろうと、雨の中合羽を着て外でストーブのプレヒートをしていると、展望荘のご主人が声をかけてくださいました。
「土間があるから、中でやっていいよ。あなたたちはストーブを使い慣れているみたいだからさ、炎上なんてさせないだろうから。」
お言葉に甘えて、山小屋内でストーブを使わせていただきました。そして、小屋の食事を食べないのに申し訳ない、と詫びると、
「自分で担いできたものを食べる。山なんだから当然だよ。商売だからね、いろいろ工夫してやっていて、たぶんバイキングなんてうちが初めてだと思うけど、これだって高いのに少ないっていう客が多いから始めたんだ。まずい、少ない、高いって毎日苦情言われていたから。これで少ないだけは言われなくなった。だいたい、担ぎもしないで文句言うやつなんて、山来ちゃいけないんだよ。どうやって持ってきていると思っているんだろうね。テント担いできて、食事も持ってきて、悪天候だから逃げ込む。理想的だよ。俺は正しい登山家は商売にならなくても大歓迎だよ。」
と言ってくださったのです。そんなこともあり、幕営にはこだわりを持っています。
 
さて、理想の山岳テントの条件として、①自立式であること ②雨でも出入の時にテントの中に吹き込みにくい構造であること ③結露が少ないこと ④組み立て、分解が容易であること ⑤なるべく軽量であること ⑥風に耐性があること ⑦換気が良いこと ⑧虫が寄り付きにくい色であること、などを挙げたいと思います。さらに言えば、経済的に長持ちする材質、構造であってほしいものです。
 
①をクリアするには最低2本ポールが必要で、⑤をクリアするには最高で2本までで済ませたいところです。
 
②をクリアするには、前室が設けられるダブルウォールテントであるべきで、それは③、⑦もクリアさせやすくなります。
 
④は片閉じスリーブ式が良い、という向きもありますが、組み立てはともかく、分解時にはポールが中で外れてしまわないように押し出す必要があり、また、ポールを入れたり引き出したりする時に、ほかの方の敷地内に入らないように気を使う必要もあります。なので、フック式の便利さを知ってしまうと二の足を踏んでしまいます。
 
⑥はあまり全高が高くなく、風をはらみやすい突起が出ていないものが良いと思われます。
 
⑧は、どの色がいいのか、実験したことがないのでわかりません。アライテントはフライの色が選べたりしますが、虫が寄り付きにくい色はどっちかわかれば、そちらを選びたいところです。
 
以上のような結果、2本ポール交差式、ダブルウォール、フック式の、山岳テントが私の好みということになります。そして、プロモンテ(DUNLOP)VLシリーズなら、ほぼ文句なしという結果から、VL31を所有し、十分満足しています。
 
しかし、山行形態によってはこのテントも万能ではありません。妻の参加の時は、多少重くても(私ががんばればいいだけなので)居住性の良いテントの方が当然良く、その場合にはポールが凝っていてやたらと重いK405を、車やカヌーなど、重量を気にせずに済むならさらに居住性がよく、耐風性も高い5本ポールのヨーレイカ!マウンテンパス5を使用しています。
 
今回は単独行です。以前はその場合でもVL31を使用していました。しかし、無駄に広いテントはやはり重量も無駄なので、2年前にオークションで落札したのが今回使う予定のモンベル ブリーズドライテック モノフレームシェルター ヘキサです。点検のため、張ってみました。自立しないので重しを使用します。
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このテントは、上で上げた理想とはことごとく相反します。自立しません。シングルウォールテントです。雨の中、ファスナーを開けると容赦なく吹き込みます。透湿素材ですが、やはり結露します。2名で寝ても、荷物も入れられるスペースは十分ありますが、壁から離しておかなければなりません。構造上、横からの風に耐性がありません。スリーブ式で、片閉じでもありません。換気は出入口の上部、もしくは扉を開けて行うだけです。吹き流し式ベンチレーターはありません。ブリーズドライテックは、説明書にもある通り、大変にデリケートで、長期の使用には不安があります。
 
メリットは、軽いこと。組み立て、分解も、ポールが1本のせいもあり、スリーブ式の割には簡単です。フライがないのは組み立ての手間が半分以下という感じです。他には安い、というか安かった以外、これといったメリットは感じません。
 
でも、これでいいのです。この製品には、テントではなく、シェルターという名前を与えられています。テントまで要らないからツェルトにしようか、という時に、ツェルトより快適に過ごせるその中間的な存在ととらえると、メリットが見いだせます。宿泊予定が、稜線のテン場ではない、大雨が降りそうではない、雪は降らない季節、と限定すると、これで十分快適に過ごせます。
 
実測重量の比較(すべてケース、張綱を付けた状態)
 
VL31
ポール 450g
本体   920g
フライ  576g
 
合計  1,946g
 
ヘキサ
ポール 229g
本体 1,094g
 
合計 1,323g
 
どちらもペグはほぼ同じペグで、本数も同じ8本です。ケース込みで110gでした。結構違うものでしょう?ダイヤやビビィザックだと、どんな感じなんでしょうね。海外メーカーだと、棺桶タイプもありますが、あれだと腰痛くなりそうな予感。
 
