「電気ケトル壊れちゃった。今度の休みに買ってきてよ。」
と妻。妻の命令に許された返事はわずかに3つ、ハイかイエスか喜んで!のどれかなのですが、今回は逆らうことにしました。ここに私の楽しみがあるのですから。

電気ポットは象印のCK-HA08です。
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症状は通電しなくなってしまっていること。考えられるのは断線か接点不良ですね。どちらの疑いもテスターでわかるでしょう。早速導通の確認をしてみましょう。

まずはベースから。本体に比べて構造が簡単ですから、チェックするならこちらからやった方がいいでしょう。

接点を出すために分解します。分解しにくいようにいじり止め付きトルクスネジが使われています。これはありがたいですね、プラスネジだと錆びついてナメやすくなりますからね。もちろん工具は持っています。
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これでは断線しなさそうだなあ。ケーブルが動くところがないや。
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テスターを当てて導通をチェックしていきます。ここで面白いことを発見しました。中央の穴、スライド蓋付き中のスリーブの内側と外側と3接点あるのですが、中央の穴の部分の接点につながる平型端子がついていますが、ここには配線がされていません。スライドの蓋付きの内外の2接点で電源をケトルに送っています。中央の接点は他の製品、つまりはハイグレードタイプでは使うのでしょう。
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もちろん、中央部は絶縁されています。
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それ以外の2接点はちゃんと導通が確認できました。なんだろう。いや、導通が安定していないな。もしかして接点の汚れか酸化被膜化か何かで導通不良を起こしているだけかも。

それならこれでどうだ、接点復活剤です。

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念の為ケトルの方にも吹いておきましょう。
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すべて戻して、試しに湯を沸かしてみます。どうだ。

おお、通電したぞ。そして湯が湧いた!勝利の白湯を飲みながらこれを書いております。



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