12月7日 手術当日のその後

手術を終え、息子の送迎で自宅に帰ったら夕食が用意されていました。痛みはそれほどは感じていませんが、だるさと頭痛で食欲はあまりありませんでした。それでも何とか食べ終えて、処方された薬を服用しました。
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処方された薬を一回分ずつダイソーで買っておいたピルケースに仕分けして入れます。今回処方された薬は以下の通りです。

◯サワシリン錠250㎎1日3回×3日=抗生物質
◯ヘモナーゼ配合錠1日3回×5日分=地の痛み、腫れ、かゆみを和らげたり、手術後の治癒をうながす。
◯ロルカム4㎎1日3回×5日分=炎症を和らげ、痛みを抑える。
◯ビオフェルミンR錠1日3回×5日分腸の調子を整え、下痢などを改善する薬。
◯マグミット錠250㎎1回2錠1日3回×5日分=過剰な胃酸を中和し、便通をよくし、尿路結石を予防する薬。一般名酸化マグネシウム錠 通称カマ

激しい痛みが出た時のために、頓服薬もいただきました。
◯ジクロフェナクNa錠25㎎=炎症を和らげ、痛みを抑えたり、熱を下げる薬。
◯テプレノンカプセル50㎎=胃粘膜を保護修復する薬。

内服薬以外では、外用薬としてプロペト(一般名白色ワセリン)とガーゼに脱脂綿をセットした物もいただきました。

当日は入浴不可なので、早々に寝床に付きました。

12月8日 術後1日目 

6時起床です。朝目が覚めたらきっと麻酔も完全に切れているだろうから激しい痛みなのではないかと心配していましたが、思ったほどではなく一安心しました。しかしお腹の調子が良くありません。抗生剤を服用しているせいか、もしくは麻酔で内臓も休んでしまっていたからなのか。こぽこぽと発酵しているような感覚がお腹にあります。朝食後、トイレで排泄をします。が、何という事でしょう、昨日からカマ(マグミット)も服用しているというのに、兎糞が出てきます。痛い、いたたたた、痛い~!(痛みレベル7)量はわずかです。もともと排便の量は多めの私ではまずめったにない少量だけなのです。また、せっかく手術をしたというのに肛門に腫れが感じられます。プロペトを塗布した脱脂綿で養生したら、ボクサーブリーフを穿いて固定します。医院から頂いている術後経過まとめでは「傷み軽度」とされている日です。これで傷み軽度なの?

トイレでずいぶん時間を使ってしまったので遅くなってしまいました。外は冷たい雨です。すると妻が、実習に行く娘ともどもクルマで駅まで送ってくれるというではありませんか。

娘も京成線を利用するので一緒に車両に乗りました。高砂駅で反対方向へ行くのでお別れです。いいなあ、あっちは空いているからなあ。各駅停車上野行きは特急ほどではないにしろ混雑していました。空いていても座れないな、血が染みる恐れがるからな。

小村肛門科到着して受付後、すぐにトイレに駆け込みます。便を柔らかくスムーズに出るようにと水分を多めに摂ってきたからでしょう、排尿が多量に溜まっていたのです。トイレから出るとすぐに呼ばれました。この医院では手術後2週間以内の人は優先的に診察を受けられるのです。この仕組みはありがたいですね。

診察台で診ていただき、経過は良好と言われました。入浴は今日から大丈夫、入れば入るほどい位なので毎日、できるなら一日2回くらい入ってもいいと言われました。排泄後と入浴後にポステリザン注入薬を入れるように言われ、診察時に入れていただきました。硬便が出たという事を伝えると、カマを服用する前の残渣があるからそれが出切れば大丈夫、と言われました。出切るまで!そうか、これ出さなければならないのか。

診察後、ヒラタ薬局に寄って薬をいただきました。ヒラタ薬局店主から、これから痛い時期があるけど日が経てば必ず良くなるからそれを信じて頑張ってくださいと言われました。

帰りは京成高砂駅での乗り換え時間がそこそこあったので、駅構内にあるHOKUOというパン屋で今日の昼食にするパンをいくつか買って帰りました。

家ではなるべくごろごろしているようにとの指示を守るため、コットの上にブラッカンマットを敷いて暖かくして寝ながら録り貯めていた映画などを見て過ごしました。お腹のゴロゴロ感は常にあり、トイレに向かいますがその度ごく少量の兎糞だけが出る感じですっきりはしませんでした。

※痛みレベルは0無痛~最高値10で表現しています。

12月9日 術後2日目

今日もお腹はゴロゴロとしています。朝食後にも排泄はありましたが、まだごく少量の兎糞です。(痛みレベル4)便に比べて出血の方がよほど多い感じです。昼ご飯を食べた後から腹痛が酷くなってきました。大腸が活発に動きだしてきた感じがします。どうすることもできないので水分を多めに摂り、映画を見ながら気を散らしたりしてやり過ごします。明日の朝に抗生剤が飲みきりになるのできっとそれからはお腹も改善されると自分に言い聞かせて耐えます。