 

今日は息子の第一志望高校の説明会に行き、一日のほとんどをつぶしてしまいました。
 
とにかく暑くて冷房の部屋からなるべく出ずに済むことをしようと、次の山行に持っていく予定の123Rの手入れをしました。このまま持っていても大丈夫なコンディションですが、一応各部の点検と、煤落とし、さらにピカールで磨きを入れました。単独行で、予備機も持っていかず、万全の態勢で臨みたいのです。
 
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もう20年を超える使用ですが、パッキンとニップルの交換を1度しただけです。B級品をアウトレット価格で買ったのですが、どこが規格外なのか、いまだにわかりません。点火試験の様子です。これはさすがに室内というわけにはいかず、外で行いました。日がだいぶ傾いていますが、コンクリートが熱を蓄えていて、何もしなくても汗が吹き出ます。
 
きれいな燃焼です。写真で見ると赤い焔が多いように感じますが、実際にはほぼ青く燃えていて、このストーブとしては良好な燃焼です。もっと時間をおけば、さらにきれいな燃焼になってきます。
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秋の平日のテン場に響く直噴サウンド。今から楽しみです。
 
本日の夕食は、我が家産のゴーヤのてんぷら、同じくミニトマトのサラダ、自家製塩麹漬けのしゃけ。ご飯は私が炊く、ダッチオーブンの釜めし風。ブログをお読みの皆様には、また釜めしか、とお感じでしょうが、妻は今までの3回を食べていないので、これでいいのです。


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いま、最初から読み終えました。
blogは上へ上へ積み上げるので少し読みにくいのと縦書きがやってみたかったのでHPと使い分けをはじめました。どっちも老人のボケ防止みたいなもので、貴殿の生き生きしたこのblogのようにはいきませんし、縦書きを直にwebに乗せることは出来ないようなのでガッカリ。縦書きは写真にしたものを貼り付けているだけです。そもそも基本的に、web世界では長いテキストは読んで貰えませんね。
自転車、、いいですね。あのひっくり返って乗る自転車、面白そうですね。組み立ても相当の練達を感じました。あれに載っている人は目立ちますね。過去に数回しか見かけたことがありません。
先日は家族ご一緒でテントを持って八ヶ岳に。大いに楽しめたようで何よりです。
ご一家充実の日々に声援を送ります。 削除
2012/8/25(土) 午後 9:31
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私の拙い文をお読みいただき、恐縮です。山のmochiさんのような深い教養と知性と、そして社会正義とに満ちた文を書く方の前には恥ずかしくてお出しすべきものではございませんが、無教養なりに駄文を並べることを楽しんでおります。 削除
2012/8/25(土) 午後 9:54
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今日は仕事に行く前に、庭の手入れと収穫をしました。
 
最近まとまった雨がなく、雨水収集システムの主タンクは空、副タンクも3分の2程度まで減ってきています。こちらが主タンク。ガレージの半分の面積の雨を取集できます。最大90ℓ。排水は雨水ますへ直結、流し台はステンレス洗面器に穴をあけて、排水パイプをくっつけたものです。紫外線劣化を防ぐために屋根と壁をかけてあります。
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こちらが副タンク。駐輪場の屋根の面積の雨を集めることができます。容量は45ℓ。オーバーフローした分は竹樋を伝わり、壺の中へ。壺からあふれた分は枕木の隙から下に流れ込み、そこには浸透桝が埋設されています。激しく降るとそれだけでは問題になるので、ステンレスフレキパイプの容量を超える分は私道の雨水ますへ流すようになっています。
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和室から見たときに、ゴミバケツ副タンクが見えないように垣根で目隠ししてあります。
 
ゴーヤです。3階ベランダの手すりを越えてしまいました。2階ベランダで、プランターを使って栽培していた時には3階ベランダの柵を超えるくらいのところで夏が終わってしまいました。直植えだと、やはり勢いが違います。ザクロの木にも絡み、伸びたい放題になっています。
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ゴーヤの実です。収穫も良くできます。特に今日収穫したものは400gあるもので、今年一番の大きさでした。
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昨日は太陽光調理の時間が不足し、わずかながらもガス火を使用してしまったので、今日は昼食のために9時から太陽に当てています。皮肉なもので、今日は雲が多いのでうまくできるかどうか。仕上がりは後程追記します。
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追記
結局太陽は雲の中、温度が思うように上がらず、3時間加熱しても温度は52℃までしか上がりませんでした。やはりガス火で5分加熱する必要がありました。
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調理終了後からカンカン照りになってきました。太陽光発電の電力モニターで確認すると、みごとに調理中の日照不足が見て取れます。雲さえなければ11時台に一番発電量が多くなります。
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うちの太陽光発電システムの紹介。
メーカー シャープ
出力 3.648Kw 本当はもっと載せたかったけど、後述。
パネル 多結晶 192w×19枚
仰角 10度
方位 南、わずかに東より
 
積水ハイムは、太陽光発電では実績があり、安心して任せられます。別注の専用パネルを、屋根に合わせた専用金具でクランプしていくので、屋根にまったく穴をあけずに後付できます。強度、耐風性を計算し、必要な補強を入れてくれます。また、うちの場合だともっと載せられそうなのですが、耐風性からさらに補強が必要になるので、金額的、重量的にはこれくらいでバランスが良いとアドバイスをくださいました。ファミエス城東支店の店長さん、ありがとうございました。
 
今年3月に発電開始、もうすぐ累計10万円分の電気を発電できます。8年くらいで元をとれるかな?

