男4人南房総を走る(上編)の続き
2019年3月10日
道の駅ちくら潮風王国を出たら西へ向かって海岸通りを走ります。

潮の匂いが濃くて海に来ていることを感じます。もちろん目にも!

これから行く先に黒い雲が見えますね。大丈夫かなあ。とりあえず、橋を渡りましょう。

橋の上からはなかなかいい景色です。

この辺りは防潮堤もなく、気持ちの良い走りが堪能できました。

410号線に出てさらに西へ向かいます。
「後ろから前へ行きたがっている車が一台。」
「了解、そこのバス停を使って前へ行かせましょう。」
「了解。」
「了解。」

インターコムがいい感じです。名倉でR410は左折ですが、直進します。

そして次の信号で右折。ここからが本日走りでは一番のお楽しみ、かな?安房グリーンラインです。

しかし、この辺りからぽつぽつと雨が降ってきました。でも大丈夫、もうすぐ屋根の下を走るのさ。

結構長いトンネルでした。

さあトンネルを抜けましたよ。あ、こりゃだめだ、本降りになっています。
「防水でないデバイス持っている方、どうしますか?一回止まりましょうか?」
「大丈夫、これくらいなら何とかなる範囲。このまま行ってください。」
「俺のも安物だから安心ではないけど、一応防水だから大丈夫。」

くそ、晴れていればいい景色なんだけどな。そしていいワインディングだよ。

段々雨が強くなってきました。困ったな、どうしよう。

あ、桜が咲いている!春だなあ。それにしてもこの雨何とかならないかなあ。

県道188号線との交差点に出ました。ここを左折します。これで山から下りられるから、雨は止むかな。

いやだめだ、かえって強く降ってきたよ。

もうじき明るい空の下に出られるぞ。もうちょっと。

やっと止んだよ。けっこう濡れたなあ。

下真倉の交差点に出ました。ここを直進します。ここから先は地図を見ながら市街地をナビゲーションしなければならないので、慎重に行きます。なにしろ4台をコントロールしなければならないので、間違えると厄介なことになるのです。

ここまではあっているな。

よし、ここまでくれば大丈夫。ここを左折して橋を渡れば後はまっすぐです。

この辺りも結構降ったようで、路面が濡れていました。

そして、赤山地下壕跡へ到着です。駐車場へ車両を入れます。そして地下壕探検の準備をします。

200円のチケットを購入し、名簿に名前を記入したら、ヘルメットを被って探検に出発!

ここから入ります。うっそうと茂った樹木の中にぽっかりと開いた入り口が不気味です。

入坑!

入り口付近はずいぶん大きく掘られています。突き当りには200馬力ディーゼル発電機が2基据え付けられていたのだそうです。排気はどこから出していたのかな?

迷路のような地下壕を順路に沿って進みます。細い部分を抜けるといくつもの部屋がある通路に出ました。

地層が綺麗に見られます。砂岩でできているようだと山のmochiさん。

ストロボを焚くとなにやら白い物に反射してしまいます。

天井に碍子が残っていました。どうやら通路の天井中央に送電線が設置されていたようです。

この先は立ち入り禁止になっています。安全が確認できていないのだそうで、落盤などがあったら困るので、もちろん入るようなことはしてはいけません。その部屋にも碍子が残っていますね。

この壕の中にも生き物がいました。蝙蝠も飛んでいたし、大きなゲジゲジもいました。

ヘルメットを天井にぶつけるような所もあれば、このように天井が高い所もあります。測量もろくにしていないようで、てんでバラバラに掘られているようです。

豪内で4人そろって記念撮影。うまく写らず、顔がはっきりしないのでそのまま掲載します。再帰反射材の貼られているコミネのジャージ、パンツは目立ちますね。写真を見て、安全に大変役立っていることを感じました。

これはお風呂だそうです。戦時中に入っていたのではなく、戦後のキノコ栽培の人が使っていた物だとか。

ここはガンルームと呼ばれていたという証言があるそうです。敵性語使って大丈夫なのか?それはともかく、将校たちの部屋で、四角い切込みには御真影を入れていたのだそうです。

この部屋にももちろん電気はひっぱって来ていますね。碍子が残っていました。ベースの木片もここではそのまま残っていますね。

ここにも外とつながる出口がありますが、現在は出入り禁止になっています。

山のmochiさん、「断層があるね。」と。

なるほど、1mほどはずれていたでしょうか。見事にずれています。

色々な発見があったのは、それぞれの知識のある4人がそろっていたからですね。一人で来た時には本当にわずかなことにしか気がつかなかったのです。仲間と来る楽しさはここにもあるのですね。
さあお腹もすいてきたし、そろそろ昼食ポイントへ河岸を変えましょう。

赤山地下壕からわずかに1.6㎞、渚の駅たてやまへ来ました。さあ海鮮を堪能するぞ。まずは焼玉エンジンを楽しみましょう。

げげ、なんだこの混み様は!レストランの待合名簿にはずらりと名前が並び、到底1時間では食べられそうもない感じです。

さあどうする?この辺りで探すか?それとも、、、、。
4人で合議した結果、次の崖観音をパスし、道の駅保田小学校へ直行、そこで食べて、崖観音の代わりに灯篭坂大師を見学することにしました。お腹も空いたし、とっとこ行きましょう!
男4人南房総を走る(下編)へ続く
相変わらず軽快な旅のご案内で読んでいて楽しかったですよ。
断層の写真は初めてのような気がします。今まで見ていても人ごとで気がつかなかったような気がします。1mもずれているなんて、専門家がいないと気がつきませんね。
私のご先祖は鋸南町です。スイセンで有名だそうですが行ったことはありません。
断層については、そこは博識な山のmochiさんが同行してくださっていますから、見事発見となったわけです。私が最初に一人で来た時には地層のゆがみ位にしか思っておらずスルーしてしまいました。水仙はまだまだ咲いています。鋸南町を訪れた下編で紹介する予定です。
赤山地下壕、見応えがありました。
自衛隊の直轄管理では無く、第三セクター方式で管理しているようですね。
赤山地下壕跡は是非、未公開部分を減らす努力をしていただきたいですね。全貌が分かるとまた違った何かが見えてきそうです。戦争の理不尽を垣間見れる施設ですので、展示にももう一工夫欲しい感じもしますね。資料がほとんど残っていないというのは残念なことです。
動画での編集もしてみようかと思っています。しばらくお待ちください。