昼にはコンビニまで歩いて行き、母の日用品費の支払いをしてきました。寝っぱなしではどうも体が思わしくない感じがしたからです。お腹も歩いてこそ調子が取れると思ったのです。

夕食後、再び排便がしたくなりますが、血液以外何も出ませんでした。(痛みレベル4)参ったなあ。硬い便が栓をしてしまっているような感じがするぞ。さらに入浴前にもう一度トイレに入ってみます。肛門のところに硬い便が詰まっています。これさえ出れば楽になる、ええい思い切って出しちゃえ。腹部を手で圧迫します。さあ出るぞ、ぎゃー、痛い!(痛みレベル9)マジか、この痛さ!大丈夫かなあ?手術創が裂けたりしていないかなあ。トイレ内は血液で真っ赤です。出た便は赤い水の下で全く見えません。

そのまま浴室へ行きました。シャワーをそのまま当てると痛いので、絞って水流を弱くして当てます。思ったより血液は出てきませんでした。直腸の中で出血しているからなのでしょうか。たっぷり40分ほど入浴したら痛みは随分と引いてきました。でも何かお腹は相変わらずゴロゴロ、ポコポコしています。

12月10日 術後3日目

妻も公休だったので今日は一日家事は全て任せ、一日ゴロゴロしていることにしました。朝食後薬で抗生物質は飲みきりになります。これでだんだんとお腹も調子を上げてくることでしょう。朝食後にトイレで再び硬い便が出ますが、その後多量の柔らかめの排便がありました。(痛みレベル6)今まで出足りなかった分をまとめて出せた感じです。最初から柔らかいのが出ていれば、手術創も早く治るだろうに。量も少ない人ならなおいいのでしょう。

これで山は乗り切った、と思っていたらそれは大間違いでした。医院から頂いている術後経過まとめでは「一時的に傷みが増すことがある」とされている日程です。その後、日中に5回も排便があり、その都度かなりの量が出てきました。柔らかい便ではあるものの、やはり出血はひどく猛烈な痛みを感じます。(痛みレベル7~8)12日から職場復帰、しかも初日は当直です。これ無理だな、こんなに痛いのでは到底仕事にならないでしょう。出血も多くなってきました。

今日分かってきたことは、つまり手術創は他の部位の傷と違って排便がある度に「開かれる」という事なのです。排便の回数が多かったり、大きい便が出たりすると破壊が傷口が直るより上回ってしまい永遠に治らないのではないかという心配がしてきました。例えば、腕に切り傷を作ってしまったとして、それを一日に何回も出血するまで開いていたら、そうそうは治らないでしょう。

勤務表で当直を代わってくれそうな日程の人を探しますが、運悪く好都合な人がいませんでした。そもそもギリギリの人数で回していますからね。仕方がないで、何とか仕事をやり切る工夫をしましょう。

通院のない中2日がようやく終わります。この2日間は色々あったので正直かなり不安で長く感じました。

12月11日 術後4日目

今日は通院日です。頂いていた5連休の最終日でもあります。中2日通院していないだけなのですが、その間にいろいろなことが有ったので心待ちにしていました。朝食前に排便があり(痛みレベル7)、朝食後にももう一度多量の排便がありました。(痛みレベル8)

バス、電車で小村肛門科へ。早速診察を受けます。患部を診ていただき、経過良好と言われました。今まであったことを話すと、固い便が出てしまったのは良くはないが「おむつをしていても血液が漏れ出てくる」ほどでなければ問題ないということ、しかし一日4回の排便があるのはさすがに出過ぎで、下剤の調節をした方が良いと言われました。どう減らせばいいのかは個人差があるが、まずは昼だけカマを抜いて朝夕だけ2錠ずつ服用してみてはどうか、と言われました。また、激痛時には無理しないで痛み止めのジクロフェナクNaを服用した方が良いとアドバイスを頂きました。どの程度の痛みになったら服用したらいいのかわからず、一回も飲んでいなかったのです。内服薬はもう飲みきりになってしまうのでその続きの処方を受けますが、ロルノキシカム4㎎=(痛みを和らげ、炎症を抑える)と酸化マグネシウムだけになりました。

京成高砂のアンテナショップに立ち寄りました。明日から出勤で、5連休頂いたので同僚へ差し入れを持って行きたいと思ったので立ち寄りました。下町チーズケーキを購入しましたが、とりあえず4つだけにしました。妻から、白鳥のドウゼンで買えという指示が出ていたことを思い出したからです。うーん、白鳥かあ。行けるかなあ。

帰宅後、娘に相談したら車出してあげるから一緒にドウゼン行こうと言ってくれました。それはありがたいことです。早速タントでドウゼンに向かいます。
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駐車場がなかったので近くのスーパーに停め、ドウゼンでの買い物が終わったらそこで飲料などの買い物をしました。その帰りに母のいる老健へ洗濯物の入れ替えに行きました。

帰宅後はおとなしく横になって明日の当直に備えて止血に努めました。

内痔核根治手術3に続く



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