本日の葛飾区の天気 快晴
 
先日、日曜芸人という番組でエコクッキングをやっていました。なぜかこの番組の大ファンである娘は、やってみたくて仕方がありません。数年前にソーラーオーブンで調理したけど、覚えてないのか?
 
ということで、前回は横川の釜めしのどんぶりで釜めしを作りましたが、今回はソーラーオーブンを使って釜めしを作ってみることにしました。材料は前回と同一、米は1.5合にして、舞茸はなかったので入れていません。
 
ソーラーオーブンは10年以上前に、おんぼろ市で買ったのですが、実験的に数回使っただけでずっと眠らせてありました。正直な感想として、実用として使うにはかなり無理があります。
 
実用として使うには無理があるポイント。
 
○熱量が足らず、調理にものすごく時間がかかる。一度セットすると向きを変えるのが大変だが、地球の自転速度から調理中に向きを変えなくてはならないことになる。
 
○放物線反射炉(こう書くとかっこいいけどな)を風船状にして、オーブン(黒塗りコッヘル)を中に入れるので、風に弱い。オーブンをひっくり返してしまうことあり。
 
また、目には良くないです。サングラスをかけるように指示されていますが、遮光率の高いものをかけていても結構くらみます。短時間の作業でできるようにした方がよいでしょう。
 
それはともかく、まずは中身の確認。SOLTACというブランド名がプレスで蓋に入っています。
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オーブンの中に、すべて仕舞えます。左の針金細工は脚で、太陽高度に合わせて高低2段階になります。手前のアルミ箔が放物線反射炉です。
 
さて、さっそく加熱開始。
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太陽高度に合わせて置く位置とスタンドの高さを選ぶことになっていますが、具体的な数値は記されておらず、適当と思われるあたりにしてみます。この状態で1時間、あまり期待せずに開けてみると、熱い!取っ手を軍手で持っていても熱いです。そっと取り出し、蓋を開けてみると、うーん、今一、水気がまだ多く残っています。もう少し入れておけば炊けそうではありましたが、子供らはお腹も空いているのでここで中断、ガス火に5分かけ、強引に完成させました。
 
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皿に盛ってみると、こんな感じです。味は火で炊いたものとは明らかに違います。食感がやや硬めなのは低温炊きだからでしょうが、芯からほっこりしていて、遠赤外線でじっくりあぶった感じが出ています。
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息子も娘も、おいしい!!と言って食べていました。まあ、エコといえばエコですが、この製品を作るのと販売するのに使ったエネルギーを考えれば、元をとるのはかなり困難でしょう。
 
さて、来月の山行のプランもできてきました。甲府から広河原行のバスに乗り、終点下車が1058。広河原峠へ登り、早川尾根小屋で幕営。2日目は早川尾根縦走し、アサヨ峰を超えて仙水小屋で幕営。3日目に甲斐駒へ登り、北沢峠へ下山。
 
仙丈や北岳から甲斐駒は見てきましたが、登頂は初めてになります。南アルプスの北側は交通の便がいいので長期休暇の取りにくい私には都合の良い山域になっています。名著、「山行十話 晴れの日ばかりが山でなく」(望月孝一、西田書店)を読むと、南、南アルプスの茶臼岳には一度どうしても登らなければ気が済まない気持ちになってきます。しかし、南の南はどうにも交通の便が悪くて、アプローチが長すぎ、何か工夫をしないと短い休暇では満足な山行はできそうもありません。東海フォレストのバスが山小屋宿泊者のみ送迎とか言わず、有料でいいから乗せてくれませんかね。それか、テントあきらめて宿泊するか、ですね。
 
南の南の話のついでに、北の話を一つ。北朝鮮を「北」と書く新聞社がありますが、あれはぜひともやめていただきたい。主筆の気に入らない国かもしれないが、それでも1国ではあるので、きちんと呼称するべきでしょう。正式名称は確かにおかしく、民主主義でも人民共和国でもなく、専制君主制の独裁国家であることは間違いありませんが。
 
そんなことよりなにより、わが高校のクラスにおいて、最も美しく、全男子憧れの君であった(予想。事実は未確認です。)「北」さんと、よりによってあの国とを同じ呼称するとは、C組男子に対する侮辱以外の何物でもありません。
 
先日葬儀で「北」さんにお会いしたので、さらにその思いを強くしました。

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