先月息子の家で隔離生活を送っていた時、まさか息子のベッドに寝るわけにはいかないのでコット(組み立て式簡易ベッド)を使用していました。昨年秋に買ったこのコットはドン・キホーテでかなり安価に買えたのですが、その分品質に劣る部分があり一部修理していました。

やがて息子も戻ってきて同じ部屋で一緒に寝泊まりすることになったのですが、深夜恐れていたことが起こりました。ミシミシと言ってコットの腰の部分が沈んできました。また生地破れちゃったな。息子は寝ているので音を立てるのは憚られ、凹んでない反対側に体重をかけてそのまま朝まで休みました。さらに次の日、反対側も沈み込んでしまいました。夜中にドン!と落ちると怪我してしまうかもしれないし、第一他世帯が何人も住んでいるアパートで深夜に起きな音を出すのはご法度です。コットの脚を抜いてローモードにして休みました。

ようやく時間が取れるようになったので、本格的に修理しましょう。まずは現況の確認から。下の写真の様スリーブになっている部分の端がほつれてしまっています。
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どうせ修理するなら本格的にやりましょう。リッパーで生地を留めているバイアステープをほどきます。
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そこへ補強用のストラップを縫い付けます。このストラップは100円ショップで売っていたスーツケースストラップです。
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待ち針を打ってミシン掛けします。
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そのままではまた体重をかけると生地が破れてしまうことでしょう。半分に折って倍の厚さにしてしっかりと縫合します。
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脚の取り付け部は元からついていたバイアステープを戻します。
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端も元からついていたバイアステープを縫合します。
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それをミシン目に合わせて生地と縫い合わせ、スリーブを作ります。
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生地の破れ予防としてバイアステープの内側も縫合しました。
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ストラップはかつて作ったザックで使った残りだったので長さが足りませんでした。しかたがないなあ、もう一本買ってくるか。
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こんな感じに出来ました。
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組み立ててみました。万全ですね。しわもなくしっかりと張れています。寝転がってみましたが、壊れることはありませんでした。長く使うとどうかは分かりませんが。
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ミシンを出したついでにケースも手を入れました。ファスナー修理とデイジーチェーンも付け直しましょう。破れやすい生地に裏打ちなしにデイジーチェーンが縫い付けられているのでどうも信用できない感じです。
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ファスナーのスライダーが抜けてるようになってしまったので、とりあえず糸で抜け止めを作っていたのですが、今回15㎜ストラップを使ってエレメントの最後の部分を処理をしました。ついでにスライダーが不要に開かないようにする工夫もしてみました。モーターサイクルに積載する時にファスナーが開いたら大変ですからね。
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デイジーチェーンの裏打ちには先ほど買ってきたスーツケースストラップの余りを使用しました。
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デイジーチェーンの端は純正っぽく縫合部から出ているようにしたいので、リッパーで糸を切ります。
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そこへ差し込み、ストラップを縫い付けます。このストラップも100円ショップの商品ですが、しっかりした材質である上に反射材が付いているので、夜間走行では後続車へのアピールにもなることでしょう。縫合モードはかん止めを使いました。
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完成です。
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来月には本格的にこれの出番もあることでしょう。今から楽しみです。



価格の違いは品質の違いでしょうね。

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